キケ・サンチェス・フローレス

キケ・フローレス
名前
本名	エンリケ・サンチェス・フローレス
ラテン文字	Enrique Sánchez Flores
基本情報
国籍	スペイン
生年月日	(1965-02-02) 1965年2月2日（59歳）
出身地	マドリード
選手情報
ポジション	DF
代表歴
1987-1991	スペイン	15 (0)
■テンプレート（■ノート ■解説）■サッカー選手pj

エンリケ・サンチェス・フローレス（Enrique Sánchez Flores , 1965年2月2日 - ）は、スペインのマドリード出身のサッカー指導者で元サッカー選手。現役時代のポジションはDF。キケ・サンチェス・フローレス(Quique Sánchez Flores)、キケ・フローレスなどと呼ばれる。

父親のイシドロ・サンチェスも1960年代にレアル・マドリードなどでプレーした元サッカー選手。おばのローラ・フローレスは有名なカルメン歌手および女優。

経歴

選手時代

バレンシアCF、レアル・マドリード、レアル・サラゴサなどで右サイドバックとしてプレー。スペイン代表選出も15キャップを数え、1990年のワールドカップ・イタリア大会のメンバーにも選出された。なお、バレンシアに在籍していた1991年から1994年には、フース・ヒディンクの元で3年間プレーしている。

監督時代

優れた戦術理論を持つ新進気鋭の監督であり、今スペインで最も力のある若手監督の一人と目されている。

レアル・マドリードの下部組織で指導者としてのキャリアをスタート。その後2004-05シーズンからは1部リーグに初めて昇格したヘタフェCFの監督に招聘されると、降格候補の筆頭格に挙げられていたクラブを13位に導き降格を阻止した。

この手腕を買われ、2005-06シーズンにはかつて選手としてもプレーしたバレンシアの監督に就任。リーグ3位に導きチャンピオンズリーグの出場権を確保するなど、1年目としては上出来といえる成績を残した。2年目には怪我人が続出しながらも、国内リーグではCL出場圏内の4位を確保した。チャンピオンズリーグではベスト8に進出した。ASローマを抑えてグループリーグを首位通過し、決勝トーナメント1回戦ではインテルを下した。3年目は開幕戦で敗れながらも勝利を積み重ねたが、その低調な内容からサポーターには支持されず、ホームゲーム時にはブーイングも発生した。そして、第9節のセビージャFC戦で0-3の完敗を喫し解任された。

半年あまりの浪人期間を経て、2008-09シーズンにはベンフィカの監督に就任した。ベンフィカのマヌエル・ルイ・コスタSDが招聘に積極的に動いたようである。ホセ・アントニオ・レジェスやパブロ・アイマールを獲得するなど、プレシーズンに大きな動きを見せた。リーグ戦では年を越すまで無敗を続けたものの、次第に成績を落とし、3位でシーズンを終えた。UEFAカップは振るわず、グループリーグ最下位に終わった。2009-10シーズンまでの契約だったが、2008-09シーズン終了後に契約を解消した。

2009年10月、シーズン途中にアトレティコ・マドリードの監督へ就任し、深刻な不振に陥っていたチームを建て直した。リーグ戦は9位に終わったものの、ヨーロッパリーグ優勝をもたらし、コパ・デル・レイ準優勝を果たした。

戦術

ヘタフェ、バレンシアを指揮した際は、選手の特長を生かし、前線からの組織的なプレスと統率の取れたライン・コントロールによる守備を重視したスタイルを用いた。バレンシアでは視聴覚室を新設し、映像による戦術確認を徹底した。アトレティコでも守備組織の構築を徹底し、ダビド・デ・ヘア、アルバロ・ドミンゲスなどの若手を積極的に抜擢している。

守備面ではイタリアのアリゴ・サッキ、攻撃面ではオランダやフランスのスタイルに影響を受けたようである。

選手経歴

• バレンシアCF　1984 - 1994
• レアル・マドリード　1994 - 1996
• レアル・サラゴサ　1996 - 1997

指導者経歴

• ヘタフェCF　2004 - 2005
• バレンシアCF　2005 - 2007
• ベンフィカ　2008 - 2009
• アトレティコ・マドリード　2009 - 2011

外部リンク

• BDFutbol player profile
• BDFutbol coach profile
• National team data （スペイン語）
• International appearances; at RSSSF