ガーディアン (しゅごキャラ!)

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しゅごキャラ! > しゅごキャラ!の登場人物 > ガーディアン (しゅごキャラ!)

ガーディアンは、PEACH-PIT漫画作品およびそれを原作としたアニメ作品『しゅごキャラ!』(『しゅごキャラ!!どきっ』『しゅごキャラ!!!どっきどき』)に登場する架空の団体。

概要

聖夜学園小の生徒会的存在。代々キャラ持ちの子供たちだけが引き継いでいるため、欠員が出ることもある(このことは普通の生徒たちには知られていない)。役職はKチェア(キングスチェア)、Qチェア(クイーンズチェア)、Jチェア(ジャックスチェア)、Aチェア(エースチェア)と特別役職のジョーカー。ジョーカーに限りハンコ押しなどの事務的な仕事がなく、主に×たま狩りが役職の主軸となっている。ガーディアンではロイヤルケープを着用することになっており(あむは、着用していない。)、男子はKチェアとJチェア、女子はQチェアとAチェアに付く事になっている(ジョーカーについては男子と女子のどちらが付くかは不明)。

現在のガーディアンには、Jチェアの者はキャラチェンジした唯世と2人きりの時、絶対服従しなければならないという裏ルールがある。空海曰くそれは「唯世なりの甘え」とのこと。

本作に登場するガーディアンメンバーは以下の通り(詳細は後述を参照)。

単行本1巻〜3巻
  • ジョーカー:日奈森亜夢
  • Kチェア:辺里唯世
  • Qチェア:藤咲なでしこ
  • Jチェア:相馬空海
  • Aチェア:結木やや
単行本4巻 - 6巻
  • ジョーカー:日奈森亜夢
  • Kチェア:辺里唯世
  • Qチェア:真城りま
  • Jチェア:三条海里
  • Aチェア:結木やや
単行本7巻 -
  • ジョーカー:日奈森亜夢
  • Kチェア:辺里唯世
  • Qチェア:真城りま
  • Jチェア:藤咲なぎひこ
  • Aチェア:結木やや
アニメオリジナル
  • 見習い:柊りっか
  • 見習い:一之宮ひかる
終了後
  • ジョーカー:なし
  • Kチェア:一之宮ひかる
  • Qチェア:柊りっか
  • Jチェア:三条海里
  • Aチェア:結木やや

メンバー

本記事では過去に所属した人物も記述する。

日奈森 亜夢(ひなもり あむ)

- 伊藤かな恵

身長152cm 1995年9月24日生まれ。血液型O型。好きな科目 音楽。嫌いな科目 家庭科。クラス 聖夜学園小6年星組。好きな色 赤。好きな食べ物 オムレツ。趣味 ウィンドウショッピング。苦手なもの オバケ、オカルト。好きな言葉 なかよし。得意技 キャラなり。欲しいもの H.NAOTOのスカート。じゃんけんが弱い。

本作の主人公。聖夜学園に通う小学生。物語開始時は4年生(アニメ版では5年生)で、後に進級していく。しゅごキャラはラン、ミキ、スゥ、ダイヤの4人。作中での表記は「あむ」。名前の由来は「I am〜」のamから[1]

チャームポイントはピンクの髪と×マークの髪飾りで、キャラチェンジ時には各キャラに合わせて飾り部分の形が変化する。ヨルからは「バッテンムスメ」と呼ばれることがある。結構地獄耳。口癖は「バカじゃん?」。オカルトが苦手。学校では「クールでカッコいい」と評判だが、実際は素直になれないだけであり、繊細で恥ずかしがり屋なごく普通の少女。母・みどりにゴスパンクの服を着せられていることも誤解の要因となっている。周囲への影響力を少なからず持っており、人心を救うことが多い。

キャラチェンジ時の効果に付いては、ラン、ミキ、スゥ、ダイヤの項目を参照。なおこれまで自分のしゅごキャラ4人以外にも、歌唄のしゅごキャラであるエル、イルと、ゲームではヨルともキャラなりをしている。

ガーディアン入りするまでは友人と呼べる相手はほとんどおらず、クラス内でもどこか浮いた存在だった。「クール&スパイシー」という外キャラが1人歩きしている現状に悩んでいたある日、3人の「しゅごキャラ」を授かり、様々な出来事に巻き込まれていく。

キャラ持ちになりガーディアンに勧誘されたが、唯世の真剣な思いに心打たれながらも「ロイヤルケープを着たくない」という理由で断っていた。しかし、「キャラなり」ができることと「ハンプティ・ロック」が持ち主と認めたことにより強制的に特別役職のジョーカーに任命される。紆余曲折を経てガーディアン就任を了承し、現在は「ハンプティ・ロック」を譲り受け常に身に付けている。

当初から唯世に憧れているが、次第にイクトのことも意識し始める。更には空海やなぎひこ等他の男子にもときめいており、自分の気が多さを悩んでいた。一方で海里からの思いには気付かなかったため告白されパニックになる。後に唯世からも告白を受け、驚きのあまり一時魂が抜ける程だった。イクトからも、彼が日奈森家に居候していた際に一応告白めいた言葉を受けていたが、過去に度々からかわれたこともあり本気と受け取っていなかった。しかし告白を嘘だと否定した時のイクトの傷ついた表情を見て罪悪感を覚える。

なでしことは親友だが、その正体がなぎひことは気付いていない。またりまとは当初打ち解けられなかったが今は親友とも呼べる仲となる。歌唄に関してはイクトを巡って対立を繰り返す反面、イースター社に服従せざるをえない彼女を心配しており、後にブラックダイヤモンズ計画によって本格的に歌唄が道を踏み外しそうになった際は、「歌唄の事が好きだから」と必死に叫びながら彼女を引き留め、現在はお互い「友達」と認めるまでになった。唯世曰く「あむと歌唄の輝きは似ている」とのこと。

6年生へ進級時にラン、ミキ、スゥに続きダイヤのたまごを産むが、周囲の環境変化が重なったため不安が心のトラブルとなって孵化する前にダイヤは一時×たま化した。空海の卒業、なでしこの留学、ガーディアン新メンバーと馴染めなかったことに加え、クールな一面が和らぎ始めたのに「らしくなくなった」と勝手に言われ「自分らしさとは何か」が分からなくなったことが主な要因であった。その後×キャラ化したダイヤは歌唄の下に留まっていたが、あむが「自分の輝きを信じる」と迷いを断ち切ったことで×が取れてあむの元に戻り、キャラなり「アミュレットダイヤ」となった後、たまごに戻っていった。

ブラックダイヤモンズ作戦を阻止した後、ヨルに連れられ自分の家にやって来たイクトに家族には内緒という条件で居候を認めるが、母・みどりに発見され、また唯世の知る所ともなった。その際、自分を巻き込まない為に、わざと唯世を傷付ける発言をしたイクトと、彼が直後にイースター社に攫われたために助けて欲しいと懇願したヨルを一度は突き放すものの、和解した唯世からイクトの身の上を話されて、ガーディアンの面々と共にイースター社に連れ去られたイクトの救出に向かうことを決意する。

イクト救出のため辿り着いた電波塔では唯世とイクトが戦うこととなるが、この事に疑問を感じたあむは「女の子(私)には女の子(私)の戦い方(役割)がある」と信じ「ダンプティ・キー」で「ハンプティ・ロック」を解錠。その際流れたエネルギーの渦の中でイクトの過去の記憶を見たあむは「イクトが本当に欲しいもの、なりたい自分」に気付き、ダイヤとの対話の中で自分の役割への回答を見つけ出し、キャラなり「アミュレットフォーチュン」となった。

