選挙の日 (アメリカ合衆国)

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選挙の日(Election Day )は、アメリカ合衆国公職選挙の日である。11月の第1月曜日の翌日の火曜日に設置される。最も早い日程では11月2日、最も遅い日程では11月8日となる。

アメリカ合衆国連邦政府大統領副大統領議会)のための選挙の日は偶数年に開催される。大統領選挙は4年ごとに4で割り切れる年に行なわれ、大統領および副大統領を選ぶ選挙人団が州ごとに選ばれる。下院上院の選挙は2年ごとに行なわれ、上院議員の任期は6年で3分の1ずつ改選し、全ての下院議員の任期は2年で、2年ごとに立候補する。大統領候補者の総選挙は中間選挙の票数は関係ない。大統領と副大統領の就任式は通常1月20日に行なわれ、任期は1月からの1年ごとに計算する。

州政府、地方自治体の選挙もまた利便性と経済面を考慮しこの『選挙の日』に行なわれる。ただし一部の州知事などの選挙を奇数年に行なう所もある。

多くの州が期日前投票制度を認可しているが、基本的に議会が大統領および議会の選挙の日を委任する。オレゴン州では全ての選挙が、多くの州で実施されている不在者投票(法により海外の軍人にはより長い期間が設定される)のように郵送によって行なわれ、選挙の日の設定された期間内に届かなくてはならない。ワシントン州でも全ての選挙が郵送によって行なわれるが、選挙の日の消印のあるもののみ有効である。

選挙の日はデラウェア州ハワイ州ケンタッキー州モンタナ州ニュージャージー州ニューヨーク州オハイオ州ウエストバージニア州および海外領土プエルトリコなど、州によっては休日になる。他の州では選挙に参加できるよう有給で時間を作ることを雇用主達に要請している。カリフォルニア州では勤務時間の最初か最後の2時間を選挙のために有給休暇としている。

歴史[編集]

1792年から連邦法により議会は大統領選挙(または他の選挙人選挙)を大統領、副大統領(選挙人団)に投票することができるどの州の有権者も投票可能と考えられる日として[1]12月の第1水曜日より前の34日間[2]に行なうことを認可していた。11月の選挙の日は農家にとっては重要な収穫時期が終わった頃であり、道が雪で覆われ除雪しなくてはいけない状況になる、雪が深刻な問題になる前の時期である。しかし列車や電話による交通や通信の手段が発達すると、早期の投票結果が後期の投票結果に影響してしまうようになった。僅差の選挙では、後の方で投票した州の結果で勝敗が決まるようになった[3]

1845年、大統領を決める選挙人団を選ぶ統一された日が議会によって制定された[4]。議会が、11月の第1月曜日の次の火曜日に設定した理由は諸説ある[5]。有力な説は1844年12月のこの議案に関する議会の討論の記録によると 当初は4で割り切れる年(1848年、1852年…)の『11月第1火曜日』を大統領を決める選挙人団を選ぶ国家的記念日としていた。しかし年によっては11月第1火曜日と、選挙人団が州議事堂で投票する12月の第1水曜日の間が34日以上開くことがあり、これは現存する選挙人団法に反することになると指摘される。そのため、すでにニューヨーク州によって制定されていた11月第1月曜日の次の火曜日に改正された[6]

1845年頃、農業社会が広がっており、農業従事者は投票するため郡庁所在地馬車で丸一日かけて移動する必要があった。火曜日に制定すれば宗教的な休息日である日曜日や多くの町で水曜日に開催される市場に影響がないとされた[7]

世論[編集]

何人かの活動家は、火曜日は多くの国民が勤務日であり投票率が下がることが懸念され、法により休日とするか2日間かそれ以上の日程で投票を受け付けるよう主張している。全米自動車労働組合は国内の自動車製造業者のために『選挙の日』を法的に休日にするよう交渉している。

多くの州が期日前投票制度を実施しており、その多くが1ヶ月ほど前に行なわれる。また全ての州が様々な方法で不在者投票を受け付けている。オレゴン州では大規模な選挙全てにおいて、選挙の日の数週間前に投票用紙が届けられて郵便による投票が行なわれている。また企業によっては選挙の日は投票のための遅刻や早退を認めている所もある。

関連事項[編集]

脚注[編集]

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  1. ^ Statutes at Large, 2nd Congress, 1st Session, p. 239.
  2. ^ The bill originally specified a 30-day period for the states to choose their electors. Annals of Congress, House of Representatives, 2nd Congress, 1st Session, p. 278.
  3. ^ William C. Kimberling, The Electoral College, Federal Election Commission, 1992, pp. 6-7
  4. ^ Statutes at Large, 28th Congress, 2nd Session, p. 721.
  5. ^ The theories include that it was placed to avoid the Catholic All Saints Day, (November 1), a holy day of obligation. See InfoPlease.com and U.S. Election Assistance Commission
  6. ^ Congressional Globe, House of Representatives, 28th Congress, 2nd Session, pp. 14-15.
  7. ^ Huffstutter, P.J. (2006年10月31日). “Officials face Election Day stumper, with possible payoff online”. Seattle Times. http://seattletimes.nwsource.com/html/nationworld/2003332210_tuesday31.html 2008年11月3日閲覧。