アウトロー (1976年の映画)
| アウトロー | |
|---|---|
| The Outlaw Josey Wales | |
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| |
| 監督 | クリント・イーストウッド |
| 脚本 |
フィリップ・カウフマン ソニア・シャーナス |
| 原作 | フォレスト・カーター |
| 製作 | ロバート・デイリー |
| 製作総指揮 |
ジェームズ・ファーゴ ジョン・G・ウィルソン |
| 出演者 |
クリント・イーストウッド チーフ・ダン・ジョージ ソンドラ・ロック |
| 音楽 | ジェリー・フィールディング |
| 撮影 | ブルース・サーティース |
| 編集 | フェリス・ウェブスター |
| 配給 | ワーナー・ブラザース |
| 公開 |
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| 上映時間 | 135分 |
| 製作国 |
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| 言語 | 英語 |
| 興行収入 |
$31,800,000[1] |
『アウトロー』(The Outlaw Josey Wales)は、クリント・イーストウッド監督・主演のアメリカ合衆国の映画。1976年製作の西部劇。
概要
[編集]アメリカ建国200年記念として製作された西部劇。南北戦争後の時代を舞台として描かれた作品。第49回アカデミー賞では作曲賞にノミネートされている。また、1996年にはアメリカ議会図書館に永久保存するフィルムに選ばれている。
1975年の小説『The Rebel Outlaw: Josey Wales』(フォレスト・カーター:著)をイーストウッドが映画化。公開された当時は既に西部劇はほとんど作られなくなっていたが、広範囲なロケによって西部の広大な風景が画面に映し出され、単なる復讐活劇とは異なる、その時代の様々な歪みや人々の苦悩とたくましさを描いている。
冒頭、主人公の息子役で登場するのはイーストウッドの実息であり、後にジャズ・ミュージシャンとして活動を始めるカイル・イーストウッドである。また、本作をきっかけにイーストウッドとソンドラ・ロックは交際を始めることとなる。
あらすじ
[編集]1860年代なかばのミズーリ州。南北戦争の混乱のさなか、北軍の名を借りたならず者集団レッド・レッグスが、各地で暴行・略奪を繰り返していた。彼らに妻と息子を殺され、重傷を負った農夫ジョージー・ウェールズ(クリント・イーストウッド)も、彼らへの復讐のために集まったウィリアム・ブラッディ・ビル・アンダーソン率いるミズーリのゲリラ部隊に加わって北軍と戦い、その早撃ちを知られるようになっていく。
やがて戦争は終わり、リーダー格のフレッチャー(ジョン・ヴァーノン)の説得により、部隊はジョージーを除いて全員北軍に投降する。ところが北軍は、独善的なレーン上院議員の指示の下、フレッチャーとの約束を破り、投降してきた部隊を犯罪者扱して皆殺しにしてしまう。 負傷した若者ジェイミー(サム・ボトムズ)だけは救い出したジョージーであったが、北軍から追われる身の二人は、仲間の復讐どころではなく、インディアン居住区を目指して身を隠す旅に出る。
ジョージーらに部隊の大半を倒されてしまい、怒りに燃える上院議員の指示で、レッド・レッグスのリーダーながらも北軍の大尉に納まっていたテリル(ビル・マッキニー)は、ジョージーらにとっては立場上「裏切り者」となってしまったフレッチャーを伴い、ジョージー達の追跡を始める。クリントネーションという街でもお尋ね者のジョージーの名は轟いていたものの、交易所の親父には顔まで知られていなかった。しかし酒売りに顔がばれ、ひと悶着を経た逃走のさなか、傷の悪化したジェイミーは息を引き取る。
旅の途中、チェロキー族のローン・ウェイティ(チーフ・ダン・ジョージ)、先住民の少女と知り合い、ともにテキサスへ向かうことになる。 ならず者集団に襲われていたカンザスから死んだ息子が残した牧場に向うサラと娘のローラ(ソンドラ・ロック)に遭遇したジョージーは2人を救出し、牧場近くのサンタ・リオに行き着く。サンタ・リオの男たちを加えたジョージー一行は、牧場に小さなコミュニティを構える。そこでアメリカ先住民コマンチ族に目を付けられるが、ジョージーは和解を申し入れるために単身でコマンチ族の根拠地を訪れる。彼の誠意を理解した酋長テン・ベアーズ(ウィル・サンプソン)は義兄弟の儀式を執り行い、共存共栄を誓い合う。
牧場コミュニティから立ち去ろうとしたジョージーを、テリルの率いる追っ手が現れ包囲するが、仲間達も武器を取って応戦し撃退する。ジョージーは銃弾を受け負傷するが、テリルを追い詰め妻子の復讐を果たす。その後ジョージーが一人訪れたサンタ・リオでは、フレッチャーとテキサス・レンジャーがジョージーを捜索して聞き込みをしていた。宿酒場に集った町の者たちはジョージーが死んだと証言する。その場に居るジョージーにフレッチャーが気付き緊張が高まるが、フレッチャーは何も見なかったように振る舞い、ジョージーも「皆、戦争の犠牲者だ」と言って牧場へ馬を向ける。
