コブラ (アニメ)
本項目『コブラ (アニメ)』では、寺沢武一のSF漫画『コブラ』を原作としたアニメ作品について解説する。
解説する作品は以下のとおり。
- コブラ SPACE ADVENTURE(映画)
- スペースコブラ(TV第1作)
- COBRA THE ANIMATION(OVA、TV第2作)
SPACE ADVENTURE コブラ
SPACE ADVENTURE コブラ | |
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ジャンル | SF、アドベンチャー |
映画 | |
監督 | 出﨑統 |
制作 | 東京ムービー新社 |
封切日 | 1982年7月3日 |
上映時間 | 1時間39分 |
テンプレート - ノート |
100分の劇場用アニメ映画として、1982年7月3日公開。日本の劇場アニメ初の「4チャンネルドルビーサラウンド」を使用した作品。また特殊視覚効果「立体3-D方式」を採用している。DVD 化時のタイトルは『スペースアドベンチャーコブラ(劇場版)』。
ストーリーは、左腕にサイコガンを持つ海賊コブラは、第7銀河崩壊を目論む海賊ギルドの陰謀を阻止するべく幻の惑星ミロスへ向かう、というもので原作の「『刺青の女』編」「『黄金の扉』編」をベースにした劇場版オリジナルストーリーとなっており、クライマックスは惑星ミロスでのコブラとクリスタル・ボーイの対決シーンである。
原作ではコブラのサイコガンは義手である左腕を外すと中から現れるが、本作では左腕が輝いてサイコガンに「変形」したり、原作のロイヤル三姉妹をもとにしたキャラクターとしてフラワー三姉妹が登場。彼女たちはミロス星の最後の女王の娘という設定でドミニクが次女、キャサリンが末妹ということになっている。また三姉妹に刺青はなく、「生まれたときは1つだった肉体が3つに分けられ、3人が同じ男を愛して再び1つの肉体になるか、2人が死に1人が生き残ることで次の女王となる」という設定になっている。
それ以外のキャラクターでもギルド側の傘下組織スノーゴリラが「ルルージュ星解放戦線」と名乗ってコブラとドミニクに味方したり、 原作のキャラクターと同名のトポロという人物が登場するが、その容姿・設定は全く別のものとなっていてフラワー三姉妹を見守ってきたミロス星のコンピューターであるなど、キャラクター設定も大幅に異なる。
ビデオおよびDVDでソフト化された際に、英語版パイロットフィルムが収録された。また、本作の予告編はこのパイロット版の映像を一部使用して製作されている。
キャスト
- コブラ(声 - 松崎しげる)
- レディ(声 - 榊原良子)
- ジェーン(声 - 中村晃子)
- キャサリン(声 - 藤田淑子)
- ドミニク(声 - 風吹ジュン)
- クリスタル・ボーイ(声 - 睦五郎)
- トポロ(声 - 久米明)
- サンドラ(声 - 田島令子)
スタッフ
- 製作 - 藤岡豊、片山哲生
- プロデューサー - 池内辰夫
- 監督 - 出﨑統
- 助監督 - 竹内啓雄
- 脚本 - 寺沢武一、山崎晴哉
- 作画監督 - 杉野昭夫
- 作画 - あんなぷる、アクト、テレコム・アニメーションフィルム、マジックバス、サンリオ、虫プロダクション ほか
- 美術監督 - 小林七郎
- 美術監督補佐 - 男鹿和雄
- 撮影 - 高橋宏固
- 編集 - 鶴渕充寿
- 録音 - 加藤敏
- 効果 - 横山正和
- 音楽 - 東海林修
- 製作担当 - 池田陽一
- 製作 - 東京ムービー新社
主題歌
- 「デイドリーム・ロマンス」
- 歌 - 松崎しげる
- 「ステイ」
- 歌 - EVE
上記2曲ともに 作詞 - ちあき哲也 / 作曲 - 鈴木キサブロー / 編曲 - 東海林修
スペースコブラ
スペースコブラ | |
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ジャンル | SF、アドベンチャー |
アニメ | |
原作 | 寺沢武一 |
シリーズディレクター | 出崎統、竹内啓雄 |
メカニックデザイン | 村上克司 |
音楽 | 羽田健太郎 |
アニメーション制作 | 東京ムービー新社 |
製作 | 東京ムービー新社、フジテレビ |
放送局 | フジテレビ系列 |
放送期間 | 1982年10月7日 - 1983年5月19日 |
話数 | 全31話 |
テンプレート - ノート |
