妹よ

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妹よ
ジャンル テレビドラマ
脚本 水橋文美江
演出 永山耕三
林徹
出演者 和久井映見
唐沢寿明
岸谷五朗
鶴田真由
オープニング CHAGE&ASKA
めぐり逢い
製作
プロデューサー 大多亮
小岩井宏悦
制作 フジテレビ
放送
音声形式ステレオ放送
放送国・地域日本の旗 日本
放送期間1994年平成6年)10月17日
- 12月19日
放送時間月曜 21:00 - 21:54
放送枠フジテレビ月曜9時枠の連続ドラマ
放送分54分
回数10

特記事項:
最終話は27分拡大(21:03 - 22:24)での放映
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妹よ』(いもうとよ)は、1994年平成6年)10月17日から12月19日まで、フジテレビ系の「月9」枠で毎週月曜21:00 ‐21:54に放送されたテレビドラマ。主演は和久井映見。キャッチコピーは、「お兄ちゃん、わたし、王子さまに会えたの。」。なお、最終話は27分拡大(21:03 - 22:24)で放送された。全10回。平均視聴率24.6%、最高視聴率は30.7%(最終話)。

概要[編集]

本作品の放送と同年の1994年に『夏子の酒』で連続ドラマ初主演を務めた和久井映見が月9に初めて主演した作品である。演出の永山耕三、劇伴の日向敏文は『東京ラブストーリー』、主題歌を担当したCHAGEandASKA、作品をプロデュースした大多亮は前者(東京ラブストーリー)、『101回目のプロポーズ』と、社会現象を起こした月9ドラマのスタッフにより制作。1995年3月にVHS(全4巻)およびLD-BOXとして発売されて以降、映像ソフトとしての商品展開がなされていなかったが、2010年3月17日に『妹よ DVD-BOX』(全4枚組)として発売された。

あらすじ[編集]

貧しい家で育ったOLの松井ゆき子はふとしたことから大企業の御曹司、高木雅史と知り合う。あまりの立場の違いにためらうゆき子だったが、兄、菊雄の応援で恋を実らせようとする。一方、反抗心から家出していた高木の妹、瞳も菊雄・ゆき子の兄妹を知り、生き方を変えていこうとする。二組の兄妹と二組のカップル、その行方を描くラブストーリー。

登場人物[編集]

