常翔学園中学校・高等学校
常翔学園中学校・高等学校 | |
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過去の名称 |
大阪工業学校 摂南学園高等学校 大阪工業大学高等学校 |
国公私立の別 | 私立学校 |
設置者 | 学校法人常翔学園 |
併合学校 | 摂南重機工業学校 |
設立年月日 | 1933年(昭和8年) |
共学・別学 | 男女共学 |
中高一貫教育 | 併設型 |
課程 | 全日制課程 |
単位制・学年制 | 学年制 |
設置学科 | 普通科 |
高校コード | 27561B |
所在地 | 〒535-8585 |
大阪市旭区大宮5丁目16番1号 | |
外部リンク | 公式サイト |
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常翔学園中学校・高等学校(じょうしょうがくえんちゅうがっこう・こうとうがっこう)は、大阪府大阪市旭区にある私立中学校・高等学校。学校法人常翔学園が運営している。
概要
1949年以来、工業科と普通科を併設していたが、工業科は2005年3月の卒業生をもって廃止された。
2011年度より常翔学園中学校を併設し、中高一貫教育を実施する。
ラグビー部は冬の花園及び春の選抜に多数出場。今まで獲得した全国タイトルは、15人制の計6回(選手権5回・選抜1回)と7人制の2回であり、全国屈指の強豪高である。
学園の始まりが建築や土木関係の技術者を育成する目的だったため、学園全体の教育理念は「現場で活躍できる人材の育成」である。これに基づき、常翔学園高等学校でも「教育の理念」および「教育の方針」を定めている。
校章は、生徒・保護者・卒業生・教職員が一体となり、翼となって、同じ目標、同じ未来へ飛翔していく姿を表している。
校歌は2008年3月までは「大阪工業大学高等学校校歌」と「大阪工業大学高等学校第二校歌」の2種類があった。このうち「大阪工業大学高等学校第二校歌」の一部のメロディと歌詞を変えたものが現在の「常翔学園高等学校校歌」になっている。
コース(中学校)
- I類
1クラス体制で、6年一貫教育の特性を生かした「先取り学習」のカリキュラムに取り組みます。さらに、基礎学力の充実を基に、教科の学問的領域にも触れる「深掘り学習」に取り組むことで応用力と思考力を養い、生徒の「ひらめき」を促します。また、モーニングテストや学習タイムでの演習により、実践力をつけることで、難関国公立大学への現役合格を目指すコースである。
- II類
2クラス体制で、生徒の個性と可能性をはぐくむ豊かなスクールライフを送りながら「学びの姿勢づくり」に取り組みます。繰り返し重視の「スパイラル定着学習」で、生徒全員の基礎学力を確実に定着させます。また、学習はⅠ類と同じ進度としており、柔軟なコース変更を可能にしています。生徒一人ひとりの課題を明確にした学習指導を通して応用力を養い、国公立大学・難関私立大学への現役合格を目指すコースである
コース(高等学校)
以下は2003年~2008年入学生のコース編成である。
また、2009年度入学生からのコース編成は以下の通りである。括弧内は各コースの募集定員を表す。
- スーパーコース(30人)
- 特進コース(80人)
- 薬学・医療系進学コース(40人)
- 文理進学コース(360人)
なお、文理進学コースでは、スポーツ推薦クラスが1クラスがある。さらに、二年進級時には、転コースが希望と学習到達度により行われる。
さらに2009年以降も、募集定員数を数回変更しており、2014年度以降の各コースの募集定員数は以下の通りである。
- スーパーコース(35人)
難関国立大学進学に向けてレベルの高い授業と問題演習を実践するために、35名程度の少人数教育を実施。これにより、個々の学力伸長に合わせた指導を実践しているコース。学力向上をめざして、放課後、週2時間全員を対象に有名予備校講師による講座を実施している。また、本校教員による講座も実施することで、学習進度に合わせたハイレベルな内容になっている。
- 特進コース(120人)
国公立大学や難関私立大学への進学に向けた実力養成を図る授業を展開します。2年生からは国公立大学進学対応の「Aクラス」(スーパーコース同様の教育課程)と難関私立大学進学対応の「Bクラス」に分かれ、効果的な学習で難関大学進学を目指すコース。