劇場作品『SPACE ADVENTURE コブラ』 公開後に放送されたTVアニメ第1作。1982年10月7日から1983年5月19日までフジテレビ系で全31話が放送された。現在のところ、フジテレビで放送された最後の東京ムービー(現・トムス・エンタテインメント)製作アニメである[1]。
ストーリーの骨格はほぼ原作に忠実だが、登場人物や物語の展開に大幅な脚色が加えられている部分がある。例えば、ドミニクは原作版ではロイヤル家の三女だが、アニメ版では長女になっているほか、姉妹の絆を強く打ち出した演出などが加えられた。シドの刑務所が宇宙船となっているなど、劇場版の設定を踏襲している部分もある。TVアニメは低年齢視聴者が見ることもあり、原作者・寺沢武一の作風の特徴である肉感的ヌードシーンについてはそれなりの配慮がなされ、エロティシズムよりアクションが強調されている。とはいえ、女性キャラクターのボンデージ風のファッションまでがなくなっているわけではない。
本作も劇場版と同じく監督が出崎統であるため止め絵が多用されている。そのため、各回の前半パートと後半パートの最後は、原作とは異なる荒々しいタッチによる止め絵となっている。また、作画も動きが優先され、原作の緻密な画風はあまり再現されていない。
コブラの乗る高性能宇宙船「タートル号」も、玩具化を前提としたデザインに変更されるにあたり、当時流行した合体変形ロボットアニメや前年発売のヒット玩具ルービックスネークの影響もあり、「ヘビのように変形する」というギミックが盛りこまれた。このギミックは結局のところ、原作に忠実なストーリーにはあまり絡まないものとなったが、原作における装甲兵員輸送車や歩兵戦闘車などの軍用車両のデザインを踏襲した無骨なものとは一風違ったものとなっている。また、コブラが使用する「エアーバイク」やコブラの敵・海賊ギルドが使用するメカもアニメ版オリジナルのものが多数登場している。ギルド戦闘員のコスチュームも黄色い鬣(たてがみ)のついたマスクと青い戦闘服というアニメ版のオリジナルデザインとなっている。これらアニメ版オリジナルのデザインの一部は後に原作にも登場し、ギルド戦闘員のコスチュームや、ギルドの戦闘機「ヘルキャット」として登場している。
コブラのキャストには、クリント・イーストウッドの吹き替えを担当していた山田康雄の名も挙がったが、同じ東京ムービー作品であるルパン三世とイメージが重複するという理由で、野沢那智が担当した[2]。なお、両者は同じ俳優の吹き替えや、同じ役を、機会を異にして演じている作品が多い。山田によるコブラも、後にゲームで実現している。
BGMは羽田健太郎が担当し、セルゲイ・プロコフィエフの「トッカータ」からの引用がある。ただし電気変調が入っている。同様にドヴォルザークの「新世界より」の引用も見られる。放送時のスポンサーは、BANDAI(30秒×3本)、東鳩製菓、なとりの珍味、ツノダ、吉田飼料、セイカノートである。
次回予告はコブラが行い、最後は彼の「次回(サブタイトル)でまた会おう」の台詞で締める。
過去にアニマックスやAT-X、フジテレビ721などで再放送されたことがある。(フジ系列の地方局でも深夜に再放送されていた)
また、2011年にはニコニコ動画で始まった「ニコニコアニメ名作劇場」配信作品の一つとして有料配信(第1話前半は無料配信)されている。
商品化
玩具はかつてのポピーから、メイン商品のタートル号が「DXコブラタートル」の名称で出たほか、サイコガンなどの玩具やLCDゲーム「スペースコブラ プロフェッショナル」が発売された。
本作関連玩具において一際異彩を放ったのは、この当時ポピーが意欲的に展開していたマシンロボのブランド名を冠しながら本作関連アイテムでもあった「マシンロボDX サイコロイド」(TVCMでは「フューチャーカー・サイコロイド」と呼ばれていた)。村上克司の手によるデザインで、アニメには1回だけ登場した。
初のソフト化は1991年9月、バンダイビジュアルから発売された8枚組LD-BOX「スペースコブラ パーフェクトコレクション」。放送第16~19話のラグ・ボール編を1枚のディスクに収録するための措置として、第24話を繰り上げて第16話とし、以下のエピソード話数をひとつずつ繰り下げるという変則的な方法で商品化している。この初商品化のLDには、レコード用フルサイズを編集して作ったTVサイズOPが使われており、オンエア当時の音源と違っていたが、後年KSSから単品発売されたLDでは、オリジナルの音源をわざわざ発掘してオンエア当時のOPを再現している[3]。