御前がひかるで、彼のこころがからっぽであることを知り、彼が心の底から求めているものを分からせるきっかけを作った。

イースター社と決着が付いた後はイクトを更に意識するようになり、「ずっと変わらず傍にいて欲しい」と願うようになったが、突然別れを告げられる。理由が父親探しも兼ねた音楽留学と知って、イクトの音楽や父親に対する愛情に理解を示すものの、ショックを隠し切れず行き場の無い不安感と寂しさに苛まれるが(この際あむの落ち込みっぷりを見たランの「イクトを好きになっていたのか」という問いかけに対しては歯切れ悪く「まだ分からない」と答えている)、彼の決意の固さを知り、彼を見送りに行った空港にて「イクトがお父さんを見つけるか、自分がなりたい自分を見つけるか、どっちが早いか競争しよう」と持ち掛けた。またその際イクトから正式に告白を受け、頬にキスをされた。

卒業式の日の朝、ラン・ミキ・スゥの3人がしゅごたまと共に消えてしまったことに気付き、唯一残ったダイヤから「もういない」と聞かされショックを受けるが、彼女に頼んで3人を探すこととなる。 前までは変わることに少し怖れを感じていたが、今は楽しみにしており、そのことによってしゅごキャラが戻ってきた。

キャラなりはアミュレットハート、アミュレットスペード、アミュレットクローバー、アミュレットダイヤの4形態はトランプスートに割り当てられている。アニメ第1期ではキャラなり時には各しゅごキャラのイメージカラーの光を放っていたが、第2期ではアミュレットハートと同じ色に統一される。

あむのしゅごキャラ

あむのしゅごキャラについては、初期に生まれた3人はキャンディーズのメンバーから名前を取られている。あむからはまとめて「3バカ」や「あんたたち」、エルからは「おこさまトリオ」と呼ばれている。全員スートがモチーフだが初期設定では、ランはさくらんぼ、ミキはりんご、スゥは柑橘系とフルーツをモチーフに考えていた[2]

