志賀高原

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グリーンシーズン(のぞきより)
ホワイトシーズン(横手山より)

志賀高原(しがこうげん)は、長野県下高井郡山ノ内町にある上信越高原国立公園の中心部を占める高原のこと。高原一帯には志賀高原スキー場が開設されている。

なお、北志賀高原は、志賀高原に含まれない。

気候[編集]

地理[編集]

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西舘山(左)と東館山(右)
スキーヤーで賑わう横手山山頂ヒュッテ(2004年12月)
  • 志賀山(標高2037メートル)
  • 赤石山(標高2109メートル)
  • 寺小屋山(標高2125メートル)
  • 東館山(標高2030メートル)
  • 西館山(標高1756メートル)
  • 横手山(標高2305メートル)
    • 山頂の横手山山頂ヒュッテには日本一高い所で営業しているパン屋がある。日本一高い場所のスキー場でもある。(渋峠フォーイースタースキー場)
  • 岩菅山(標高2295メートル)
  • 裏岩菅山(標高2341メートル)
    • 横手山と誤解を受けることが多いが、山ノ内町最高峰は裏岩菅山である。
  • 焼額山(標高2009メートル)
  • 笠ヶ岳(標高2075.8メートル)
    • 国土地理院などの地図では、「笠ヶ岳」と記されているが、地元では一般的に「笠岳(かさだけ)」と呼ばれている。
  • 鉢山(標高2041メートル)
  • 旭山(標高1524メートル)

湖沼・滝[編集]

から20万年前ごろ、志賀山などの火山活動により周囲が堰き止められ、志賀湖と呼ばれるができた。火山活動はなおも続き、湖がほぼ埋め尽くされた結果、現在の志賀高原の大部分が湿地帯になり、埋め残った所にがある。

池の水は農業用水として利用されるほか、中部電力水力発電所(平穏第一・第二・第三発電所)に送水し、合計最大1万6,700キロワット電力を発生する。

  • 大沼池(おおぬまいけ)
    • 志賀高原最大面積の湖沼。pH4.4という強酸性であるゆえ、水中には生物はほとんど生息しない。大蛇が住むと言われ、黒姫伝説の舞台である。その大蛇を祭る神社があり、水中に鳥居がある。毎年8月下旬に大蛇祭りが行われている。
  • 一沼(いちぬま)
    • 湯田中方面から来て、最初にある湖沼なので、このように呼ばれている。には紅葉がきれいな場所であるが、国道292号沿いに車を止める者が多い。サンバレーに無料の駐車場がある。
  • 琵琶池(びわいけ)
  • 丸池(まるいけ)
  • 蓮池(はすいけ)
  • 長池(ながいけ)
  • 下の小池(したのこいけ)
  • 上の小池(うえのこいけ)
  • 三角池(みすまいけ)
  • 木戸池(きどいけ)
  • ひょうたん池(ひょうたんいけ)
  • 渋池(しぶいけ)
  • 鉢池(はちいけ)
  • 逆池(さかさいけ)
    • 大沼池から流れ出る横湯川支流にあたるで、下流側からのが吹きやすく、水流が下流から上流へ流れているように見えることから、このように呼ばれている。
  • 稚児池(ちごいけ)
  • 澗満滝(かんまんだき)
    • 落差107mの直瀑

湿原[編集]

  • 四十八池湿原(しじゅうはちいけしつげん)
    • ひとつのまとまった池ではなく、湿地に池が点在する地域を指す。実際には60ほどの池があり、天候などにより増減する。
  • 田ノ原湿原(たのはらしつげん)
  • 前山湿原(まえやましつげん)
  • 日影湿原(ひかげしつげん)

生物[編集]

自然が豊富で、動植物は多岐にわたり生息している。

動物[編集]

志賀高原のニホンカモシカ

昆虫[編集]

・アサギマダラ

植物[編集]

志賀高原全体が1000メートル以上の高地に位置するため、高山植物も生育している。東館山山頂には東館山高山植物園が設けられている。

サンカヨウ

観光[編集]

火山地帯ならではの豊富な湧出量を持つ多数の温泉は江戸時代から知られ、近傍の松代藩出身である幕末の洋学者・佐久間象山もこの地域の温泉を賞揚した。

標高が高く自然環境に恵まれ、積雪量も多い条件から、スキー登山、避暑などを中心とした近代的なリゾート開発の歴史も古い。早くも1920年代から地元住民・自治体と、1927年に湯田中まで鉄道を開通させた長野電鉄グループとのタイアップで、戦前から観光地としての開発が進められた。

