マインスイーパ

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マインスイーパ (Win版)
ジャンル パズルゲーム
対応機種 Microsoft Windows 3.0
開発元 Oberon Games
発売元 Microsoft Game Studios
人数 1人
メディア フロッピーディスク
発売日 1990年
価格 単体販売なし
  
マインスイーパのゲーム画面。Linux上などで動作するKDE用のプログラムKMinesを示した。窪んだように表示されたマス目は「地雷」がなかったことを表し、数字は隣接するマス目にいくつ地雷が隠されているかを表すヒントとなっている。

マインスイーパ1989年ロバート・ドナーが発明した1人用コンピュータゲームである。ゲームの目的は地雷原から地雷を取り除くことである。

このゲームは多数のコンピュータプラットフォーム向けに書き直されており、もっとも有名なものはMicrosoft Windowsに搭載されているものである。

目次

[編集] 概要

ゲーム画面は正方形のマスが敷き詰められた長方形のフィールドから構成されている。それぞれのマスは開けることができるが、地雷の置かれているマスを開けると敗北になる。地雷の置かれていないマスを開けたときは、隣接する8マスのいずれかに地雷がある場合はその個数が表示され、隣接するマスに地雷が置かれていないときは、それらが自動的に開けられる。地雷の置かれていないマスをすべて開ければゲームクリアとなる。

プレイヤーは、地雷が置かれていると思われるマスに旗を立てることができる。一部のプラットフォームでは、表示された個数と同じだけの旗を立てたマスで中ボタンをクリック(または左右のボタンを同時に押下)すると、隣接する開けられていないマスを一気に開けることができる。このとき開けられたマスに地雷が置かれていれば、ゲーム終了となる。また一部のプラットフォームではプレイヤーが地雷にマークしたあと右ボタンを押下したまま移動することを許している。これによってプレイヤーは短い時間で大きな区域を開けるために、マウスの右ボタンをドラッグしながらいくつかの数字のマスを左クリックすることができる。

ほとんどのプラットフォームでは、最初にクリックしたマスに決して地雷が配置されないようにして、プレイヤーが不利にならないようにしている。また一部のプラットフォームでは、論理的な推論が全く成り立たず運任せになってしまうような地雷配列パターンを避けるように設定されている。

[編集] 歴史

[編集] RLogic

すでに1985年には、「Relentless Logic」(略して「RLogic」)と呼ばれていたゲームがコンウェイ、ホング、スミスによってMS-DOSで開発されていたが、あまり知られていない。RLogicでは、プレイヤーはアメリカ海兵隊員となり、米軍司令部に重要なメッセージを届ける。RLogicとマインスイーパはコンセプトが似通っているが、多くの相違点がある。以下はRLogicの特徴である。

  • プレイヤーは左上から右下(司令部)まで地雷原を通り抜けていかなければならない。
  • すべての地雷を見つける必要はない。したがって、地雷に印を付けたり地雷の数を示したりする機能はない。
  • 左上から右下までの歩数がカウントされる。ハイスコアの機能は付いていないが、プレイヤーは地雷の数ごとの自分の最高点を超えようとしていた。
  • マインスイーパと異なり、地雷原の大きさは固定されているが、地雷の個数を変えることができる。

地雷原を通り抜けるゲームのため、ときにクリア不可能になることがあった。すなわち、すべての通り道が地雷で止められているのだ。

RLogicとドナーのマインスイーパとの間の関連は不明である。RLogicが先に出たことは否定できないが、コンセプトが単純なため、両者が偶然似通った可能性も十分に考えられる。マインスイーパが広く知られ続けているのに対して、RLogicは事実上無名になっている。

RLogicはさらに古いゲームだということが明らかになっている。1981年頃のTektronix 4051に搭載されていたものがあったが、「games tape」に収録されている古い版は1973年までさかのぼることができる([1])。このテープにはマインスイーパの3次元バージョンが含まれている。このゲームの作者である、デービット・アール[2])は、コンピュータゲームの歴史の中で重要な人物である。

