江の川
| 江の川 | |
|---|---|
|
江津バイパス付近 | |
| 水系 | 一級水系 江の川 |
| 種別 | 一級河川 |
| 延長 | 194 km |
| 平均の流量 |
75.1 m³/s (尾関山観測所 2000年) |
| 流域面積 | 3,870 km² |
| 水源 | 阿佐山(広島県) |
| 水源の標高 | 1,218 m |
| 河口・合流先 | 島根県江津市 |
| 流域 |
広島県・島根県 |
江の川(ごうのかわ)は、広島県および島根県を流れる一級水系の本流で、中国地方では最大の川。全長194㎞、流域面積3,870㎢。江川、郷川(ごうがわ)とも呼ばれ、広島県域では可愛川(えのかわ)とも呼ばれる。また、中国太郎の異名を持つ。[1]
地理[編集]
山県郡北広島町高野の阿佐山に源を発し、安芸高田市で八千代湖を経て三次市で馬洗川、西城川、及び神之瀬川と合流し、脊梁山地である中国山地を横切って北流し、島根県旧邑智町粕渕(現美郷町)で流れをかえて、県中央部を西へゆき、江津市で日本海に注ぐ。
中国山地の隆起以前から流路を形成していた先行河川で、中流部には、狹い谷底平野と河岸段丘が発達し、水害を繰り返した。流域の地形的状況により河口に大規模な沖積平野部(を利用した農地など)を作らなかった事から「無能な川(能無川)」と呼ばれた[2]。しかし中国山地を越えて日本海に注ぎ水量も豊富で、勾配が緩やかであることも幸いして、三江線などの中国地方を縦断する交通機関が発達する昭和期まで「川の道」として河川交通の要となっており、三次や粕淵、川本などは河港であった。
近世は、たたら製鉄の銑鉄、石見銀山の銀、和紙、薪炭などの輸送で栄えたが、昭和12年(1937年)の三江線(一部)開通や、浜原ダムの建設などが、舟運を衰退させた。現在は発電のほか、鮎釣りやカヌー、断魚渓、千丈渓などの峡谷や滝などの観光産業が注目されている。
流路上、複数河川が合流する三次盆地は、河川相互の温度差と地形の影響により霧が発生しやすいことで知られる。
島根側では江川(ごうがわ)とも呼ばれる。そのためか島根の高校野球の名門、江の川高等学校野球部のユニフォームの胸の文字は「GOGAWA」とされていた[3]。
主な支流[編集]
- 馬洗川(ばせんがわ)流域面積679.5 km2、流路延長39.2km - 江の川との合流地点近くに巴橋が架かる。
- 西城川(さいじょうがわ)流域面積630.8km2、流路延長64.5km
- 神之瀬川(かんのせがわ)流域面積330.3km2、流路延長76.9km
- 出羽川(いずはがわ)流域面積162.5km2、流路延長36.0km
- 濁川(にごりかわ)流域面積92.4km2、流路延長20.4km
- 八戸川(やとがわ)流域面積296.2km2、流路延長36.0km
河川施設[編集]
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- 高暮ダム(広島県庄原市高野町)(神之瀬川)
- 沓ヶ原ダム(広島県三次市君田町)(神之瀬川)
- 灰塚ダム(広島県三次市三良坂町)(上下川)
- 土師ダム(広島県安芸高田市八千代町)
- 浜原ダム(島根県美郷町)(旧:邑智町)
- 八戸ダム(島根県江津市桜江町)(八戸川)
ダム以外の河川施設として、JR三江線と堤防が交差する地点では、常時は開放して列車を通し、洪水時に線路を閉鎖して氾濫を防ぐ、陸閘門(りっこうもん)とよばれる水門が5箇所設置されている。
流域の自治体[編集]
主な滝[編集]
脚注[編集]
- ^ “江の川の姿”. 国土交通省. 2018年5月9日閲覧。
- ^ 『コンパクト版日本地名百科事典』、監修:浮田典良、中村和郎、高橋伸夫、小学館、1998年
- ^ 2009年4月に江の川高等学校は石見智翠館高等学校に校名が改められている
外部リンク[編集]
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