天珠
天珠(てんじゅ)はチベットのお守り。チベット仏教の僧侶が身につける物だが、一般に装飾品としても用いられる。
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概要 [編集]
チベット西蔵から各地に伝わったことから、日本では「チベット天珠」または「西蔵天珠」と呼ばれている。メノウ、玉髄、カーネリアンなどを円筒形に加工し、表面に吉祥文様が焼き付けて、紐に通して身につける。
特殊な染料を浸透させて高温で焼き付けされている紋様は、円の形を眼と表現している。「一眼天珠」から「二十一眼天珠」を基本として眼珠と呼んでいる。四十八眼天珠や百八眼天珠も出土されている。また、円と四角の形を組み合わせ、円が天で四角が地を表現して「天地天珠」と呼ぶものや、樹木や蓮華とか観音菩薩を模写した紋様など多彩な紋様がある。
本来はチベット仏教の僧侶が身につける物だが、1994年に発生した中華航空140便墜落事故 の生存者が身につけていたことからブームになり、一般にも広まった。
練り物などで作られた安価なレプリカが「中国ビーズ」として売られている。
産地 [編集]
現在流通しているもののほぼ全てが中国・台湾の大量生産のものである。したがって、純粋なチベット産の「ジー(dzi)」はまず出回らない。むしろ、中国産等の天珠が逆輸入の形でチベットに出回っているのが現状のようだ。
本物と偽物 [編集]
本物か偽物かの定義はショップによって違うが、概ねはメノウなどの天然石に、意図する模様を焼き付けているものが本物である(後は見た目の品質=色付けの巧みさと仕上げ次第)。偽物にはヤク(チベット高地にいる動物)の骨でできた天珠、プラスチック等の練り物やガラス等も見られる。使っているうちに色が剥げてくるようなのも偽物である。なお、人気の高い老天珠(古代から伝わる古い天珠)などはチベット内で秘密裏に受け継がれているため出回ることはない。したがって、老天珠などの骨董レベルの天珠と称した天珠を売る店はまずインチキである。