佐竹敬久

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

これはこのページの過去の版です。WCCbot (会話 | 投稿記録) による 2016年3月25日 (金) 21:30個人設定で未設定ならUTC)時点の版 (WP:BOTREQ#民主党 (日本 1998-2016)の改名に基づくリンク変更依頼 (oldid=59086345)による)であり、現在の版とは大きく異なる場合があります。

佐竹 敬久
さたけ のりひさ
生年月日 (1947-11-15) 1947年11月15日(76歳)
出生地 秋田県仙北郡角館町(現在の仙北市
出身校 東北大学工学部卒業
前職 秋田市長
現職 秋田県知事
所属政党 無所属
称号 工学士
公式サイト 秋田県知事 佐竹のりひさ 公式Webサイト

秋田県の旗 民選第17-18代 秋田県知事
当選回数 2回
在任期間 2009年4月20日 - (現職)

第33-34代 秋田市長
当選回数 2回
在任期間 2001年7月8日 - 2009年2月24日
テンプレートを表示

佐竹 敬久(さたけ のりひさ、1947年11月15日 - )は、日本政治家秋田県知事自治体国際化協会副会長。元秋田市長、前全国市長会会長佐竹北家第21代当主[1]秋田県仙北郡角館町(現在の仙北市)出身。

人物・経歴

秋田県仙北郡角館町[1](現・仙北市)に生まれる。1966年昭和41年)3月、秋田県立角館高等学校卒業。1971年(昭和46年)3月、東北大学工学部[1]精密工学科卒業。1972年(昭和47年)3月、秋田県庁に入庁し県庁職員(地方公務員)として勤務。商工部門、地方行政部門を担当し、工業振興課長、地方課長、総務部次長を歴任。1997年平成9年)の秋田県知事選出馬のために県庁を退職後、12月に地域経済研究会設立。

2001年(平成13年)7月、秋田市長選挙に立候補、当選した。2005年(平成17年)に再選[2]。市長当選後、秋田県市長会会長、全国市長会副会長、全国市長会財政委員長、政府税制調査会委員、全国市長会会長などを歴任する。

2009年(平成21年)2月23日、任期を約5か月残して一身上の理由で辞職願を提出し、2月24日の市議会にて全会一致で承認され、辞職した。全国市長会会長職もこれに伴って失職となり、当面は後継を置かずに副会長9名が職務を分掌する形を取った。

その後、自民社民県連などの支持を得て秋田県知事選挙(2009年4月12日投開票)に出馬し、民主県連などの支持を受けた川口博などを破り、初当選を果たした[3][4]

2013年には2期目を目指して出馬を表明し、3月21日の選挙告示日に立候補手続きを行うも、対立候補が現れずに無投票での再選となった[5]

家系

佐竹北家清和源氏の名門佐竹氏の分家にあたり、江戸時代には秋田藩の角館の統治を行っており、明治時代には男爵に叙せられた。

敬久は、外祖父である第20代当主・佐竹敬治郎(第18代当主・佐竹義尚の次男)から家督を受け継ぎ、第21代当主となった。

父方は、和井内家の血筋[1]

