女性専用車両

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女性専用車 から転送)
京王線の女性専用車両の乗車風景(新宿駅にて撮影)
京王線の女性専用車両の乗車風景(新宿駅にて撮影)

女性専用車両(じょせいせんようしゃりょう)は、公共交通機関において、原則として女性だけが利用できるようになっている車両である。

目次

[編集] 概要

[編集] 1900年代

日本における女性専用車両は、戦前1912年明治45年)1月31日東京中央線で朝夕の通勤・通学ラッシュ時間帯に登場した「婦人専用電車」が最初とされている。この「婦人専用電車」は、男性と女性が一緒の車両に乗るのは好ましくないという当時の国民性を反映して導入されたものの、短期間で廃止された。関西地方では1920年10月、大戦景気の余韻を買って神戸市電が買い物客を誘致する為「御婦人専用電車」を運行した事があるが、この年で姿を消した[1]

戦後1947年昭和22年)5月に、やはり中央線で「婦人子供専用車」が登場し、同年9月からは京浜東北線にも連結された。この「婦人子供専用車」は、当時の乗車率が300%にも及ぶ過密状態であったため、殺人的通勤ラッシュから子供と労働女性(OL)を守る目的で導入された。しかし、京浜東北線の「婦人子供専用車」は短期間で廃止され、中央線では朝の通勤・通学ラッシュ時間帯での運行が継続されていたものの、1973年(昭和48年)9月15日(当時の敬老の日)より導入の「シルバーシート」(優先席)と入れ替わる形で、前日の14日をもって廃止された[2]。なお、中央線と京浜東北線には進駐軍関係者の為の専用車を格下げして「老幼専用車」が1957年6月より設定されたことがあるが、中央線は1958年11月、京浜東北線は1961年11月に廃止されている[3]。時代が下り、1980年代末には大阪で痴漢を咎めた女性が逆に性犯罪の被害者となる事件があり、それを機会に結成された団体などが性犯罪防止を鉄道各社に訴えたことでアナウンスや啓発広告がなされるようになり、後年の女性専用車導入の底流のひとつともなっている[4]

[編集] 2000年代

車両表示の例(中央快速線)
車両表示の例(中央快速線
駅ホーム表示の例(小田急多摩線小田急多摩センター駅にて撮影)
駅ホーム表示の例(小田急多摩線小田急多摩センター駅にて撮影)

この頃になると、車内における迷惑行為や痴漢行為が社会問題として大きく取り上げられ、明瞭な犯罪として意識されるようになった。このような状況を背景に、女性が安心して乗車できることを目的として女性専用を謳った車両が導入され始めることになる。輸送力の増強計画が進捗し、バブル経済の崩壊や少子化などによる利用者の減少も重なり、総じて混雑度が緩和されつつあったことも、鉄道事業者が同車両の導入に踏み切ることができた理由の一つである。

2000年平成12年)12月、京王電鉄京王線平日深夜帯に新宿駅を発車する下りの臨時列車(急行・通勤快速)の最後部の車両に「女性専用車両」の名で試験的に導入した[5]。そして、導入に対し肯定的な意見が多かったため、翌2001年(平成13年)3月ダイヤ改正で女性専用車両が本格導入となり、以後は他の鉄道事業者においても徐々に導入が広がりはじめる。国土交通省2002年にアンケート調査と関西地方での試験運行を行い、その結果をまとめて導入推進の姿勢を強めた[6]。以後、2005年頃までは導入が相次いだのは関西地方だった。

一方、首都圏では鉄道各社、警視庁、東京都が「駅構内・電車内等公共空間における反社会的行為等の防止に関する協議会」を2004年7月に組織し検討作業を進めていた[7]。しかし、混雑との兼ね合いなどから「大阪との混雑度の違い」をほのめかし導入に二の足を踏む事業者も見られた。一方、行政側は推進に積極的で、2005年1月には警視庁が女性専用車導入の要請を行った[8]。国土交通省は「女性等に配慮した車両の導入促進に関する協議会」を鉄道局に設置し、3月7日に第1回の会合を開催、同省より鉄道各社に設置の要請を行った[9]。3月28日には第2回の会合を開き、第1回での要請を受けて各社が導入・拡充を決めた[10]。これにより2005年5月9日から多くの路線で新規導入と設定範囲の拡充が図られた[11][12] [13]。 これに呼応する形で関東の鉄道各社も、キャンペーンを行なった [14]

女性専用車両の制度について、法律上の位置づけを分かり易く明示している鉄道事業者は皆無に等しいが、国土交通省は、「男性のお客様のご理解とご協力の下に成り立っているものであって、強制的に乗車を禁ずる法的根拠もなく、男性のお客様を排除するためのものではありません」としている[15]。また横浜市交通局は、男性の乗車を禁止する法的拘束力はなく、あくまで鉄道事業者が乗客に任意協力を求めているものであると述べている[16]。鉄道事業者の多くでは、女性専用車両を男児および身体障害者の男性も利用できるとしている。

