小京都ミステリー

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小京都ミステリー
ジャンル テレビドラマ
原作 山村美紗
脚本 安本莞二
米村正二
宇都宮郁代
佐藤茂
小林弘利
秦建日子
いずみ玲
酒井直行
監督 野村孝
池広一夫
恩地日出夫
合月勇
岡屋龍一
南部英夫
山田大樹
出演者 片平なぎさ
船越英一郎
エンディング火曜サスペンス劇場」と同じ
製作
プロデューサー 野末和夫(日テレ)
前田伸一郎(日テレ)
野木小四郎(大映テレビ)
保坂博信(大映テレビ)
近藤一男(大映テレビ)
千原博司(大映テレビ)
長坂淳子(大映テレビ)
制作 日本テレビ
放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1989年1月24日 - 2001年10月9日
放送時間火曜日21:02 - 22:54
放送枠火曜サスペンス劇場
放送分112分
回数30
火曜サスペンス劇場
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小京都ミステリー』(しょうきょうとミステリー)は、日本テレビ系の2時間ドラマ火曜サスペンス劇場」(毎週火曜日21:02 - 22:54)で1989年から2001年まで放送されたテレビドラマシリーズ。全30回。主演は片平なぎさ

概要

フリーライターの柏木尚子とカメラマンの山本克也が取材で訪れた、日本各地にある小京都と呼ばれる場所で起こる難事件を解決していく。 同じ事務所の所属でありながら、2時間ドラマの女王である片平なぎさと、同じく2時間ドラマの帝王である船越英一郎の2人の掛け合いが人気となり、2001年までに30作が製作された。 現在、BS日テレやCSのファミリー劇場で再放送が行われている。

事件の核心にせまるトリックや証拠を見つけたり、犯人が分かった時などには2人が小さく拍手をしながら「お手柄お手柄」と言うのが恒例になっている。シリーズの前期ではレンタカーやタクシーなど異なる車で移動していたが、中期以降はスズキ・エスクードでの移動になっている。

最終作となる30作目は、火曜サスペンス劇場20周年にあたることからそのことを明記した特別オープニングになっている。また、タイトルの「エジプト・パピルス殺人事件」のごとく、もはや小京都とは遠く離れて、エジプトで事件に巻き込まれるというストーリー展開になっている。

キャスト

主要人物

柏木尚子(かしわぎ しょうこ)
演 - 片平なぎさ
フリーライター。当初は旅行雑誌の出版社である旅の友社に勤務。旅行雑誌にもかかわらずルポルタージュのような内容をとがめられ、半年間、編集デスクに回されていた。編集長から「小京都の女たち」という企画を提案され、以後、カメラマンの山本とともに各地を取材。父は税務署に勤務する公務員であったが既に亡くなっている。妹(柏木直子)がおり第1作では東京で2人で暮らしていた。
山本克也(やまもと かつや)
演 - 船越栄一郎(現・船越英一郎
カメラマン。当初は旅の友社の写真部に所属し、「小京都の女たち」の企画にカメラマンとして参加。このシリーズ以後、カメラマンとして柏木とともに各地を取材。

ゲスト

第1作(1989年) 「小京都連続殺人事件」
第2作(1990年) 「飛騨高山連続殺人事件」
第3作(1991年) 「津和野・萩殺人事件」
第4作(1991年) 「京都山口殺人旅行」
第5作(1992年) 「奥飛騨三寺まいり殺人事件」
第6作(1992年) 「会津涙橋殺人事件」
第7作(1992年) 「薩摩恋人形殺人事件」
第8作(1993年) 「北海慕情殺人事件」
第9作(1993年) 「出雲路天女伝説殺人事件」
第10作(1993年) 「安芸奥の細道殺人事件」
第11作(1994年) 「伊予夢芝居殺人事件」
第12作(1994年) 「みちのく酒田殺人事件」
第13作(1995年) 「豊後路石仏殺人事件」
第14作(1995年) 「山陰但馬殺人事件」
第15作(1995年) 「大和路くみひも殺人事件」
第16作(1996年) 「みちのく角館殺人事件」
  • 早坂信次 - 江藤潤
  • 早坂冴子 - 佳那晃子
  • 守屋朝子(老舗家具店社長夫人) - 木村夏江
第17作(1996年) 「肥前蛍の里殺人事件」
第18作(1996年) 「加賀百万石殺人事件」
第19作(1997年) 「奥信濃殺人事件」
  • 原田邦子 - 五十嵐めぐみ
  • 丸山(警部) - 石橋正次
  • 景子(クラブママ) - 中上ちか
  • 三国晴美 - 繁田知里
  • 三国(晴美の父) - 石田太郎
  • あかり(盲目の少女) - 安藤あさ子
  • 三浦浩一
第20作(1997年) 「肥後人吉殺人事件」
  • 村口雅子(室戸と離婚した女の連れ子) - 小林綾子
  • 室戸信助(室戸の息子) - 斉藤隆治
  • 深野朋美 - 白石まるみ
  • 岩倉(警部補) - ガッツ石松
  • 室戸吾助 - 脇坂奎平
  • 立花(不動産屋) - 中丸新将
  • 山田(立花の仕事仲間) - 福島剛史
  • 三浦由香(以前に信介と同棲) - 高橋里華
第21作(1997年) 「周防岩国殺人事件」
  • 小谷晴美(未亡人) - 神保美喜
  • 露木麻理絵(巫女) - 大寶智子
  • 藤島(警部補) - 寺田農
  • 竜崎秀次 - 若林豪
  • 露木八郎(麻理絵の父・金融業経営) - 小沢象
  • 露木純一(麻理絵の弟) - 佐伯太輔
  • 小谷駿(晴美の息子) - 飯塚恭平
  • 酒井敏也
第22作(1998年) 「津軽弘前殺人事件」
第23作(1998年) 「水郷柳川殺人事件」
第24作(1998年) 「吉備津鳴釜殺人事件」
第25作(1999年) 「越中落人伝説殺人事件」
第26作(1999年) 「豊後一子相伝殺人事件」
第27作(2000年) 「奥州三代嫁姑殺人事件」
第28作(2000年) 「長崎ビードロ殺人事件」
第29作(2001年) 「郡上おどり殺人事件」
第30作(2001年) 「エジプト・パピルス殺人事件」

