お守り
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
お守りとは、厄除け(魔除け)、招福(開運、幸運)、加護などの人の願いを象った物品(縁起物)である。アミュレット、タリスマン、チャーム。護符。
目次 |
護符の種類・形状 [編集]
さまざまな形態の護符がある。
人体 [編集]
人間の体に何らかの超常的な力を見出し(類感呪術)、お守りとする。
動植物 [編集]
動植物になんらかの超常的な力を見出してお守りとする。 類感呪術や共感呪術、精霊崇拝、トーテミズムに共通する点がある。 生体を用いる、死体や標本の全部あるいは一部を用いる、図画として描く、その生物に人間が着用させた器具を用いるなどの手段がある。
- スカラベ(フンコロガシ)…エジプトで太陽神になぞらえられた。
- 動物の骨や歯、爪。
- ウサギの足…イギリス、アメリカで1940~1960年代流行した。
- クローバー…四葉のクローバー・シャムロック
- 各種の香辛料・ハーブ…香気や薬効から各地で邪悪なものをはらうと信じられた。
- 馬の蹄鉄…欧米では幸運のチャーム。
宝石(パワーストーン)・金属 [編集]
貴石や鉱物になんらかの性質を見出し、人間はその影響を受けるとする。
神、宗教者 [編集]
神や宗教者を像として形作ったり、図画にして用いる。
- 仏像
- 梵字を書いた札など…梵字は字そのものが仏をあらわす。
- 神像
- ロザリオ(クルス、十字架)
- 聖遺物
お札 [編集]
ご利益のある文言や図画を書き記した札を持つ。
多数を作る [編集]
手間暇かけて多くの人の手を経る、あるいは多くの数をそろえることで、初めて超常的な力を持たせる。
- 千人針…太平洋戦争中、出征する兵士に贈られた。白い布に女性が一針ずつ玉結び(玉止め。弾と掛けた願掛け)を縫い付けるたもので、腹巻とした。また、縁起をかつぐために銭貨や虎の模様を縫い付けることもあった。
- 千羽鶴…折り紙を用いて神聖な鶴の形を作り、それを千個作ることでなんらかの願掛けとする。折鶴自体は古くからあり、当初は必ずしも千個ではなかった。(千は日本において「とても多い」の漠然とした意味)
特殊に作る [編集]
お守りにする目的で作る物品のうち、実用品の外形を基本とし、材料の全部もしくは一部に特殊な材料を使ったり、本来なら不要な装飾を施した制作物。
お守りとしての目的でつくる物品のうち、もともとが実用品ではないもの。