[編集] 女性専用車両に対する意見

[編集] 調査・統計

2000年代の女性専用車両導入に関連したアンケートで、最も古いものは京王電鉄が2000年に行ったものである[5][3]。調査規模としては2002年に行なわれた国土交通省の「拡大モデル調査」関係が最も大きく、専用車の試行、意見聴取も多用な手法が使われている。[6] 2005年駅前探検倶楽部のアンケート調査[17]によると、女性の9割、男性の6割、全体で78%が女性専用車両に賛成している。2005年から2006年札幌市交通局の調査[18]では、男性の65%、女性の35%、全体で56%が反対している。他にも実施主体や調査方法・地域が異なる様々な調査が実施されている [19] [20] [21] [22]

東京都の場合、警視庁生活安全部が総合対策資料として電車車両内における卑猥行為の統計を持っており、2000年度は1,854件を記録している[6]。一方、電車の内外を問わずまとめられた卑猥行為の統計「迷惑防止条例違反の送致状況」では、2001年は2,057件である。[23]また、東京都によると2004年に都内の電車内において痴漢や盗撮行為が検挙された件数は、1996年の約3倍に相当する2,201件に増加しており、被害者の約半数が未成年者だとしている[14][24]

[編集] 利便性

女性専用車両に隣接する車両が混みあうという不満が出されている路線や区間もある[4]ことから、男性を中心にして不満を感じているという意見が見られる[22]相模鉄道など編成の中央部に女性専用車両を配置している路線では、男性客の通過を遠慮するよう掲示しており、他の車両に移動する際に車外を回らないといけない場合がある。また、JR西日本では、女性専用車両をホーム階段前に設定しているため、階段前の混雑の原因となっている事例が見られる。

路線ごとに車両位置や時間帯が異なることで、女性専用車両の利用を望む女性客からも分かりづらいと批判されることがある。先頭または最後尾が女性専用車両となる路線では、乗り換えの不便さや降車駅改札までの遠さを理由に乗らない女性客もおり、比較的空いていることを期待して利用する回答がある[22]

女性専用車両を男児および身体障害者の男性も利用できるとしている鉄道事業者が多いが、一部の事業者を除きそれを明示しないことや「女性専用」という名称のために、一般には認知度が低い。このため、男性視覚障害者が女性専用車両と知らずに足を踏み入れ、冷たい言葉を投げ掛けられる例[25]が報告されており、視覚障害者が乗車車両を変更する訓練を行わなくてはならない場合もある[26]。また、男児や身体障害者とその介助者が単独で乗車できない事業者、条件付きで男性の利用を認めている事業者もあるなど、鉄道事業者間で統一されていない。なお、2005年に週刊誌が行ったアンケート取材[27]によると、性同一性障害者などの身体的には女性でない人の乗車については、回答のあった鉄道会社からはすべて「自己申告で乗車できる」との見解が示されている。

[編集] 混雑

国土交通省の拡大モデル調査では、試験結果を受けて路線の状況や時間帯での運用方法についても議論が行なわれていたが、東急東横線などのように導入を行なったものの混雑悪化などを理由として設定を縮小・変更したケースが存在する[28][29]

混雑率は乗車位置や大型駅の構造などにより大きく変化し、「平均混雑率」だけで十分に把握できるものではない[11](詳細は定員#混雑率・乗車率を参照)ため、女性専用車両の設定は各社・各路線ごとに異なる。小田急電鉄は2006年に車内に分散乗車への啓発ポスターを掲示しており、その中で編成中の各車の混雑率の傾向が示され、車両により大きな開きがあることを伝えている。同社は、そのポスター内で最も混雑率が低くなると示す先頭車両を、女性専用車両として指定している。混雑に関連して、女性専用車の導入は受け入れるものの、その位置指定の方法について考察した評論も存在する[30]

[編集] 痴漢対策

痴漢行為の抑制を目的に導入された制度であるが、導入の前後で痴漢被害の件数に変化があったのかどうか、多くの鉄道事業者では数値を発表していない。発表された一部の路線では、御堂筋線、埼京線のように犯罪の減少が報告された路線もある[1]が、中央線、京王線のように導入後も痴漢被害の件数が増加しているケースも見受けられる[31][32]。車両の運用については拡大モデル調査でケース別に検討所見があり、導入に積極的な事業者でも試行錯誤が続いている事を認めている[4]。一方、痴漢冤罪を問題視する団体が冤罪防止の観点から女性専用車の導入を歓迎していることをマスコミの取材に対して表明し、フェミニズムの専門家(上野千鶴子)が「後ろ向きの解決策と指摘」するといった事例も見られる[33]