[編集] Microsoft Windows 用

Microsoft Windows 用マインスイーパは、Oberon Games が開発し、1990年Windows 3.0 用の拡張パック Microsoft Entertainment Packコンポーネントとして Microsoft Game Studios より発売された。1992年の Windows 3.1 からはOSに標準で付くようになった。

[編集] ゲームの分析

[編集] パターン

ゲーム中には、あるマスに地雷があるかどうか断定できる数多くのパターンが存在する。すでに地雷の位置が定まったところを処理し、その後でまだ定まらないところを処理するのが大抵は最も簡単である。不確定なマスが存在する場合、特にこれは重要である。なぜなら、断定できるマスから推理を進めていくことで、いずれ不確定なマスが不確定でなくなる可能性があるためである。

例えば、直角の角に相当する部分のマスに対して、その斜めに隣接するマスが1となっていれば、その角は地雷である。これはパターンの中でも一番簡単な例であるが、他にも数多くのパターンがある。

より地雷の多い盤面では、マスを開いた時、たまに数字の8を見つけることがある。その場合、そのマスはすべて地雷に囲まれている。また、フィールドの辺に隣接する5や角にある3も、周りが爆弾で囲まれていることを意味する。

平らな壁の中ほどに接した3のマスがあれば、その場所を中心に一列に3つの地雷が並ぶ。

1の隣に2があるような壁では、その2の斜め向かいで1から離れた側に地雷がある。

数字の2が両側を1に挟まれて現れるような壁では、真ん中に接するマスには地雷はない。なぜなら、もしそのマスに地雷があるとすれば、下段中央の2に隣接している地雷の数が2であるためには、上段両端のマスのうち、どちらか片方のみに地雷があるということになる。そうなれば、下段両端の1のうち、地雷があった方のマスには2つの地雷が隣接することになり、矛盾するからである。

壁に2がずらっと並んでいる場合、まず4つの2が両端を1で挟まれていると、真ん中の2つの2に接するマスと両端の2つの1に接するマスに地雷がある。また、5つの2が同じように両端を1で挟まれていると、中央以外の2に接するマスに地雷がある。これらのパターンは、1つか2つの2が1に挟まれているパターンを拡張したものであり、それら短いパターンと同じ原則によって地雷が配置されている。

フィールドの境界から垂直に伸びる壁の根元の2つが2であれば、それらに接するマスは地雷である。これは境界に接した2に2つの隣接した地雷を配置できる唯一の可能性だからである。

フィールドの境界から垂直に伸びる壁の根元の2つが1であれば、根元から3つ目のマスに接するマスは地雷ではない。これは境界に接した1のために根元から2つ目までのマスに接したマスのどちらかに必ず地雷が1つあり、2番目の1が表す地雷の位置もそのどちらかのマスに定まってしまうからである。

[編集] 盤面の難易度の測定

マインスイーパの盤面の難易度は、しばしば3BVの値によって判定される。

[編集] 実装

[編集] Windows

もっとも有名なMicrosoft Windowsのものでは、3つのサイズがあり、Microsoft製のものはそのサイズを踏襲している。

  • 初級:9×9のマスに10個の地雷
  • 中級:16×16のマスに40個の地雷
  • 上級:30×16のマスに99個の地雷
  • 盤面の変更:9×9から56×40までのマスに10から2052個までの地雷(但し、設定できる地雷の最大数は、A×Bの盤面ならば(A-1)×(B-1)までである)

新しいバージョン(Windows 2000以降)では、初級の画面が9×9に変更されている(地雷の数は同じ)。これはおそらく以前の大きさでは、初級と中級が地雷をクリックする確率が同じであったからであろう(初級: 8×8=64, 10/64=15.625% 中級: 16×16=256, 40/256=15.625%)。

実際のところ、最初に開けた1マスは必ず地雷ではないとした場合、古い初級のゲームは中級と比べランダムな1つの動きで地雷に当たってしまう確率がほんの少し多くなってしまっていた。しかしながら地雷に当たる確率は総合的にあまりなく、一か八かの選択状態になる確率もごく小さいため、初級のゲームはなお簡単であった。

