COMMAND.COM

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COMMAND.COM
開発元 シアトル・コンピュータ・プロダクツマイクロソフトIBM日本電気ノベルほか多数
対応OS DR-DOS, FreeDOS, MS-DOS, Novell-DOS, OpenDOS, PC-DOS, PTS-DOS, ROM-DOS, 86-DOS, Microsoft Windows (Windows 95 - Server 2008)ほか多数
プラットフォーム x86ほか多数
種別 シェル
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COMMAND.COM(コマンド・コム)はMS-DOS/PC DOS及び互換DOSの標準コマンドシェルコマンドラインインタプリタ)。MS-DOSでは起動プロセスの中でMSDOS.SYS(PC DOSではIBMDOS.COM)がCONFIG.SYSの記述"SHELL="を元に起動する最初のプロセス

COMMAND.COMは対話モードとバッチモードの二種類のモードを持つ。対話モードではユーザの入力を即時に実行し、バッチモードではバッチファイルと呼ばれる拡張子".BAT"のファイルに書かれたコマンドを順次実行する。

UNIXのシェルと違い、バッチコマンドの実行では単にコマンドの読み込み元を切り替えるだけで、子プロセスで実行するわけではない。またDOS5でCALLという内部コマンドが実装される以前は、バッチ中から別のバッチを実行すると戻る方法が基本的にはなく、COMMAND.COMを明示的に再帰的に起動して、そのCOMMAND.COMに子バッチを実行させる必要があった。

最も初期のCOMMAND.COMはわずか4KBほどであった。

Windows 9x系上ではMS-DOSプロンプトとしてWindowsにおけるCUIシェルの役目も担い、例えば32ビットWindowsアプリケーションの実行も可能であった。しかしWindows XPの登場によって9x系のMS-DOS上で動くOSが無くなったため、その役割はWindows 2000などのWindows NT系専用の拡張版であるコマンドプロンプト (Cmd.exe)に譲った。しかし、互換性のため今でもWindows NT系にはCOMMAND.COMが付属しており、実行することができる。ただし、64ビット版のWindowsでは、COMMAND.COMは実行できない。

関連項目[編集]