佐鳴予備校

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株式会社さなる
種類 株式会社
市場情報 非上場
本社所在地 東京都新宿区
設立 1973年
業種 サービス業
事業内容 学習指導(学習塾予備校
代表者 佐藤イサク(代表取締役社長
資本金 1億4,390万円
売上高 187億5125万円(さなるグループ合計)
従業員数 正社員953名(さなるグループ合計)
外部リンク http://www.sanaru-net.com/
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佐鳴予備校(さなるよびこう)は、東京都新宿区に総本社を置く株式会社さなるが展開する、小学生中学生高校生を対象として運営される学習塾予備校である。海外事業として中国の大連にも会社がある。

概要[編集]

「学力を以って社会に貢献する人材の育成」をモットーとして標榜しており[1]、公立の小・中学校に通う生徒を主たる対象としながら、学年の枠を超えた内容で指導を行うケースが多く、教科書レベルよりもやや高度な問題まで扱うこともある。 中学3年生のみ、8月長野県志賀高原または白樺湖への2泊3日の夏期合宿を行っている。(年度により、他の学年も合宿を行う場合がある。)

運営拠点[編集]

  • 東京総本社 160-0023 東京都新宿区西新宿3-2-8
    • 経営企画室 経理室 会計室 人事室 総務室 秘書室
  • 東京本社 113-0033 東京都文京区本郷3-3-14
    • @will企画運営室 教材研究室 質問対応システム運営室 IT室
  • 名古屋本社 460-0006 愛知県名古屋市中区葵1-22-13
    • 中学受験事務局 学トレ運営室 ビデオ教材製作室 SG室 広報室
  • 浜松本社  432-8033 静岡県浜松市中区海老塚2-1
    • 教材研究室 IT室 授業監査室 アイザック
  • 大連公司 遼寧省大連市中山区人民路23号虹源ビル2303

沿革[編集]

現佐鳴予備校理事長である佐藤イサクの父が、静岡県浜松市に小学生、中学生を対象とした「佐藤塾」を開校したことに始まり、これを佐藤イサクが引き継ぐ形で1973年から佐鳴学院という校名で静岡県、愛知県に校舎を展開。

1999年には大学受験部門に進出し、2002年1月より現在の校名である「佐鳴予備校」へ変更した。現在は愛知県静岡県岐阜県、の3県に約180校を保有している。

2004年より小学4年生の指導を開始。小学4年生から高校3年生までの、小・中・高一貫教育を完成させる。また、CM星野仙一を10年以上起用している。同年、全校舎の教室にSee-beシステム(ホワイトボードにマルチメディア教材を投影して授業を行う)を導入。2005年より、理科・社会のSee-beコンテンツにNHKエデュケーショナルの協力による動画素材を格納。

2007年、九州北部と山口県に事業拠点を拡大した「さなるグループ」として新体制での運営を開始した。また、同年授業をDVDに収録し、動画視聴と学力トレーニング(2008年改称。オーダーメイド個別学習:コンピュータを利用する問題演習)を併用した形で個別指導部門を新設。小・中学生の通常の学習のほか、中学受験や英検にも対応している。

2009年、古藤事務所が擁していた高校生向け教育コンテンツ事業「Comets」を買収。東京本社内に高等部コンテンツ開発室を開設し、映像制作にあたらせ、大学受験部門に参入する。それまで「個別オーダーメイド学習Partner」として小・中学生対象の映像授業コンテンツは開発しており、静岡県と愛知県に教室を展開していたが、これにコメッツの映像資産と新たに開発したコンテンツを加え、大学受験までカバーする「自立学習システム@Will(アットウィル)」として改編を行い、2010年9月からは自社展開のみならず全国他塾への販売を開始した。 また同年11月、中学受験では都内の「啓明舎」を吸収合併した。

校名の「佐鳴」とは、創業地である浜松市に佐鳴湖(さなるこ)という湖があることから名付けられている。

社内体制[編集]

各校舎は地域ごとの本部によって統括され、教師は本部校舎にて会議の後、授業を行う各校舎に移動するのが日々の通例となっている。

教育システム[編集]

さなるでは情報技術を活用した教育システムがある。

  • See-be(しーびー)
    英語のことわざNHKや各種研究機関などから貴重な資料を用いて、パソコンで実行できるマルチメディアコンテンツを作成。すべての校舎の教室にパソコンとプロジェクタが配備されている。ホワイトボードに投影される動画などをふんだんに使う。
  • See-beコントローラー
    2005年導入。日立ソフトウェアエンジニアリングと共同開発。ハレーション防止素材が貼られたホワイトボードに特殊な受信機器を取り付け、ホワイトボード上で電子ペンを動かすとそのままパソコンが操作できる仕組み。
  • サナネット(さなねっと)
    2005年導入。ICチップ内蔵のカードを全生徒に配布。校舎への出入りを管理できる。生徒が校舎に取り付けてあるカードリーダーにカードをかざすと、校舎への出入り情報が記録されるようになっている。記録された情報は親の携帯電話などにメールで送信され、生徒の居場所を知ることができる。さらに、講師から保護者にお知らせメールや緊急メールを送信することができる。また、親は相談があったり、生徒が欠席したりする場合にメールで連絡ができる。2007年10月からシステムが一新され、個々の生徒の成績の推移や学費の請求データなども閲覧可能となった。
  • Success Road OnLine
    2007年秋導入。進路面談の席などに無線LANで利用できるノートパソコンが持ち込まれ、専用サイトにアクセス。進路決定に必要な過去の成績の推移や、各高校の過去の受験者の成績と合否データなどがグラフ表示される。愛知県では日程ごとに複数の高校に志願できるため、併願先の選択候補も表示される。面談時に入力された内容はサナネットと連動し、家庭でも閲覧できる。
  • 個別質問対応システム
    2005年導入。WebカメラヘッドホンWindows Live Messengerを使い、各校舎から東京にいる質問対応のスタッフとテレビ電話感覚で、質問をすることができる。生徒であればいつでも使える(校舎が閉まっている時間帯は使えない)。しかし、設置していない校舎もある。スキャナも完備し、教材のページをスタッフに画像データとして転送することもできる。
  • 学力トレーニング@will
    2008年度よりSCPL21から「学力トレーニング(略して学トレ)」に改称。70万ページにも及ぶ大量の問題プリントの中から厳選された問題を印刷して利用できるシステム。2009年度より、出題単元数が2倍に増えた。生徒は自ら学習する教科・単元や難易度レベルを選択して学習を進めることが可能。プリント内の正答数に応じてコンピュータが次の単元に進むかどうかを判断し、苦手箇所がなくなるまで学習できる。「基本」「確認」「補強」「テスト対策」「アチーブメント」「ハイレベル」の六種のコースがあるが、通常のコースでの問題は基礎固めを中心とした出題が多く、難解な問題は別コースを選択しないと出題されない。また解答に付属する解説は簡略化されている場合が少なくないため、このシステム単独受講では自律的な学習は難しい。教室の運営はたいていチューターと呼ばれる専任スタッフが担当するが、通常本科の授業を担当している講師がこのチューターを兼任することもある。各校舎には個別質問対応システムが設置されており、質問はそちらを利用するよう推奨されている。SCPL21として開始した当時はWindows NTで運用されていたが、2007年からWindows 2000搭載パソコンが使用されるようになった。

出典・脚注[編集]

書籍[編集]

外部リンク[編集]