スキー場[編集]

総称して志賀高原スキー場と呼ばれている。戦前から開発が進められており、白馬エリアと並んで、日本屈指の一大スキー場地帯である。

当初こそ小規模ではあったが戦前から著名なスキーリゾートであり、戦時中を除いて日本でのスキーブームに伴う開発が進められてきた。1947年には当時この地域を軍関係者のリゾート地としたGHQの意向により、日本で最初のスキーリフトが掛けられた。

西館山スキー場(左)東館山スキー場(右)
横手山山頂とNTT無線中継所
2013年12月18日スターバックスコーヒーは日本国内で最も標高の高い店舗「横手山山頂店」を横手山スキー場のリフト山頂駅舎にオープンした。スキー場への出店も同社初。2014年5月までの期間限定契約だが、地域活性化のため通年営業に切り替える方向で話が進んでいる[2]

このうち、奥志賀、横手山(一部区域)、熊の湯(笠岳スキー場往復は除く)はスノーボード滑走禁止。

温泉[編集]

その他[編集]

  • 志賀高原総合会館98
  • 森の音楽堂奥志賀高原にあり、毎年夏に世界的指揮者小沢征爾による音楽会が行われている。
  • 信州大学教育学部附属志賀自然教育研究施設・信州大学山岳科学総合研究所志賀高原センター
    高地山地学術研究と、学生・社会人に自然教育の促進を図る目的である。志賀高原ではないが、木島平村上木島のカヤノ平にある「カヤノ平自然教育園(山地自然生態系実習園)」も、この施設の一部である。
    • 信州大学志賀自然教育園(亜高山自然生態系実習園)
      丸池地区と熊の湯地区の間の、長池周辺が敷地である。冬季は閉鎖される。
      • 展示館
        志賀高原の自然が展示してあり、哺乳類鳥類は園内のほとんどの種類が展示してある。
      • ロックガーデン(高山植物園)
        50種ほどの高山植物が植えられている。5月からが咲き始め、8月からは多種のが見られる。
      • 自然散策路
        長池や溶岩台地原生林を観察するのに適した歩道が整備されている。

交通機関[編集]

索道[編集]

バス[編集]

アクセス[編集]

長野オリンピック開催時に、道路鉄道が整備されたため、以前よりアクセスは容易になった。

道路[編集]

鉄道[編集]

バス[編集]

  • 長電バスが、湯田中駅から奥志賀高原までと、途中蓮池から分岐しほたる温泉の硯川を経て白根火山へ路線バスを運行している。さらに白根火山からJRバス関東西武高原バス草軽交通が、草津温泉または万座温泉を経て、長野原草津口駅軽井沢駅まで路線バスを運行している。このうち、硯川 - 草津温泉・万座温泉の間は、渋峠付近が冬季は通行止めになるため、冬季は運休である。
  • 長野駅から、長電バスが運行する急行バスがある。
  • スキーシーズン中は長電バスが、各スキー場間にスキーシャトルバスを運行する。志賀高原スキー場共通リフト券(ICチケット)で乗車時点で有効のものであれば、そのリフト券で乗車することができる。
  • 冬には、首都圏などから、直行バス(いわゆるスキーバス)が運行される。

その他[編集]

  • 地籍について、正式には山ノ内町平穏7148番地(国道292号沿い)および平穏7149番地(長野県道471号奥志賀公園線沿いの志賀高原プリンスホテル南館以南)で、志賀高原のほとんどのエリアを占める。焼額山および奥志賀高原地区は、山ノ内町夜間瀬になる。渋峠スキー場の一部は、群馬県吾妻郡中之条町である。
  • 志賀高原の焼額山および奥志賀高原地区以外にあたる山ノ内町平穏7148番地および平穏7149番地は、一般財団法人和合会の所有地である。
  • 近年では皇太子夫妻がほぼ毎年スキーや静養に訪れている。

脚注・外部リンク[編集]

  1. ^ 三石暉弥 (1990) ゲンジボタル,信濃毎日新聞社.
  2. ^ 2013年12月4日 信濃毎日新聞 紙面記事。

座標: 北緯36度42分20秒 東経138度30分28秒 / 北緯36.70556度 東経138.50778度 / 36.70556; 138.50778