シャプスグ人

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
チェルケス人 > アディゲ人 > シャプスグ人
シャプスグ人の民族旗

シャプスグ人(シャプスグじん、アディゲ語: шапсыгъ [ʃaːpsəʁ], ロシア語: шапсуги, トルコ語: Şapsığlar)とは、ロシア連邦クラスノダール地方トゥアプセトルコおよびイスラエルに居住するチェルケス人の一派である。

概要[編集]

アディゲ人チェルケス人)の12の氏族の一つである。アディゲ語方言であるシャプスグ方言英語版を話す。

ロシア連邦内では、かつてチェルケシアの一部であったクラスノダール地方トゥアプシンスキー地区英語版トゥアプセに居住している。

カバルダ・バルカル共和国カバルド人アディゲ共和国アディゲ人カラチャイ・チェルケス共和国チェルケス人とともに、ソビエト連邦の行政区画によって四つに分断されたチェルケス人とされる。クラスノダール地方チェルケス人というと主にシャプスグ人のことを指し[1]、他のチェルケス人と同じ系列言語、同じ伝統、習慣、文化を有している[1]

トルコイスラエルディアスポラがあり、クラスノダール地方よりも多くのシャプスグ人が住んでいる。チェルケス人の中では、カバルド人アブザク人に次いで3番目に人口の多い氏族となっている。

関連項目[編集]

出典[編集]