新鹿駅

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新鹿駅
駅舎(2005年7月
あたしか
Atashika
二木島 (4.0 km)
(2.4 km) 波田須
所在地 三重県熊野市新鹿町364
北緯33度55分41.82秒 東経136度8分38.97秒 / 北緯33.9282833度 東経136.1441583度 / 33.9282833; 136.1441583
所属事業者 東海旅客鉄道(JR東海)
所属路線 紀勢本線
キロ程 150.8 km(亀山起点)
電報略号 アシ
駅構造 地上駅
ホーム 1面2線
乗車人員
-統計年度-
73人/日(降車客含まず)
-2010年-
開業年月日 1956年昭和31年)4月1日
備考 無人駅
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新鹿駅(あたしかえき)は、三重県熊野市新鹿町にある、東海旅客鉄道(JR東海)紀勢本線

当駅から三木里駅までが紀勢本線最後の開通区間である。

駅構造

島式ホーム1面2線を有する地上駅。ホームと駅舎を遮断機つきの構内踏切が結ぶ。なお駅はカーブにかかっているため、ホームは湾曲している。

開業当初からの駅舎が残る。周りの駅も開業の時期がほぼ同じなので駅舎の意匠はよく似ている。熊野市駅管理の無人駅。駅舎内部には窓口も残るが、シャッターが下りたままである。

新鹿駅プラットホーム
ホーム 路線 方向 行先
1・2 紀勢本線 下り 新宮方面[1]
上り 尾鷲名古屋方面[1]

2番線を本線とした一線スルー構造のため、上下線とも通常は駅舎反対側の2番線に入る(停車列車同士の交換時は下り列車が1番線に入る)。

駅周辺

二木島駅から逢神坂トンネルを経由して当駅に抜けた紀勢本線は、針路を西から南東に変え、その後は海岸線から若干離れた所を通って波田須駅に向かう。

駅は新鹿湾のほとりに開けた新鹿の集落に所在。集落には熊野市役所新鹿出張所、熊野警察署新鹿駐在所、熊野市立新鹿小学校熊野市立新鹿中学校、新鹿郵便局がある。

当駅から徒歩数分のところにある新鹿海水浴場は入り江にあるため波が静かであり、また砂浜も清潔である。夏季には海水浴客の利用を見込み特急「南紀」が当駅に臨時に停車している。その海水浴場をバックに撮影されたワイドビュー南紀などの鉄道写真が多く存在する。

路線バス

熊野市コミュニティバス 熊野市自主運行バス

  • 潮風かほる熊野古道線

利用状況

三重県統計書によると、1日の平均乗車人員は以下の通りである。

  • 166人(1998年度)
  • 144人(1999年度)
  • 135人(2000年度)
  • 135人(2001年度)
  • 117人(2002年度)
  • 113人(2003年度)
  • 116人(2004年度)
  • 112人(2005年度)
  • 94人(2006年度)
  • 93人(2007年度)
  • 87人(2008年度)
  • 80人(2009年度)
  • 73人(2010年度)

歴史

1956年(昭和31年)4月、国鉄紀勢西線の紀伊木本駅(現在の熊野市駅)から当駅までの延伸に伴い開業。当時この駅は紀伊半島の反対側、和歌山駅(現在の紀和駅)からの終着駅であった。

1959年(昭和34年)、当駅と三木里駅との間が開通、三木里以北はすでに開通を見ていたため、これをもって紀勢本線が全通した。その後当駅は国鉄の分割民営化を経て東海旅客鉄道の駅となり、現在に至っている。

  • 1956年(昭和31年)4月1日 - 紀勢西線の駅として開業。
  • 1959年(昭和34年)7月15日 - 三木里駅から当駅までが開通。これに伴う線路名称改定により、紀勢本線所属となる。
  • 1987年(昭和62年)4月1日 - 国鉄分割民営化により東海旅客鉄道に承継。
  • 時期不詳無人化。

隣の駅

東海旅客鉄道
紀勢本線
二木島駅 - 新鹿駅 - 波田須駅

脚注

  1. ^ a b 駅掲示用時刻表の案内表記。これらはJR東海公式サイトの各駅の時刻表で参照可能(2011年1月現在)。

関連項目

外部リンク