ティモシー・ブラッドリー
| 基本情報 | |
|---|---|
| 本名 | ティモシー・レイ・ブラッドリー・ジュニア |
| 通称 | Desert Storm(砂嵐) |
| 階級 | ウェルター級 |
| 身長 | 168cm |
| リーチ | 175cm |
| 国籍 | |
| 誕生日 | 1983年8月29日(29歳) |
| 出身地 | カリフォルニア州, カテドラル |
| スタイル | オーソドックス |
| プロボクシング戦績 | |
| 総試合数 | 31 |
| 勝ち | 30 |
| KO勝ち | 12 |
| 敗け | 0 |
| 無効試合 | 1 |
ティモシー・ブラッドリー(Timothy Bradley、男性、1983年8月29日 - )は、アメリカ合衆国のプロボクサー。カリフォルニア州カテドラル出身。現WBO世界ウェルター級王者。元WBC・WBO世界スーパーライト級王者。トレーナーはジョエル・ディアス。
目次 |
来歴[編集]
カリフォルニア州カテドラル産まれ、 パームスプリングス育ち。2006年に高校の同級生と結婚、同時に妻の2人の連れ子の父親となった[1]。試合前は ヴィーガン による減量を行なっている[2]。
2004年8月20日、プロデビュー。
2005年9月23日、WBC世界ウェルター級ユース王座を獲得。以後、2度の防衛に成功。
2006年6月23日、WBC世界スーパーライト級ユース王座を獲得。以後、2度の防衛に成功。
2008年5月10日、WBC世界スーパーライト級王者ジュニア・ウィッター(イギリス)に挑戦。6回にダウンを奪うなどして、2-1(115-113、114-113、112-115)の僅差判定勝ちで全勝(22戦22勝)のまま王座を獲得した[3]。当時のブラッドリーまだボクシングだけで稼ぐのは難しく、この時の銀行口座の残金はわずか11ドルであった[1]。
2008年9月13日、エドナー・チェリー(アメリカ)と対戦し、3-0の大差判定勝ちで初防衛に成功した。
2009年4月4日、WBO世界スーパーライト級王者ケンドール・ホルト(アメリカ)と王座統一戦で対戦し、3-0の判定勝ちで王座統一に成功した。その後、指名挑戦者デボン・アレクサンダー(アメリカ)と期限内に対戦しなかったとして、WBC王座を剥奪された。
2009年8月1日、ネート・キャンベル(アメリカ)と対戦し、3回にキャンベルが左眉付近をカットし、3回終了TKO勝ちとなったが[4]、カットがバッティングによるものだったとしてカリフォルニア州アスレチックコミッションは後日ノーコンテストに裁定を変更した[5]。
2009年12月12日、暫定王者ラモン・ピーターソン(アメリカ)と王座統一戦で対戦し、3ラウンドにダウンを奪い大差の判定勝ちで王座を統一した[6]。
2010年6月19日、マルコス・マイダナと対戦が予定されていたが、マイダナが背中を負傷し試合中止となった。
2010年7月17日、HBOデビュー戦、ウェルター級ウェイト契約のノンタイトル戦でルイス・カルロス・アブレグと対戦、3-0で中差判定勝ちを収めた。
2011年1月29日、デボン・アレクサンダーと対戦し10回負傷判定勝ちを収めて、WBO世界スーパーライト級王座の3度目の防衛に成功するとともにWBC王座の再獲得に成功した[7]。
2011年7月、アレクサンダー戦から6ヶ月間防衛戦を行っていない事を理由にWBCはブラッドリーの王座を剥奪した、しかし6ヶ月間以上防衛戦を行わない王者は多数いるため、ブラッドリーだけが王座を剥奪されたことに非難が殺到[8]。その後、WBCはブラッドリーを休養王者に認定した[9]。
2011年11月12日、同級10位ホエール・カサマヨール(キューバ)と対戦し、8回TKO勝ちでWBO世界スーパーライト級王座の4度目の防衛に成功した[10]。
2012年6月9日、アメリカ・ラスベガスのMGMグランド・ガーデンアリーナで行われたWBO世界ウェルター級タイトルマッチで、世界6階級制覇王者マニー・パッキャオ(フィリピン)と対戦。12回2-1(115-113が2者、113-115)の僅差判定勝ちで王座を獲得し、無敗で2階級制覇を達成した[11]。
しかし、試合自体は序盤から手数で上回るパッキャオが優勢であり、左ストレートを時折クリーンヒットさせていた。一方のブラッドリーも巧みなディフェンスを披露するものの手数で大きく下回り、決定打を打てないまま試合を終えた。HBOの試合中継では119-109でパッキャオ優勢と出ていた。この不可解な判定が告げられた瞬間、場内には大ブーイングが発生するなど、この試合の判定に対する批判は多く、「ボクシング史上最悪な判定の一つ」と評する声もある[12]。