ラン
声 - 阿澄佳奈
1番目に生まれたあむのしゅごキャラ。髪型はサイドテール。ピンクのサンバイザーと系のチアリーダー風の服を着用しており、頭にハート型の髪飾りを付けている。運動と応援が得意(と言うより応援以外何もしない為に度々あむに怒鳴られている)で、静かにすることが苦手。しゅごキャラの中で一番あむを元気にさせるのが得意。明朗快活で素直な性格。勝手にあむをキャラチェンジさせることがしゅごキャラの中で1番多く、あむを振り回してバテさせたりすることが多い(例:無理矢理跳ね回させたり、鉄棒で高速で大車輪させたりなど)。
キャラチェンジ時の主な能力は身体能力の向上。この時あむの髪飾りはハート型に変化する。言動は素直で快活、行動的になる。3人のしゅごキャラの中では最もテンションが高い。掛け声は「ほっぷ、すてっぷ、じゃーんぷ」。足首(時には手首にも)には光の羽を出現させ、半ば空中飛行のような跳躍をも可能にするが、あむの第一印象は「10年前のファンシーアイテム」だった。
あむの卒業式を翌日に控えた夜、突然消えてしまった。
第5話で初キャラなり、「アミュレットハート」となる(アニメ版では1話)。
アミュレットハート
ランとのキャラなり。ピンク色を基調としたヘソ出しルックチアリーダー調コスチュームを着用し、サンバイザーを被る。この時、髪型はサイドポニーになる。また首と腰に長い赤いリボンを蝶結びに結んでおり、ポンポンが武器で×たまを捕まえるのに使う。アニメではバリアに使ったり、直接攻撃を跳ね返す時もある。サンバイザーに大きな赤いハートの飾り、胸元にはハンプティ・ロックが付く。俊敏な動作が可能なため直接攻撃時や移動追跡時など最も使用頻度が高い。
原作および「どきっ」放送開始前までは飛行能力を有するも飛行高度と速度には限界があったが、「ハートスピーダー」の登場によりそれまでの限界以上の高々度高速飛行能力を得る事となった。
オープンハート
アミュレットハート、アミュレットスペード、アミュレットクローバー(こちらはアニメ版のみ)、アミュレットダイヤ(こちらもアニメオリジナル)共通の×キャラ、×たまの浄化技。「ネガティブハートにロックオン!」(原作では省略されることが多い)の台詞で両手をハート型に合わせ×たまや×キャラに照準を合わせ、技名の呼称に次いで、ハンプティ・ロックより手を通じて浄化エネルギーを放つ。
アニメ版第54話からはパワーアップし、「ネガティブハートにロックオン!」の言葉とともに標的を指さすことで照準を合わせる。×化したナゾたまをキャラなりした人間ごと浄化する。ただし相手がネガティブハートでなければ発動しない。
スパイラルハート
ハートロッドを投げて攻撃する。光の粒によって×たまを拘束することも可能。
スパイラルハートスペシャル
アニメオリジナル。スパイラルハートのスペシャル版。
プラチナハート
アミュレットハート、プラチナロワイヤル共同の×キャラ、×たまの浄化技。
ハートスピーダー
アニメオリジナル。スニーカーがローラーブレードに変化する。ロケットの速度のスペースドリームに追い着く程のかなりの高速で標的を追いかける事が出来る。また、それまで到達できなかった高々度の空域を滑空することも可能で、大気圏内ではほとんど無敵に近い飛行能力を有する。
ミキ
声 - 加藤奈々絵
2番目に生まれたあむのしゅごキャラ。髪型はショートカットに近いボブカットで、スペード型の飾りがついた水色キャスケットをかぶっている。ハーフパンツなどの服は系でコーディネートし、ボーイッシュな服装をしている。原作にはないがアニメではショルダーバッグを持っている。芸術家肌で自分を超一流のデザイナーと自負している。実際センスがよく、あむが外出時に服のコーディネイトを頼むこともある。知性派でクールな性格。だが実はあむのしゅごキャラの中で一番怖がり。中性的容姿で一人称は「ボク」であり、男の子のように見える(原作ではランでさえ第7話まで男子だと思っていた)。しかし実際はヨルやキセキ、アニメ版ではダイチやムサシやリズムにもときめく惚れっぽい一面を持つ女の子である。嫌な事があるとたまごに戻っていじけるタイプ。束縛が苦手。3人の中で唯一の真面目者。また感覚が優れており、ナゾたまの気配には最も敏感である。
アニメ版第44話にてキャラなり回数が減少しつつあることを嘆く(ただし回数は第67話時点でスゥよりも多い[3])、第60話で占いをしている隙にキャラなりの機会を逃す、その他第62話アバンなど不遇な立場であることを製作スタッフ側も認識している演出が行われている。演じている加藤はインタビューやラジオでミキを「1番あむに似ている。」「ちびあむちゃん」と言っている。
キャラチェンジ時の主な能力は芸術センスの向上だが、本人は能力を無闇に乱用される事を嫌っている。ランやスゥの場合と異なり性格はあまり変化しない。また、服のコーディネートも可能になる。あむの髪飾りはスペード型に変化する。掛け声は「ドルゥ、ドロゥ、ドロゥン」。
あむの卒業式を翌日に控えた夜、突然消えてしまった。
第9話で初キャラなり、「アミュレットスペード」となる(アニメ版では6話)。
アミュレットスペード
ミキとのキャラなり。青色を基調とした衣装で、フリル付きの白いブラウスとホットパンツ、ガーターベルトで吊った青と白のボーダーのガーターストッキングを着用し、大き目のキャスケットを被る(この時、後ろ髪はキャスケットの中にしまわれる)。巨大な絵筆を武器とする。キャスケットに大きな青いスペードの飾り、胸元にはハンプティ・ロックが付く。複数の標的など広範囲に攻撃が可能な技が多いが、他のキャラなりも含めパワーアップしたため利点が少なくなり、次第に他のキャラなりに登場機会を奪われつつある。ただし、相手が知的分野に関わったりする時には一部の例外を除いてほとんどがこのキャラなりである。
オープンハート
アミュレットハートの項参照。
カラフルキャンバス
巨大な絵筆に七色の絵の具状のエネルギーを、相手にぶつける。
カラフルキャンバススペシャル
アニメオリジナル。カラフルキャンバスのスペシャル版。
プリズムミュージック
アニメオリジナル。青色のト音記号の形をしたタクトで指揮をふるようにして音符型のエネルギーを相手にぶつける。DSゲーム「ノリノリ!キャラなりズム♪」では通常の状態では♪たまには無力のようである。
スゥ
声 - 豊崎愛生
3番目に生まれたあむのしゅごキャラ。髪型はショートカットだがサイドだけを長く伸ばし、カールを巻いている。薄緑の三角巾と系のメイド風の服を着用し、クローバー型の髪飾りを付けている。「〜ですぅ」が口癖。かなりの天然ボケでマイペースだが、言っていることはやや非情。毛虫が苦手。アニメ版ではやや空気が読めない発言をすることがある。
菓子作りを始めとした家事全般を得意とするが、おかしなスタミナドリンクを振る舞ってエルとあむ(アニメ版ではランとミキ)を臨死体験にまで追い込んだり、またアニメ版では年末の大掃除やシュークリーム作りの際など、張り切ると普段とは異なる厳しい性格になることも。
キャラチェンジ時の主な能力は家事能力の向上。ホイップクリームを大量に呼び出すなど、魔法めいた力も発揮する。また、キャラチェンジ中の言動はかなり女の子らしいもの(あむ曰くブリブリガール)になる。あむの髪飾りはクローバー型に変わる。掛け声は「ちっぷしろっぷほいーっぷ」。
二階堂に誘拐され、人工エンブリオ作りの材料とされかけたが、結果的に彼を改心させることとなった。その後は掃除しているかちゃんと食べているかと「母親みたいな」台詞を言うなど仲の良い描写が多い。
あむの卒業式を翌日に控えた夜、突然消えてしまった。
第13話で初キャラなり、「アミュレットクローバー」となる。(アニメ版では10話)
しゅごキャラぷっちぷち!2-2話において、水をかけると無限に増えるという設定が追加された。更に「しゅごボンバー」では長官役をノリノリで演じている。
アミュレットクローバー
スゥとのキャラなり。緑色を基調としたバルーンスカートのメイド服を着用し、カチューシャヘッドドレスホワイトブリム)を被る。この時、髪型はツインテールになる。リボンとクローバーの付いた泡立て器を武器とする。アニメ版では中央にクローバーが描かれたフライパンで防御をする。カチューシャに大きな緑のクローバーの飾り、胸元にはハンプティ・ロックが付く。アニメ版では通常の必殺技以外にも、その場に合ったお菓子を作って危機を回避することもある。またアミュレットスペードと比較して出番が多く、アミュレットハートに次いで2番目に使用頻度が高いが、最近はキャラなりする機会が減少してきている。
リメイクハニー
泡だて器の先から出る蜂蜜のようなもので×たま、×キャラを浄化する。アニメ版では、壊れたり古くなった物を元に戻すときにも使っている。
リメイクハニースペシャル
アニメオリジナル。リメイクハニーのスペシャル版。
スウィートアップリケ
相手の武器を可愛くアレンジし、相手を怯ませる。
オープンハート
アミュレットハートの項参照。なおアミュレットクローバーでこの技を使用したのは現在の所アニメ版のみである。
ハニーバブルス
アニメオリジナル。泡だて器がクローバーの形に変化し、先から出るシャボン玉のエネルギーを相手にぶつけ身動きをとり難くする。
ダイヤ
声 - 伊藤かな恵
4番目に生まれたあむのしゅごキャラ。強い力を持つ。あむが6年進級時に不安を抱えたことで×キャラ(通称「×ダイヤ」)になった時は金髪のポニーテールでダイヤの上に大きく×が付いた髪飾りを付けており、ミステリアスな目付きで、服は黒いワンピース、肌も色黒であった。普通の×キャラとは異なり普通に会話をしていた。×が取れると色白でオレンジがかった黄色い髪をツインテールにしており、レモン色のワンピースを着用して大小のダイヤ型の髪飾りがついたカチューシャとステージ用のピンマイクをつけている。
×ダイヤ時はあむを持ち主と認めておらず、たまごのまま歌唄の元へ行ってしまうが後にたまごから孵り、×キャラのまま歌唄とキャラなり「ダークジュエル」となった。以降はたまごの外に出ており、人やしゅごキャラの心を読むことができた。
あむが「自分の輝きを信じる」と言ったことで×が取れ、26話でキャラなり「アミュレットダイヤ」となることに成功した。(アニメ版では43話)その後、他のしゅごキャラに会うことなくたまごに戻っていった。なお、アニメ版ではその後も一時的に幾度か孵化しており他のしゅごキャラやなぎひことも会っている。
ダイヤという名前は他のあむのしゅごキャラ3人とは違い自分から名乗ったものではない仮のものである。たまごに戻る際に真の名前があることを示唆する描写があったものの、本当の名前が存在するかどうかも含め明かされていないが、「ぷっちぷち」の「お悩み解決隊!」では自らダイヤと名乗っている。
あむが「イクトの本当の願い」「自分がイクトにしてあげられる事」に気付いたことにより再び孵化、「アミュレットダイヤ」となった後、ラン、ミキ、スゥも引き込み4体合体によるキャラなり、「アミュレットフォーチュン」となった。
「どきっ」オープニングやエンディング、および「しゅごキャラ!ちゃん きっず☆」のクリスマス特集2008では他の3人同様に登場し、「きっず☆」では「洞察力があって、カリスマ性を持つ」と紹介されている。4コマ作品ということもあって、クリスマスツリーにまぶしさで見えなくなるほどライトを付けたり、ケーキのデコレーションに宝石を使ったりする輝きを好むキャラであることや、口調が多少異なることなど原作からアレンジされた性格付けがされている。そして、原作では、つい最近のことを忘れているなど、少し天然なところもある。また「パーティー!」になってからは「どっきどき」・「ぷっちぷち」ともにほかのしゅごキャラと行動をともにしている。「しゅごボンバー」でも懐疑的なラン・ミキと比べ、ノリノリで戦っている。
また、「しゅごキャラ!!!どっきどき」第8話で初めてキャラチェンジしたが、ただひたすら輝くだけでありランとスゥ曰く「期待した割には微妙」である。
アミュレットダイヤ
ダイヤとのキャラなり。薄い黄色の短いワンピースに、同じ色をしたサイハイブーツを履く。インカムマイクをつけている。この時髪型はツインテールになり(アミュレットクローバーとは形が異なる)、マイク型の武器を持っている。このキャラなり時のみヘッドフォンマイクの黄色いダイヤの飾りが2つになる。胸元にハンプティ・ロックが付く。
スターライトナビゲーション
マイク型の武器から光の軌道と星形のエネルギーがあふれ出し、螺旋を描きながら対象を包み込む。
ティンクルシールド
強力な光の障壁(シールド)を張る防御技。アニメでは未使用。
シューティングスターシャワー
両手から無数の眩い星形エネルギーを放出、対象を包み込む。アニメでは動作が異なる(マイク型アイテムを掲げて技名を叫び、星形エネルギーで結界を張る)。
オープンハート
アミュレットハートの項参照。アミュレットクローバー同様、使用したのは、アニメ版のみである。
トゥインクルホールド
アニメオリジナル。周りを囲んで、×たま、×キャラの浄化技。でも失敗した。
その他のしゅごキャラとのキャラなり
アミュレットエンジェル
エルとのキャラなり。白とピンクを基調とした背中に羽の付いたフリフリの、赤いリボン付きドレスを纏う。頭に小さな羽根のアクセサリー、胸元にはハンプティ・ロックが付く。キャラなり中は特にアニメ版においてエルの影響を受けて口調や行動が従来の変身ヒロインを意識したものに変わることがある。ラン、ミキ、スゥが登場時の演出を手伝わされたこともある。
ホワイトフラッグ
エルの似顔絵と「負けました」という字が書かれた白旗が出る。アニメ版では何も描いていない白旗になっている。
ホワイトフラッグWプラン
降参の旗が2つに増える。あくまで偶然だが攻撃を受け止めたこともある。エル曰く「無抵抗の抵抗」。
エンジェルウインク
アニメオリジナル。ただウインクするだけの技。
恋のリペアビーム
アニメオリジナル。オープンハートと方法は似ているが手からは弱いハートのエネルギーが出てくる。失敗したため効力は不明。
アミュレットデビル
イルとのキャラなり。ヘソ出しルックで、胸の部分が赤いコウモリの形になり、同じくコウモリをモチーフにした赤いホットパンツを穿く。悪魔の頭部を象った黒い帽子を被り、紅と白のボーダーのサイハイソックスを着用する。悪魔の尻尾がつき、ブーツには小さい悪魔の羽が左右の足に2つずつ付く。露出度はかなり高い。
デビルズチューン
ギターをかき鳴らすとその音が相手を襲う。
アミュレットフォーチュン
ラン、ミキ、スゥ、ダイヤの4体合体によるキャラなり。全体にレースやフリルをあしらった白い花嫁風の衣装にハイヒール。大きなリボンと四葉のクローバーの付いたヘッドドレスを被り、胸元にも大きなリボンとハンプティ・ロックが付く。クローバーには赤・青・緑・黄のクリスタルがはめられ、頭と胸元のリボンには同色の、やや薄めの色のラインが引かれている。長時間の持続はできない。
オープンハートフルボリューム
オープンハートのMAXパワーアップバージョン。いわゆる強化版である。

