チャリング・クロス

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座標: 北緯51度30分26秒 西経0度07分39秒 / 北緯51.5073度 西経0.12755度 / 51.5073; -0.12755

チャリング・クロス
英語: Charing Cross
2005-07-10 - United Kingdom - England - London - Charing Cross - Eleanor cross.jpg
名の由来であるヴィクトリア時代に再建されたエレアノールの十字架。
現在はチャリング・クロス駅前に所在し、イギリスにおいて鉄道の距離を測る際の基準点となっている。
チャリング・クロスの位置(グレーター・ロンドン内)
チャリング・クロス
チャリング・クロス

 グレーター・ロンドンにおけるチャリング・クロスの位置
英式座標 TQ302804
ロンドン特別区 ウェストミンスター
セレモニアル
カウンティ
グレーター・ロンドン
リージョン ロンドン
構成国 イングランドの旗 イングランド
イギリスの旗 イギリス
郵便地域 LONDON
郵便番号 WC2
市外局番 020
警察 メトロポリタン
消防 ロンドン
救急医療 ロンドン
欧州議会 ロンドン
イギリス議会 Cities of London and Westminster
ロンドン議会 ウェスト・セントラル
都市一覧: イギリス • イングランド • ロンドン

チャリング・クロス (Charing Cross) はロンドンシティ・オブ・ウェストミンスター内を通るストランドホワイトホールザ・マルコックスパー・ストリートに接続し、トラファルガー広場の南隣に位置する交差点およびその周辺地区。

かつてチャリング村の当地にあったエレアノール・クロス (Eleanor cross) - エレアノールの十字架 - を受け継いで命名された。現在、このエレアノールの十字架の跡地には国王チャールズ1世の像が建っている。18世紀の後半以来、チャリング・クロスはロンドンの中心と見なされるようになった。ロンドン・ストーンと同様に、ロンドンからの距離を測る際の重要な中央基準点に位置づけられ、ロンドンの地区の位置を表すのにチャリング・クロスからの方角と距離を用いることがしばしばある。

概要[編集]

13世紀のイングランド国王エドワード1世が妻であるエリナー・オブ・カスティルの記念碑を設けたチャリング村があった場所である。一般にロンドンの中心と見なされることも多い。ロンドンの地区の位置を表すのに、チャリング・クロスからの方角と距離を用いることもある。

エリナーの亡骸は死去したリンカンシャー州からウェストミンスター寺院まで運ばれ、その間に12カ所で棺が一夜休められた。エドワードはこの12カ所全てに十字架を設けさせた(エリナー・クロス)。このうち3つだけが現在も残されている。チャリング・クロス鉄道駅の正面に設置されている十字架はヴィクトリア朝時代に再建されたコピーであり、オリジナルの物よりも大きく、装飾も付されている。 十字架は本来ホワイト・ホールの頂に立てられていたが、チャールズ1世の騎馬像に置き換えられ現在の位置に移動された。

古くから道路標識や地図にはチャリング・クロスからの距離が表示されていたことでも知られる。Charing Crossという名称の由来は古英語で川の曲りを意味するcharingにある。1839年にロンドン警視庁の活動範囲はチャリング・クロスから15マイル内に位置する教会区と定められた。 ゲイが集まる箇所として著名なヘヴン・ナイトクラブはチャリング・クロス駅の地下にある。

サミュエル・ジョンソンは「人間の存在その満ち引きは全てチャリング・クロスにある」と述べている。

名所[編集]

公的機関による基準点としての利用[編集]

18世紀後期以降、チャリング・クロスはロンドンの中心と見なされている[1]。19世紀の初めからは、ロンドン市内に限って適用される様々な法律において、チャリング・クロスはその地理的な範囲を定める際の中心基準点として制定された。しかし、後の1965年にグレーターロンドンが新設されたことに伴い、これらの制定法の多くは公的な効力を失った。

使用 指定範囲
ロンドン警視庁管区 1829年メトロポリタン・ポリス法では、チャリング・クロスから半径12マイル (19.3 km)以内に位置する教会区をロンドン警視庁の活動範囲とする条項が盛り込まれた。この規定は後に、1839年メトロポリタン・ポリス法において15マイル (24.1 km)以内へと拡張された。
メトロポリタン・ビルディング・オフィス 1844年ロンドン・ビルディング法にて、役所の職権の及ぶ範囲はチャリング・クロスから半径12マイル (19.3 km)以内と定められた。
ハックニー・キャリッジの免許 1831年ロンドン・ハックニー・キャリッジ法および関連法によって、指定圏内で営業するタクシー運転手は運賃の受け取りを義務付けられた。チャリング・クロスから半径6マイル (9.7 km)以内にある道路は現在もタクシー運転手の教習コースに利用されている。
街頭販売 (Street Trading) 1856年メトロポリタン・ストリート法によりロンドン警視庁の警視総監にチャリング・クロスから半径6マイル (9.7 km)圏内における様々な活動を規制する権限が付与された。靴磨き店に対しては依然として当法令は有効だが、実際には個々のロンドン特別区による街頭販売を規制する条例等に取って代わられている。

隣接地域と交通[編集]

最寄駅[編集]

チャリング・クロスの交差点の東、ストランドチャリング・クロス駅がある。また、テムズ川を挟んだ対岸(右岸)にはウォータールー東駅ウォータールー駅があり、ハンガーフォード・ブリッジ(ゴールデン・ジュビリー・ブリッジ)を通して接続している。

脚注[編集]

外部リンク[編集]