Sugar High

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Sugar High
鬼束ちひろスタジオ・アルバム
リリース 2002年12月11日
2009年3月11日SHM-CD再発盤)
録音 2002年
ジャンル J-POPロック
時間 41分32秒
10分24秒(ボーナス8cmCD)
レーベル 東芝EMIVirgin TOKYO
プロデュース 羽毛田丈史
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • 2003年度年間41位(オリコン)
ゴールド等認定
鬼束ちひろ 年表
This Armor
2002年
Sugar High
2002年
the ultimate collection
2004年
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Sugar High』(シュガー ハイ)は、2002年12月11日に発売された鬼束ちひろの3枚目のアルバム

解説[編集]

前作『This Armor』からわずか9か月という短いスパンでリリースされた。この間、シングルは1枚もリリースされていないため、収録曲全て新曲で構成されている。なお、2004年3月17日に発売予定とされていた4枚目のオリジナルアルバムが発売中止になり、『シングルBOX』に発売が差し替えられたことから、東芝EMI在籍中のオリジナルアルバムはこの作品が最後になる。

タイトルは映画『エンパイアレコード』の、少女が歌う歌の歌詞より採られた。作品のテーマとして本人曰く「低温感が続くアルバム」としており、本作全編を通して前作『This Armor』のようなバラエティの豊かさは影を潜め、ほとんどの楽曲がバラードで占められている。

初回限定生産盤のみ、CD-EXTRA仕様でオリジナルスクリーンセーバーが収録されているほか、楽曲「Castle・imitation」を収録したボーナス8センチCDが付属する仕様となっている。ちなみに「Castle・imitation」のオリジナルバージョンはこのボーナス8センチCDとベストアルバムSINGLES 2000-2003』にのみ収録されている。また、初回限定生産盤のCDケースにはステッカーが貼り付けられている。

収録曲[編集]

全作詞・作曲:鬼束ちひろ、全編曲:羽毛田丈史

CD[編集]

収録曲は初回限定生産盤・通常盤共に同一である。初回限生産盤のみ、CD-EXTRA仕様でオリジナルスクリーンセーバー「CHIHIRO Special Screen Saver」が収録されている。

  1. NOT YOUR GOD
    彼女が18歳の時に作曲した楽曲であり、歌詞が英語のままであったり曲の構成を変えなかったりと、当時作られた雰囲気をそのまま再現しているという。楽曲の世界観を本人は「鬼束版白雪姫」と表現し、「怖そう、でも世界は広がる」とコメントしている。
  2. アルバムリリース後にタイアップが急遽決定し、2003年2月21日放送のテレビ朝日系『ミュージックステーション』でもこの曲が披露された。
  3. Rebel Luck
    後にシングル「私とワルツを」のカップリング曲としてシングルカットされることとなる。
  4. Tiger in my Love
    月光」のリリース後から「Cage」のリリース直前の頃に制作され、その当時録音も済ませていたがお蔵入りになってしまい、本作で待望のCD化に至ったという。初のライブツアー『CHIHIRO ONITSUKA LIVE TOUR 2001』でも新曲として披露されていたが、その当時はピアノよりもギターサウンドを前面に押し出したスローテンポなロックナンバーであった。
  5. Castle・imitation (album version)
    初回限定生産盤のボーナス8センチCD収録曲のアルバムバージョン。テーマは本人曰く「時計の秒針の音。古い時計、だが針はしっかり動いているイメージ」。ライブDVD『CHIHIRO ONITSUKA ULTIMATE CRASH '02 LIVE AT BUDOKAN』のエンドロールにもこの曲が使用されている。
  6. 漂流の羽根
    ボーカル・ピアノ・チェロという比較的シンプルな構成の楽曲。この構成は自身にとって「BACK DOOR(album ver.)」に続いての試みであり、リアレンジではない新曲としては初の構成であったが、後に「MAGICAL WORLD」「NOW」など、この構成は多用されるようになる。このアルバム収録曲の中では最も早い時期に存在が明らかになっていた楽曲であった。なお、ドラマでオンエアされたバージョンはCD収録のバージョンより半音高く、アレンジも若干異なる部分がある。
  7. 砂の盾
    「「Rebel Luck」と同じ位置にいながら対極にある曲」と公言されており、アルバムの作品を通して「Castle・imitation (album version)」を中心にシンメトリーな世界観を表していることを物語っている。
  8. King of Solitude
    初のクリスマスソングであるが、本人はクリスマスだからと意図して書いたわけではなく、「クリスマス間近の夜10時頃のニューヨークの街を、親が子供と手を繋いで帰っていく」というシーンをイメージしたら偶然出来上がってしまったという。プロモーションビデオはアニメーションを使用し、作品の中でも異色なものに仕上がっている。ちなみに「Tiger in my Love」がタイアップになったKENWOODのプロモーション用企業DVDには、タイアップになったわけでもないのになぜかプロモーションビデオが収録されている。
  9. BORDERLINE
    ベーゼンドルファーのグランドピアノを使用し、羽毛田丈史の提案したアルバムのコンセプトであるクラシックな雰囲気に拘り抜いた楽曲に仕上がっている。鬼束ちひろ曰く「マニアックメジャーな感じ」。アウトロのアグレッシブなストリングスと自身のフェイクが「口喧嘩っぽい」「狂気な感じ」ともコメントしている。

ボーナス8センチCD[編集]

初回限定生産盤のみ特典ディスクとして「Castle・imitation」が付属している。

  1. Castle・imitation
    長らくこの初回限定生産盤のボーナス8センチCDのみでしか聴けなかったが、2枚目のベストアルバム『SINGLES 2000-2003』に再収録されたことで、改めてオリジナルバージョンの存在が広く知れ渡ることとなった。このオリジナルバージョンはバンドサウンドを基調にしており、ストリングスを基調としたアルバムバージョンとの違いは一聴瞭然であるが、ゲームバージョンとも尺の長さのほかにアレンジが異なる部分がある。
  2. Castle・imitation (inst.)

関連項目[編集]