首都圏高速線

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首都圏高速線
緑の破線が首都圏高速線
緑の破線が首都圏高速線
路線総延長 61.1 km
軌間 1,435 mm
電圧 25000V、60Hz(交流
最大勾配 25 パーミル
最小半径 7000 m
最高速度 305 km/h
首都圏高速線
各種表記
ハングル 수도권 고속선
漢字 首都圏高速線
発音 スドックォンゴソクソン
日本語読み: しゅとけんこうそくせん
英語 Suseo High Speed Railway Line
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首都圏高速線(スドックォンこうそくせん)は、韓国ソウル特別市江南区京畿道平沢市を結ぶ建設中の高速鉄道路線である。水西(発)高速線ともいわれている。路線名、駅名は現時点ですべて仮称となっている。

概要[編集]

現在京釜線ソウル駅衿川区庁駅区間の線路容量飽和に起因する問題とソウル江南、江東地域、首都圏東南部(水原市華城市平沢市地域)地域の高速鉄道サービスのために事業が推進されている。京釜高速線の分岐点(ソウル駅から78.6km、天安牙山駅の北17.4km地点)から61.1㎞の新線と、3駅を設置し、総事業費は3兆9,017億ウォン。 竣工は2015年に計画されており、開業すればソウル~釜山間での所要時間が2時間18分から1時間59分に、木浦までは湖南高速線竣工により、1時間49分で到着することができる予定。 そして水西~東灘区間は地下に建設されることによって首都圏広域急行鉄道(GTX)がこの区間の一部区間を共用することになる。 この区間の駅は水西、東灘駅、芝制駅に乗換駅がある。

路線データ[編集]

ルート[編集]

ほとんどが京釜高速道路に沿って建設されている。 ソウルの始発駅は既存の鉄道路線との連携も可能で江南区の水西(スソ)駅となり、東灘(トンタン)駅まで地下を走行する。 ここまでは京畿道主導で実現を目指している首都圏広域急行鉄道(通称GTX)と線路を供用する見込み。 東灘より地上区間を直進、京釜線を跨いで芝制駅西側に隣接して地上駅の新平沢(シンピョンテク)ができる。さらに直進し、(上り線はアンダーパスしながら)京釜高速線と合流、天安牙山駅に至り、釜山・木浦方面へ直通する。

平沢新駅設置問題[編集]

元々KTXへのアクセスが不便な水原市華城市平沢市など京畿道南部が2004年の暫定開業後もKTX停車を陳情していた。(注:その後水原駅には大田以北京釜線経由の便が設定され、停車は実現している。) また、盧武鉉政権時の在韓米軍の平沢市内移転問題での条件闘争も加わって、京釜高速線上に新駅を設置する方向であったが、車両の停止距離(20kmの直線土盛り区間)という条件面から充分な直線区間の確保が困難という技術的事情や、費用面、京釜高速線内に駅が多すぎるということで一度立ち消えとなった。その後当路線建設時に再浮上し、平沢市内に新駅を設置することが決まった。

2008年
2009年
  • 2月4日 - シストラ社、京釜高速線上に平沢駅を設置することは技術的に可能と報告[3]
  • 4月10日 - 京釜高速線上に代わり、当路線上に平沢駅設置案浮上[4]
2012年
  • 2月15日 - 首都圏高速鉄道基本計画変更により新平沢駅(仮称)の設置を決定。
  • 10月3日 - 新平沢駅の事業費分担協議が妥結(国50%、京畿道25%、平沢市25%)。2014年竣工へ[5]

ソウル圏始発駅問題[編集]

北方への延伸や、水西駅の立地・構造などを巡り計画の推進が遅れていた。

2011年
2012年
  • 7月7日 - 施設公団がソウル市の都市計画委員会に従来案を提出したが、地下駅の水西駅一帯が梅雨時の浸水地域であることがへの対策が不足との指摘があった。[7]
  • 9月5日 - ソウル市が水西駅に代わり三成駅を始発駅にすることを要求し、2015年開業が不可とされた。[8][9]
  • 9月27日 - ソウル市内の始発駅が水西に確定。[10]
  • 10月10日 - 京畿道知事と会談した大統領候補の朴槿恵が選挙公約に当路線の議政府延伸を盛り込む[11]。GTXに乗り入れる形で水西-三成駅-蘆原駅-議政府間約30㎞となる。

歴史[編集]

[12]

1993年
2009年
  • 12月31日 - 水西-平沢高速鉄道基本計画策定、告示。
2010年
  • 3月2日 - 水西から24.8km-28.5km地点の新葛(シンガル)貯水池付近の地下トンネル区間で不連続面が3-4ヶ所存在する断層帯を確認。[13]
2011年
2013年
  • 3月28日 - 新葛貯水池の地底トンネル区間が貫通し、式典が開催される[14]
  • 6月3日 - 平沢市振威面馬山里のトンネル工事現場で岩盤崩落事故が発生、外国人作業員2名が死亡。[15]
  • 7月22日 - ソウル市江南区細谷洞のトンネル工事現場で大雨による水没事故が発生し、作業員1名が死亡。[16]
  • 7月30日 - 京畿道によると、国土部が企画財政部に申請した2014年度鉄道分野予算案での当路線の事業費が当初の5,917億ウォンから2,371億ウォンに大幅削減となった。[17]
2014年
2015年 - 首都圏高速鉄道の開業とともにKTX運行開始予定