混雑とも関わる事だが、女性専用車両の導入はあくまで次善策に過ぎず、ラッシュ時の混雑緩和こそが根本的な痴漢対策だとする意見がある[22]。一方で混雑緩和には相応のコストを必要とするが、運賃の値上げや増便による沿線環境への影響などの社会的負担について、乗客や住民の同意が得られるかどうかの課題が解決されていない[34]。このため、仮に女性専用車両を廃止した場合に、代替となる痴漢対策を講じられない状況にある。警視庁では痴漢対策について、「電車内では狭い空間に多くの人が密集するという場所的特殊性から発生が多くなっている」と述べ痴漢と鉄道との関連性を説明している[35]。時間帯別についてのみた所見もあり、京王電鉄によると痴漢の発生率の最も高いのは朝のラッシュ時間帯で、深夜、夕方のラッシュ時、昼間時間帯の順となり、国土交通省の拡大モデル調査においてもラッシュ時を重視する所見が見られる[11]

また、痴漢被害を受けた際に恐怖心や大きなショック・不快感などを受ける女性や[1]、同一人物から繰返し痴漢に遭う[36]、集団痴漢[37]などといったケース、咎めた側が返り討ちに遭うケースなどがあった[4][1]。そのため、女性専用車両が「緊急避難場所」や「駆け込み寺」としての防衛的機能を果たしていることが挙げられる。例えば国土交通省の拡大モデル調査報告書では、「痴漢被害の根本的解決策ではないが、痴漢被害を減らす効果は期待でき、痴漢の回避手段がなかった女性にとっては女性専用車両の利用は有効な痴漢被害防止策であるとの考えのもと実施した」と述べている[6][38][22][39]。女性専用車両がなかった時代、こうした被害者は心理的にも物理的にも安全な逃げ場がなく、導入による安心感も挙げられている[3]。また、京王電鉄によれば、上記のように深夜は2番目に発生率が高いが、帰宅時間帯であるため被害者が泣き寝入りするケースが多かったと言う[11]

[編集] マナー

アンケート等における女性の意見の中には、「男性のにおい」を回避する事が出来る、「男性の視線を気にせずにすむ」などの理由を挙げるものがある[22][39]。これに対して女性のわがままであり、公共交通機関で男性を排除する理由にはならない、という批判がなされる。また、著名人が女性専用車両内のモラルの低下を揶揄したこともある[40]。これに関連して、男性専用車の導入を主張する著名人もいる[41]が、女性専用車両には反対の立場をとりながらも、老人などより広い交通弱者の為の専用車を求める意見もある[22]

女性専用車両は比較的空いていることから、痴漢を避ける為ではなく、単に座席確保を目的にした女性客が利用する場合もあるとの批判がある[22]

[編集] 男性の被差別意識

女性は女性専用車両で痴漢被害を防げるが、全ての女性客が女性専用車両に乗っているわけではない以上、男性は痴漢冤罪を完全には防げないことや、男性だけが一方的に女性専用車両導入のデメリットを受けること、男性が被害者になる性犯罪の対処策にはなっていないことなどを挙げ、「男女平等の社会に反する」と不公平感を訴える意見[22]もある。このため、捜査方法の改善が模索され、テレビ等で周知されることもある[42]。痴漢を行なう男女平等が謳われる現代社会と女性専用車との「かすかな違和感」と一部の男性の「陰湿」さの両方を指摘し「女性の隔離で一部男性のゆがんだ品性そのものが改まるとの保証はない」という女性の評論も存在する[43]

男性への性犯罪については、総じて頻度、立件数、推定される暗数の点で、女性への性犯罪と比較して著しく少ないと計測される研究がある[24]。また、女性の性犯罪被害者数は暗数も大きいとする調査研究もある[44][45][46]

[編集] 鉄道事業者の姿勢

東武鉄道のように要望の少なさを挙げたり、東京地下鉄のように混雑均等化の観点から導入に消極的な事業者が存在した[8]交通新聞に対してコメントした事業者の指摘した問題点としては、通勤客が乗降駅の階段に集中する朝ラッシュでは混雑の平準化が損なわれること、保有編成が多く特定車両を専用車に指定しづらいこと、相互直通運転を行なっている路線での車両位置の調整が難しいことなどが挙げられていた。事業者の中では導入に積極的であった京王電鉄も、混雑の激しいことや単独実施の困難性から2005年の一斉拡充までは朝ラッシュ等での設定を躊躇した旨を述べている[11]。また設定を縮小する事業者がある。

ステッカーの大きさも事業者によっては差が見られる。東急電鉄は貫通路の窓の周囲にもステッカーを複数枚張って強調している。京浜急行電鉄は、ホームに貼るステッカーを他社に比べて小さいものを使用している。京成電鉄では、車両のステッカーを女性専用車両を実施する時間帯に限り貼り付け、終了したら外すということを行っている(行商専用車と同様)。なお、京浜急行電鉄でも同様の措置をしている。

一方で、京王電鉄のように痴漢対策に積極的に取り組んでいることをアピールする事業者もある[5]。同社は「よくいただくご意見」に痴漢対策を挙げている[47]。また、2005年に関東地方で拡充が行なわれた際には、長い経験により培ったノウハウがあるという理由で、同業他社から問い合わせが相次いだ[11]。こうした事業者の場合、社会・環境報告書で女性専用車両の導入を記載している事がある[48]。また西武鉄道は、事業者の中でいち早く女性専用車限定の広告を企画し[49]、テレビ番組とタイアップして痴漢撲滅のPR電車を運行したことがある[50][42]。2007年6月の株主総会では痴漢冤罪防止の立場から一部株主が専用車以外の車両へ監視カメラの設置を提案したが、同社は百数十億のコストと混雑時の有効性への疑問を理由に拒否した[51]