辺里 唯世(ほとり ただせ)

声 - 高木礼子

身長154cm 体重42kg 1996年3月29日生まれ。血液型B型。好きな科目 国語。嫌いな科目 なし。クラス 6年星組。好きな色 白。好きな食べ物 つくしのつくだ煮。趣味 さんぽ。苦手なもの ハムスター。好きな言葉 おもいやり 得意技 じゃんけん。

第1話から Kチェアを務める少年。通称:王子。あむと同い年。あむの6年生の時のクラスメイトであむの憧れの人。しゅごキャラはキセキ。

ブロンドの髪で長いアホ毛が1つ飛び出ている。花粉症持ち。家は純和風で、部屋の中もきちんとしている。愛犬家である。数年前に倒れた祖母のことを大切に思い、頻繁に花を買ってはお見舞いに行っている。

幼い頃から祖母に強い人間になるよう教育されていたが極度の恥ずかしがり屋で、それが彼のコンプレックスであり、キセキが生まれる切っ掛けとなった。しかし今でも大勢の前で話すのも告白されるのも苦手で、必要に迫られるとキセキとキャラチェンジしている。普段は大人しいが「王子」と聞く(聞き間違いも含む)と、キャラチェンジして真性の王様キャラとなり「夢は世界征服」等と豪語する。そのためガーディアン内で「王子」は禁句。アニメ版では素の状態でも世界征服ということがある。キャラチェンジ時は小さな王冠が頭に付く。落ち込んだ時には王子と言う言葉にさえ反応せずキャラチェンジはしない。キャラチェンジは他人が解いたこともある。アニメ版でクラスメイトが「〜王子」と言った時、キャラチェンするが、りまが唯世の頭にバケツをのせ、クスクスが「いち、に〜、さぁん」と言ったら、キャラチェンが解けた。第22話ではキャラなりし、「プラチナロワイヤル」になった。

無意識のうちに女性の心をくすぐる言動をしている天然プレイボーイ。得意技は相手に自分のお願いを聞かせる「キラキラ光線」。ただしこの技はなぎひこに対して行っても効かなかったことから女性にしか効かないと思われる。アニメ版では親衛隊なるものも存在し、モテている。幼い頃死んだ飼い犬のベティが好きだったため、あむからの告白を一度断っていたが、その後「アミュレットハート」に好意を抱くようになった。

後に「素のあむ」のことも意識し始め、あむの気持ちを今まで傷付けてきたと謝罪し「今更だが好きになってもいいか」と告白した。なお「先に告白した海里に悪い」と付き合うことは要求しなかった。現在はあむを「あむちゃん」と呼び、また「もっとちゃんと好きになりたい」と思っている。しかし一方でイースター社との最終決戦にてイクトがあむを好きだということと、あむがイクトに惹かれ始めていると感じ取ったためか、「ぼくはいつでもここにいる。だから、あむちゃんは自分の行きたい道を選んで」と「もしあむがイクトを本当に好きだと認める段階になった時は身を引く」という素振りを見せてもいる。

イクトと歌唄とは幼馴染みであり、幼い頃はイクトを「おにーたん」と呼んで(成長後は呼び捨て、イクト救出、和解後は「兄さん」)慕っており、いつも歌唄とイクトのとり合いをして喧嘩していた。しかしその後イクトが何も言わず姿を消した事、突然帰ってきたイクトに「ダンプティ・キー」を奪われた事、その際(偶然であったが)祖母が倒れ、ベティが死んでしまったのにイクトが何も弁解しなかった事から、一転して敵対心を抱き母親である瑞恵の影響もありイクトをよく「ドロボウ猫」「不幸を運ぶ黒猫」などと呼ぶようになっていた。

イクトがあむの部屋に居候していたこと、また告白を彼に盗み聞きされていたことを知り、大きなショックを受ける。だが空海と話す内に、イクトへの嫌悪感が過ぎたために大切な事を見失っていたと気付き、「イクトを含め皆に幸せになって欲しい。だから自分は、自分を取り巻く小さな世界を守る王様になろう」という結論に達した。また無闇に拒絶はせずにイクトの本心を知りたいと思うようになる。イクトを電波塔の決戦で救出した後は彼と共闘し、あむの×たま浄化をサポートした。

イースター社との決戦後、実はイクトが「ダンプティ・キー」を返そうと過去に辺里家を訪れていた事と母・瑞恵がそれを叩き返していた事を知り、そうとは知らずイクトに酷いことを言った事を謝罪した。また祖母から、自分の容体悪化やベティの死はイクトが原因でないと聞かされ、ベティがイクトのバイオリンの音色に送られて安らかに他界したと知り涙を流した。そして今ではイクトに謝罪し、和解しているが、恋のライバルとして敵対している。