2000年10月25日に本テレビシリーズ全話を収録したDVD-BOXが、2002年10月25日には原石版(廉価版DVD-BOX)が発売された。2005年12月23日には本テレビシリーズ全話と先述の劇場版を収録したDVD-BOX「スペースアドベンチャーコブラDVD 〜ザ・タートル号BOX〜」が発売された。タートル号(「ザ・サイコガン」編以降のリニューアル版のデザイン)をモチーフにした特製DVDボックスのほか、オリジナルフィギュアなどが同梱されている。2008年8月29日、新アニメシリーズの開始にあわせて本テレビシリーズ8枚と劇場版が単品で再リリースされた。
キャスト(TV第1作)
- コブラ(声 - 野沢那智)
- レディ(声 - 榊原良子)
- ビビ(声 - 潘恵子)
- ジゴバ(声 - 加藤精三)
- ジェーン(声 - 藤田淑子)
- クリスタルボーイ(声 - 小林清志)
- ドグ(声 - 木原抄二郎)
- ターベージ(声 - 内海賢二)
- サンドラ(声 - 田島令子)
- ドミニク(声 - 高島雅羅)
- ブラッド(声 - 飯塚昭三)
- オーナー(声 - 徳丸完)
- サラマンダー(声 - 柴田秀勝)
スタッフ(TV第1作)
- 企画 - 片山哲生、久保田栄一(フジテレビ)
- 原作 - 寺沢武一
- 音楽 - 羽田健太郎
- 主題歌 - 大野雄二
- 作画監督 - 杉野昭夫、大塚伸治
- メカニックデザイン - 村上克司 ※ノンクレジット。マーチャン展開のあるメカのみ。
- 美術監督 - 水谷利春→石垣努
- 撮影監督 - 高橋宏固
- 録音監督 - 加藤敏
- 音楽監督 - 鈴木清司
- 選曲 - 合田豊
- 音響効果 - 横山正和
- 編集 - 鶴渕允寿、高橋和子
- 現像 - 東京現像所
- 文芸 - 山崎敬之
- 制作担当 - 徳永元嘉
- チーフディレクター - 出崎統、竹内啓雄
- プロデューサー - 加藤俊三(東京ムービー新社)、大野幸正(フジテレビ)
- 企画協力 - 光和インターナショナル
- 製作 - 東京ムービー新社、フジテレビ
- 原画 - 中村隆太郎、森本晃司、福島敦子、平山智、牟田清司、なかじまちゅうじ、土器手司、難波日登志、宮尾岳、木上益治、神村幸子 ほか
主題歌・挿入歌
- オープニングテーマ - 「コブラ」
- エンディングテーマ - 「シークレット・デザイアー」
- 上記2曲ともに 作詞 - 冬杜花代子 / 作曲・編曲 - 大野雄二 / 歌 - 前野曜子
- オープニングは宇宙船が左右から惑星に向かって飛んで行く場面で始まり、コブラの顔のアップ、そしてタイトル「スペースコブラ」という流れで始まる。コブラが画面一杯にサイコガンを発射する場面が描かれている他、主役メカ・タートル号が登場する第3話以降は、一部のイメージ映像がタートル号のカットに差し替えられた。
- エンディングは、コブラとレディが表裏にそれぞれ描かれたカードがミディアムスローなテンポのジャズBGMに合わせて回転するというもので、最初はカードをアップで映し、次第にロングで映してゆきバックに彼の愛銃パイソン77マグナムと酒が注がれたワイングラスを画面内に収め、歌の終わりの方で2回グラスに注がれた酒が波打つ、という演出がなされている。
- 挿入歌
各話リスト
話数 | サブタイトル | シナリオ | コンテ | ディレクター | 放送日 | 原作エピソード |
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第1話 | 復活!サイコガン | 山崎晴哉 | さきまくら | 大賀俊二 | 1982年 10月7日 |
原作第1話 |
第2話 | 奇怪!ジゴバ | 三木孝祐 | 松島ゆうじ | 10月14日 | サイコガンの秘密 | |
第3話 | 宿敵!クリスタル・ボーイ | 山崎晴哉 | さきまくら | 10月21日 | 刺青の女 | |
第4話 | 脱走!! シド刑務所 | 三木孝祐 | 10月28日 | |||
第5話 | 謎! 強敵スナイパーは? | 松島ゆうじ | 11月4日 | |||
第6話 | 魔術師の正体!! | 山崎晴哉 | - | 11月11日 | ||
第7話 | ジェーンの仇! | 中西久男 | 11月18日 | |||
第8話 | 激闘!コブラ対ボーイ | 三木孝祐 | - | 小鹿英吉 | 11月25日 | |
第9話 | 出現!!海賊スノウ・ゴリラ | 寺田憲史 | 松野達也 | 大賀俊二 | 12月2日 | |