[編集] 各事業者の状況

[編集] 導入期の概歴

[編集] 関東地区

2001年3月京王電鉄京王線で本格的に女性専用車両の運行を開始した後、長きにわたり痴漢発生率ワーストワン[52]であった東日本旅客鉄道(JR東日本)埼京線でも同年7月から平日の深夜限定で試験的に設定され、その後、本格導入に至った。2003年3月1日からは横浜市営地下鉄でも試験的に導入され、横浜市交通局の発表によると京王線と同じく肯定的な意見が多かったため、同年7月1日から平日始発~9時の全列車で本格導入された。首都圏の鉄道路線で平日朝ラッシュ時間帯に導入された事例はこれが初めてである。

当初関東地区で女性専用車両が設定されたのはこれらだけで、混雑の激しい京王線とJR埼京線では23時以降に限定しての実施だった。多くの事業者・路線では様々な理由から、女性専用車両の運行時間や運行対象路線の拡大、新規導入の動きはなかった。2004年12月警視庁が首都圏の鉄道事業者に対して、女性専用車両の導入率が低いとした要望書を提出するなど上述した経緯があり、2005年から急速に女性専用車両導入が進んだ。

JR埼京線では、2005年4月4日から東京都内を走る鉄道路線では初めて平日朝ラッシュ時間帯に女性専用車両を追加設定し、東京臨海高速鉄道りんかい線でもJR埼京線からの直通列車に導入した。また、5月9日からは京王線、都営新宿線西武池袋線新宿線東京メトロ半蔵門線東急田園都市線東武伊勢崎線日光線東上線小田急小田原線江ノ島線相鉄本線いずみ野線でも朝の通勤時間帯に導入を開始した。続いて、東武野田線6月20日)、首都圏では初の終日導入となる東急東横線横浜高速鉄道みなとみらい線7月25日)、開業まもない首都圏新都市鉄道つくばエクスプレス線9月1日)、JR埼京線に次ぐ痴漢発生件数第2位のJR中央快速線9月5日)、東京メトロ有楽町線並びに東武東上線と西武池袋線からの直通列車(10月30日)にもそれぞれ導入、12月5日からは相鉄本線・いずみ野線における夜間実施時間帯を22時から18時に繰り上げた。

この一斉導入では、小学生以下および身体の不自由な男性客の単独乗車を認めることとなった。朝ラッシュ時間帯の混雑が激しい首都圏では、ほとんどの鉄道事業者において女性専用車両の設定位置を最前部あるいは最後部に設ける傾向がある。

[編集] 関西地区

関西地区では、京阪電気鉄道京阪本線[53]阪急電鉄京都本線において、国土交通省の実施した女性専用車両路線拡大モデル調査 [6]の対象路線として2002年10月1日からの試行期間を経た上で、同年12月2日より導入された。京阪電鉄では朝ラッシュ時の京都大阪方面行特急の最後部車両で(その後、女性専用車両導入列車を朝間のK特急に変更し、大阪→京都方面列車の先頭車両にも拡大)、阪急電鉄では京都本線で2ドア車(6300系)を使用する通勤特急・特急の1両を、平日のみ終日女性専用車両に設定した。

2003年を境に、西日本旅客鉄道(JR西日本)やほとんどの大手私鉄・市営地下鉄で、朝ラッシュ時の導入が急速に進んだ。このため関西圏では女性専用車両の普及度が高い。大阪市営地下鉄御堂筋線神戸市営地下鉄のように終日にわたり設定されている路線も存在する一方で、阪急神戸線阪急宝塚線近鉄南大阪線泉北高速鉄道などのように、一切女性専用車両が設定されていない路線もある。JR西日本でも221系223系などの近郊形を充当する列車には設定を行っていない。これは、路線によっては列車の分割併合があったり、直通運転で別の事業者などの車両が運行されているケースもあり、1社局のみでの調整が困難な場合もあることも原因となっている。


京阪電鉄と阪急電鉄は女性専用車両の設定開始時から、女性の他に小学生(6年生)以下の男児と身体障害者の男性の単独乗車に加え、その介助者が男性の場合でも乗車を認めるようになった[54]

2007年現在、関西の大手私鉄全社において女性専用車両の設定を行っている。

[編集] 名古屋地区

名古屋地区の名古屋鉄道東海旅客鉄道(JR東海)では、車両の運用の都合や列車の相互乗入れ、分割併合に無人駅、トイレ付き車両の存在などで女性専用車両を設けておらず[55]、関西方面で女性専用車両を設置している近畿日本鉄道も名古屋発着の列車には女性専用車両は設置していない。したがって唯一導入しているのは、名古屋~栄で混雑が激しい名古屋市営地下鉄東山線のみとなっている。