自分でも、おとなしい王子様キャラはもう終わりと言っており、最終巻の12巻ではかなり積極的になっている。

大人の姿は見た目は天川司とそっくりであり、性格もだんだん似て来ているとのこと。

キセキ
声 - 三宅華也
唯世のしゅごキャラ。顔は唯世に似ているのであむに「ちび唯世くん」と言われたこともあるが、前髪の流れが逆。性格は彼とは違い、クールでツンデレ気味。服は典型的な王子様ファッションで、王冠をかぶり、マントを着用している。命令が特技で、服従が苦手。唯世とともに花粉症。キャラチェンジで掛け声はない。
アニメ版第7話(アニメオリジナル)で1年生の時の唯世が書いた作文に対し自分が生まれる前であると語っているが、原作ではキセキが生まれたのは唯世が幼稚園児だった頃であり、設定が変更されている。
アニメ版では他のしゅごキャラをしばしば集め、エンブリオを探し出すための作戦会議を開き、統括的立場に立とうとしているが、実際には他のしゅごキャラは暇を持て余して集まって来ているに過ぎない。
ブラックダイヤモンズ計画始動の際キャラなり、「プラチナロワイヤル」となる。
プラチナロワイヤル
キセキとのキャラなり。頭に王冠を被り、ステッキを持っている。胸元・腕・ズボンの裾にフリルとリボンが付き、白いマントを羽織る。ちなみに原作で唯世は「ホワイト王子」と認識しているが、アニメ版では全体がライトイエローを基調としているためカットされた。
ホワイトデコレーション
原作では×たま、×キャラの浄化技。アニメ版では×たまを固定し浄化しやすくする。
ホーリークラウン
ステッキからエネルギーを放つ、攻撃、防御共に可能な技。王冠型の落下物クッションにもなる。
ホーリークラウンスペシャル
ホーリークラウンのスペシャル版。
プラチナハート
アミュレットハートの項参照。
ロワイヤルソード
ステッキがソード()に変わる。
ホーリーセイバー
ソードによる攻撃技。強いエネルギーを放ち相手を撹乱する。

藤咲 なでしこ / なぎひこ(ふじさき なでしこ / なぎひこ)

声 - 千葉紗子

1995年7月4日生まれ。血液型AB型。

第1話から第14話までのQチェアで第27話からのJチェアの少年。あむと同級生。あむの5年生の時のクラスメイトで、親友。しゅごキャラはてまりとリズム。イースターミュージック所属の演歌歌手・香川まさしのファンで、イースター社がエンブリオを狙っていることが判明後も変わっていない。

男子が女形舞踊を学ぶためには子供の間は女の服を着て、女の名前で暮らさねばならないという藤咲家の家訓により、当初は、なでしこの名前で女子として振舞っていた(そのため声もなでしこ時となぎひこ時で異なっている)。てまりとキャラチェンジをすると桜の花の髪飾りがつき、口調は広島弁風のヤクザ調、性格も好戦型になり薙刀を武器とする。

髪が非常に長く、なでしこ時は、長い黒髪を花の付いた髪飾りで束ね、一見すると淑やかな美少女だった。料理(特に洋菓子)作りが得意。あむがガーディアン入りを断った時、あらゆる手段で懐柔しようとした策略家の面もある。助言をするなどあむの恋を応援し、見守っている。また、友情とは別のニュアンスで好意を抱いているようにも見えた。家はとても豪華で日本舞踊を習っている。イクトを「黒ネコさん」と呼ぶ。

なぎひこ時は髪を解いている。なぎひことしての性格は女子には紳士的だが、男子には辛辣な言動が目立つ。本人はあくまで真剣なので女装のことを面白半分で言われるのが許せず、唯世や興味本位で女装のことを尋ねた空海に、スカートを笑顔で強引に穿かせたこともある。力は見かけに拠らず結構強い為、なでしこ時は、正体がバレないよう力を抑えていた。またバスケットボールが好きだったが、女性らしくあるためにその欲求も抑えていた。

初めてなぎひことしてあむと会った時には「なでしこの双子の兄」と名乗った。あむには女装期間が明けたらちゃんと話すつもりだったが、依然打ち明ける機会に恵まれず、罪悪感に苛まれ続けている。その為隠し事をする辛さに関してはイクトに共感を覚える部分も多い様子で、唯世にその辛さを諭し、イクトへの理解を求めた。原作最終話において、二階堂とゆかりの結婚式のどさくさに紛れてあむに自分がなでしこであることを明かした。

6年生になった春、踊りの表現の幅を広げるためにヨーロッパへ留学したが、修業中に成長してゆく自分の体に「女らしくあり続けること」への不安を感じスランプに陥り、なぎひことして一時帰国する。それによりてまりも一時たまごに戻り、同時にてまりとは色違いの青いたまごを産んだ。

その後あむ達と冬休みに再会し、初代Kチェア・司の発案でJチェアに強制的に就任させられた。あむの純粋な輝きに怯んだことも引き受けた理由となった。唯世の裏ルールには「もう引き受けてしまったから仕方ない」と諦めているものの隙あらば反撃している。りまからは怪しまれ、非友好的な態度を採られていた。りまにはのぶ子との対面をきっかけに正体が知られることとなる。

イクト奪還作戦中に、新しいしゅごキャラ・リズムが孵り、キャラなり「ビートジャンパー」となる(アニメ版ではリズムの誕生の時期がこれより早く変更されている)。直後、再びてまりが孵り、キャラなり「ヤマトマイヒメ」でりまと共に×たまと×キャラを浄化し、今まで非友好的だったりまの態度が軟化した。

