住宅

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
住居から転送)
移動: 案内, 検索
日本の一般的な住宅

住宅(じゅうたく)とは、人の居住を用途とする建築物。「住居」・「マイホーム」とも言う。周囲の環境から住人の快適な生活を守るものであり、生活範囲となる環境を含める場合もある。

ここで言う“周囲の環境”とは、気候(雨、風、雪、暑さ、寒さ、湿気など)、騒音異臭、他人の視線や聞き耳(→プライバシーの保護)、天敵(猛獣、猛禽、害虫など)など、立地条件によって異なるものであり、住宅に求められる対応もそれによって異なる。

ひとつの敷地に一世帯が居住する「一戸建(て)」(戸建(て)、個人住宅とも言う)と、複数世帯が居住する「集合住宅」(建築基準法においては共同住宅と言う)とに大別される。また、自己が所有し居住する持ち家と、他人が所有する住宅を借りて居住する貸家貸間)・賃貸住宅に分けることもできる。

その形には、社会の変化に応じて流行もあり、和風住宅、洋風、欧風住宅といった呼び名があり、また、高齢者在宅ケアなどのための同居する人が増えるようになり、二世帯、三世帯住宅や、高齢者住宅、バリアフリー住宅といった呼称も出てきた。

目次

[編集] 住宅の分類

[編集] 国勢調査における「住宅」

国勢調査では、完全に区画された建物の一部で、一つの世帯が独立して家庭生活を営む事が出来るように建築又は改造されたものを住宅としている。住宅の建て方には、「一戸建」、「長屋」、「共同住宅」および「その他」に分かれる。「その他」には、工場や事務所などの一部に住宅がある場合や住宅以外の建物の場合を指す。住宅ではないものとして会社や学校の寮・寄宿舎、病院・療養所、ホテル、下宿屋、旅館・宿泊所、臨時応急的に建てられた建物などが挙げられる。学校の寄宿舎病院療養所社会施設自衛隊営舎矯正施設などは施設として扱われる。

[編集] 伝統的住宅

[編集] 一戸建

[編集] 集合住宅

[編集] 付加された機能による分類

[編集] 住宅対策事業

国土交通省(旧建設省所管)の市街地のまちづくり活性事業において、住宅対策事業はつぎの施策を行っている。 市街地住宅の供給施策(住宅局住宅建設課市街地住宅整備室所管)は、以下のものがある。

  • 市街地住宅密集地区再生事業
  • 特定住宅市街地総合整備促進事業
  • 都市居住更新事業
  • 都市住宅整備事業
  • 優良住宅地段階整備誘導計画制度:三大都市近郊鉄道周辺で公共施設整備に併せ住宅建設、地区施設整備の誘導
  • 大都市地域住宅供給促進計画策定事業

