江津本町駅

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江津本町駅
ホームと待合室(2007年10月)
ごうつほんまち
Gōtsuhommachi
江津 (1.1 km)
(2.3 km) 千金
地図
所在地 島根県江津市江津町[1]1579
北緯35度0分26.25秒 東経132度13分48.46秒 / 北緯35.0072917度 東経132.2301278度 / 35.0072917; 132.2301278 (江津本町駅)
所属事業者 西日本旅客鉄道(JR西日本)
所属路線 F 三江線
キロ程 1.1 km(江津起点)
電報略号 コチ
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線[2]
乗車人員
-統計年度-
2人/日(降車客含まず)
-2017年-
開業年月日 1958年昭和33年)7月14日[1]
廃止年月日 2018年平成30年)4月1日[3]
備考 無人駅[2]
路線廃止に伴う廃駅
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江津本町駅(ごうつほんまちえき)は、島根県江津市江津町にかつて存在した、西日本旅客鉄道(JR西日本)三江線[2]廃駅)である。

三江線の廃止に伴い、2018年平成30年)4月1日に廃駅となった[3]

歴史[編集]

駅構造[編集]

浜原方面に向かって右側に、単式1面1線のホームを持つ地上駅[1]停留所)であった。浜田鉄道部が管理する無人駅で、ホーム上に待合室兼用の駅舎があるのみであった[1]。乗車時は、直接ホームに入る形状になっていた。自動券売機等の設備はなかった。

当駅のかつての駅舎(待合室)は取り壊されたが、ホームや当駅周辺の線路は現在も残っている。なお、当駅附近(江津寄り)の線路は道路工事に伴い、一部が撤去された(2019年令和元年)12月現在)。一方、当駅附近の橋梁は、撤去作業が進められている(2020年(令和2年)2月現在)。

利用状況[編集]

近年の1日平均乗車人員は以下の通りである。なお、1994年度は9人、1984年度は18人だった。

乗車人員推移
年度 1日平均人数
1999 8
2000 8
2001 7
2002 3
2003 2
2004 2
2005 1
2006 0
2007 0
2008 0
2009 0
2010 0
2011 0
2012 0
2013 0
2014 0
2015 0
2016 1
2017 2

駅周辺[編集]

駅のすぐ東側には、河口が近い江の川がある[1]。江の川の反対側は、県道を挟んで丘になっている。本町という駅名ではあるが、駅の周囲には人家があまりない[2]。県道を北に進むと、江津市本町地区へ出る。山辺神社があり、民家が多い。

バス路線[編集]

以下のバス路線がある(2022年4月1日現在)。

その他[編集]

  • 三江線活性化協議会により、石見神楽の演目にちなんだ「恵比須」の愛称が付けられていた。江津が江の川沿いの港町で、かつては貿易が盛んであったことから、商売繁盛の神を題材にした演目が愛称として採用された[1][2][6]

隣の駅[編集]

西日本旅客鉄道(JR西日本)
F 三江線
江津駅 - 江津本町駅 - 千金駅

脚注[編集]

  1. ^ a b c d e f 『山陰駅旅』今井出版、2015年10月1日、239頁。ISBN 978-4-906794-90-4 
  2. ^ a b c d e f 『週刊 JR全駅・全車両基地』 59号 三次駅・備後落合駅・宇都井駅ほか、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2013年10月6日、20頁。 
  3. ^ a b c 近年廃止された鉄軌道路線” (PDF). 国土交通省. 2019年6月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年6月2日閲覧。
  4. ^ a b 曽根悟(監修) 著、朝日新聞出版分冊百科編集部 編『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 国鉄・JR』 33号 木次線・堺線・芸備線・呉線・可部線・福塩線・三江線、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2010年3月7日、25頁。 
  5. ^ 江津市バスマップ 江津市
  6. ^ 三江線神楽愛称駅名・大型愛称駅名板・神楽演目解説” (PDF). ぶらり三江線WEB. 三江線活性化協議会. 2016年3月13日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]

  • 江津本町駅”. JR西日本. 2018年2月6日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月15日閲覧。
  • 江津本町”. ぶらり三江線WEB. 三江線改良利用促進期成同盟会・三江線活性化協議会. 2017年7月3日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月14日閲覧。
  • 江津本町散歩”. 社団法人 島根県建築士会 江津支部 事務局. 2018年10月19日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年4月15日閲覧。