両者のプロモーターであるトップランク社のボブ・アラムは「ブラッドリーのことは讃えたいが、ボクシングに関わってこんな恥ずかしい思いをしたのは初めてだ。ジャッジは採点の仕方を知らないとしか言いようがない。昨年のパッキャオ対マルケス戦は接戦だったからどちらの勝ちでもおかしくないが、今日の試合は接戦ですらない明白なパッキャオの勝ちだった」と激怒した[13]。ブラッドリーは試合序盤、レフェリーと交錯した際に左足を骨折していたことが試合後判明した。
WBOは9日のWBO世界ウェルター級タイトルマッチで、ブラッドリーの2-1の判定勝ちとした判定について国際ジャッジ5人による精査を行い[14]、5人全員がパッキャオを支持するも判定は覆らず、ボブ・アラムを含めパッキャオとの再戦を促した[15]。
2012年6月、WBO世界ウェルター級王座獲得によりWBO世界スーパーライト級王座を返上した。
2013年3月16日、アメリカ・カリフォルニア州のホーム・デポ・センターで、WBO世界スーパーライト級2位にランクされるルスラン・プロボドニコフ(ロシア)と約9ヶ月振りに初防衛戦を行い、3-0(114-113が2者、115-112)の判定勝ちで初防衛に成功した[16]。ブラッドリーは普段とは違い足を止めて打ち合いに応じ試合は激闘となったが、試合直後にリング上で受けたインタビューで数秒前に自分が述べた事が思い出せなくなるほどの大きなダメージを被り、試合後記者会見に出席することなく病院に運び込まれた[17]。試合から数日後、ESPN.comのチャットで「(試合で起きた)ほとんどの事を覚えていない。正面に立ってビッグパンチャーと打ち合ったのはバカだったよ。作戦はアウトボクシングすることだったんだが、なぜか分からないけど打ち合ってしまった」と書き込んだ[18]。別のインタビューでは今回の試合はあまり調子が良くなかったと語り、理由について、試合2週間前の時点でウェルター級の制限体重を20ポンドオーバーしており短期間で無理な減量をしたこと、試合当日の体重を過去最高となる160ポンドと体重を戻しすぎたことを上げた[19]。 HBOが放送したこの試合の平均視聴者数は120万人であった[20]。
2013年10月12日、トーマス&マック・センターにて、4階級制覇王者でWBO世界スーパーライト級王者ファン・マヌエル・マルケスと対戦する予定で、2度目の防衛を目指す。当初は同年9月14日に予定されていたが、フロイド・メイウェザー・ジュニアとサウル・アルバレスの対戦が決定した為、延期となった[21]。
戦績[編集]
- プロボクシング:31戦30勝(12KO)1NC
| 戦 | 日付 | 勝敗 | 時間 | 内容 | 対戦相手 | 国籍 | 備考 |
|---|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2004年8月20日 | ☆ | 2R | TKO | フランシスコ・マルチネス | プロデビュー戦 | |
| 2 | 2004年10月29日 | ☆ | 4R | 判定 | ラウル・ヌネス | ||
| 3 | 2004年11月22日 | ☆ | 1R | TKO | ルイス・メディナ | ||
| 4 | 2005年3月28日 | ☆ | 1R | KO | カルロス・パーラ | ||
| 5 | 2005年4月25日 | ☆ | 3R | KO | ラモン・オルティス | ||
| 6 | 2005年6月3日 | ☆ | 6R | 判定 | フスト・アルマサン | ||
| 7 | 2005年7月21日 | ☆ | 5R | TKO | マルコス・アンドレ・ロチャ・コスタ | ||
| 8 | 2005年8月26日 | ☆ | 6R | 判定 | ファン・ヨアニ・セルバンテス | ||
| 9 | 2005年9月23日 | ☆ | 10R | 判定 | フランシスコ・リンコン | WBC世界ウェルター級ユース王座決定戦 | |
| 10 | 2005年11月21日 | ☆ | 9R | 負傷判定 | ホルヘ・アルベルト・パディーリャ | ||
| 11 | 2006年2月17日 | ☆ | 2R | TKO | ラファエル・オルティス | WBC世界ウェルター級ユース王座防衛1 | |
| 12 | 2006年3月31日 | ☆ | 8R | 判定 | エリ・アディソン | WBC世界ウェルター級ユース王座防衛2 | |
