リバー級フリゲート

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リバー級フリゲート
HMAS Burdekin (K376)
HMAS バーデキン
艦級概観
種別 フリゲート
艦名
建造者
運用者
建造期間 {{{建造期間}}}
就役期間 イギリスの旗 1942年 - 1957年
同型艦 151隻
前級 キャッスル級コルベット
次級 ロック級フリゲート英語版
主要諸元
排水量 1,370 トン
全長 91.7 メートル (301 ft)
全幅 11.1メートル (36 ft)
吃水 3.7メートル (12 ft)
深さ {{{深さ}}}
機関 ボイラー×2基+直立型4気筒3段膨張式レシプロ蒸気機関×2基(5,500shp), 2軸推進
一部の艦では、パーソンズ式タービン×1、6,500馬力
機関出力 {{{機関出力}}}
電力 {{{電力}}}
速力 20 ノット (37 km/h)
燃料 {{{燃料}}}
航続距離 7,200 海里 (13,300 km)
潜航深度 {{{潜航深度}}}
乗員 140 - 160名
搭載量 {{{搭載量}}}
装甲 {{{装甲}}}
兵装 4インチ砲×2門
20mm機銃×10基
爆雷投下軌条×2条
(後にはヘッジホッグ投射機及び40mm砲)
搭載機 {{{艦載機}}}
搭載総数 {{{総艦載機数}}}
搭載艇 {{{艦載艇}}}
C4ISTAR {{{C4I}}}
レーダー {{{レーダー}}}
ソナー {{{ソナー}}}
電子戦
対抗手段
{{{電子戦}}}
特殊装備 初期建造艦は掃海装置一式を搭載(後に撤去)
その他 {{{その他}}}

リバー級フリゲート(リバーきゅうフリゲート、英語: River class frigate)は、イギリス海軍フリゲートの艦級。近代型フリゲートとしては最初のものである。

イギリス海軍は大西洋の戦いにおける船団護衛などの対Uボート戦にフラワー級コルベットを量産し投入していたが、フラワー級は使用実績から、次のような理由で能力不足の指摘があった。まず排水量が小さいが故に凌波性に劣っており、北海大西洋では乗員に多大な労苦を強いた。また航続距離が短かったため、長期間の作戦行動には不向きであった[1]。これに加え、水上航行中のUボートの制圧や、高速船からなる輸送船団を有効に護衛するために20ノット程度の速力も望まれていた。能力面ではブラックスワン級スループが優れていたが、蒸気タービン機関を使用するなど生産性に問題があり、戦時体制における大量増産にはとても応えられるものではなかった。

そこでイギリス海軍は新しい設計の対潜水艦用艦船を設計した。それが本艦級である。できるだけ安価で迅速に建造できるように設計されており、第二次世界大戦中の1941年から1944年にかけて138隻が建造された。生産性を重視して機関には、主缶としてアドミラルティ式3胴式水管缶、主機関として直立型直列4気筒3段膨張式レシプロ蒸気機関が搭載されている。ただし、一部の艦はタービン機関を搭載している。なお、当初はフラワー級の拡大改良版という意味から、2軸コルベット(Twin Screw Corvette)と呼ばれていた。

リバー級フリゲートはアメリカ海軍自由フランス海軍オーストラリア海軍などに貸与ないし譲渡されて活躍した。また、アメリカが建造したタコマ級フリゲートの原型ともなった。リバー級の後継艦として、1942年度から、量産性をさらに高めるため溶接構造を大幅に取り入れたロック級フリゲートの生産が開始された。

リバー級の大半は大戦が終了してまもなく退役するが、対潜フリゲートのはしりとして、多くの海軍によって参考とされた。

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  1. ^ 同時期にフラワー級とほぼ同様のガッビアーノ級コルベットを運用していたイタリア海軍は比較的穏やかな地中海に展開していたため、このような問題は無かった

参考文献[編集]

  • David K. Brown,Atlantic Escorts: Ships, Weapons and Tactics in World War II,Naval Institute Press,2008
  • Brian Lavery,River-Class Frigates and the Battle of the Atlantic,National Maritime Museum,2006

関連項目[編集]