ナショナル・ギャラリー (ロンドン)

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

ナショナル・ギャラリー
ナショナル・ギャラリーの1F

ザ・ナショナル・ギャラリー (The National Gallery) は、イギリスロンドンにある美術館である。トラファルガー広場に面し、イタリア・ルネサンス、オランダ絵画などの充実したコレクションで知られる。

[編集] 歴史

1824年、J.J.アンガースタインの遺贈したコレクションをもとに開設された。当初の所蔵絵画はわずか38枚だったという。当初はアンガースタインの邸宅を改装してギャラリーとしていたが、1838年、現在のトラファルガー広場に移転した。

最初のディレクターであったチャールズ・イーストレイクがイタリア・ルネサンスの作品を揃え、3代目のディレクターであったフレデリック・ウィリアム・バートンが18世紀美術や、ハンス・ホルバイン (子)の「大使たち」などを購入。1897年、多くのイギリス美術は新設されたテート・ギャラリーに移された。

所蔵作品の点数ではルーヴル美術館メトロポリタン美術館などの巨大コレクションに譲るが、作品の質の高さでは他の大美術館にひけを取らない。同じロンドンのテート・ブリテン(テート・ギャラリーのイギリス美術専門館)がイギリス絵画を主としているのに対し、ナショナルギャラリーはイタリアなどの外国絵画のコレクションが中心で、とくにイタリア・ルネサンス、オランダ絵画などが充実している。なお、ナショナル・ギャラリーの所蔵品はポスト印象派までで、それ以降の海外美術はテート・ギャラリーの分館、テート・モダンが担当する。

近年、中世美術の常設展示と企画展示をおこなえるセインズベリ棟(ロバート・ヴェンチューリ設計)がオープンし展示面積が大幅に増えたが、さらに改築工事を進めている。

[編集] 主な収蔵品

[編集] 外部リンク

ウィキメディア・コモンズ