ビリケン

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通天閣のビリケン

ビリケン(Billiken)は、尖った頭と吊り上がった目が特徴の子供の姿をしている幸運の神の像。

日本では大阪の二代目通天閣にあるものが有名で、「ビリケンさん」の愛称で親しまれ、特に足を掻いてあげるとご利益があるとされている。

目次

[編集] 概説

元々は1908年アメリカ合衆国芸術家フローレンス・プリッツが制作した像で、彼女がの中で見た神秘的な人物の姿がモデルになっているという。これが「幸福の神様」として世界中に流行した。当時のアメリカ大統領であったウィリアム・タフトの愛称が名前の由来とされている。また、セントルイス大学マスコットになっている。

日本には1909年頃渡来し、1911年大阪の繊維会社・神田屋田村商店(現:田村駒株式会社)が商標登録を行い、販売促進用品や商品キャラクターとして使用した。

雑誌などに掲載された広告では、世界的福神として紹介。5寸5分の石膏製の像に一体1円85銭という値付けがされていた[1]

1912年、大阪の新世界に遊園地・ルナパークがオープン。当時流行していたビリケン像が置かれ、新世界の名物となった。しかし、ルナパークの閉鎖とともに、ビリケン像は行方不明となった。

1979年、通天閣に「通天閣ふれあい広場」を作る際、かつて新世界の名物であったビリケン像を復活させることになった。伊丹市在住の安藤新平の彫刻により戦前のビリケン像が木彫で復元され、以来通天閣の名物となっている。ビリケン像は高さ55cm、幅36cm、奥行き41cm。1996年には通天閣を舞台とした阪本順治監督の映画『ビリケン』が公開された。

通天閣100周年の2012年5月には通天閣のリニュアルにあわせ新しいビリケン像に新調されることとなっている[2]

[編集] ビリケンにちなむもの

  • 第18代内閣総理大臣寺内正毅は、尖ったはげ頭をしていてしかも目が吊り上がっていたため、ビリケンにそっくりだった。また、寺内内閣は政党からの入閣がない非立憲(ヒリッケン)内閣だった。新聞はこの2つをひっかけて寺内のことを「ビリケン宰相」と揶揄した。寺内は、この愛称を気に入っていたらしく、ビリケン像を3体も購入していたという[3]
  • 豆電球の一種で、縦長で先の尖ったものをビリケン球(ピリケン球とも)と呼ばれている。電球の種類を参照。
  • 2009年、大阪を本拠地とする独立リーグ球団・大阪ゴールドビリケーンズが発足。
  • ヴィッセル神戸所属のサッカー選手である石櫃洋祐は、ファン・サポーターから顔立ちがビリケンに似ているとされる。
  • テレビ番組『きらきらアフロ』が武道館でライブをした際、出演する笑福亭鶴瓶が似ているということで、全身に金箔を塗り「ベリケン」に扮し、1000万円(番組内での発表)で等身大の人形を製作し販売しようとした。
  • ビリーケン・キッド大阪プロレス所属のプロレスラー

[編集] 出典

  1. ^ 濱本高明『東京風俗三十帖』p36演劇出版社出版事業部
  2. ^ ビリケンさん5月交代 通天閣に32年、足裏くぼみ変色 朝日新聞 2012年3月1日
  3. ^ 濱本高明『東京風俗三十帖』p35演劇出版社出版事業部

[編集] 外部リンク

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