松井 ゆき子(まついゆきこ)(23)→ (24)(4話以降)
演 - 和久井映見
出身地は能登で、実家は民宿を経営している。金沢の短大を卒業し上京。どちらかと言えば地味な印象を持つOLで、物知らずな面もあるが、純朴で心優しい性格。
雅史との出逢いで、長く険しいシンデレラの階段を歩み始めることに。
最終回で雅史と結ばれる。
高木 雅史(たかぎまさし)(30)
演 - 唐沢寿明
高木コーポレーション社長で瞳の兄。ある雨の日、ゆき子と運命的な出逢いをする。全体的にスマートでこなれた印象を持つ御曹司。
経営事情など周囲の反対等もあり、一度はゆき子と別れ、初恵と婚約するが、佐々木の機転を利かせた行動で、神崎企業との合併を有効な状態にした上で初恵と婚約を破棄。ゆき子と結ばれる。
松井 菊雄(まついきくお)(30)
演 - 岸谷五朗
ゆき子の兄でスイミングスクールのコーチ。実家を継ぐ予定だったが突然、ゆき子のアパートに転がり込んでしまう。やや頭の回転が鈍い事に加え、ダジャレを連発する等、全体的にひょうきんで軟派な印象だが、面倒見の良い熱血漢。教師を殴って高校を中退している。利用したキャバクラで瞳と知り合い、恋心を抱くが、のちに彼女の正体などを知って自ら身を引く。
高木 瞳(たかぎひとみ)(24)
演 - 鶴田真由
雅史の妹。資産家の娘だが、父親と喧嘩した末に勘当され、ケンジと同棲。キャバクラでアルバイトをする。菊雄と惹かれ合う。菊雄と婚約したが、ケンジの復活ライブに行ったことで、菊雄と別れている。
大野 ケンジ(おおのけんじ)
演 - 渡辺克巳
売れないミュージシャンで、ヒモ同然に瞳と同棲している。菊雄の登場で焦る。最終回で復活ライブを開催。
高木 浩一郎(たかぎこういちろう)
演 - 神山繁
雅史、瞳の父。高木コーポレーション会長。経営の為に雅史に政略結婚を勧める。冷徹な性格。
三浦 真司(みうらしんじ)
演 - 豊原功補
高木家の秘書。雅史に対して友人のように接し、高木家を思いやるような言動の反面、ゆき子を見下したり、雅史と婚約した初恵と関係を持つ等、性格に裏表がみられる。
中村 美津子(なかむらみつこ)
演 - 西田尚美
ゆき子の同僚。ゆき子からは「みっちゃん」と呼ばれている。ゆき子が雅史と付き合うことに嫉妬しており、度々雅史に電話をかける。ゆき子が雅史と別れた際、ゆき子に牧原を紹介する。子供を中絶した経験がある。
木原 美咲(きはらみさき)(4-8話)
演 - 森口瑤子
雅史の元恋人。雅史に復縁を迫る。雅史は本気で愛していたが、影で関係を持ち破局。外務省勤務。既婚者。
佐々木 正行(ささきまさゆき)
演 - 小林すすむ
雅史の元で働く運転手。雅史の真の理解者となり、ゆき子に対しても好意的に接する。三浦と初恵が関係を持っていることを知っており、最終回で暴露している。
神崎 初恵(かんざきはつえ)
演 - 五十嵐いづみ
神崎産業の娘。雅史と政略結婚の為にお見合いをするが、実は三浦と関係を持っていた。のちに契約締結と婚約披露を兼ねたパーティ会場で三浦との関係を暴露される。雅史のことが好きなわけではなく、高木コーポレーション社長の雅史が好き。
松井 忠志(まついただし)
演 - 河原崎長一郎
菊雄とゆき子の父。能登で民宿を営む。
松井 孝子(まついたかこ)
演 - 河内桃子
菊雄とゆき子の母。長身。心臓の持病がある。最終回で死去。
ゲスト出演
高島礼子生瀬勝久勝部演之佐野瑞樹 (アナウンサー)須永慶(岩田医師)、江川芳文

スタッフ[編集]

受賞歴[編集]

音楽[編集]

雅史が再生するCDのほか、サウンドトラックとしても使用されている。また、上記「恋にノータッチ」も本曲をモチーフにして制作された楽曲である。「何も言わずに」はケンジ役のKATSUMIが劇中のライブで弾き語りによって披露された。

放送日程[編集]

放送日 サブタイトル 演出 視聴率
第1話 1994年10月17日 始まりはいつも雨 永山耕三 24.8%
第2話 1994年10月24日 プライド 19.7%
第3話 1994年10月31日 世界で一番ステキなプレゼント 林徹 22.5%
第4話 1994年11月07日 もて遊ばれた憧れ 22.6%
第5話 1994年11月14日 お兄ちゃん許して 永山耕三 24.6%
第6話 1994年11月21日 深く傷ついても 25.2%
第7話 1994年11月28日 泣くな妹、泣くな 林徹 23.5%
第8話 1994年12月05日 王子様の告白 永山耕三 24.7%
第9話 1994年12月12日 おめでとう、お兄ちゃん 林徹 24.2%
最終話 1994年12月19日 めぐり逢い 永山耕三 30.7%

関連商品[編集]

  • 妹よ DVD-BOX (ポニーキャニオン PCBC-61908、2010年3月17日発売)
  • 妹よ スペシャルボックス (LD6枚組、同 PILD-1115、1995年3月31日発売)
  • 妹よ Vol.1 - Vol.4 (VHS、同 PCVC-30336 - 9、1995年3月1日発売)

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

フジテレビ 月曜9時枠の連続ドラマ
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