スクリーンセーバー

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スクリーンセーバー(Screensaver) は、コンピュータコンソールに長時間ユーザによる入力がなかったとき、ディスプレイを保護するために自動的にアニメーション等を表示させるユーティリティソフトウェアである。

かつては、ディスプレイといえばCRT(ブラウン管)がほとんどで、CRTの焼き付きを防ぐためのユーティリティとして使用されていた。CRT時代の後期には改良が進んだため焼き付きが発生しにくくなり、次第にエンターテイメント的な要素が強くなった。液晶ディスプレイが主流となった現在でも使われることがあるが、本来の焼き付き防止としての役割はほぼ失われ、代わりに「アクセサリー」ということで使うことが多い[1]

なお、本来の目的がディスプレイの保護であるため、コンピュータの使用状況にかかわらず、ユーザによる入力が無ければ起動する。また、実際の画面の変化を見ているのではない(もしそうすれば、時計ソフトなどが動いていればスクリーンセーバーは起動できない)。

ユーザが離れた隙に別のユーザが操作しようとしたときのために、パスワードを入力しないとスクリーンセーバーの動作を終了できないようにしたものもあり(あるいはOS自体の機能としてスクリーンセーバーからの復帰にパスワードを設定できる)、情報セキュリティ対策の一環として、使用を義務付けている企業も多い。

設定を変えることによりBOINCを利用した分散コンピューティングの参加やアンチウイルスソフトウェアを起動することができる。

将来的に有機ELSEDなどといった次世代ディスプレイが台頭した場合、これらでは焼き付きが問題となるため、本来の役目としての復興の可能性も残っている。

目次

[編集] Microsoft Windowsのスクリーンセーバーの一例

  • 60 年代アメリカ.scr
  • フライング Windows.scr - Windowsロゴが大量に飛んでくる。
  • ライン アート.scr - 複数の線分によるアニメーション。
  • 宇宙飛行.scr - 宇宙飛行と言っても白い星に見立てたドットがフライング Windowsのように飛んでくるだけである。
  • 3D 飛行物体 (OpenGL).scr - OpenGLを使用し、3Dポリゴンの物体やテクスチャが画面上を動くもの。Windowsロゴを選択すると、時々文字付きのロゴが現れる。
  • 3D 迷路 (OpenGL).scr - OpenGLを使用し、ランダムに発生させた迷路内を移動する映像が流れる。ただし、ゴールまでの最適な経路を推測するなどはしておらず、進行方向の右側に曲がり角があれば必ず曲がる(右手法)という単純なアルゴリズムを使用している。そのため非常に方向オンチな動きで、簡単なルートでも横道にそれたりする。その動きから長く見ていると酔ってくる事がある。途中、謎の小動物とすれ違う事がある。回転岩に当たると天地が逆転する。好きなテクスチャを選択可能。アニメーションするテクスチャを使うと、かなりシステムに負担が掛かる。

[編集] Microsoft Windowsのスクリーンセーバーに関するセキュリティホール

Microsoft Windowsでは、スクリーンセーバーの拡張子は.scr (screen saver) だが、その中身は.exeと同じ実行ファイルである。つまり、スクリーンセーバーが起動するというのは、(スクリーンセーバーに関連付けられた「スクリーンセーバー・プレイヤー」が実行されるのではなく)スクリーンセーバーそのものが実行されるということである。したがって、アプリケーションに可能なこと(ファイル削除、システムダウンなど)はスクリーンセーバーにも可能であり、コンピュータウイルスワームとして悪用されることもあり注意が必要である。

しかし、このことは周知されているとは言いがたい。ダウンロードしたりメールに添付されてきたりしたスクリーンセーバーに対しては、.exeファイルと同様に警戒すべきなのだが、あたかも動画ファイルを開くような気分で起動させるユーザーが意外にも多く問題視されている。

[編集] 関連項目

[編集] 脚注

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  1. ^ 液晶ディスプレイにおいては、スクリーンセーバーの表示中もバックライトを使用し続けることになるため、ディスプレイの寿命に通常使用時と同様の影響を及ぼす。液晶ディスプレイを保護したい場合はディスプレイの電源を切る方がよい。