第10話 | イレズミの秘密 | 山崎晴哉 | 松島ゆうじ | 12月9日 | ||
第11話 | 砂の惑星ザドス | 三木孝祐 | さきまくら | 12月16日 | ||
第12話 | 恐るべし最終兵器 | 山崎晴哉 | 12月23日 | |||
第13話 | 死のルーレット | 中西久男 | 12月30日 | 黄金の男 | ||
第14話 | 大魔王ガルタン | 寺田憲史 | 松野達也 | 1983年 1月6日 |
宇宙の大魔王 | |
第15話 | 竜水晶の友よ! | 三木孝祐 | 児玉兼嗣 | 1月13日 | 雷電の惑星 | |
第16話 | 地獄へ!ラグボール | 山崎晴哉 | - | 1月20日 | ラグ・ボール | |
第17話 | ならず者チーム | 中西久男 | 1月27日 | |||
第18話 | デスゲーム!0078時 | 三木孝祐 | - | 小鹿英吉 | 2月3日 | |
第19話 | なるか!?逆転ホームラン | 寺田憲史 | 児玉兼嗣 | 奥脇雅晴 | 2月10日 | |
第20話 | 死闘!砂の海の恐怖 | 山崎晴哉 | 中西久男 | 大賀俊二 | 2月17日 | ソード人の秘密 |
第21話 | 二人のソード王 | 児玉兼嗣 | 奥脇雅晴 | 2月24日 | ||
第22話 | 地底の客 | 三木孝祐 | - | 大賀俊二 | 3月3日 | 地底の客 |
第23話 | 海底の墓標 | 寺田憲史 | 松野達也 | 奥脇雅晴 | 3月10日 | 海底の墓標 |
第24話 | ロボットはいかが? | 山崎晴哉 | 児玉兼嗣 | 3月17日 | ロボットはいかが? | |
第25話 | コブラが死んだ!? | 三木孝祐 | 中西久男 | 3月24日 | 死の商人 | |
第26話 | 戦火の彼方に | 山崎晴哉 | - | 3月31日 | 二人の軍曹 | |
第27話 | 悪の帝王!サラマンダー | 寺田憲史 | 児玉兼嗣 | 4月7日 | シドの女神 | |
第28話 | コブラ怒りの報復へ | 福富博 | 4月21日 | |||
第29話 | 極北の男・熱き血よ | 三木孝祐 | - | 坂野美智男 | 5月5日 | |
第30話 | サラマンダーを倒す法 | 山崎晴哉 | 松野達也 | 奥脇雅晴 | 5月12日 | |
第31話 | あばよ!おれのコブラ | 児玉兼嗣 | 5月19日 |
フジテレビ系 木曜19時台前半枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
パタリロ!
(土曜19:30へ改題移動) |
スペースコブラ
|
COBRA THE ANIMATION
OVA版
COBRA THE ANIMATION ザ・サイコガン(全4巻) タイム・ドライブ(全2巻) | |
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ジャンル | SF、アドベンチャー |
OVA | |
原作 | 寺沢武一 |
監督 | 寺沢武一(ザ・サイコガン) 前島健一(タイム・ドライブ) |
シリーズ構成 | 前島健一 |
キャラクターデザイン | 清水恵蔵 |
アニメーション制作 | マジックバス |
製作 | ギルドプロジェクト |
発売日 | ザ・サイコガン
タイム・ドライブ
|
話数 | 全6巻 |
テンプレート - ノート |
『コブラ』生誕30周年を記念して、TV版『スペースコブラ』終了から25年ぶりのアニメ化。コブラ、レディ役にはTV版と同じく野沢那智、榊原良子を起用。原作で映像化されていないエピソードのうち「ザ・サイコガン」を全4巻で、「タイム・ドライブ」を全2巻で制作、DVDでリリース(後にBlu-ray Disc版も発売)。発売/販売元はハピネット。のちにアニマックスでも放送された。
- スタッフ
- 主題歌
-
- ザ・サイコガン
テレビシリーズ版
COBRA THE ANIMATION | |
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ジャンル | SF、アドベンチャー |
アニメ | |
原作 | 寺沢武一 |
監督 | 清水恵蔵 |
シリーズディレクター | 熨斗谷充孝 |
シリーズ構成 | 小出一巳 |
キャラクターデザイン | 清水恵蔵、山本径子、桝井一平 |
メカニックデザイン | 三浦洋祐 |
音楽 | 池頼広 |
アニメーション制作 | マジックバス |
製作 | ギルドプロジェクト |
