選り抜き記事
八丈小島のマレー糸状虫症は伊豆諸島南部の八丈小島(東京都八丈町)にかつて存在したリンパ系フィラリア症を原因とする風土病である。この風土病は古くより八丈小島および隣接する八丈島では「バク」と呼ばれ、島民たちの間で恐れられていた。本疾患の原因は主に東南アジアで流行するフィラリアの一種であるマレー糸状虫 Brugia malayi の感染によるもので、八丈小島は日本国内唯一のマレー糸状虫症の流行地であったが、1948年(昭和23年)から始まった東京大学伝染病研究所の佐々学を中心とする研究者と島民による防圧活動により1968年(昭和43年)には感染者がいなくなり、同島でのマレー糸状虫症の流行は終息した。……
- 神饌(しんせん)とは、日本の神社や神棚に供える供物のこと。御饌(みけ)あるいは御贄(みにえ)とも呼ばれる。一年の節目に行われる日本の祭は神事と祭礼から成りたち、神事の際にはその土地の人々が特別な……
- 「黄金虫」は、1843年に発表されたエドガー・アラン・ポーの短編小説。語り手と友人ルグラン、友人の従者ジュピターが、宝の地図を元にキャプテン・キッドの財宝を探し当てるまでを描く冒険小説。暗号を用いた推理小説の草分けともされる……
- 第14代ダービー伯爵エドワード・スミス=スタンリー(1799-1869)は、イギリスの政治家、貴族。保守党党首となり、首相を3度務めて選挙法改正を行ったが、少数与党政権のため影の薄い首相だった。……