アニメ版では、リズムが孵るまで直接戦闘に参加できないため、作戦立案に貢献していた。

ちなみに今ではりまに好意を寄せている。一応告白らしきことはしたもののりまにはその思いは届いておらず、りまにはあむが好きだと誤解されている。

卒業式にあむに実は自分がなでしこだと告げた。

てまり
声 - 柚木涼香
なでしこ(なぎひこ)のしゅごキャラ。髪型はなでしこと同じポニーテール。純和風の着物姿で、の形の髪飾りを付けている。なぎなたが得意で、どろんこになることが苦手。キャラチェンジの掛け声は「ちん、とん、しゃん」。普段はおしとやかだが、怒ると極道の姐のような性格になる。この性格の時は、なぜかミキから「おやびん」と呼ばれ、手下のような振る舞いをされる。但しこの外見は持ち主の「女性的性格部分」が反映されたものであるため正確に言うと「男の子」である(この事はペペが一番早く気付いていたが、お構いなしに以前同様に付き合っていっている)。
なでしことヨーロッパ留学中に「女らしくあること」に不安を感じスランプに陥ったことでたまごに戻ったが、イクト奪還作戦の折に再び孵化し、キャラなり「ヤマトマイヒメ」となる。
ヤマトマイヒメ
てまりとのキャラなり。てまりが人間化したような姿になる。ただしてまりの衣装に加えて着物の襟と袖に豪華なレースが付き、帯の部分には蝶のような形をした飾り帯が付いている。髪飾りもてまりのものより豪華になり、桜の花数が増える。
キャラなり中はなでしこの姿、喋り方をしており、キャラなりを解除した後も髪型はポニーテールのままにすることができる。
クィーンズワルツ
ヤマトマイヒメ、クラウンドロップ共通の×たま、×キャラの浄化技。
花緑
アニメオリジナル。花びらを舞いちらせて着物の帯で締め付ける技。
リズム
声 - 宮田幸季
なぎひこ(なでしこ)のしゅごキャラ。髪型はなぎひこと同じ長髪で、ニット帽を被りダウンジャケットを着ており、ヘッドフォンを装着したヒップホップの様な姿をしている。なぎひこを「ナギー」と呼ぶ。こちらは持ち主の「男性的性格部分」の反映のため外見も完全な「男の子」となっている。
なぎひこがなでしことして踊り修行の為にヨーロッパに留学していた際にたまごとして生まれた。イクト奪還作戦の際に孵り、キャラなり「ビートジャンパー」となった(アニメ版はそれよりも早く孵化、キャラなりしている)。キャラチェンジをすると運動神経がよくなり、性格も考えなしに行動するキャラとなる。
ビートジャンパー
リズムとのキャラなり。リズムが人間化したような姿になり、バスケットボールを武器とする。帽子にはこころのたまごとおなじ天使の羽根のマークがある。
キャラなり中はなぎひこの姿、喋り方をしている。
ビートダンク
バスケットボールをダンクシュートする様に操り、×たまや×キャラを撹乱する。
ブレイズシュート
アニメオリジナル。バスケットボールを円盤状に変形させて相手に投げつける攻撃技。

相馬 空海(そうま くうかい)

声 - 阿部敦 / 幼少時代 - 田中晶子

1994年8月17日生まれ。血液型A型。

第1話から第14話までJチェアを務める少年。あむより1歳年上。しゅごキャラはダイチ。明朗快活でガーディアン達にとって頼れる兄貴分だが、実は5人兄弟の末子。人使いの荒い兄達からいつもこき使われ憎まれ口を叩くこともあるが、兄達の長所もしっかり理解し大切な存在だと思っている。サッカー部の主将を兼任し、運動神経に優れ体力もある。唯世の裏ルールをやや楽しんでおり、自分が唯世を支えなければと責任感を持っている。勘が鋭く(本人曰く冴木のぶ子の占いより当たる)、あむの心の陰りにいち早く気付き相談に乗った。新メンバーのりまと海里にも、初対面時にも関わらず普段と変わらない気さくな態度で接した。歌唄とは共通する部分がある。 アニメ版では、学内の女子達による彼のファンクラブがあり、非常にモテる様子。しかし、あくまでファン程度で好きとのこと。唯世との絆に亀裂を生じさせようと二階堂が策略を仕掛けたこともあったが、掛かった振りをしていただけで通用しなかった。幼馴染みの詩音には本人は気付いていなかったが恋心を抱いていたようである。なおアニメオリジナルストーリーでの持ち回(メインとなる回)が多い為、原作よりもより深くキャラクターが掘り下げられている。

チャレンジ精神が旺盛で、様々な事に限界に挑戦してみたいという気持ちからダイチが生まれた。キャラチェンジをすると、星型の髪飾りが付く。第18話では「ハンプティ・ロック」の力で一時的にキャラなりし、「スカイジャック」になった。

現在は初等部を卒業して中等部に進級、中学生となったが、ガーディアンにたまに顔出しはしており、唯世と出かけることも多い。唯世があむとイクトの件でふさぎ込んだ時は相談に乗り、彼とイクトの確執を和らげた。またゆかりと二階堂がケンカした際にも、半ば強制的に作戦に参加させられるなど、今やガーディアンの保護者的ポジションである。

ダイチ
声 - 吉野裕行
空海のしゅごキャラ。Tシャツハーフパンツというスポーツ選手のような出で立ちで、頭には星型の飾り付きのヘアバンド、腕にはリストバンドをつけている。スケボーが得意で正座をすることが苦手。キャラチェンジの掛け声は「キック、スタック」。アニメ版ではキセキや女子しゅごキャラの突っ込み役になっている。空海の卒業以降は、彼のみで登場する回が増えた。
×ダイヤと「ハンプティ・ロック」を巡ってあむと歌唄が対決した際、「ハンプティロック」の影響でキャラなりし「スカイジャック」となった。
スカイジャック
ダイチとのキャラなり。ライトグリーンを基調とした衣装で、ベルトと星の腕章付きジャケットとロングパンツ、ブーツを着用する。首に白スカーフを巻き、頭にサングラスと星の飾り、両手に指無しの手袋を付けている。ロケットブースター付きのスケボーに乗り、これは防御や追跡に役立つ。
ゴールデンビクトリーシュート
アニメオリジナル。サッカーボールの様なエネルギー球を繰り出す攻撃技。

結木 やや(ゆうき やや)

声 - 中村知子

1996年5月25日生まれ。血液型O型。

第1話からAチェアを務める少女。あむより1歳年下。しゅごキャラはペペ。

橙色の髪をツインテールにしていて、大きな赤いリボンを付けている。制服も本来結ぶべき女子用のネクタイのかわりに髪飾りと同じリボンを結んでいる。可愛いものとお菓子が大好きで、特になでしこの作るお菓子がお気に入り。甘えん坊でまだ幼い所があり、誰かが密着したり仲良くしたりしている姿を見るとすぐ混ざりたがる。尊敬と羨望のまなざしで見られやすいガーディアンの中で唯一「ややちゃん先輩」と親しみをこめて呼ばれている。あむを「あむち」「あむちー」「あむちん」、りまを「りまたん」、なでしこを「なっちん」、なぎひこを「ナギー」と呼ぶ。あむ、りまとは、姉妹のように仲良し。習い事としてバレエ教室に通っている。実は泳げない。イースターミュージック所属のダーツのファン(なでしこによると、ややの好きな芸能人はよく変わるようである)。

つばさという弟がいて、つばさの育児に両親がかかりきりになったことから赤ん坊であることへの羨望が生まれ、ぺぺが誕生した。キャラチェンジするとよだれかけを付け、巨大なガラガラやおしゃぶり、またアニメ版ではミルクも武器に使う赤ちゃんの様な姿になるが、赤ちゃんの性質に影響されて泣き虫となり、あまり戦闘では役に立っていない。第24話では「ハンプティ・ロック」の力でキャラなりし、「ディアベイビー」となった。

以前はつばさを邪険に扱うこともあったが、あむに諭され認識を改めた模様。その後なぜか、さらに赤ちゃんキャラに磨きをかけると決意した。現在は精神的な成長が見え、イクトの過去話を聞いて消沈していたあむやガーディアンメンバーを勇気付ける、イクト奪還作戦の折は一人で戦おうと奮闘するなど、以前よりもかなりしっかりして来ている。しかし、あむ達が卒業したら彼女がガーディアンを引っ張らなければならないと言う現実について、未だにリーダーシップのかけらが見られずぺぺに呆れられている上、ガーディアンについて聞きにきた柊りっかに対しても適当な事を教えたためりまに叱責される場面もある。