駅一覧[編集]

駅名 駅間
キロ
(km)
水西
からの

累計
キロ
(km)

等級
駅種別 接続路線 所在地
日本語 ハングル 英語
水西駅(仮称) 수서역 Suseo 0.0 0.0 ソウルメトロ3号線 (349)
韓国鉄道公社盆唐線 (K221)・仁徳院-西東灘線 (仮称・計画中)
GTX
ソウル特別市
江南区
東灘駅(仮称) 동탄역 Dongtan 28.5 28.5 韓国鉄道公社:仁徳院-西東灘線 (仮称・計画中)
GTX
京畿道 華城市
新平沢駅(仮称) 지제역 Jije 26.3 54.8 韓国鉄道公社:1号線 (P164)(芝制駅 平沢市
平沢分岐点 평택분기 Pyeongtaek 6.3 61.1 京釜高速線と接続
↓京釜高速線釜山・湖南高速線木浦へ直通

民営化論争の影響[編集]

高速鉄道の負債はコレイルが収入の31%を線路使用料として計上し、自身で行う軌道保守コストを差し引いた額(年間約1000億ウォン)を施工・管理主体である韓国鉄道施設公団に支払う形で償還するが、利息(毎年約4,000億ウォン)さえ賄うことができていない。また100年以上独占権を与えられてきたコレイルの非効率な運営と多発する事故で、競争体制の確立こそがその解決の道と考え、施設公団と国土海洋部はこの路線の運営権を鉄道公社から移管し、より高額な線路使用料支払いを条件に外部の運行事業者に新規参入させようと企図している。 国土海洋部は、この高速鉄道の事業権をコレイルではなく、民間事業者に与えると明らかにし、これに対して現在の鉄道運営の公企業であるコレイルは料金、 安全上の問題と収益性の悪化を踏まえ強く反発している状況である。民間事業者は2012年中に選ばれる予定だったが、現在は暫定的に中断された。[18] その後も信号・分岐器制御などの管制権を鉄道公社から返上させる案が浮上し、鉄道公社が民営化の布石ではないかと反発するなど、収束の気配は見せていない。[19] 2013年3月20日、政府と国土海洋部は当路線運営を当初の民間ではなく新設する第2鉄道公社にする案を計画し、これに伴い開業も半年ほど延期され、2015年下半期としている。 [20]

関連項目[編集]

脚注[編集]

  1. ^ (朝鮮語)フランス技術で'KTX平沢駅'誘致 短い直線区間,高架(高架)など技術的難題
  2. ^ (朝鮮語)土地公社,駅舎設置技術検討用役依頼
  3. ^ (朝鮮語)高速鉄平沢駅舎橋梁に設置可能 シストラ社,技術検討中間発表 ...費用節減效果も大きく
  4. ^ (朝鮮語)水西-平沢新設路線に高速鉄道平沢駅検討(京畿日報2009-4-13)
  5. ^ (朝鮮語)KTX ‘신평택역’ 건립 본격화
  6. ^ 2014年開通予定の「KTX水西~平澤ライン」を三成駅まで延長
  7. ^ (朝鮮語)KTX水西 "駅舎"だけ優先建設することに
  8. ^ (朝鮮語)KTX 수서역, 2015년 개통 사실상 '불가'
  9. ^ (朝鮮語)수서역이냐 삼성역이냐… 새 KTX 출발역 공방
  10. ^ 首都圏KTX出発駅、水西駅に確定-東亜日報(2012.9.27)
  11. ^ (朝鮮語)박근혜 정부 경기공약 돌아보기
  12. ^ (朝鮮語)国土海洋部
  13. ^ (朝鮮語)首都圏KTX地下路線に断層帯確認」
  14. ^ (朝鮮語)수도권고속철 기흥저수지 하저구간 관통(首都圏高速鉄道器興貯水池海底区間貫通)
  15. ^ [単独] KTX工事現場 崩壊で2人 下敷きになっても現代産業開発 のろま申告で死亡
  16. ^ (朝鮮語)사고 45분 뒤에야 119신고…KTX 공사장 노동자 또 숨져(事故45分後にようやく119番通報... KTXの工事現場の労働者、また死亡)
  17. ^ (朝鮮語)처참하고 비참하게 박살난 경기도 철도사업내년 철도국비 벌써 반토막… 道사업 ‘절망적’(惨めに粉砕された京畿道鉄道事業、来年の鉄道国費もう半分に...道事業"絶望")
  18. ^ (朝鮮語)KTX 민간사업자 참여 논란 - “113년 철도 독점 깨야 효율 높아진다”《이코노미스트》2012.1.23
  19. ^ (朝鮮語)コレイル、鉄道管制権、鉄道公団に
  20. ^ (朝鮮語)水西発KTX事業者 "第2鉄道公社"の新設案急流