スイング・ステート

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スイング・ステートSwing state)とは、アメリカ合衆国大統領選挙において、選挙の度に共和党民主党の間で勝利政党が変動する州を指す言葉である。「揺れる州」「揺れ動く州」「激戦州」とも呼ばれる[1][2]

概要[編集]

現在のアメリカ合衆国の選挙では伝統的に、北東部やカリフォルニア州などの西海岸が民主党の地盤(党のイメージカラーからブルー・ステートと呼ばれる)、中西部や南部が共和党の地盤(同様にレッド・ステートと呼ばれる)とされている(詳細は赤い州・青い州を参照)。

大統領選挙において、それぞれの地盤で勝利するだけでは当選に必要な大統領選挙人の過半数は確保できないため、どちらの地盤とも言えない州での勝利が当落を左右することになる。比例割当方式を採用しているネブラスカ州メーン州を除く48州及びコロンビア特別区勝者総取り方式を採用していることが、より州での勝敗が重視される要因となっている。

スイング・ステートのなかでも特に有権者が多く選挙人の割り当てが多い州が、大統領選挙の帰趨を決する州となることがある。両党候補の選挙運動は、スイング・ステートにて重点的・集中的に行われる事となる[3]

2000年の選挙では、共和党ジョージ・W・ブッシュと民主党アル・ゴアが極めて僅差となり、フロリダ州での票の再集計を巡って法廷闘争となった末、ブッシュが勝利し大統領に当選した。

2004年の選挙では、オハイオ州の勝敗が焦点となり、民主党ジョン・ケリー陣営が再集計を要求する構えを見せたが、直後に敗北を認め現職のブッシュが再選を果たした。

主要なスイング・ステート[編集]

カッコ内は2012年アメリカ合衆国大統領選挙での選挙人割り当て数

ミシガン州ニューハンプシャー州ニューメキシコ州ウィスコンシン州も入る[4]

脚注[編集]

  1. ^ フロリダ・オハイオ…大統領選、注目の激戦州 日本経済新聞 2012年11月7日
  2. ^ 米大統領選:オバマ氏、アジア系で優勢 沖縄タイムス 2012年11月4日
  3. ^ 米大統領選の勝敗を分ける「スイング・ステート」 時事通信 2011年11月5日
  4. ^ “オバマ米大統領支持率、激戦州でロムニー氏をリード=世論調査”. (2012年6月28日). http://jp.reuters.com/article/idJPTYE85R00O20120628 2012年9月10日閲覧。 

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 2012 Election Maps - 1972年から現在までの、州別の勝利政党を地図化したページ。RealClearPolitics