スタッフ

放送日程

話数 放送日 サブタイトル 脚本 監督 視聴率
1 1989年1月24日 小京都連続殺人事件 安本莞二 野村孝
2 1990年7月10日 飛騨高山連続殺人事件 池広一夫 18.9%
3 1991年4月16日 津和野・萩殺人事件 恩地日出夫 17.1%
4 7月30日 京都山口殺人旅行 合月勇 20.2%
5 1992年1月28日 奥飛騨三寺まいり殺人事件 19.7%
6 7月07日 会津涙橋殺人事件 岡屋龍一 19.9%
7 12月01日 薩摩恋人形殺人事件 合月勇 17.9%
8 1993年4月13日 北海慕情殺人事件 18.4%
9 9月07日 出雲路天女伝説殺人事件 18.6%
10 12月07日 安芸奥の細道殺人事件 池広一夫 19.6%
11 1994年3月15日 伊予夢芝居殺人事件 合月勇 16.5%
12 7月19日 みちのく酒田殺人事件 18.0%
13 1995年1月03日 豊後路石仏殺人事件 岡屋龍一
14 3月28日 山陰但馬殺人事件 宇都宮郁代 合月勇 17.3%
15 9月26日 大和路くみひも殺人事件 19.2%
16 1996年1月30日 みちのく角館殺人事件 佐藤茂 野村孝 19.6%
17 5月28日 肥前蛍の里殺人事件 宇都宮郁代 池広一夫 19.3%
18 8月27日 加賀百万石殺人事件 佐藤茂 23.5%
19 1997年1月07日 奥信濃殺人事件 野村孝 17.7%
20 7月01日 肥後人吉殺人事件 南部英夫 18.0%
21 10月21日 周防岩国殺人事件 野村孝 17.0%
22 1998年2月24日 津軽弘前殺人事件 小林弘利 南部英夫 19.3%
23 8月25日 水郷柳川殺人事件 安本莞二 16.9%
24 11月10日 吉備津鳴釜殺人事件 秦建日子 合月勇 20.8%
25 1999年3月23日 越中落人伝説殺人事件 安本莞二 野村孝 15.0%
26 8月31日 豊後一子相伝殺人事件 秦建日子 21.8%
27 2000年1月11日 奥州三代嫁姑殺人事件 19.3%
28 8月15日 長崎ビードロ殺人事件 いずみ玲 15.9%
29 2001年1月16日 郡上おどり殺人事件 19.8%
30 10月09日 エジプト・パピルス殺人事件 酒井直行 山田大樹 18.2%

※視聴率はビデオリサーチ社調べによる関東地区のもの

パチンコ

  • CR火曜サスペンス劇場(2013年、タイヨーエレック
    小京都ミステリーシリーズから「安芸奥の細道殺人事件」「大和路くみひも殺人事件」「豊後一子相伝殺人事件」をモチーフに採用しているが、映像についてはパチンコ用に撮り直している[1]

図柄

図柄 文字色 役名 人物 大当たりのラウンド数
1 相楽リンダ 12・確変
2 木津川五利 12・単発
3 山本克也 船越英一郎 16・確変
4 与謝野清美 12・単発
5 山村紅葉 (本人役) 12・確変
6 12・単発
7 柏木尚子 片平なぎさ 16・確変
8 綾部秀雄 12・単発
9 12・確変

備考

  1. ^ “[新台紹介]GR火曜サスペンス劇場MTZ”. スポーツ報知. (2013年5月3日). オリジナルの2013年5月4日時点におけるアーカイブ。. http://web.archive.org/web/20130504075845/http://hochi.yomiuri.co.jp/leisure/pachinko/news/20130503-OHT1T00072.htm 2013年5月7日閲覧。 

関連項目

外部リンク