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2017年9月9日 (土) 05:56時点における版
団体種類 | 一般社団法人 |
---|---|
設立 | 2005年 |
所在地 |
東京都台東区浅草1-11-2 御所ビル3B 北緯35度42分43.01秒 東経139度47分32.74秒 / 北緯35.7119472度 東経139.7924278度座標: 北緯35度42分43.01秒 東経139度47分32.74秒 / 北緯35.7119472度 東経139.7924278度 |
法人番号 | 1010505001441 |
起源 | 帝都漫才組合 |
主要人物 | 会長 下地 康夫(青空球児) |
活動地域 | 日本 |
主眼 | 漫才を中心とする演芸の普及向上、継承と振興を図る |
活動内容 | 漫才の公演等の開催、漫才の広報、漫才の人材育成 |
ウェブサイト | 一般社団法人漫才協会ホームページ |
一般社団法人漫才協会(まんざいきょうかい)は、主に東京で活動する漫才師が加盟する、漫才公演の開催・漫才師の育成・広報を目的とする一般社団法人である。
役員
- 2017年6月改選[1]。
役職 | 本名 | 芸名(コンビ名) |
---|---|---|
名誉会長 | 安藤良子 | 内海桂子 |
会長 | 下地康夫 | 青空球児(青空球児・好児) |
副会長 | 塙宣之 | 塙宣之(ナイツ) |
専務理事 | 谷田部政視 | 青空好児(青空球児・好児) |
常務理事 | 柘野信司 斎藤敬 |
新山ひでや(新山ひでや・やすこ) 宮田陽(宮田陽・昇) |
理事 | 伊東正弘 庄田太一 馬場添良一 小野寺正幸 藤沢能仁 土屋伸之 根津俊弘 三浦昌朗 間瀬徳彦 相沢友美 白石正輝 |
岸野猛(ナンセンス) 昭和こいる(昭和のいる・こいる) こぼん(おぼん・こぼん) 大空遊平(ふるさとコンビ) うたじ 土屋伸之(ナイツ) ねづっち 三浦昌朗(ロケット団) 間瀬弾(ホンキートンク) トモ(ニックス) - |
監事 | 河野順子 近馬一正 後藤好郎 |
あした順子 春日三球 - |
歴史
- 1935年(昭和10年):「帝都漫才組合」設立。80余組が参加。吉本興業(東京吉本)所属の林家染団治が会長に就任。
- 1940年(昭和15年):戦時経済下の国家統制機関の一部となる。東京の全漫才師の加盟が強制され、同時に「帝都漫才協会」へ改称。会長に大朝家五二郎、副会長兼書記長に千代田松緑が就任。両名とも専従となる。
- 1943年(昭和18年):「大日本漫才協会」の東京支部に改称。支部長は引き続き大朝家五二郎。[2]
- 1945年(昭和20年):敗戦により消滅。
- 1955年(昭和30年):「漫才研究会」設立。初代会長にリーガル万吉。
- 1956年(昭和31年):漫才コンクール初開催。
- 1964年(昭和39年):漫才協団へ改称。
- 1971年(昭和46年):真打制度を導入。
- 2002年(平成14年):漫才新人大賞を開始。
- 2005年(平成17年):旧法のもとで法人格を取得。団体名も漫才協団改め社団法人漫才協会へと改称。
- 2008年(平成20年)
- 2015年(平成27年):YouTube漫才協会公式アカウントを開設し、オリジナル番組である『madio(漫才協会のマジめなラジオ・マジオ)』を全世界に向けて配信を開始した。
- 2016年(平成28年):母心、コンパス、カントリーズ、オキシジェン、新宿カウボーイの5組によるユニット「漫才協会若手五つ星」を結成。翌年以降漫才協会の先輩をゲストに迎える公演を定期的に行い、回ごとにゲストの先輩から提示される「売れるための指令」に沿った即興のネタを披露する[1]。
歴代会長
主なイベント
- 漫才新人大賞 予選会(毎年4月)
- ばく笑ひぐらし名人会 若手会(毎年4月)
- 大演芸まつり(毎年5月)
- 漫才新人大賞
- ばく笑ひぐらし名人会(毎年9月)
- 漫才大会(毎年11月に浅草公会堂で行われ、この模様は『年忘れ漫才競演』のタイトルでNHK総合テレビにて録画放映される)
- 漫才しゃべくり大行進(吉本興業との合同興行)