| 13 | 2006年5月13日 | ☆ | 6R | KO | ヘスス・アベル・サンティアゴ | ||
| 14 | 2006年6月23日 | ☆ | 3R | TKO | アルツロ・ウレナ | WBC世界スーパーライト級ユース王座決定戦 | |
| 15 | 2006年8月18日 | ☆ | 5R | TKO | マルティン・ラミレス | ||
| 16 | 2006年10月16日 | ☆ | 1R | KO | アルフォンソ・サンチェス | ||
| 17 | 2006年12月1日 | ☆ | 8R | 負傷判定 | ハイメ・ランヘル | ||
| 18 | 2007年2月7日 | ☆ | 8R | 判定 | マヌエル・ガルニカ | WBC世界スーパーライト級ユース王座防衛1 | |
| 19 | 2007年4月13日 | ☆ | 5R | TKO | ナッシャー・アスマニ | ||
| 20 | 2007年6月1日 | ☆ | 10R | 判定 | ドナルド・カマレナ | ||
| 21 | 2007年7月27日 | ☆ | 10R | 判定 | ミゲル・バスケス | WBC世界スーパーライト級ユース王座防衛2 | |
| 22 | 2008年5月10日 | ☆ | 12R | 判定 | ジュニア・ウィッター | WBC世界スーパーライト級タイトルマッチ | |
| 23 | 2008年9月13日 | ☆ | 12R | 判定 | エドナー・チェリー | WBC世界スーパーライト級王座防衛1 | |
| 24 | 2009年4月4日 | ☆ | 12R | 判定 | ケンドール・ホルト | WBC・WBO世界スーパーライト級王座統一戦/WBC防衛2 | |
| 25 | 2009年8月1日 | - | 3R | NC | ネート・キャンベル | WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ防衛1 | |
| 26 | 2009年12月12日 | ☆ | 12R | 判定 | ラモン・ピーターソン | WBO世界スーパーライト級王座統一戦/WBO防衛2 | |
| 27 | 2010年7月17日 | ☆ | 12R | 判定 | ルイス・カルロス・アブレグ | ||
| 28 | 2011年1月29日 | ☆ | 10R | 負傷判定 | デボン・アレクサンダー | WBC・WBO世界スーパーライト級王座統一戦/WBO防衛3 | |
| 29 | 2011年11月12日 | ☆ | 8R | TKO | ホエル・カサマヨール | WBO世界スーパーライト級タイトルマッチ防衛4 | |
| 30 | 2012年6月9日 | ☆ | 12R | 判定 | マニー・パッキャオ | WBO世界ウェルター級タイトルマッチ | |
| 31 | 2013年3月16日 | ☆ | 12R | 判定 | ルスラン・プロボドニコフ | WBO世界ウェルター級タイトルマッチ防衛1 | |
| 32 | 2013年10月12日 | - | - | - | ファン・マヌエル・マルケス | 試合前 |
獲得タイトル[編集]
- WBC世界ウェルター級ユース王座(防衛2→返上)
- WBC世界スーパーライト級ユース王座(防衛2→返上)
- WBC世界スーパーライト級王座(防衛2→剥奪)
- WBO世界スーパーライト級王座(防衛4→返上)
- WBC世界スーパーライト級王座(防衛0→剥奪→休養王座認定)
- WBO世界ウェルター級王座(防衛1)
ペイ・パー・ビュー売上げ[編集]
| 日付 | イベント | 売上げ | テレビ局 |
|---|---|---|---|
| 2013年10月12日 | ティモシー・ブラッドリ vs. ファン・マヌエル・マルケス | N/A | HBO |
| 2012年6月9日 | マニー・パッキャオ vs. ティモシー・ブラッドリー | 700,000[22] | HBO |
脚注[編集]
- ^ a b “'Dead broke' Timothy Bradley and wife Monica took big gamble that paid off”. Yahoo!Sports.com (2012年5月30日). 2013年6月3日閲覧。
- ^ “Tim Bradley Vegan Dieter Shredded for Manny Pacquiao”. FightSaga.com (2012年5月25日). 2013年6月4日閲覧。
