月山ポレポレファーム

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月山ポレポレファーム
ホテル概要
部屋数 12室
敷地面積 40,000 m²
開業 1980年5月1日
改装 2018年12月5日
最寄駅 弓張平バス停
最寄IC 山形自動車道月山IC
所在地 〒990-0733
山形県西村山郡西川町大字月山沢347-3
位置 北緯38度28分10.2秒 東経140度00分02.4秒 / 北緯38.469500度 東経140.000667度 / 38.469500; 140.000667座標: 北緯38度28分10.2秒 東経140度00分02.4秒 / 北緯38.469500度 東経140.000667度 / 38.469500; 140.000667
公式サイト 公式サイト
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コテージ外観
コテージ外観

月山ポレポレファーム(がっさんポレポレファーム、英称:Gassan PolePole Farm)は、山形県月山山麓にあるコテージタイプのリゾート宿泊施設である。月山スキー場から車で12分というアクセスの良さと、1万坪以上の敷地と抜群のロケーションを活用した滞在型のアクティビティーを目当てに、年間を通して多くの人が訪れる。

概要[編集]

事業内容[編集]

  • 月山ポレポレファームの宿泊施設経営
  • レストラン事業
  • ブライダル事業
  • エコツーリズム事業
  • 山岳ガイド事業
    森のライトアップ
  • バックカントリースキー・スノーボードガイド事業
  • 国際交流事業
  • インバウンド支援事業
  • ハラール対応コンサルティング事業
  • Web作成事業

交通[編集]

近隣の観光名所[編集]

エピソード[編集]

  • ポレポレの名前の由来は、社長の奥山悌二が札幌で旅行会社を経営していた際にアフリカ旅行を取り扱っており、本人もアフリカの大ファンだったことからスワヒリ語の「ポレポレ=ゆっくり」から取り入れた。そこへ地名の月山と、農場を意味するファームを合わせ、月山ポレポレファームと命名した。
  • 月山ポレポレファーム内で提供される野菜は自家菜園で採れたものが多く、とうもろこしなすきゅうりかぼちゃじゃがいもなど、どれもオーガニックである。
  • 山岳ガイド業では業務にあたる全ての社員が日本山岳ガイド協会認定の資格を保有している。
  • 開業当初は社長の奥山悌二自らブルドーザーで開墾し、各コテージ、散歩道、広場などのレイアウトをした。
  • センターロッジやコテージの設計は北海道の宮崎設計事務所(現・株式会社AG総合設計)が手掛け、外観は北海道仕様の造りとなった。
  • 施設の敷地内には山葡萄やこくわなどが自生しており、秋に収穫して、こくわジャム、山葡萄ジュースを造り宿泊客に提供している。
  • 栽培しているイチゴの他に、懇意の農家からスモモサクランボリンゴを仕入れて、ジャムを作っている。
  • となりにあるくんせい工房ぽれぽれのオーナーの田作将司は、2000年にポレポレから独立開業し、現在も月山ポレポレファームではくんせい工房ポレポレのソーセージベーコンを使った料理を提供している。
  • 社長の奥山悌二は月山朝日ガイド協会、西川町観光協会の会長を務めており、月山周辺の観光に広く精通している。
  • 月山ポレポレファームではウェブサイトをすべて自社で作成しており、日本語英語中国語タイ語のページを展開している。
  • 2014年からスタートした冬季に開設されるスノーパークでは、バナナボートやスノーモービル体験、スノーシュー、クロスカントリー体験など様々な雪遊びが楽しめる施設として主に東南アジア外国人から人気を博している。
  • 月山ポレポレファームで使用している圧雪車は、以前、月山観光開発株式会社で使用していたもので、大原鉄工所の所有である。
  • ユニークな人材が集まり、ウクレレ1本でユーラシア大陸を旅するバックパッカー山小屋に10年以上住んでいた山人などが、働いている。
  • シェフは10年前に埼玉から登山に来た際、知人の紹介で、そのまま、ポレポレに居ついてしまい、現在に至る。
  • 採用の方法は基本的には知人を介しての紹介制をとっているが、まれに突然、履歴書を送ってくる人もいる。
  • 水道水は月山の湧き水を使った天然水であり、蛇口からミネラルウォーターが出ている状態である。
  • 地下水を使った足水プールを手作りで提供している。
  • 自転車レンタルは、宿泊客は無料である。
  • ミヤマクワガタの生息地としても知られ、夏は10匹以上捕まえていく虫取り名人がいる。
  • カヌーガイドの細谷慎太郎やくんせい工房ポレポレの田作将司など、都市部から移住し、月山ポレポレファームで働いた後、独立して西川町に定住する例が多数ある。
  • 山形県立自然博物園を受託運営するガイド組織、NPO法人エコプロの白田孝人とは設立以来の知人であり、エコプロの事務所は月山ポレポレファームの隣にある。
  • 基本的にはなんでも自分たちでするので、スタッフの仕事は接客、清掃、ガイド、山菜採り、Web作成、ペンキ塗り、大工仕事、芝刈り、海外営業、除雪、重機オペレーターなど多岐にわたる。
  • ブルドーザーやパワーショベル、圧雪車などの重機は基本的には中古を安く買いメンテナンスをしながら使っているが、機械が古すぎて、まともに動かないため操縦するのに独特のコツを必要とするため、完璧に使いこなせる人間は社長の奥山悌二しかいない。
  • パワーショベルの共同所有者である隣人の松田氏ですら、マイナスドライバーをドアノブに突っ込んであるドアの開閉の仕方がわからず、所有者なのに「これはどうやってあけるんだ?」と聞きに来たことがある。
  • 基本的に自分でなんでもしたがるが、いろいろな業務を行っているため完成までには膨大な時間がかかり、2017年に取り掛かった自作スキーは2018年の秋現在、まだ、完成していない。
  • 自作の蒔風呂は8年前から未だ完成には至っておらず、社内では月山のアントニ・ガウディという異名を皮肉で付けられている。
  • 最近はプロ大工に以来することを覚え、仕事は早いし、仕上げは完璧で、最初から頼めばよかったのにと囁かれている。

外部リンク[編集]