[編集] 福岡地区

西日本鉄道が朝ラッシュ時の混雑の激しい天神大牟田線の特急・快速急行・急行で女性専用車両を導入している。

[編集] 設定車両での取り組み

女性専用車両を他の車両と見分けやすくするために、設定車両のみをラッピング広告等の車体広告車としているケースが多々ある。

  • JR東日本では、中央快速線の設定車両の一部編成が車体広告となっている。かつては埼京線・川越線や西武鉄道でも実施していた。
  • 小田急電鉄では、設定車両のドア注意ステッカーを丸型から長方形に変更し、その上部に広告ステッカーを貼付している。
  • 東京急行電鉄では、東横線9000系の一部編成において、2006年7月14日まで設定車両(当時は8号車)の車体にTBSドラマ広告がラッピングされていた。
  • 大阪市交通局では、御堂筋線の新20系(21系)全編成と10系の設定車両(6号車)にキユーピーや労働者派遣事業者や無料求人情報誌等のラッピング広告が施されている(全車両にラッピング広告が施された1編成を除く)。また、2008年1月1日より、女性専用車両の座席に広告を付けた車両も登場した。対して、同線と相互乗り入れを行っている北大阪急行電鉄の車両には、ラッピング広告は一切施されていない。
  • JR東日本は女性専用車両の中づり広告をジャックする「中づり貸し切り」の販売を2008年度からはじめる[56]

広告の他にも、女性専用車両で以下のような特別な取り組みもあった。

  • 奈良小1女児殺害事件に前後して、近畿日本鉄道が女性専用車両内で新作映画の宣伝を兼ねて、防犯ブザーの無料配布を行った。
  • JR東日本の中央快速線・青梅線・五日市線に導入されているE233系は、女性専用車両内および他の車両の優先席のみ他の形式よりも網棚やつり革の高さが低い設計になっている。