新しいWindowsのバージョンではコントロールも改良されたため、9つのマスの幅がタイトルや得点のバーと同じになるように変更できるようになったのである。

あるいは、今の9×9の初級の画面では開けられたマスと開けられていないマスの境界が、数字の入ったマスだけで1列並ぶように現れた場合、開けられていない側の境界の1列は一か八かで開けなくても解けるようになるためであるとも考えられる。

このゲームの3次元バージョンもあり、「マインスイーパ3D」とよばれている。また別のレイアウトを持った2次元のマインスイーパもある。例えばX11の「XBomb」は三角形または六角形のマスを持ち、Windowsの「Professional Minesweeper」はこれらやその他たくさんの種類のレイアウトを持っている。

ゲームボーイでも同様にこのゲームで遊ぶことができる。

2003年、マイクロソフトはMSN Messenger(バージョン6以降)で「Minesweeper Flagsマインスイーパフラグ)」という新しいゲームを提供した。このゲームは対戦式で、目的は地雷の周囲ではなく、地雷の位置をクリックして地雷を見つけることである。先に26個の地雷を発見したほうが勝ちとなる。

サウンド機能は正式には実装されていなかったが、iniファイルにsound=1と書くことでビープ音によって地雷の爆発を表現するバージョンがあった。 Windows Vistaでは今までグレーだった盤面がカラフルなものとなり、地雷を踏むとサウンドとともに周囲に次々誘爆する表現になっている。失敗すると同じ地雷の配列で再プレイも可能(その場合、最初の1クリックで失敗することもある)。また、地雷でなく花の模様にも変えることが可能となっている。 また、Windows Vista版では最初にクリックしたマスが必ず空白のマスになる(つまり、最初のクリックで複数のマスが開けられる)仕様になった。

そして、Windows Vistaにおいては3D化を果たした。ただし、ウィンドウリセットボタンが消滅している。このため新規にゲームを始める場合は、メニューから選ぶかショートカットキー(F2)を用いる。

[編集] イースターエッグ

特定のコマンドを入力することでプレイを有利に進められる。

  • Windows3.1
ウィンドウ上部中央のフェイスマークをクリック後、X,Y,Z,Z,Yとタイプした後に左Shiftキーを押しながらEnterを押すことで、地雷のあるマスをマウスカーソルでポイントすると、画面の左上の1ピクセルが白く変化した。
  • Windows95/98/Me/2000
マス目の上で左右同時クリックし、タイマーが動き出したら再び左右同時クリックしたままEscキーを押すことでタイマーを止められる。
  • WindowsXP
X,Y,Z,Z,Y,Enter,Shiftで地雷のあるマスの上にポインタを乗せると画面の左上1ピクセルが黒くなる。

[編集] KDE

公式にリリースされたものとしてkdegamesに含まれるKMinesがある。

[編集] GNOME

公式にリリースされたものとしてMinesがある。

[編集] 最高記録

Windowsのバージョンの上級において、Windows2000での85秒未満(Windows3.1での80秒未満)はすばらしいタイムだと考えられている。中級の公式記録は9秒であり、8×8の初級では1秒である。上級の公式記録は38秒である。(最初の1クリックをしたらタイマーは1秒後ではなく、即座に1秒になる。)多くの人が自分たちのハイスコアの画像や動画を発表している。The Minesweeper Communityは史上最速の動画を含むbestever-listを編集している。このリストに参加するには、初級、中級、上級のタイムが合計で99秒以下でなくてはならない。

初級(9×9の盤面)を1クリックでクリアする確率は次の通り。連続して127,800,681回角をクリックしてゲームをし、1度にすべてのマスが開くかどうかを調べると、1,519回最初の1クリックでクリアできる。このことから、角をクリックすると、即座にクリアできる確率は約0.0019%であることが分かる。真ん中をクリックすると、6,713,134回のうち39回1クリックでクリアすることができ、即座にクリアできる確率は約0.00058%でしかない。端の列の真ん中をクリックすると、10,839,687回のうち103回1クリックでクリアすることができ、即座にクリアできる確率は約0.00095%である。これは統計ではなく、組み合わせ論を使うことでより正確に計算することができる。

[編集] 関連項目