- ^ ブラッドリー、ウィッター下し新王者 ボクシング総合ポータル「Box-on!」 2008年5月11日[リンク切れ]
- ^ ブラッドリー、キャンベルを撃退 ダブル世界戦 アレクサンダー戴冠 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年8月2日
- ^ Bradley-Campbell result changed Boxing News 2009年8月24日
- ^ ダルチニヤン、ブラッドリーとも暫定王者に圧勝 ボクシングニュース「Box-on!」 2009年12月13日
- ^ ブラッドリー負傷判定勝ち S・ライト級2冠統一 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年1月31日
- ^ WBC、ブラッドリーの王座はく奪 モラレス-バリオスで決定戦 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年7月31日
- ^ 「休養王者」 WBC会長が弁明 ボクシングニュース「Box-on!」 2011年8月3日
- ^ ブラッドリーTKO防衛 カサマヨールを3度倒す ボクシングニュース「Box-on!」 2011年11月14日
- ^ 6階級制覇王者パッキャオ、7年ぶりの敗戦 ロイター 2012年6月11日
- ^ Bradley defeats Pacquiao: A Sad day for Boxing Boxing News 24 2012年6月10日
- ^ Arum Outraged Over Pacquiao Loss: It Wasn't Even Close! boxingscene.com 2012年6月10日
- ^ パッキャオ判定負けの防衛戦、ジャッジ精査へ ロイター 2012年6月14日
- ^ 検証は「パッキャオ勝利」、判定覆らず再戦促す ロイター 2012年6月22日
- ^ 激闘! ブラッドリー僅差の判定勝ち ボクシングニュース「Box-on!」 2013年3月17日
- ^ “Bradley-Provodnikov”. BoxingSocialist.com (2013年3月17日). 2013年3月23日閲覧。
- ^ “Timothy Bradley: Standing There and Trading Was Idiotic”. BoxingScene.com (2013年3月20日). 2013年3月24日閲覧。
- ^ “Bradley Says Weight Loss Hurt Ability To Take a Punch”. BoxingScene.com (2013年4月1日). 2013年5月23日閲覧。
- ^ “Bradley vs. Provodnikov Peaks With 1.4 Million Viewers”. BoxingScene.com (2013年3月19日). 2013年3月25日閲覧。
- ^ マルケス×ブラッドリー 10.12に変更 ボクシングニュース「Box-on!」 2013年5月30日
- ^ “Pacquiao-Bradley drew only 700,000 buys”. boxingnews24.com. 2013年6月4日閲覧。
関連項目[編集]
外部リンク[編集]
- 公式サイト
- Timothy Bradley Jr. - Facebook(英語)
- ティモシー・ブラッドリー (Timbradleyjr) - Twitter
- ティモシー・ブラッドリーの戦績 by BoxRec
| 前王者 ジュニア・ウィッター |
第29代WBC世界スーパーライト級王者 2008年5月10日 - 2009年4月28日(剥奪) |
空位 次タイトル獲得者 デボン・アレクサンダー |
| 前王者 ケンドール・ホルト |
第16代WBO世界スーパーライト級王者 2009年4月4日 - 2012年6月(返上) |
空位 次タイトル獲得者 ファン・マヌエル・マルケス |
| 前王者 デボン・アレクサンダー |
第31代WBC世界スーパーライト級王者 正規:2011年1月29日 - 2011年7月(剥奪) |
空位 次タイトル獲得者 エリック・モラレス |
| 前王者 マニー・パッキャオ |
第15代WBO世界ウェルター級王者 2012年6月9日 - 現在 |
次王者 N/A |