1804年アメリカ合衆国大統領選挙

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
移動: 案内検索
大統領当選者
トーマス・ジェファーソン
大統領選挙結果の図。緑色はジェファーソンが勝利した州、赤色はピンクニーが勝利した州を示す。数字は各州に割り当てられた選挙人数である。

1804年アメリカ合衆国大統領選挙(1804ねんアメリカがっしゅうこくだいとうりょうせんきょ、英:United States presidential election, 1804)は、アメリカ合衆国大統領選挙としては5回目のものであり、現職のトーマス・ジェファーソン(民主共和党)が連邦党から出馬したチャールズ・コーツワース・ピンクニーと競った。ジェファーソンが容易にピンクニーを破った。

この選挙はアメリカ合衆国憲法修正第12条が批准されてから初めてのものであり、選挙人はその票が大統領を指名するものか副大統領を指名するものか区別することを求められた。以前の方法では選挙人の票は大統領に対してのみのものであり、2番目に多く票を獲得した者が副大統領になった。ジョージ・クリントンが副大統領に選出され、ジェファーソンとその後継者ジェームズ・マディスンのもとで副大統領を務めることになった。

背景[編集]

1800年アメリカ合衆国大統領選挙は接戦であったが、ジェファーソンはその任期中に着実に大衆の支持を得た。アメリカの貿易はヨーロッパにおけるフランス革命戦争が一時的に中断されたために活況を呈していた。ルイジアナ買収は偉大な業績と歓迎された。

一般選挙[編集]

ジェファーソンが再度大統領候補に指名され、副大統領候補は現職のアーロン・バーに変わってニューヨーク州出身のジョージ・クリントンが指名された。連邦党はピンクニーと元上院議員でニューヨーク州出身のルーファス・キングを対抗馬に選んだ。ジェファーソンの政策に対する攻撃は効果が無く、ジェファーソンは連邦党が地盤にしているニューイングランドの大半の州でも勝利して、圧倒的な勝利を掴んだ。

結果[編集]

選挙人投票の結果
大統領候補者
出身州 
 副大統領候補者
出身州 
党   得票数
(a)(b)
得票率 選挙人得票数 
トーマス・ジェファーソン
バージニア州
 ジョージ・クリントン
ニューヨーク州 
民主共和党 104,110 72.8% 162
チャールズ・コーツワース・ピンクニー
サウスカロライナ州
 ルーファス・キング
ニューヨーク州 
連邦党 38,919 27.2% 14
合計 143,029 100 176
選出必要数 89

(a) 17州のうち、一般選挙で選挙人を選んだのは10州だった。
(b) 一般選挙で選挙人を選んだ州では、その選挙権についての財産規定で州毎に大きなばらつきがあった。

選挙人の選出[編集]

選挙人の選出
選挙人の選定方法
各選挙人は州議会で指名 コネチカット州
デラウェア州
ジョージア州
ニューヨーク州
サウスカロライナ州
バーモント州
州全体の投票で選挙人を選出 ニューハンプシャー州
ニュージャージー州
オハイオ州
ペンシルベニア州
ロードアイランド州
バージニア州
州を選挙人選挙区に分割し、その地区毎の選挙で1人の選挙人を選出 ケンタッキー州
メリーランド州
ノースカロライナ州
テネシー州
2人の選挙人は州全体の投票で選出。残りの選挙人は下院議員選挙区毎に投票で選出 マサチューセッツ州

関連項目[編集]

外部リンク[編集]