ぺぺ
声 - こやまきみこ
ややのしゅごキャラ。髪型はややと同じツインテールだが、赤ん坊のような外見で、大きなリボンの付いたうさ耳帽子とベビー服を着ており、常におしゃぶりをくわえている。しかし、どちらかというとややよりしっかりしており、アニメ第7話においてはてまりに対して「実は男の子?疑惑」を抱いている節が見受けられるなど、勘の鋭さも持ち合わせている。生まれたばかりのややとそっくりである。甘えん坊で、怒りん坊が苦手。キャラチェンジの掛け声は「プリティ、キューティ、ラブベイビィ」。
ブラックダイヤモンズ計画阻止作戦の際、「ハンプティ・ロック」の影響でキャラなりし「ディアベイビー」となった。
ディアベイビー
ペペとのキャラなり。ペペが人間化したような姿になる。
ゴーゴーアヒルちゃん
その名の通り、アヒルのおもちゃで攻撃する。威力は×キャラと戦って相打ちになる程度。タイトロープダンサーとのコンボで使用されることも多い。
アヒルちゃんスクラムゴーゴー
アヒルのおもちゃを盾にして相手をひるませる。
アヒルちゃんダッシュ
ゴーゴーアヒルちゃんよりもアヒルのおもちゃの動きが当社比2倍で速くなる。
アヒルちゃんブラックゴーゴー
ゴーゴーアヒルちゃんの小悪魔系バージョン。
メリーメリー
傘型のオルゴールで×たまや×キャラを眠らせる技だが、歌唄の技と違って自分も寝てしまうと言うリスクがある。
メリーメリーWブロック
メリーメリーのオルゴールが二つに増える。

真城 りま(ましろ りま)

声 - 矢作紗友里

1996年2月6日生まれ。血液型B型。

第16話からQチェアを務める少女。あむと同級生。口癖は「バカみたい」。しゅごキャラはクスクス。

美少女だけどくせもの。ウェーブがかかった亜麻色の長髪に黒のカチューシャをしている。小柄で可愛らしい容姿だが、女王様気質で毒舌家かつ意地っ張りな性格。あまり自分から行動せず、大抵の事は携帯電話に大量に登録された「めしつかい」(主にクラスの男子)にやらせる。「めしつかい」には「りまさま」「女王さま」等と呼ばれている。得技は嘘泣き。無関心な事には非常に冷めている。男子にモテるが、女子には嫌われており、その点は本人も自覚していた。恥ずかしくなると膝を抱え、ボールのようになる癖がある。

意外とお笑いが大好きで、『ギャグマンガ大王』というギャグ漫画の大ファン。いい加減なギャグが許せないらしく「笑いは遊びじゃない」と考えている。『ギャグマンガ大王』の作中の決め台詞である「バラバラーンス!」はキャラチェンジで見せるギャグの定番になっている。この「バラバラーンス!」が間違われて使われているのは我慢ならない様子。キャラチェンジするとギャグキャラになり、それを恥ずかしいと思っているために自身のキャラチェンジを非常に嫌がっていた。キャラチェンジ時は目の下に雫と星のワンポイントが付く。登場当初からキャラなりし、「クラウンドロップ」になることができた。

クラスメイトの前でキャラチェンジし落ち込んでいるところをあむに慰められ、仲良くなりつつある。極度の運動音痴だが、球技大会であむの頑張りに影響されてか意外な努力を見せ、ギャグ好きというのもクラスメイトに判明したため、クラスの女子とも徐々に打ち解けつつある。

以前に誘拐されかけたことがあり、そのため両親に送迎してもらっているが、このことが負担となっていることもあり両親の仲が芳しくないことに心を痛めていた。第32話ではあむ達と仲良くなり始めた矢先に母親から帰りが遅くなるためガーディアンを抜けるよう言われるが、あむの説得もあってかその後もガーディアンを続けており、両親の仲も修復に向かった。

なぎひこが正式にJチェアとして就任した折になでしこがあむの親友だったと聞かされ、対抗意識を燃やす。またなぎひこにも非友好的で、彼に不信感を募らせ、アニメ版では2人のメイン回にてその面がかなり強調されている。イクト奪還作戦中になぎひこの秘密を知りさらに不信感を持つものの、共同戦線を張ったことで信頼が芽生える。卒業式の後にはなぎひこの頭をなでなでするという行動からかなりの信頼感があるとみられる。(但し、本人曰くなでしことだけ。)

クスクス
声 - 成田紗矢香
りまのしゅごキャラ。顔には右目の下には星、左目の下にはしずくのマークがあり、ピエロのような姿をしている。いつもクスクスと笑っている。ぺぺのおんぶ遊びに乗るなど少し子どもっぽいところがある。りまに無断でキャラチェンジを試みることが多い。一方で両親が喧嘩ばかりで心を痛めていたりまに、「変な顔」をして元気付けようとするなどりま思いな一面もある。
登場当初からキャラなり「クラウンドロップ」が可能だった。
クラウンドロップ
クスクスとのキャラなり。真っ赤なピエロの衣装にバレエのチュチュを加えたようなコスチュームになる。頭には大きな赤いリボンが付く。
クィーンズワルツ
ヤマトマイヒメの項参照。
ジャグリングパーティー
ジャグリングのクラブを自由自在に操る。当初は×たまを破壊していたがあむに心を開いてからは捕縛するようになった。
タイトロープダンサー
ロープを自在に操り相手を攻撃する。1度ジャグリングパーティーと同時に使用されたこともあり、他の技との同時使用や複合使用で更なる効果を発揮することも出来る[4]

三条 海里(さんじょう かいり)

声 - 斎賀みつき

1997年6月12日生まれ。血液型A型。

第16話から第26話までJチェアを務める少年。三条ゆかりの弟。背が高いので大人っぽく見られるが、あむより2歳年下。しゅごキャラはムサシ。

黒髪の真ん中分けで眼鏡をかけ、頭脳派で几帳面な性格。第21話で変装のため裸眼になると遠くの唯世とイクトの揉め合いを見難そうにしており近視だが、第26話では上空の様子を普通に見ていたことからキャラなりをすると視力矯正もされる模様。さりげない気遣いができ、年齢の割にとても大人びているが、相当な方向音痴。口癖は「以後よしなに」で、妙に古い言い回しを用いる。アニメ版では「おかしな現象には必ず科学的根拠がある」と言っているが、しゅごキャラの存在については日々苦悩している。ガーディアン入り時には活動について殆どを予習しており、また情報収集には余念がない。最年少ながらも勝手に仕切ることから、あむとややに「委員長」や「いいんちょ」と呼ばれている。実際、転校前の小学校でもクラス委員長をしていた。ガーディアンのメンバーを「ジョーカー」「K(キング)」のように役職名で呼ぶ。

幼い頃から宮本武蔵に深い憧れを抱いており、ムサシが生まれた。キャラチェンジするとポニーテールのようなちょんまげが付き、木刀を武器として戦う。剣術には優れており、キャラチェンジの状態でもランとキャラなりしたあむを圧倒できた程である。またアニメ版では木刀を横に構えることで×キャラの攻撃を防いだ。第24話であむを庇おうとキャラなりし、「サムライソウル」となった。

家庭ではだらしない姉・ゆかりに家事などをして献身的に尽くしており、精神的に弱い部分のある姉を支えなければと義務感を抱いていた。ゆかりの命令でガーディアンの秘密を探り、その任務中に思いがけずあむに好意を抱く。スパイであることや、おねだりCDを聖夜学園で広めていることを後ろめたく感じていた。しかし初めてキャラなりした後に、イースター社(ゆかり)へのしがらみをふっきり、本当の仲間になった。

改心したゆかりが新しい事務所を立ち上げるのを手伝った後、故郷の山口に戻った。その別れ際にあむに告白し、唯世にライバル宣言をした。

なおその後もアニメ版第69話(アニメオリジナル)等の回想シーン等で登場し、またアニメ版第71話(アニメオリジナル)では再登場を果たし、あむへの気持ちを再確認すると共に再び唯世にライバル宣言をしている。

