山王パークタワー
| 山王パークタワー | |
|---|---|
 | |
| 情報 | |
| 用途 | オフィス、店舗 |
| 設計者 | 三菱地所設計 |
| 施工 | 清水建設、鹿島建設、大林組、東急建設JV |
| 建築主 | 三菱地所 |
| 構造形式 | S造、一部SRC造 |
| 敷地面積 | 14,981 m² m² |
| 建築面積 | 6,075 m² m² |
| 延床面積 | 219,216 m² m² |
| 階数 | 地上44階、塔屋2階、地下4階 |
| 高さ | 最高部194.45 m |
| 着工 | 1996年02月 |
| 竣工 | 2000年03月 |
| 所在地 | 東京都千代田区永田町二丁目11番1号 |
| 座標 | 北緯35度40分23.3秒 東経139度44分26.4秒 / 北緯35.673139度 東経139.740667度 |
山王パークタワー（さんのうパークタワー、Sanno Park Tower）は、東京都千代田区永田町二丁目にある超高層ビルディングである。
概要
かつて東京を代表するホテルのひとつであった山王ホテルの跡地に建設された超高層ビルである。2000年（平成12年）1月に竣工し、2月に開業した。外堀通り沿いにあり、赤坂側で日枝神社に、溜池側で道路を挟んで総理大臣官邸に隣接する。また、外堀通りと逆側では2010年（平成22年）竣工の東急キャピトルタワー（旧キャピトル東急ホテル）とも隣接している。本ビルの建設にあたっては、日枝神社の空中権を取得して、容積率の制限の緩和を受けている。
当初は地上50階超、高さ200 mを越す大規模な計画だったが、首相官邸（総理大臣官邸）が隣接していることもあり規模縮小を要請され現在の大きさとなり[要出典]、官邸側には極力窓を設置せず尚且つ外が見えないようにするという配慮がなされている。
地下2階で東京地下鉄（東京メトロ）銀座線及び南北線溜池山王駅と直結しており、丸ノ内線及び千代田線国会議事堂前駅とも連絡している。
中層部の27階は『スカイロビー』の名称が付けられており、1階から同フロアまで63人乗りという日本初の大型かごを用いた高速シャトルエレベータ（三菱電機製）6機が設置され、約30秒で運行されている。シャトルエレベータから28階以上のエレベータホールへはNTTドコモ受付を通る必要がある。
なお、入居テナントオフィスのIDカードを所持した在勤者を除く一般者は、商業施設・飲食店区画の在る地下2階-1階ロビーとスカイロビーのみ自由に来訪する事が可能であり、それ以外のテナントオフィスは制限区域となっている。所用でオフィスを来訪する場合、26階までは1階エレベータホール手前で待機している守衛に入館台帳への記帳を行い、27階以上（NTTドコモ本社）ではスカイロビー北側のドコモ受付で訪問先部署へ確認を済ませる手続が必要である。
一般者の立ち入りが可能な最上階であるスカイロビー南側には「スカイレストラン」2店舗（聘珍楼・春秋）がある。また、その周辺は赤坂・六本木方面の展望が可能なフリースペースとなっており、赤坂Bizタワーや東京ミッドタウン・六本木ヒルズが見える。
主なテナント
- 27階～44階及び8階～9階 NTTドコモ本社
- 25階 ラザード･フレール
- 24階 エスティローダー
- 22階 フィリップモリス
- 21階 スタンダードチャータード銀行
- 16階～21階 ドイツ銀行グループ
- 15階 バンク・オブ・アメリカ
- 14階 ＭＡＣオフィス
- 13階 クッシュマン・アンド・ウェイクフィールド
- 12階 サンマイクロシステムズ
- 11階 デュポン
- 7階 アイレップ
- 4階〜6階 消費者庁
- 4階 ドコモ・ドットコム
- 4階 mmbi、ジャパン・モバイルキャスティング
- 3階 ディ・エグゼクティブ・センター・ジャパン株式会社
- アネックス スイス国際航空
- B2～3 日本交通
三菱信託銀行（現三菱UFJ信託銀行）は、本店建替中の2000年2月から2003年5月までの間、本ビルに本社を置いていた。
NTTドコモ
当ビルの最大テナントがNTTドコモであり、27階から44階、8階から9階に入居している。同社は東京都内に「NTTドコモ代々木ビル」や「NTTドコモ品川ビル」（品川）など、複数の自社ビルを持つが、本社機能は2000年の当ビル開業時から当地にある。地下、1階、27階といった公共スペースでは、NTTドコモの公衆無線LANサービスであるMzoneの利用が可能であり、9階は社員食堂になっている。
当ビルに面し、外堀通りをはさみ反対側にある国際赤坂ビルが、日商岩井の移転により空きビルになっていたが、2001年にほぼ一棟借り上げの形で、ドコモサービス、ドコモエンジニアリング、ドコモ・モバイルといったNTTドコモのグループ会社の事業所が移転している。
また、周辺にはRIM社、HTC社など携帯電話関連の企業も集まっている。当ビルと直結している溜池山王駅から山王パークタワーにかけては、常にNTTドコモのポスター等が多数見受けられる。
消費者庁
2009年に発足した消費者庁は、庁舎を当ビルに置いた。賃料が高額であると批判を受けており移転が取りざたされていたが、当面は規模の縮小によって賃料を減額することで対応し、2014年度に建て替えられる予定の内閣府本庁舎に移転することとしている。
店舗
レストラン、喫茶店、コンビニエンスストアなどはほとんど地下にあり、平日の昼休み帯には、多くの店で弁当を販売している。そこに山王パークタワー内外の人が集まり、デパートの食品売り場のような賑わいをみせる。
|
建設地
本ビル建設前の当地には、二・二六事件の舞台となり、また第二次世界大戦後には在日アメリカ軍施設となった山王ホテルがあった。同ホテルの経営者であった安全自動車、及びその関連会社は、当ビルの共同所有者である[2]。
ビル周辺
- 東京地下鉄－溜池山王駅（○銀座線○南北線)
- 東京地下鉄－国会議事堂前駅
- 首相官邸 総理大臣公邸
- 国会議事堂
- 山王日枝神社
- 東京都立日比谷高等学校
- キャピトル東急ホテル （2006年11月に営業終了）
- プルデンシャルタワー （ホテルニュージャパン跡に建つ）
- 外堀通り
- 赤坂ツインタワー
脚注
- ^ "お問合せ." スイスインターナショナルエアラインズ.
- ^ 山王パークタワー共有持分の取得について 三菱地所株式会社、平成13年1月22日
外部リンク
 | この項目は、超高層建築物に関連した書きかけの項目です。この項目を加筆・訂正などしてくださる協力者を求めています（ポータル 建築／ウィキプロジェクト 建築）。 |