[編集] 実施路線一覧

[編集] 鉄道

  • 毎日、終日にわたり実施
  • 平日、終日にわたり実施
  • 平日、朝ラッシュのみ実施
  • 平日夕方および夜間のみ実施
  • □:その他(一部時間帯のみ、もしくは複数の時間帯)
事業者名 路線名 時間帯 使用列車 設定車両
東日本旅客鉄道 埼京線川越線 平日新宿駅を7時30分~9時30分に到着する列車 上り全列車(東京臨海高速鉄道りんかい線への直通列車を含む) 新宿寄り先頭車両(10号車)
平日新宿駅を23時以降に発車する列車 下り全列車
中央線快速大月駅東京駅)・青梅線青梅駅立川駅)・五日市線 平日新宿駅を7時30分~9時30分に到着する列車 上り快速通勤特快 東京寄り先頭車両(1号車)
常磐線各駅停車取手駅綾瀬駅 平日綾瀬駅を7時10分~9時30分に発車する東京メトロ千代田線直通電車(千代田線内は代々木上原駅まで、9時30分で一斉終了) 上り全列車 代々木上原寄り先頭車両(1号車)
総武線各駅停車千葉駅御茶ノ水駅 平日錦糸町駅を7時20分~9時20分に発車する列車と東京メトロ東西線直通列車 西行全列車
※御茶ノ水から先の中央線各駅停車では実施せず。東京メトロ東西線直通は大手町駅までの実施で9時で一斉終了。
御茶ノ水寄り先頭車両(10号車)
京王電鉄
京王線新線高尾線相模原線 平日新宿駅・新線新宿駅を7時30分~9時30分に到着する列車 上り準特急急行通勤快速 新宿・新線新宿寄り先頭車両(10号車)
京王線(新宿駅→調布駅間) 平日新宿駅を18時以降に発車する列車 下り特急・準特急
平日新宿駅を22時50分以降に発車する列車 下り急行・通勤快速・快速
東京都交通局都営地下鉄
新宿線 東行:平日新線新宿駅を7時30分~9時30分に発車する列車
西行:平日本八幡駅を7時15分~9時に発車する列車
東行:京王線笹塚より西から京王新線経由で都営新宿線に直通する10両編成列車(9本)
西行:全列車(新宿以西の京王線内では実施なし)
東行:本八幡寄り先頭車両(10号車)
西行:新宿寄り先頭車両(1号車,6030系10両は"9"号車表示)
東京地下鉄(東京メトロ)
半蔵門線 平日始発~9時30分(9時30分で一斉終了) 全列車 進行方向の最後尾車両(A線:10号車,B線:1号車)
有楽町線 平日和光市駅を7時07分~9時20分、小竹向原駅を7時20分~9時20分に発車する列車(9時20分で一斉終了) A線(新木場方面)列車のみ
日比谷線 平日北千住駅を7時30分~9時に発車する電車(9時で一斉終了) 中目黒方面行のみで東急東横線直通列車も中目黒で終了 進行方向の最後部車両(8号車)※東急1000系の場合は1号車と表示
千代田線 平日綾瀬駅・代々木上原駅を7時10分~9時30分に発車する電車(小田急線・常磐線からの直通電車は当該線内も含む、ともに9時30分で一斉終了) 全列車
※小田急線直通列車は代々木上原駅で、常磐線各駅停車直通列車は綾瀬駅で終了。
代々木上原方先頭車両および綾瀬寄り最後尾車両(1号車)
東西線
西船橋駅大手町駅
平日西船橋駅(妙典駅始発を含む)を6時57分~8時57分に発車する電車(総武線各駅停車・東葉高速線からの直通電車は当該線内も含む、ともに9時00分で一斉終了) 中野方面に発車する全列車
※大手町駅まで(大手町~中野間および中央線各駅停車中野~三鷹間は未実施)
中野方先頭車両(10号車)
東葉高速鉄道
東葉高速線 平日6時37分~9時00分(9時00分で一斉終了) 中野方面に発車する全列車
※東京メトロ東西線大手町駅まで(大手町~中野間および中央線各駅停車中野~三鷹間は未実施)
西船橋方先頭車両(10号車)
東武鉄道
伊勢崎線館林駅北千住駅間) 平日北千住駅を7時30分~9時に到着する列車 上り区間急行 進行方向の最後尾車両
伊勢崎線・日光線南栗橋駅押上駅→渋谷間 東京メトロ半蔵門線直通列車) 平日押上駅を7時30分~9時20分に到着する列車 上り急行・準急
東上線小川町駅池袋駅間) 平日池袋駅を7時30分~9時32分に到着する列車 上り急行・通勤急行・準急と東京メトロ有楽町線直通列車 小川町寄り先頭車両
野田線 平日始発~9時 全列車 一番寄りの車両
伊勢崎線(東武動物公園駅→北千住駅→中目黒間 東京メトロ日比谷線直通列車) 平日北千住駅を7時30分~9時に到着する列車 東京メトロ日比谷線直通列車 進行方向の最後部車両(8号車)
西武鉄道
池袋線飯能駅→池袋駅間)・西武有楽町線 平日池袋駅・西武新宿駅を7時20分~9時20分に到着する列車 上り快速急行・急行・快速・準急・通勤急行・通勤準急と東京メトロ有楽町線直通列車 進行方向最後尾車両
新宿線拝島線多摩湖線本川越駅西武遊園地駅西武新宿駅間) 上り急行・通勤急行・準急 西武新宿方先頭車両(1号車)
京成電鉄芝山鉄道
本線東成田線芝山鉄道線芝山千代田駅東成田駅京成成田駅京成上野駅 朝ラッシュ時間帯 京成上野行通勤特急 進行方向の最後尾車両(1号車)
小田急電鉄
小田原線江ノ島線多摩線小田原藤沢唐木田~代々木上原・新宿間) 平日新宿駅を7時30分~9時30分に到着する列車および代々木上原駅を7時10分~9時30分に到着・発車する東京メトロ千代田線直通列車 上り快速急行・急行・準急(東京メトロ千代田線内は綾瀬駅まで実施、9時30分で一斉終了) 進行方向の最後尾車両(1号車)
東京急行電鉄横浜高速鉄道
東横線みなとみらい線 平日始発~10時(10時で一斉終了) 特急・通勤特急・急行 渋谷寄りから数えて5両目の車両(5号車)
平日渋谷駅を17時以降に発車する列車 下り特急・通勤特急・急行|
田園都市線 平日始発~9時30分 上り全列車 進行方向の最後尾車両(10号車)
首都圏新都市鉄道 つくばエクスプレス線 平日初電~9時 上り全列車 つくば寄り先頭車両(1号車)
平日秋葉原駅を18時以降に発車する列車 下り全列車
東京臨海高速鉄道 りんかい線 平日大崎駅を7時46分~9時41分に発車する列車 上り全列車(JR埼京線からの直通列車を含む) 新木場寄り先頭車両(10号車)
平日新木場駅を22時34分以降に発車する列車 下り全列車(JR埼京線への直通列車を含む)
