静岡県立浜松南高等学校

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静岡県立浜松南高等学校
浜松南高外観
浜松南高外観
地図北緯34度40分37.77秒 東経137度43分03.10秒 / 北緯34.6771583度 東経137.7175278度 / 34.6771583; 137.7175278座標: 北緯34度40分37.77秒 東経137度43分03.10秒 / 北緯34.6771583度 東経137.7175278度 / 34.6771583; 137.7175278
国公私立の別 公立学校
設置者 静岡県の旗 静岡県
学区 第10学区(西遠)
校訓 最善を尽くそう
設立年月日 1963年4月
共学・別学 男女共学
課程 全日制課程
単位制・学年制 学年制
設置学科 普通科
理数
学期 3学期制
学校コード D122210000698 ウィキデータを編集
高校コード 22171G
所在地 432-8056
外部リンク 公式サイト
ウィキポータル 教育
ウィキプロジェクト 学校
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静岡県立浜松南高等学校の位置(静岡県内)
静岡県立浜松南高等学校

静岡県立浜松南高等学校(しずおかけんりつ はままつみなみこうとうがっこう)は、静岡県浜松市南区米津町にある県立全日制高等学校普通科理数科が設置されている。略称「南高(みなみこう)」、「浜南(はまなん)」など。

設置学科

概要

設立当初は商業科普通科が設置されていたが、その後商業科1992年に閉科され2003年4月から理数科が設置された。2006年度より普通科定員が40人削減され320人となった。また、2010年度から再び定員は360人に戻る。しかし再度定員が40人削減され320人になった。

静岡大学と提携しており、ロボット講座や実験実習講座などの体験活動を行っている。

学校生活

生徒会活動は教員主導ではなく、生徒総会を最高決定機関として生徒会執行部を中心として教員の助けを借りながら行われている。毎年6月に行われる文化祭(「波濤祭」と呼ぶ)は生徒会執行部に各専門委員長と他数名を加えた運営本部を中心に運営されている。波濤祭では、伝統行事となっている「垂れ幕落とし」が行われる。9月下旬には体育大会が行われる。

1年生の2学期後半には文理選択が行われ、2年生の進級時に実施される。文系選択者は私立文系・国立文系にさらに分かれ、世界史日本史、理系選択者は、物理生物のいずれかを選択する。文系は生物基礎、理系は地理・世界史Aを必修とし、地学は開講されていない。

立地

周囲には田園が広がっており、勉学に集中できる環境。また海が近く潮風が強い。

近くに商業施設が少ないが、2021年4月にはうなぎパイの春華堂本社としてSWEETS BANK(スイーツバンク)がオープン。浜松いわた信用金庫森田支店も併設されている。

バスの路線はないが下校時間には生徒用の運行が校舎までくる。

近くの寺では2月、6月ごろに祭が開催され、露店なども多数出店している。

象徴

校章

逆三角形で若人が大空に手を広げている姿をイメージしている。

校歌

校歌は全て浜松南高校関係者の手によって作成された。

普通科

令和2年度現在、普通科の学級数は、3年生 : 8学級,2年生 : 8学級,1年生 : 7学級=全23学級となっている。

1年生

・学級は芸術の選択3科目(=音楽、書道、美術)別に分けられる。そのため、選択科目の違う生徒どうしが同じ学級に配属されることはない。

・芸術科目を除き、全員が同じ教科・科目を同じ単位で学習する。

・2学級に2年時の類型選択を行う。

・1年生のみの行事として、野球応援(2、3年は希望参加),保育実習,百人一首大会などがある。

・4月には学年・学級づくりのための遠足がある。近年は、浜名湖ガーデンパーク浜松市動物園掛川花鳥園などを目的地にしている。

2年生

・学級はまず文系選択と理系選択に分けられる(基本的には文系学級のほうが多い)。そこから文系は歴史の選択2科目(=日本史B,世界史B)、理系は理科選択2科目(=物理,生物)をふまえて最終的に学級が決定される。なお、人数の都合上、選択科目の混合学級になることがある(文系の場合、日本史選択者と世界史選択者が同じ学級に配属されることがあるということ)。

・文系では日本史を選択した生徒は「日本史Bと世界史A」、世界史を選択した生徒は「世界史Bと日本史A」と学習科目が異なる。AはBに比べて学習内容が少ない。理系では物理を選択した生徒は「物理と生物基礎」、生物を選択した生徒は「生物・物理基礎」と学習科目が異なる。なお、「化学」については選択関係なく理系生徒全員が学習する。