ほか、住宅市街地開発事業では、新住宅市街地開発事業, 住宅街区整備事業がある。

[編集] 著名な住宅

[編集] 歴史的住宅

[編集] 日本

室町時代
江戸時代前期
  • 栗山家住宅(1607年 奈良県五條市) - 国の重要文化財。
  • 今西家住宅(1650年 奈良県橿原市) - 国の重要文化財。
  • 旧木原家住宅(1665年 広島県東広島市) - 国の重要文化財。
  • 荒井家住宅(延宝年間(1673年-1681年) 栃木県矢板市) - 国の重要文化財。
  • 旧岡田家住宅(1674年 兵庫県伊丹市) - 国の重要文化財。
  • 河本家住宅(1688年 鳥取県東伯郡琴浦町) - 国の重要文化財。
  • 増田家住宅(1706年 和歌山県岩出市) - 大庄屋の住宅。国の重要文化財。
  • 旧西川家住宅(1706年 滋賀県近江八幡市) - 国の重要文化財。
  • 安藤家住宅(1708年 山梨県南アルプス市) - 国の重要文化財。
  • 後藤家住宅(1714年頃 鳥取県米子市) - 国の重要文化財。
  • 吉村家住宅(江戸時代前期 大阪府羽曳野市) - 国の重要文化財。
  • 旧花野井家住宅(江戸時代前期 千葉県野田市) - 国の重要文化財。
  • 横大路家住宅(江戸時代前期 福岡県糟屋郡新宮町) - 国の重要文化財。
江戸時代中期
  • 洞口家住宅(1751年-1763年 宮城県名取市) - 国の重要文化財。
  • 豊島家住宅(1758年 愛媛県松山市) - 国の重要文化財。
  • 旧大國家住宅(1760年 岡山県和気郡和気町) - 国の重要文化財。
  • 門脇家住宅(1769年 鳥取県西伯郡大山町) - 国の重要文化財。
  • 旧御子神家住宅(1779年 千葉県成田市) - 国の重要文化財。
  • 大沢家住宅(1792年 埼玉県川越市) - 国の重要文化財。
  • 大橋家住宅(1796年-1799年 岡山県倉敷市) - 国の重要文化財。
  • 高橋家住宅(1799年 徳島県徳島市) - 国の登録有形文化財
  • 二階堂家住宅(1810年頃 鹿児島県肝属郡肝付町) - 国の重要文化財。
  • 宮良殿内(1819年頃 沖縄県石垣市) - 国の重要文化財。
  • 那須家住宅(文政年間(1818年-1829年) 宮崎県東臼杵郡椎葉村) - 国の重要文化財。
  • 永富家住宅(1822年 兵庫県たつの市) - 国の重要文化財。
  • 旧佐藤家住宅(江戸時代中期 宮城県角田市) - 国の重要文化財。
  • 旧飛田家住宅(江戸時代中期 茨城県古河市) - 国の重要文化財。
  • 旧杉山家住宅(江戸時代中期 大阪府富田林市) - 国の重要文化財。
  • 細川家住宅(江戸時代中期 香川県さぬき市) - 国の重要文化財。
  • 旧山中家住宅(江戸時代中期 愛媛県上浮穴郡久万高原町) - 国の重要文化財。
  • 太田家住宅(江戸時代中期~後期 広島県福山市) - 国の重要文化財。
江戸時代後期
  • 旧吉川家住宅(1832年 兵庫県朝来市) - 国の登録有形文化財。
  • 古市家住宅(1846年 鹿児島県熊毛郡中種子町) - 国の重要文化財。
  • 馬場家住宅(1851年 長野県松本市) - 国の重要文化財。
  • 朴舘家住宅(1862年 岩手県二戸郡一戸町) - 国の重要文化財。
  • 旧グラバー住宅(1863年 長崎県長崎市) - 日本最古の洋風建築の住宅。国の重要文化財。
  • 祁答院家住宅(18世紀前半 鹿児島県伊佐市) - 国の重要文化財。
  • 中村家住宅(18世紀中頃 沖縄県中頭郡北中城村) - 国の重要文化財。
  • 望月家住宅(18世紀後半 愛知県新城市) - 国の重要文化財。
  • 西岡家住宅(19世紀中頃 佐賀県嬉野市) - 国の重要文化財。
  • 石場家住宅(江戸時代後期 青森県弘前市) - 国の重要文化財。
  • 千葉家住宅( 江戸時代後期 岩手県遠野市) - 農家建築「曲り家」。国の重要文化財。
  • 旧水田家住宅(江戸時代後期 千葉県鴨川市) - 国の登録有形文化財。
  • 旧笹川家住宅(江戸時代後期 新潟県新潟市南区) - 国の重要文化財。
  • 岩瀬家住宅(江戸時代後期 富山県南砺市) - 国の重要文化財。
  • 旧大原家住宅(江戸時代後期 岡山県倉敷市) - 国の重要文化財。
  • 原田家住宅(江戸時代後期 徳島県徳島市) - 国の登録有形文化財。
  • 平川家住宅(江戸時代後期 福岡県うきは市) - 国の重要文化財。
  • 和田家住宅(江戸時代末期 岐阜県大野郡白川村) - 合掌造り。国の重要文化財。
  • 土井家住宅(江戸時代末期 佐賀県杵島郡大町町) - 国の重要文化財。
  • 田麦俣多層民家(江戸時代 山形県鶴岡市) - 旧渋谷家住宅は、国の重要文化財。
明治時代以降

[編集] 日本以外

  • フッガーライ(1514年-1521年 ドイツ・アウクスブルク) - 最初期の計画的集合住宅。
  • モンティチェロ(1769年-1809年 アメリカ合衆国バージニア州シャーロッツビル)

[編集] モダニズム建築

[編集] 日本

集合住宅
個人住宅

[編集] 日本以外

集合住宅
個人住宅

[編集] 構成要素

[編集] 屋外(外構 エクステリア

※なお、園芸用の農地は、建物の基礎部分に接して農地等を設けるべきではない。害虫などが家屋に侵入して様々な悪影響を及ぼしたり、雑草を焼却しようとして根から基礎に火が回り建物火災になることすらある。これらの点や防犯上、建物の基礎部分周囲には砂利を敷き詰めることが望ましい。

[編集] 屋内

下記に関連して、給排水、電気等の付帯設備もある。

[編集] 関連項目

個人用ツール
名前空間

変種
操作
案内
ヘルプ
ツールボックス