アントニオ・マルガリート

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アントニオ・マルガリート
基本情報
本名 アントニオ・マルガリート・モンティエール
通称 Tijuana Tornado, Tony
階級 ウェルター級
国籍 メキシコ
誕生日 1978年3月18日(31歳)
出身地 アメリカ合衆国カリフォルニア州
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 44
勝ち 37
KO勝ち 27
敗け 6
無効試合 1
  

アントニオ・マルガリート・モンティエールAntonio Margarito Montiel、男性、1978年3月18日 - )は、メキシコプロボクサー。前WBA世界ウェルター級スーパー王者。元IBF世界ウェルター級王者、元WBO世界ウェルター級王者。アメリカ合衆国カリフォルニア州で生まれたが、現在はメキシコティファナ在住。

Tony」の愛称のほかに「Tijuana Tornado(ティファナの竜巻)」の異名を持つ。史上屈指ともいえる打たれ強さ、パンチ力、そしてハンドスピードには欠けるものの風車のようにしっかりとまとめられたコンビネーションを活かした真正面からの粘り強い打ち合いを得意とする、極めて勇敢でタフなファイター。その実力は、伝説の王者であるフロイド・メイウェザー・ジュニアオスカー・デ・ラ・ホーヤが揃ってマルガリートとの対戦を避けるほどである。決してボクシングエリートではなく、叩き上げといったイメージを持った王者である。そういったイメージの影響か、確かな実力と実績を持っているにもかかわらず、ファンからの人気はいまひとつであったが、大激戦の末に天才ミゲール・コットにTKO勝ちした試合を機に人気も全国区となった。前述のようにメイウェザーとデラ・ホーヤがマルガリートとの対戦を拒否した理由には、マルガリートに人気がないため、対戦してもリスクに見合うファイトマネーが得られないからといった理由もあった。

目次

[編集] 来歴

フリオ・セサール・チャベスに憧れてボクシングを始め、1994年1月14日に16歳でプロデビューする。しかし、デビュー後12戦で9勝3敗と決して注目されるような選手ではなかった。しかし、地道にボクシングを続け、着実にランクアップする。

2001年7月21日、ダニエル・サントスが保持するWBO世界ウェルター級タイトルへ挑戦するも、ノーコンテストとなり、タイトル奪取はならなかった。

2002年3月16日、アントニオ・ディアスを10回TKOで破り、サントスの王座返上により空位となっていたWBO世界ウェルター級タイトルを獲得した。同タイトルは3度の防衛に成功した。

2004年9月11日、スーパーウェルター級に階級を上げ、当時WBO世界スーパーウェルター級チャンピオンになっていたダニエル・サントスに再び挑戦する。しかし、この試合は10回負傷判定[1]で敗れてしまった。敗れたマルガリートは、またウェルター級へと戻り、そのままウェルター級チャンピオンとして防衛を続ける事になる。

2005年4月23日、暫定王者となっていたプエルトリコカーミット・シントロン[2] を5回TKOで破り、暫定王座を吸収した。

2007年7月14日、32戦全勝のウェルター級のホープポール・ウィリアムスの挑戦を受ける。注目の一戦となったこの試合は、接戦の末、0-3の判定で敗れ、8度目の王座防衛に失敗してしまった。約5年間の長期政権に終止符を打ったマルガリートは 「判定を盗まれた」 と、この判定結果に不満を示し、すぐに再戦を要求した。

敗戦後の復帰戦として同年11月10日に空位のWBOインターコンチネンタルウェルター級タイトルを1回TKOで勝利して獲得した。

2008年4月12日は、一度倒した相手でもあるカーミット・シントロンの持つIBFタイトルに挑戦し、6回KOで勝利して再び王座を獲得した。

獲得王座返上の後、2008年7月26日、ミゲール・コットWBA世界ウェルター級タイトルに挑戦。有効打を浴びつつも終始プレッシャーをかけ続け、ついに11RTKO勝利。ウェルター級最強との呼び声も高かったコットに初黒星をつけると共にWBA世界ウェルター級タイトルを獲得する。戦前から、この試合の勝者がオスカー・デ・ラ・ホーヤの現役引退試合の相手になる予定になっており、マルガリートも「自分の憧れだったフリオ・セサール・チャベスの仇を討つ」とやる気満々だったが、デラホーヤがマルガリートとの対戦を拒否したため実現しなかった。

その後、マルガリートがWBA王座獲得の前戦でIBF王座を獲得しているため、事実上の2団体統一王者である事を考慮して、WBAはマルガリートをスーパー王座に認定した。

2009年1月24日、アメリカロサンゼルスでWBA世界ウェルター級タイトルマッチでシェーン・モズリーに8回にダウンを奪われ、9回にラッシュを受けてレフェリーストップとなり、王座から陥落した。

2009年1月28日に米カリフォルニア州コミッションより1月24日に行われたモズリー戦においてバンテージの内部に異物(パットのようなもの)を入れていたとして同コミッションはライセンス停止処分を下した。異物の詳細については同州司法省が調査中。

[編集] 獲得タイトル

  • NABO北米ウェルター級王座
  • WBOインターコンチネンタルウェルター級王座
  • WBO世界ウェルター級王座
  • IBF世界ウェルター級王座(返上)
  • WBA世界ウェルター級王座(スーパー王座

[編集] 関連項目

[編集] 補足

  1. ^ 偶然のバッティングによりマルガリートがカットした。その傷の状況により10ラウンド終了後にドクターにより試合続行不可能の宣言がなされ、ルールにより10ラウンドまでの採点で判定がなされた。
  2. ^ マルガリートが一階級上のWBO世界スーパーウェルター級王者ダニエル・サントスに挑戦したためにウェルター級に暫定王者が設けられ、テディ・リードとの王座決定戦に勝ったカーミット・シントロンがその王座に就いていた。

[編集] 外部リンク

前王者
ダニエル・サントス
第11代WBO世界ウェルター級王者

2002年3月16日 - 2004年7月17日

次王者
カーミット・シントロン
前王者
カーミット・シントロン
第13代WBO世界ウェルター級王者

2005年4月23日 - 2007年7月14日

次王者
ポール・ウィリアムス
前王者
カーミット・シントロン
第12代IBF世界ウェルター級王者

2008年4月12日 - (返上)

次王者
N/A
前王者
ミゲール・コット
WBA世界ウェルター級スーパー王者

2008年7月26日 - 2009年1月24日

次王者
シェーン・モズリー