西鉄バス両筑

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西鉄バス両筑株式会社(にしてつバスりょうちく)は、西日本鉄道(西鉄)の全額出資子会社の一つで、福岡県朝倉市朝倉郡などで路線バスを運行していたバス事業者である。

2007年7月1日に西鉄バス二日市に吸収合併され解散した。以下、解散前日時点の情勢を記す。

沿革[編集]

  • 1988年2月17日 西鉄杷木自動車営業所を分社化し、両筑交通として設立。
  • 1991年3月1日 西鉄田主丸自動車営業所を移管し、田主丸支社とする。
  • 2000年12月1日 西鉄吉井自動車営業所が管理委託化(車両は西鉄が保有し、運転士は両筑交通に所属する)され、それに伴い吉井支社を新設。
  • 2001年7月1日 田主丸支社の路線及び車両を吉井支社に統合し田主丸支社廃止。
  • 2001年8月1日 西鉄バス両筑に社名変更。
  • 2003年7月1日 西鉄グループのバス事業再編により、西鉄甘木自動車営業所が管理委託化(車両は西鉄が保有し、運転士は西鉄バス両筑に所属する)され、それに伴い本社を移転し甘木本社とする。本社の移転に伴い、旧本社を杷木支社とする。同時に吉井支社(西鉄吉井自動車営業所)を西鉄バス久留米へ移管。
  • 2005年7月1日 杷木支社に管理委託されていた40番・41番を甘木本社に統合、ローカルを西鉄バス久留米へ移管し杷木支社を廃止、本社のみとなる。
  • 2007年3月31日 貸切バス事業から撤退。車両は西鉄バス二日市に譲渡。
  • 2007年7月1日 西鉄バス二日市に吸収合併され解散。

営業所[編集]

甘木本社[編集]

福岡県朝倉市菩提寺字中の坪540番地に本社を置く。西鉄甘木自動車営業所の管理委託を受けており、西鉄バス両筑としては最終的には唯一の営業所となっていた。一般路線車は全車西鉄本体からの管理委託車両であった。

かつては当時の甘木市内に多くの路線を保有していたが、1990年に西鉄田主丸自動車営業所(旧・両筑交通田主丸支社(※但し、甘木現地出退勤))に移管されその後2001年4月1日に甘木市内路線をすべて廃止(甘木観光バスが引継ぎ)したため、会社清算時点では国道386号を通り、朝倉街道駅二日市駅福岡市内と朝倉市を結ぶ路線のみを運行していた。

営業所表記は○甘(一部○両)。

担当路線[編集]

甘木幹線[編集]
  • □ 40
    • JR二日市駅 - 東新町 - 石崎 - 朝倉街道 - 針摺東 - 筑紫野中学校入口 - 天山 - 山家道 - 朝日 - 石櫃 - 下高場道 - 篠隈 - 当所 - 新町 - 依井 - 甘木 - 甘木営業所
    • JR二日市駅 - 東新町 - 石崎 - 朝倉街道 - 針摺東 - 筑紫野中学校入口 - 天山 - 山家道 - 朝日 - 石櫃 - 下高場道 - 篠隈 - 当所 - 新町 - 依井 - 甘木 - 石の橋 - 横大 - 比良松 - 三連水車の里 - 高山 - 原鶴 - 上原鶴サンライズ前 - 杷木
  • □ 41
    • JR二日市駅 - 東新町 - 石崎 - 朝倉街道 - 針摺東 - 筑紫野中学校入口 - 天山 - 山家道 - 朝日 - 石櫃 - 下高場道 - 篠隈 - 当所 - 新町 - 依井 - 甘木 - 石の橋 - 横大 - 比良松 - 三連水車の里 - 高山 - 原鶴温泉 - 上原鶴サンライズ前 - 杷木
甘木(都市高速)博多駅線[編集]
  • 400
    • 博多駅交通センター - 祇園町 - 呉服町 - (千代都市高速水城) - 都府楼前駅 - 筑陽学園前 - 君畑 - 星ヶ丘入口 - 高雄一丁目 - 針摺北口 - 針摺東 - 筑紫野中学校入口 - 天山 - 山家道 - 朝日 - 石櫃 - 下高場道 - 篠隈 - 当所 - 新町 - 依井 - 甘木 - 甘木営業所

運行している地域[編集]

主なターミナル[編集]

※このほか、西鉄系他社のターミナルにも乗り入れる。