人物
[編集]- 農夫ゲリラ部隊(南軍)
- ジョージー・ウェールズ - 妻と息子リルを持つ農夫
- フレッチャー - リーダー
- アンダースン、ウィリアム、ブラッディ、ビル
- ジェイミー - 若者。負傷したところをジョージーに助けられる
- 北軍側の人々
- レーン - 上院議員
- テリル - 北軍大尉、野盗「レッドレッグス」リーダー
- クリントネーションの交易所
- ズーキー - ジョージーに写真を売りつける店主
- 酒売りの親父
- 逃避行中に出会う人々
- ”ブラッディ”・ビル・アンダーソン - 孤高の賞金稼ぎ
- ローン・ウェイティ - 白髪のネイティブ。チェロキー族
- アルとヨーク - 酒場のワル二人 ムーンライトを襲う
- ムーンライト - ナバホ族の女、ワティをチェロキー族酋長と思っている
- サラ - 夫ダニエルズと娘を連れた老婦
- ローラ・リー - サラの娘
- サンタ・リオ(酒も無い寂れた町)
- チャト、トラビス、テンスポット、ローズ
- テン・ベアーズ - コマンチの酋長
- 賞金稼ぎ二人組 - 撃たれる者、逃げて通報する者
スタッフ
[編集]- 製作:ロバート・デイリー
- 製作総指揮:ジェームズ・ファーゴ/ジョン・G・ウィルソン
- 監督:クリント・イーストウッド
- 原作:フォレスト・カーター
- 脚色:フィリップ・カウフマン/ソニア・シャーナス
- 撮影:ブルース・サーティース
- 編集:フェリス・ウェブスター
- 音楽:ジェリー・フィールディング
- 日本語字幕:高瀬鎮夫
キャスト
[編集]| 役名 | 俳優 | 日本語吹替 | ||
|---|---|---|---|---|
| TBS版 | テレビ朝日版 | |||
| ジョージー・ウェールズ | クリント・イーストウッド | 山田康雄 | ||
| ローン・ウェイティ | チーフ・ダン・ジョージ | 千葉順二 | 千葉耕市 | |
| ローラ・リー | ソンドラ・ロック | 佐藤雅子 | 勝生真沙子 | |
| テリル大尉 | ビル・マッキーニー | 飯塚昭三 | 加藤精三 | |
| フレッチャー | ジョン・ヴァーノン | 大宮悌二 | 坂口芳貞 | |
| サラ | ポーラ・トルーマン | 島美弥子 | 麻生美代子 | |
| ジェイミー | サム・ボトムズ | 鈴置洋孝 | 曽我部和恭 | |
| リトル・ムーンライト | ジェラルディン・キームス | 尾崎桂子 | 佐々木るん | |
| パーシー・ロング | ウッドロウ・パーフレイ | |||
| ローズ | ジョイス・ジェイムソン | 吉田理保子 | ||
| トラヴィス・コッブ | シェブ・ウーリー | |||
| テン・スポット | ロイヤル・ダノ | |||
| ケリー | マット・クラーク | |||
| チャト | ジョン・ヴェロス | |||
| テン・ベアー | ウィル・サンプソン | 峰恵研 | 細井重之 | |
| シム・カーステアーズ | ウィリアム・オコンネル | |||
| グラニー・ホーキンス | マドリン・テイラー・ホームズ | |||
| シリル・E・フォアボー | ジョン・クエイド | |||
| ジェイムズ・H・レーン | フランク・スコフィールド | |||
| 店主 | バック・カルタリアン | |||
| 不明 その他 | N/A | 石井敏郎 村松康雄 池田勝 幹本雄之 笹岡繁蔵 広瀬正志 峰あつ子 田口昴 屋良有作 | 山中康司 池田勝 藤本譲 石井敏郎 上田敏也 渡部猛 広瀬正志 鈴置洋孝 | |
| 日本語版制作スタッフ | ||||
| 演出 | 佐藤敏夫 | 田島荘三 | ||
| 翻訳 | 佐藤一公 | 宇津木道子 | ||
| 効果 | 桜井俊哉 遠藤堯雄 | 近藤勝之 | ||
| 制作 | 東北新社 | コスモプロモーション | ||
| 解説 | 荻昌弘 | 淀川長治 | ||
| 初回放送 | 1981年6月8日 『月曜ロードショー』 | 1986年9月7日 『日曜洋画劇場』 | ||
評価
[編集]レビュー・アグリゲーターのRotten Tomatoesでは42件のレビューで支持率は90%、平均点は8.00/10となった[2]。Metacriticでは9件のレビューを基に加重平均値が69/100となった[3]。
参考文献
[編集]- ↑ “The Outlaw Josey Wales” (英語). Box Office Mojo. Amazon.com. 2012年5月9日閲覧。
- ↑ “The Outlaw Josey Wales”. Rotten Tomatoes. Fandango Media. 2022年9月26日閲覧。
- ↑ “The Outlaw Josey Wales Reviews”. Metacritic. CBS Interactive. 2022年9月26日閲覧。