放送局 | BS11デジタル |
放送期間 | 2010年1月2日 - 3月27日 |
話数 | 全13回 |
テンプレート - ノート |
TVシリーズ第2作。OVA終了後に「六人の勇士」が2009年7月4日よりBS11にて放送予定だったが、急遽放送が延期され、開始は2010年1月2日となった。また、当初はTVシリーズ第1作『スペースコブラ』の出崎統が監督、鈴木清司が音楽監督を務める予定だったが、出崎の肺癌治療に伴い両者は降板し、OVAからキャラクターデザインを担当している清水恵蔵が監督を兼任する形で登板。アニメーション・プロデューサーには出崎の兄である出崎哲が起用され、コブラの声はOVA「タイム・ドライブ」で若かりし日のコブラの声を担当した内田直哉に変更された。これは前任の野沢那智が癌治療のために降板をしているためである。なお、野沢は放送終了から約7か月後の同年10月30日に、出崎は翌2011年4月17日にそれぞれ死去した。
原作をほぼ忠実に再現しているが、アニメオリジナルシーンもある[4]。また、本編終了後には「マリエとパペットマペットのLOVE×LOVE コブラ」というミニコーナーが設けられていた。
2010年5月28日からキッズステーションでも再放送されている。ただし前述の「LOVE×LOVE コブラ」は、肖像権上の影響でカットされている。
- スタッフ
- 主題歌
-
- オープニングテーマ - 「COBRA THE SPACE PIRATE」
- 作詞・歌 - Sasja Antheunis / 作曲・編曲 - 池頼広
- エンディングテーマ - 「君の歌」
- 作詞 - 柚木美祐 / 作曲 - 奥田もとい / 編曲 - 上田益 / 歌 - 松崎しげる
- 各話リスト
話数 サブタイトル 脚本 絵コンテ 演出 作画監督 総作画監督 放送日 原作エピソード 第1話 シバの鍵 植田浩二 清水恵蔵 熨斗谷充孝 蕗此此 山本径子 2010年
1月2日黄金の扉 第2話 黄金の扉 末長光代 大久保政雄 中島豊秋 高橋和徳 小林ゆかり 1月9日 第3話 星のない街 植田浩二 前島健一 岡尾貴洋 斉藤浩信部 山本径子 1月16日 第4話 黄金郷の亡霊 末長光代 松浦錠平 服部一郎 小林ゆかり 1月23日 第5話 さまよえる美女の伝説 植田浩二 西澤晋 鈴木孝聡 西澤晋 山本径子
清水恵蔵1月30日 さまよえる美女の伝説 第6話 カゲロウ山登り 末永光代 清水恵蔵
伊藤幸松清水明 しまだひであき
桝井一平
タカハシアキラ小林ゆかり 2月6日 「カゲロウ山」登り 第7話 山頂へ 大久保政雄 中島豊秋 高橋和徳 山本径子 2月13日 第8話 マンドラド 植田浩二 前島健一 岡尾貴洋 鈴木伸一 小林ゆかり 2月20日 マンドラド 第9話 黒い弾丸 植田浩二 雨宮英雄 矢野篤
铃木吉男(補助)飯飼一幸 山本径子
清水恵蔵2月27日 黒い弾丸 第10話 ギャラクシー・ナイツ 植田浩二 西澤晋 鈴木孝聡 西澤晋 しまだひであき
清水恵蔵3月6日 ギャラクシー・ナイツ 第11話 13人目の男 雨宮英雄 岡尾貴洋 桝井一平
細野明美桝井一平
清水恵蔵3月13日 第12話 神殿の魔物 大久保政雄 中島豊秋 高橋和徳 山本径子
清水恵蔵3月20日 第13話
(最終話)遥かなる記憶 前島健一 熨斗谷充孝 しまだひであき
清水恵蔵飯飼一幸 3月27日
- 放送局
放送地域 放送局 放送期間 放送日時 放送系列 備考 日本全域 BS11 2010年1月2日 -3月27日 土曜 23時30分 BSデジタル放送 『ANIME+』枠 バンダイチャンネル 2010年1月15日 開始 全13話配信中 インターネット配信 第1話無料
BS11 ANIME+ 土曜23時30分枠 | ||
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前番組 | 番組名 | 次番組 |
COBRA THE ANIMATION
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脚注
外部リンク
- 寺沢武一公式サイト-buichi.com
- スペースアドベンチャーコブラ(映画) - トムス・エンタテインメント
- スペースコブラ(TV第1作) - トムス・エンタテインメント
- COBRA THE ANIMATION (BS11) - BS11デジタル「COBRA THE ANIMATION」ページ。
- バンダイチャンネル