- 年忘れ漫才大行進(12月30日)
- 特撰東京漫才
定席
- 浅草東洋館 - 浅草公園六区に所在。旧浅草フランス座。長年にわたり毎月上席の1日から9日を受け持っていたが、2012年(平成24年)4月より毎月1日-19日の興行となった[3]。興行の名称は「漫才大行進」である。
- なお、漫才協会の所属会員のうち、落語協会または落語芸術協会にも所属している会員がおり、その会員は両団体それぞれの定席に上がることができる。
所属会員
漫才協会ホームページ記載順(2017年9月現在[4])。☆印は落語協会にも所属、★は落語芸術協会にも所属する会員を表す。
- 内海桂子
- 青空球児・好児(青空球児、青空好児)
- 昭和のいる・こいる(昭和のいる、昭和こいる)☆
- おぼん・こぼん(おぼん、こぼん)
- ナンセンス(原田健二、岸野猛)
- Wモアモア(東城けん、東城しん)★
- 新山ひでや・やすこ(新山ひでや、新山やすこ)
- 東京太・ゆめ子(東京太、東ゆめ子)★
- 春風こうた・ふくた(春風こうた、春風ふくた)
- 東京丸・京平(東京丸、東京平)★
- 青空一歩・三歩(青空一歩、青空三歩)
- すず風にゃん子・金魚(すず風にゃん子、すず風金魚)☆
- 笑組(ゆたか、かずお)☆
- ビックボーイズ(羽生愁平、なべかずお)
- ナイツ(塙宣之、土屋伸之)★
- ロケット団(三浦昌朗、倉本剛)☆
- 宮田陽・昇(宮田陽、宮田昇)★
- ホームラン(勘太郎、たにし)☆
- コント山口君と竹田君(コント)(山口君、竹田君)
- 幸助・福助
- U字工事(福田薫、益子卓郎)
- ホンキートンク(弾、利)☆
- ニックス(トモ、エミ)☆
- ふるさとコンビ(結城たかし、大空遊平)☆
- 青空たのし(漫談・司会)
- 東京二☆
- 真木淳
- 高峰和才
- 大瀬ゆめじ☆
- うたじ☆
- ぴろき★
- ねづっち
- 木曽さんちゅう
- 青空麒麟児(紙切り)
- 柳家松太郎(紙切り)
- ナナオ(司会)
- もりあきのり
- 中津川弦
- おくまん
- 金谷ヒデユキ
- コンパス(西本宏一、中島和彦)
- ザ風林火山(劇団)(秋葉みゆき、鳴海吾郎、鳴沢あき)
- カントリーズ(えざお、福田純一)★
- 母心(嶋川武秀、関あつし)
- 新宿カウボーイ(石沢勤、かねきよ勝則)
- オキシジェン(三好博道、田中知史)
- チャイム(松丘慎吾、赤プル)
- X-GUN(西尾季隆、さがね正裕)
- BOOMER(コント)(河田キイチ、伊勢浩二)
- キラーコンテンツ(長谷川崇、和出仁)
- 青空ピー介・プー子(青空ピー介、青空プー子)
- 2世代ターボ(河崎健男、栗本宗昌)
- 芸人THEブラスト(大道芸)(桂でん平、つねむね)
- けいいちけいじ(けいいち、けいじ)
- キャラメルマシーン(漫才・マジック)(おだじ、SADA)
- おしどり(ケン、マコ)☆
- レトロ&モダン(二荒平八、二荒響七)
- ぼっけもん(野村龍之介、伊藤大地)
- 青空一風・千風(青空一風、青空千風)☆
- ゴールドハンマー(志村卓治、林一哉)
- はまこ・テラこ(浜田もり平、寺田奈美江)
- ジョーカー(井上龍介、小山雅永)
- 左利き(宮田小介、ダッシュ三浦)
- キープランニング(山本和弥、堀内隆)
- Wリンダ(赤江謙一、世界のうめざわ)
- うすくら屋(旧名ザ・うすくら〜ず)(リョースケ、シュースケ)
- Wアップ(青沼政之、本多元嗣)
- いち・もく・さん(江口輝、くぼた隆政)
- バイバイ(池田祐樹、永塚学)
- ストロングスタイル(伊藤隆、糸賀清和)
- ニードル(伊藤政仁、石垣進之介)
- アシッド宣言(田中研也、冨田宏紀)
- おちもり(森佳樹、越智悠介)
- つぼます(益戸敏気、大坪康之)
- 凝固体ヨーグル(中谷友美、サワダボリビア)
- おせつときょうた(きょうた、おせつ)
- 鯨井春樹(元世界少年)
- リーダー吉野(元チョコレート球団)
- 春日三球
- 高峰コダマ
- あした順子(名誉会員)
真打ち制度
漫才協会では、1971年より落語界と同様に「真打ち」(真打)制度を導入している[5]。真打ちは各定席のトリ(主任)を務め、弟子を採ることができる。毎年浅草公会堂で開催される「漫才大会」で「真打ち昇進披露」が行われる[6]。