系図

佐竹義重岩城貞隆佐竹義隆義処相馬叙胤徳胤恕胤祥胤樹胤根来盛実-(北家)佐竹義尚敬治郎-女子(和井内貞二郎妻)-敬久

その他

  • 好きで、秋田市長時代、公舎で5匹の猫を飼っていた[1]2013年2月には、ロシアウラジーミル・プーチン大統領から、サイベリアンが贈られた[6]。公舎でサイベリアンを寄贈された時点で、サイベリアンを含め8匹の猫を飼っている[7]
  • 秋田県知事在任中2011年4月12日の記者会見中に体調不良を訴え、会見を途中で打ち切った。県は脳疾患を否定する説明をしていたが、14日から脳出血で入院することとなった[8]。この疾患に伴い体重が減少したことが原因で、2015年10月31日南米歴訪から帰国の際、経由地サンパウロの空港の入国審査にてパスポート写真と顔が違うと指摘され、別室で事情を聴かれた[9]
  • 秋田県知事在任中の2011年11月17日には、秋田放送を含む日本テレビ系列局で放送された『秘密のケンミンSHOW』(読売テレビ制作)内の連続転勤ドラマ「辞令は突然にsecond season ~奥様はさすらいの女子アナ編~」秋田編第2話において、「美人を育てる秋田米」のPRを目的に「秋田県知事 佐竹敬久」名義で特別出演。出演シーンでは、黛英里佳が演じる「『エビス堂☆金』(秋田放送テレビが平日の夕方に放送中の情報番組)のリポーターに就任したばかりの既婚女性アナウンサー・東はるみ」に対して、同局の本社で県内産のあきたこまちを進呈した[10]
  • 秋田県知事在任中の2013年11月10日から(秋田県を含む)日本全国で放送されている「龍角散ののどすっきり飴」のテレビCMでは、「秋田県知事 佐竹敬久」という名義で、殿様に扮して台詞付きで香川照之と共演。日本の現職知事では初めて、公職選挙法に抵触しない範囲で民間企業のCMへの出演を果たした。この出演の背景には、江戸時代中期に佐竹藩へ御典医として仕えた藤井玄淵(現在の秋田県美郷町出身)が当時の藩主・佐竹義堯(佐竹氏宗家第30・32代当主)の喘息治療を目的に「龍角散」を開発したことや、「のどすっきり飴」の主成分・カミツレの栽培に関して龍角散が美郷町と連携協定を締結したことなどが挙げられている[11][12][13][14][15]

関連項目

脚注

  1. ^ a b c d e ('09知事選 あしたを描く)4氏の歩み・素顔は 朝日新聞 2009年4月1日秋田版全県版 朝刊27ページ
  2. ^ 47NEWS 秋田市長に佐竹氏再選 4万9千票の大差 『共同通信』2005年6月19日
  3. ^ 47NEWS 秋田県知事に自民系の佐竹氏 千葉に続き民主連敗 『共同通信』2009年4月13日
  4. ^ 動画ニュース 自民系の佐竹氏が初当選 『共同通信』2009年4月13日
  5. ^ 佐竹氏が無投票再選=秋田知事選 時事通信 2013年3月21日閲覧
  6. ^ プーチン露大統領:佐竹・秋田県知事に猫寄贈 来日から半年…やっと秋田に - 毎日新聞(2013年2月6日)
  7. ^ 秋田県公式webサイト 知事記者会見(平成25年1月15日)より、記者からの「何匹目の猫になるのか?」という問いに「公舎に7匹いる」と回答した
  8. ^ “佐竹・秋田知事が脳出血で入院”. ロイター. (2011年4月14日). http://jp.reuters.com/article/2011/04/14/idJP2011041401001142 2015年11月26日閲覧。 
  9. ^ “佐竹知事、南米の空港で聴取 病気で痩せ、パスポートと“別人””. さきがけ on The Web. (2015年11月25日). http://www.sakigake.jp/p/akita/news.jsp?kc=20151125d 2015年11月26日閲覧。 
  10. ^ はるみの裏日記 - 黛英里佳公式ブログ「黛英里佳のま~え~か~」(2011年11月17日)
  11. ^ 秋田知事、先祖返り“佐竹の殿様”役でCM出演 縁深い龍角散 - MSN産経ニュース(2013年11月8日)。ちなみに、佐竹が出演したCMには、「美郷町と連携協定を結びました」という字幕を入れている。
  12. ^ 秋田の佐竹知事「褒美は何がよい?」 殿様役でCM出演
  13. ^ 佐竹知事、CMで殿様役=秋田県〔地域〕
  14. ^ 秋田知事がCM出演 「ギャラは昼食の弁当1個」
  15. ^ 佐竹知事、殿様役でのど飴CM出演 10日から全国放送

外部リンク


先代
寺田典城
秋田県の旗 秋田県知事
民選第17,18代:2009年 -
次代
先代
石川錬治郎
秋田市長
第33,34代:2001年 - 2009年
次代
穂積志