ゆかりと二階堂の結婚を手伝いに再び登場。ガーディアンらと協力して、二人の仲直りを成功させた。その際なぎひこと新旧ジャックの対面を果たし、意気投合する。最後には、また聖夜学園に転入し、ジャックスチェアになる。

ムサシ
声 - 岡本信彦
海里のしゅごキャラ。海里の宮本武蔵への憧れの心から生まれたしゅごキャラ。の様な姿をしており、顔・髪型共に海里とそっくりだが、チョンマゲがついている。海里と同様眼鏡をかけている。海里の師的存在でどこか頼りなげな海里を気に掛け、アドバイスをすることもある。中国漢詩を口にするなど、しゅごキャラの中でもかなりの知性派であり、常に物事を小難しく考えている節がある。
ブラックダイヤモンズ計画阻止作戦の際キャラなりし、「サムライソウル」になった。
サムライソウル
ムサシとのキャラなり。ダークグリーンを基調とした肩が露出した衣装で、侍のような着物を着ており、袴の腰に2本の日本刀を差している。髪を後ろに括り上げ、薄い衣を牛若丸の様に被り、眼鏡が取れる。
イナズマブレード
原作では×たま、×キャラの浄化技。アニメ版では稲妻と刀での攻撃技。どちらも2本の日本刀を使用する。日本刀は物理的攻撃力を有している。

柊りっか(ひいらぎ りっか)

声 - 江里夏

「しゅごキャラ!!! どっきどき」から登場したアニメオリジナルキャラクターであり、聖夜学園にやって来た転校生。多少赤っぽいショートヘアの癖っ毛の持ち主。あむに憧れており、出会いを通じてガーディアン見習いとなる。

多少無鉄砲で落ち着きがなくおっちょこちょいで早とちりもするが、電柱に生えていた花に水をやったり、大木から降りられなくなった猫を救う為に自ら木をよじ登っていったりと、基本的に心優しく明るい少女。当初は自身はキャラ持ちでないにも関わらず、しゅごキャラの存在を視認出来たり、×たまの声を聴き心を通わすことが出来るという能力を持っており、あむ達と知り合う以前から大量の×たまを自室に匿っていた。物事を心から楽しむ純粋さを持ち、水鉄砲や遊園地のコーヒーカップなどを本気でやり込んだりする。家ではナマズを飼っている。

「しゅごキャラ!!! どっきどき」第15話にてたまごが生まれ、20話にて「あむのように落ち着いた人になりたい」との強い思いからほたるが誕生した(ただし、あむ自身もおっちょこちょいな面があり、彼女自身も何度か目撃してはいるが、初対面の時の印象が特に強く影響している)。

23話において些細な行き違いから×たま達の脱走および暴走事件を引き起こし、自ら破裂する×たまを目の当たりにする事態に直面する。24話にて自分の行動で他の人の心を傷つけることがあることを痛感、それでも×たま達を守りたいという強い思いで破裂しそうなほど悲しみを抱えている×たまを涙ながらに抱き抱えた時、ついにほたるとのキャラなりを果たし「ピュアフィーリング」となった。アミュレットダイヤとの共同であるがオープンハートも披露した。

25話においてガーディアンのケープを授かり、正式に次期Qチェアとなった。

ほたる
声 - 佐藤聡美
「しゅごキャラ!!! どっきどき」から登場したアニメオリジナルキャラクター。りっかのしゅごキャラ。沈着冷静、何事にも基本的に取り乱したりせずに落ち着いて対処するが極度の高所恐怖症である(ただし、りっかの頭の高さまでは飛べる この件で他のしゅごキャラからツッコミを入れられてもいた)。猫科モチーフではないのに尻尾が付いている(更にその先端はシンボルが付いており、点灯させる事が出来る)。りっかとキャラなりする事で「ピュアフィーリング」となり、あむとの共同ではあるがオープンハートも使える。
ピュアフィーリング
ほたるとのキャラなり。アミュレットダイヤを彷彿させるデザインの衣裳を身に纏う。×たまの暴走を沈める力を持ちあむのキャラなりに近い浄化能力を持っているが、彼女は壊れた×たまをも復元するほどの力がある。
オープンハート
アミュレットダイヤとの共同技。詳細はあむのキャラなりと同等。

天河 司(あまかわ つかさ)

声 - 石田彰

聖夜小ガーディアンの初代Kチェアで、ガーディアンの設立者。アルバイトでプラネタリウムの管理をしている青年。顔は唯世とそっくり。また駆け出しの作家を自称し、『こころのたまご』という絵本の作者でもある。代々聖夜学園の理事長職を継ぐ家系であり、彼も現理事長を務める。辺里家の血縁者で、瑞恵を「義姉さん」と呼ぶ。雑誌「プチレモン」ではカリスマ占い師「ルイ・アントワーヌ・TSUKASA」として登場し、人気を博している。

かつて「ハンプティ・ロック」を持っていたと思われ、嘘は言わないが明言もしない。常に星の動きを読み未来を予見し、作中の謎に関わる部分を知っているかのような態度や発言を度々している。あむにそれとなく助言をしたり、イクトに「イースター側に居るべきではない」とやんわりと説得しようとしたり、なぎひこの悩み解決の糸口が見つかるかもしれないとJチェアに就任するよう勧めたりと何かと子供達を気遣っている。驚くほどずさんな一面もあり、ヨーロッパ周遊の際に財布を掏られた折は、その時の連れであった幼いイクトがバイオリンを弾いて旅費を稼いだこともある。

大の猫好きで、煮干しと猫じゃらしは常に携帯している。特にイクトの猫耳がお気に入り。得意技は唯世と同じく「キラキラ光線」。イクトに言わせると「唯世ぶりっこ」。唯世同様、女性にのみ有効な技の様子。

イクトが幼かった頃、彼が身を寄せていた辺里家から姿を消すという事件を起こした張本人。当時或斗失踪に加え、周囲の環境や或斗への整理出来ない感情に苛まれていたイクトを想い、「彼の真意を見つけにいこう」と誘い出してヨーロッパに連れて行ったとの事であった。しかし唯世には「誘拐と変わりない」と突っ込まれ、また本人も相違ないと認めている。星を見て何でも分かってしまうため彼が動揺することはほとんどないと思われるが、イクトがヨーロッパから連れ戻される時は珍しく動揺していた。

関連事項

ロイヤルガーデン
聖夜学園内にあるガーディアンがお茶会や会議を行う場所。普通の生徒は入ることができず、学校の中とは思えないほど豪華で、薔薇など様々な花が咲き乱れ、噴水から流れ出す水による水路もある。
ロイヤルケープ
ガーディアンだけが着用するケープ。男子用は青のチェック、女子用は赤のチェックと制服に合わせた色をしている。公式行事では必ず着用する事になっているが、あむだけは「自分のファッション哲学に反する」として着用を拒否している。ただし6年生の始業式のみダイヤのたまごに×を付けたことを隠している後ろめたさから着用した。あむのみケープにしゅごたま入れがついている(3つのたまごがあったが、アニメ版では就任時にしゅごたまポーチを渡されたため、これが付いていない)。

脚注

  1. ^ 単行本6巻より
  2. ^ 通常版単行本3巻より
  3. ^ 「しゅごキャラ!じお」第30回で紹介されたはがきより
  4. ^ これはその後主にゴーゴーアヒルちゃんとの連携に移行して行くことになる。