浜名湖ガーデンパーク

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地図
地図
街のエリア、(奥)西側エリア
里のエリア

浜名湖ガーデンパーク(はまなこガーデンパーク)は、静岡県浜松市中央区村櫛町5475-1に存在する、静岡県営の大規模公園である。

概要[編集]

  • オープン: 2004年4月8日(2004年4月8日から10月11日までは浜名湖花博の会場として使用されていた。その後一旦クローズ、再整備され、2005年6月5日より現在の形でオープン)
  • 面積: 56ヘクタール
  • 入場料: 無料 (展望塔[注 1]は有料)
  • 指定管理者: 浜名湖えんてつグループ
  • 2014年4月5日-6月15日の間「浜名湖花博2014」が開催されていた。

園内の各エリア[編集]

西側エリア[編集]

  • 緑地広場
  • 見晴らしの丘[注 2]
  • ほほえみの森
  • 駐車場


街のエリア[編集]

浜名湖花博当時は「水の園」

  • 虹の滝(現在は節水のため、マンデビラのカーテン)
  • 水遊び広場
  • こども広場
  • 体験学習館[注 3](管理棟も兼ねる)
  • 屋外ステージ
  • ふれあい花壇
  • ユニバーサルガーデン(車いす利用者が植物と親しめるように配慮されている)
  • 中央芝生広場
  • 展望塔[注 4](高さ50m)
  • イベント広場([注 5]
  • 食事処のたね(2018年7月オープン。パーク内唯一の供食施設[注 6]
  • ガーデンクルーズ(水遊び広場と花の美術館ネの家を結ぶ船)

里のエリア[編集]

浜名湖花博当時は「緑の里」

園内サイクリングロード[編集]

浜名湖花博当時のフローラルムーバで使用していた舗装道路の再活用。園内の歩行ルートと遮断されていることから、自転車の通行用に整備されたもの。

ユニバーサルデザイン[編集]

主要な園路は8m、細い園路も3mと幅広。建物への誘導のための点字ブロックを設置した。園路は誰もがスムーズに移動できるように段差をなくし、勾配も4%以下と車椅子や高齢者にやさしい設計。車椅子、ベビーカー等の貸出所も2箇所ある。

浜名湖花博の遺産[編集]

  • 浜名湖花博のキャラクター、のたねやその仲間たちの石像などが園内各所に配置されている。ただし、キャラクターグッズの販売はない。
  • 国際庭園の一部の庭や建築物、モネの家など、当初は取り壊す予定だった施設の一部が現在も残されている。
  • 花博当時の「昭和天皇記念館」のように、建物は残されているが、名称が一般に案内されていない建物も存在する。
  • 閉幕から10年以上経った今でも「花博の跡地」と呼んでいる者が多い。

アクセス[編集]

その他[編集]

本家「モネの庭」を所有する「フランス学士院芸術アカデミー」(パリ)が、当パークの「モネの庭」(現在の「花の美術館」)名称使用料として5年ごとに10万ユーロ(約1200万円)などを要求していたため、静岡県は2009年3月15日までに要求を取り下げるよう求めたが、返答がなかった。それにより、「モネの庭」の名称を2009年3月末で使用中止し、4月から「花の美術館」に変更されることとなった。県によると「庭のデザインや建物は今までと全く変わらない」とのこと[1]

脚注[編集]

注釈[編集]

  1. ^ 浜名湖花博当時のきらめきタワー。現在はきらめきタワーとは呼ばない。
  2. ^ 浜名湖花博当時の「花の丘」
  3. ^ 浜名湖花博当時の「庭文化創造館」
  4. ^ 浜名湖花博当時の「きらめきタワー」
  5. ^ 浜名湖花博当時の「のたねステージ」
  6. ^ 浜名湖花博当時、「むらちゃ」はなかった
  7. ^ 浜名湖花博からの同名の施設で、花博展示物である建物や庭園の一部は残置された。
  8. ^ 浜名湖花博からの同名の施設。
  9. ^ 浜名湖花博当時の「自然観察園」 園内から砂浜にでることはできません。
  10. ^ 浜名湖花博当時の「花の美術館」。当初は取り壊す予定だったが、利用者の要望から残された。無料公開時から2009年3月末日までは「花の美術館モネの庭」と呼ばれていた

出典[編集]

  1. ^ 2009年3月17日付、中日新聞東海本社版26面記事他より

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

座標: 北緯34度42分48.3秒 東経137度35分57.4秒 / 北緯34.713417度 東経137.599278度 / 34.713417; 137.599278