相模鉄道 本線いずみ野線 平日横浜駅を7時~9時30分に到着する列車 上り全列車 横浜寄りから数えて4両目の車両
平日横浜駅を18時以降に発車する列車 下り全列車
京浜急行電鉄
本線浦賀駅品川駅)・久里浜線 平日横浜駅を7時30分~8時30分に到着する列車 品川行快特(金沢文庫まで特急) 品川寄り先頭車両
横浜市交通局
横浜市営地下鉄
ブルーライン 平日始発~9時 全列車 湘南台寄りから数えて4両目の車両(4号車)
名古屋市交通局
名古屋市営地下鉄
東山線 平日始発~9時 全列車 藤が丘方先頭から4両目の車両(4号車)
西日本旅客鉄道 大阪環状線 平日初電~9時および17時~21時 環状運転普通列車 103系(オレンジ色)・201系(オレンジ色または水色)8両の内回り先頭から4両目の車両
学研都市線(片町線)JR東西線 普通区間快速・快速 使用車両:以下の4扉・7両の通勤形電車大阪駅北新地駅基準で尼崎方先頭から5両目の車両
207系321系
JR京都線JR神戸線琵琶湖線湖西線野洲駅近江今津駅加古川駅 普通
JR宝塚線(福知山線)尼崎駅篠山口駅 普通・快速
阪和線 普通・区間快速・快速 使用車両:6両の通勤形電車で和歌山方先頭から3両目の車両
103系・205系(水色)
大和路線和歌山線JR難波駅奈良駅高田駅 普通・区間快速・快速 使用車両:6両の通勤形電車で天王寺駅放出駅基準で久宝寺・奈良・高田方先頭から3両目の車両
103系・201系(黄緑色)
おおさか東線 普通
阪急電鉄 京都本線 平日終日 特急・通勤特急 2ドア特急用車両梅田方先頭から5両目の車両
京阪電気鉄道 京阪本線鴨東線 平日初電~始発駅9時15分頃に発車する列車 K特急・特急(ただし交野線私市発K特急「おりひめ」淀屋橋行は除く) 出町柳方1両目の車両
阪神電気鉄道 本線 平日三宮駅を7時08分~8時18分に発車する列車 梅田行き区間特急 梅田方先頭から4両目の車両
近畿日本鉄道 奈良線 平日初電~近鉄難波駅9時30分頃に到着する列車 近鉄奈良大和西大寺発の快速急行 (10両編成) 進行方向の最後尾車両
南海電気鉄道 南海本線 平日7時20分~8時30分頃(天下茶屋駅基準) 急行及び空港急行 4扉車・8両編成の難波方先頭から4両目の車両(ただし天下茶屋~難波間は解除)
高野線 林間田園都市橋本始発の急行
大阪市交通局
大阪市営地下鉄
御堂筋線 平日終日 全列車 なかもず方先頭から6両目の車両(6号車)
谷町線 平日初電~9時 全列車 八尾南方先頭から3両目の車両(3号車)
北大阪急行電鉄 南北線 平日終日 全列車 千里中央方面:先頭から5両目の車両(6号車)
なかもず方面:先頭から6両目の車両(同)
神戸市交通局
神戸市営地下鉄
西神・山手線 毎日終日 全列車 6両編成
新神戸谷上方面:先頭から3両目の車両
西神中央方面:先頭から4両目の車両
海岸線 4両編成
三宮・花時計前方面:先頭車両
新長田駅方面:最後尾車両
神戸電鉄神戸高速鉄道 有馬線三田線粟生線神戸高速南北線 早朝時間帯を除く平日 4両編成の列車 新開地湊川方先頭から3両目の車両
北神急行電鉄 北神線 毎日終日 全列車 6両編成
谷上方面:先頭から3両目の車両
西神中央方面:先頭から4両目の車両
西日本鉄道 天神大牟田線 平日西鉄福岡(天神)駅を7時15分~9時19分に到着する列車 特急・快速急行・急行 西鉄福岡(天神)駅方最後尾車両
  • ※は2005年5月9日より導入した事業者
補足
  • 東武鉄道では2005年6月20日に野田線、同年10月30日に東上線のうち東京メトロ有楽町線直通列車、2006年3月27日には伊勢崎線のうち東京メトロ日比谷線直通列車に追加導入した。また、夜行列車においても女性専用車両を追加導入している。
  • 西武鉄道では、2005年10月30日に東京メトロ有楽町線直通列車にも追加導入した。
  • 東京急行電鉄では、2005年7月25日に東横線に平日の特急・通勤特急・急行の8号車(横浜寄り先頭車両)に終日導入したが、翌2006年7月18日より設定内容を変更した。詳しくはこちらを参照。
  • JR東日本では、2005年9月5日中央快速線に、2006年5月15日には常磐線各駅停車に追加導入した。なお、2007年3月16日をもって八高線および青梅線の奥多摩駅・青梅駅間の中央快速線直通列車は設定を終了し、同月19日から五日市線の中央快速線直通列車に導入した。
  • 東京メトロでは、2005年10月30日に有楽町線、2006年3月27日に日比谷線、同年5月15日には千代田線に、同年11月20日には東西線に追加導入した。いずれの路線も設定位置が先頭車両または最後部車両となっている。同社は構内の階段が前後にしかない場合が多く、日比谷線のように、駅の前後において混雑が激しいことから導入以前より車両更新に伴って一部列車の前後2両を5扉車に変更しており、上述のように混雑平準化との兼ね合いを述べた事もある[8]
  • 小田急電鉄の列車のうち、箱根登山線箱根湯本駅始発で該当時間に新宿駅に到着するものについては、風祭駅での旅客の乗降が2008年3月14日まで女性専用車両に設定される最後尾車両(1号車)でしかできなかったことから、同線内では女性専用の設定はなく、小田原駅からの小田急線内で女性専用車両としていた。
  • 神戸市交通局神戸市営地下鉄海岸線では、編成が4両と短い上に終日設定で導入され、残り3両の混雑度が高くなっている。一方で、沿線でのイベント開催による混雑時には設定を解除しているため、その期間は痴漢対策効果がない。
  • 2006年には、3月20日から東京臨海高速鉄道りんかい線において平日朝のラッシュ時のJR埼京線からの直通列車に加えて、平日朝のラッシュ時の大崎駅折り返し列車および平日深夜の下り列車にも導入、同月27日からは東京メトロ日比谷線並びに東武伊勢崎線からの直通列車にも新たに導入された。そして5月15日からは東京メトロ千代田線常磐線各駅停車でも導入された他、小田急線でも千代田線直通の準急に追加導入した。同年11月20日からは総武線各駅停車(中央線御茶ノ水以西は未実施)と東京メトロ東西線東葉高速鉄道東葉高速線に、翌12月11日からは都営新宿線の車両にも設定された。