真打ち昇進は、ここ近年は1年につき1組が慣例となっているが、必ずしも毎年真打ち昇進が出る訳ではない。また、松鶴家千代若・千代菊、獅子てんや・瀬戸わんや、内海桂子・好江、星セント・ルイス、おぼん・こぼんなどのように、公式には真打ちに昇進した記録がないコンビも主任を務めたり、協会幹部への就任や弟子を採ったりと実質的に真打ちと同等の扱いがされる場合もある。なお、漫才以外の協会所属の芸人が真打ちに昇進した記録は確認できない。
歴代真打ち
なお、コンビ名のグレーは、メンバーの死去・解散などの理由により現存しないコンビ。色なしは、現存するコンビ(活動休止中を含む)。
代数 | コンビ名 | 昇進年 | 備考 |
---|---|---|---|
1 | 青空千夜・一夜 | 1971年 | 1991年千夜死去、1996年一夜死去 |
2 | 新山ノリロー・トリロー | 1972年 | 1985年解散 |
3 | 東京二・京太 | 1973年 | 1985年解散、現在は「東京太・ゆめ子」として活動 |
4 | 大空みつる・ひろし | 1974年 | |
5 | あした順子・ひろし | 1976年 | 2015年ひろし死去 |
6 | 春日三球・照代 | 1977年 | 1987年照代死去、現在は三球のみ漫談で活動 |
7 | 青空球児・好児 | 1979年 | |
8 | Wエース | 1980年 | 2003年丘エース死去、2004年谷エース死去 |
9 | 昭和のいる・こいる | 1984年 | 現在はのいるが病気療養のため、コンビとしては活動休止中 |
10 | 新山えつや・ひでや | 1985年 | 現在はえつやが病気療養のため、「新山ひでや・やすこ」として活動 |
11 | Wモアモア | 1986年 | |
12 | 大瀬ゆめじ・うたじ | 1988年 | 2013年解散、現在は「大瀬ゆめじ」「うたじ」としてそれぞれ漫談で活動 |
13 | 東京丸・京平 | 1989年 | |
14 | 高峰和才・洋才 | 1990年 | 2011年解散、現在は和才のみ漫談で活動 |
15 | 春風こうた・ふくた | 1991年 | |
16 | 青空一歩・三歩 | 1995年 | |
17 | セーラーズ | 1996年 | 現在は漫才協会退会、初の女性コンビの真打 |
18 | 大空遊平・かほり | 1997年 | 2015年解散、現在は遊平のみ「ふるさとコンビ」として活動 |
19 | すず風にゃん子・金魚 | 2003年 | 女性コンビ2例目 |
20 | 笑組 | 2005年 | |
21 | ビックボーイズ | 2006年 | |
22 | ナイツ | 2010年 | |
23 | ロケット団 | 2011年 | |
24 | Wコロン | 2012年 | 2015年解散、現在は「ねづっち」「木曽さんちゅう」としてそれぞれ漫談で活動 |
25 | 宮田陽・昇 | 2013年 | |
26 | ホンキートンク | 2014年 | |
27 | ニックス | 2016年 | 女性コンビ3例目 |
脚注
- ^ 当期役員(平成27年6月~) - 一般社団法人 漫才協会
- ^ 関西支部長は初代浅田家日佐丸
- ^ “お知らせ:平成24年4月より、毎月1日~19日は「漫才協会」の公演を開催!!”. 浅草 東洋館 (2012年2月28日). 2012年3月7日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月11日閲覧。
- ^ 漫才協会の所属芸人 - 漫才協会ホームページ
- ^ 漫才協会 歴代真打ち - 一般社団法人 漫才協会
- ^ 漫才大会の記録 - 一般社団法人 漫才協会
外部リンク
- 一般社団法人漫才協会 公式サイト
- 一般社団法人漫才協会&ジュピターテレコム株式会社 漫才大行進ゲロゲーロ公式サイト
- 一般社団法人漫才協会 (@manzaikyokai) - X(旧Twitter)
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