聖遺物
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聖遺物(せいいぶつ、しゅういぶつ、羅:reliquiae)は、キリスト教の一派、カトリック教会において、イエス・キリストの遺品、また諸聖人の遺骸や遺品をいう。
古代から中世において、盛んに信仰の対象となった。古代末期にはかつての殉教者の遺体を高値で取引する者も出て、批判の対象となった。
11世紀末から13世紀にかけて、十字軍は多くの聖遺物を西ヨーロッパに持ち込んだ。
中世においては、価値ある聖遺物を所有することは、単に信仰心からくるだけでなく、教会のひいては町、国の格を高め、さらには巡礼者(現在で言えば観光客)を引き寄せられるというメリットもあったため、政治・経済的な意図が働いて高額で取り引きされることも多かった。例えば、信仰心の強かったフランスのルイ9世は、キリストのかぶったという「イバラの冠」や「聖十字架」を高額で買い求めたと言う。
当然にまがい物も数多く出回る。 カトリック百科事典によれば、イエス・キリストの手足を十字架に打ち付けた聖釘は、世界中で30本を下らないだろうと言われる。
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