- 薬学・医療系進学コース(40人)
学園内大学をはじめ、薬学・看護など医療系学部への進学をめざします。コースの特色を生かした大学研究室訪問・施設見学などの体験学習や「Galileo Plan」(自然科学探究学習)などを実施し、化学を中心に理科の科目に重点を置いた理系の教育課程で学ぶコースとなっている。
- 文理進学コース(240人)
学園内大学を中心に、近畿圏の主要私立大学への進学をめざします。2年生からは文系・理系クラスに再編成し、それぞれの特性に応じた主要科目をバランスよく学びます。部活動を積極的に推奨し、学業との両立を図ります。(文理進学コースでは、スポーツ推薦クラスが1クラスがある。さらに、二年進級時には、転コースが希望と学習到達度により行われる。)
沿革
- 1926年 - 財団法人関西工学を設立
- 1933年 - 関西工業学校として開設
- 1947年 - 法人名を財団法人摂南学園と改称
- 1948年 - 関西工業学校と摂南工業学校を統合し摂南学園高等学校を開設(機械科、電気科、建築科、土木科を設置)。摂南学園中学校(のちに大阪工業大学中学校)を開設。
- 1949年 - 法人名を財団法人大阪工業大学と改称。摂南学園高等学校に普通科を設置
- 1950年 - 大阪工業大学高等学校に改称
- 1951年 - 法人を学校法人大阪工業大学に改組
- 1963年 - 自動車科を設置
- 1972年 - 男女共学化
- 1979年 - 大阪工業大学中学校を廃止
- 1987年 - 法人名を学校法人大阪工大摂南大学と改称
- 2001年 - 工業科の改編。自動車科と電気科を機械科へ、土木科を建築科へ統合
- 2002年 - 学校週5日制、2学期制(前期後期制)を実施
- 2003年 - 工業科を募集停止。普通科を5コース(情報系進学コース、薬学・医療系進学コース、特進コース、普通コース、総合コース)に改編
- 2006年 - 工業科を廃止
- 2007年 - 学校法人啓光学園と連携協定締結(その後、年内に学校法人啓光学園は学校法人常翔啓光学園と改称)
- 2008年 - 法人名を学校法人常翔学園と改称。常翔学園高等学校に改称
- 2009年 - 普通科を4コースに改編(スーパーコース、特進コース、薬学・医療系進学コース、文理進学コース)
- 2010年 - 新校舎設立
- 2011年 - 常翔学園中学校を設置
- 2013年 - 学校法人常翔啓光学園と法人合併
著名な出身者
芸能界
- 瀬戸わんや - 漫才師
- 飯沼慧 - 俳優
- 加橋かつみ - ミュージシャン、京都府立山城高等学校に転校
- 西川のりお - 漫才師
- 川岡大次郎 - 俳優
- 松本秀樹 - タレント
- 三池崇史 - 映画監督
- 吉水孝宏 - 声優
- 西崎ゴウシ(カルメラ) - ミュージシャン
政界
- 松井一郎 - 大阪府知事、2年2学期で福岡工業大学附属城東高等学校に転校
経済界
スポーツ
- 藤田剛 - 元ラグビー日本代表
- 河瀬泰治 - 現摂南大学教授・同ラグビー部監督、元U21・U23日本代表監督
- 宮本勝文 - 元ラグビー選手、元日本代表
- 大西一平 - 元ラグビー選手
- 元木由記雄 - ラグビー選手、神戸製鋼コベルコスティーラーズ
- 金澤良 - ラグビー選手、リコーブラックラムズ
- 伊藤宏明 - ラグビー選手、クボタスピアーズ
- 麻田一平 - ラグビー選手、トヨタ自動車ヴェルブリッツ
- 森田恭平 - ラグビー選手、神戸製鋼コベルコスティーラーズ
- 松原裕司 - ラグビー選手、神戸製鋼コベルコスティーラーズ→釜石シーウェイブス
- 杉本晃一 - ラグビー選手、トヨタ自動車ヴェルブリッツ
- 神田佑樹 - ラグビー選手、釜石シーウェイブス
- 橋野皓介 - ラグビー選手、キヤノンイーグルス
- 杉本博昭 - ラグビー選手、クボタスピアーズ
- 圓生正義 - ラグビー選手、ホンダヒート
- 勝木来幸 - ラグビー選手、神戸製鋼コベルコスティーラーズ
- 松井千士 - ラグビー選手、日本代表
- 永易将之 - 元プロ野球選手
- 安藤健太 - トライアスロン選手
- 薪谷翠 - 元柔道家
- 伊部尚子 - 柔道家、ぎふ柔道クラブ24
- 奥本友人 - プロバスケットボール選手
交通
- 中学校・高校共通
- 中学校(スクールバス)