・2年生のみの行事として、10月下旬に3泊4日の研修旅行がある。近年は連続して北海道を目的地にしている。クラス別研修や班別研修、さらにアスレチックやラフティングなどの体験活動もあり北海道の自然・文化・食などを満喫できるプランになっている。

3年生

・文系は「文1(私立大学進学希望者)」と「文2(国公立大学進学希望者)」の選択別に学級が分けられる。理系は「数学」「理科」「地歴公民」各教科の選択別に人数を考慮しながら分けられる(基本的に混合学級になることが多い)。

・文系は「文1」「文2」で学習教科・科目が大きく異なる。「文2」は国公立大学希望者用コースのため、大学入学共通テストを考慮して数学と理科基礎科目(化学基礎、生物基礎)の演習の授業が行われる。一方「文1」は私立大学希望者用コースのため、学習教科・科目数が「文2」に比べて少なく、理系教科の授業は一切ない。その分、歴史や英語の演習授業、芸術科目(選択式)の授業が行われている。

・理系は数学(数Ⅲ選択の有無)と公民科目演習(地理、現代社会のどちらか)の選択別で学習科目が異なる。なお、化学を除く専門理科科目は2年時と同様のものを引き続き学習する(基礎科目はない)。

・大学受験を意識し、朝や放課後に学校内で学習する生徒も多い。また土曜補習や平日補習にも多くの生徒が参加している。

・他学年に比べて模試・試験の実施数が圧倒的に多い。模試によっては学校以外の会場で実施することもある(現在は新型コロナウイルス感染拡大防止のため実施されていない)。

・本校は毎年、大学入学共通テスト(旧センター試験)の会場になるため、生徒は普段学校生活を送っている場での受験ができるという利点がある。これは理数科も同様。

・2月以降は、家庭学習日となり、原則として学校に登校する必要がなくなる(一部登校日あり)。この期間を利用して私立大学の受験等に各自で行くことになる。

理数科

毎年およそ2.0と県内でも高い倍率となっている。

岡崎にある自然科学研究機構訪問、大学教授による講座を初めとした様々な研修活動が行われ、普通科に比べ充実した学校生活を送ることが出来る。

進学実績も普通科に比べ、国公立大学が多い。

コミュニケーション英語は出席番号順で2クラスに分割されている。2年生の二学期からは成績での分割となる。

数学は2年生から進研模試などの成績順により2クラスに分割される。

3年生になると、物理生物国語(文転)のうち1つ、数Ⅲ、数学演習βのうち1つ、地理現代社会のうち1つ、計3つの選択を行う。

2年生になると、科目に課題研究が追加される。大学さながらの本格的な研究を行うことが出来る。静岡大学教授との連携も行っている。2学期の終業式で発表を行う。

毎週土曜日には土曜補習が行われる。普通科の生徒は希望参加であるが、理数科は全員参加。志望校合格に向けた勉強を後押ししている。

2年生9月には東京研修が行われる。1日目は東京大学を初めとした首都圏の大学を訪問することが出来る。2日目はつくば市の宇宙に関する研究所などの訪問を行う。

10月の研修旅行では台湾に向かう。目的地では旅行会社のプランに従い観光等ができる。旭光高級中学を訪問し、交流を行う。台北、台中を中心に観光地を巡る。

科学の甲子園数学甲子園高校生クイズなどの学問に関する大会にも積極的に参加している。

文化祭では、3年間クラスメイトが変わらないという理数科ならではの利点を生かし、早めに製作に取り掛かることが出来る。


部活動

運動部

文化部

同好会

同好会部活動ではなく有志による活動であるため学校側からの部費の支給などの公式支援はない。また同好会に所属している場合も、部活動には所属しなければならない。

行事

※これ以外にも3年に一度芸術鑑賞がある。2004年度より体育大会に応援合戦が加わった。
※体育大会における応援合戦の実施については生徒・教員・生徒会の意見が一致せず、存在自体が危うくなっている。(令和元年度現在行われていない)

施設

校舎は設立時から40年以上使用している。校舎や体育館の耐震工事は実施済み。

著名な出身者

アクセス

脚注

関連項目

外部リンク