放火及び失火の罪

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放火及び失火の罪
Scale of justice 2.svg
法律・条文 刑法108条-118条
保護法益 公共の安全
主体
客体 各類型による
実行行為 各類型による
主観 各類型による
結果 危険犯
実行の着手 各類型による
既遂時期 各類型による
法定刑 各類型による
未遂・予備 未遂罪(112条)
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放火及び失火の罪(ほうかおよびしっかのつみ)は、刑法第2編第9章、108条~118条に定められる犯罪である。放火行為など、火力その他により、住居などの財産を侵害した場合に成立する。財産犯としての性格と、公共危険犯 ( Gemeingefährliches Delikt ) の性格をあわせもつ。放火は古来より重罪として処されてきた。なお日本における火災の原因で最も多いものは放火であり、ここ数年はほぼ毎年のようにトップに挙がっている。[1]

内容[編集]

この章に規定される犯罪は以下のとおり。

主要放火、失火罪比較表
条文 罪名 客体 公共の危険の要否
108 現住建造物等放火罪 現住建造物等 不要
109-1 非現住建造物等放火罪 他人所有非現住建造物 不要
109-2 自己所有非現住建造物等放火罪 自己所有非現住建造物 必要
110-1 建造物等以外放火罪 建造物以外の他人の物 必要
110-2 自己所有建造物等以外放火罪 建造物以外の自己所有物 必要
111-1 1項延焼罪 自己所有物から、現住建造物、他人所有非現住建造物 不要
111-2 2項延焼罪 自己所有の建造物以外の物から他人所有の建造物以外の物 不要
116-1 1項失火罪 現住建造物、他人所有非現住建造物 不要
116-2 2項失火罪 自己所有非現住建造物、建造物以外の物 必要

刑法以外の刑事罰[編集]

森林法第202条から第204条にかけて、森林への放火及び失火罪に刑事罰が規定されている。

関連項目[編集]

  1. ^ http://www.fdma.go.jp/html/hakusho/h25/h25/index.html 平成25年版 消防白書