[編集] 縮小・廃止

  • 女性専用車両を終日設定していた神戸電鉄は、2004年6月1日より早朝の設定を廃止した。列車が4両と短いうえ、乗り換えの利便性から女性専用車両には人があまり乗らず、他の車両の混雑が悪化したためである。
  • 東急東横線は、2005年7月25日から平日の特急・通勤特急・急行に終日導入していたが、菊名駅における問題や終日設定に批判があり、2006年7月18日から設定時間帯を平日始発から10時までと、渋谷駅を17時以降に発車する元町・中華街駅方面行に縮小し、合わせて設定車両も横浜寄り先頭車(8号車)から中程(5号車)に移動した。
  • 東京メトロ東西線は、当初は朝のラッシュ時のB線(西船橋から中野方面)全線で女性専用車両を設定していたが、大手町駅での混雑による危険性から、2006年11月29日より同駅までの実施に短縮された[57][58]。女性専用車両の隣の9号車付近は階段があり、ホームが非常に狭い上に多くの男性が9号車に乗ろうとするため大混雑し、係員・駅員含めて10人以上の人員を割き警備に当たる状態であった。
  • 高松琴平電気鉄道では、2002年の一時期、実験的に女性専用車両を導入した。しかし、2両編成しかないにもかかわらず導入したため、混雑に拍車がかかり廃止された(2005年12月週末の終電において期間限定で再導入したが、これも現在は運用していない)。
  • 東日本旅客鉄道(JR東日本)では八高線高麗川駅拝島駅間)の新宿駅に7時30分~9時30分に到着する列車において女性専用車両を導入していた。2007年3月18日より、従来の201系と編成の組み合わせが異なるE233系の乗り入れを開始し(201系は東京寄りから4両+6両に対し、E233系は6両+4両)、中央線で東京寄り1両目に導入されている女性専用車両が該当線区に乗り入れしなくなったため、このダイヤ改正をもって廃止された。また、青梅線では全線で八高線と同じ時間帯で女性専用車両を設定していたが、同日に八高線と同じ理由で奥多摩駅青梅駅間の女性専用車両が廃止された。
  • 富士急行では大月線河口湖線全線で、平日の5:51と6:21に河口湖駅を発車する、中央快速線直通の東京行きの2本で女性専用車両を導入していた。2007年3月18日にJR東日本のダイヤ改正で、富士急行に従来の201系と編成の組み合わせが異なるE233系の乗り入れが開始し(201系は東京寄りから4両+6両に対し、E233系は6両+4両)、中央線で東京寄り1両目に導入されている女性専用車両は富士急行内に乗り入れしなくなったため、このダイヤ改正をもって廃止された。

[編集] 路線バス

路線バスにも、以下のように「女性専用バス」が設定されている。

[編集] 廃止

  • 京都交通:現在の京阪京都交通の洛西バスターミナル~桂駅東口の路線で平日のみ運行していたが、会社更生法申請後に利用者が少ないなどの理由で廃止された。(設定期間:2003年11月24日~2004年5月31日)
  • 九州産業交通:平日のみ並建~(交通センター~県庁~自衛隊)~健軍間および田崎車庫前~(交通センター~神水町)~健軍間に運行していたが、いずれも2006年11月30日限りで廃止された。

[編集] その他

[編集] 女性専用席

いしづち」:8000系3両編成の松山方先頭車の一部に設定。2005年3月1日に導入された。この女性専用席は、女性専用車両と異なり、女性の団体旅行客が快適に乗車できるようにしたものである。また、2007年10月1日よりJR西日本は、特急サンダーバード雷鳥オーシャンアロースーパーくろしおくろしおに女性専用席を導入する事になった。

[編集] 夜行列車

上記のような通勤列車の他に、夜行列車においても女性専用車両が設定されている。これは就寝中の安全とプライバシー確保に配慮したもので、普通車指定席(「レガートシート」「ゴロンとシート」を含む)と開放式B寝台が対象となる。1990年3月に寝台特急「あかつき」の「レガートシート」(普通車指定席)の一部が女性専用とされたのが始まりである。かつては寝台特急「ゆうづる」「はくつる」などに「レディースカー」と呼ばれるものもあった。

2007年3月現在、女性専用車両が連結されている夜行列車は以下の通り。