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FCNT

出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』
FCNT合同会社
FCNT LLC
種類 合同会社[1]
市場情報 非上場
略称 FCNT
本社所在地 日本の旗 日本
242-0007
神奈川県大和市中央林間7-10-1
三機大和ビル
設立 2023年9月20日 (現会社)2016年2月1日 (旧FCNT株式会社)
業種 電気機器
法人番号 3021003013612
事業内容 携帯端末、情報処理及びSNSに関する商品・サービス並びにシステムの研究、開発、設計、製造、販売、企画および保守・修理サポート
代表者 代表取締役社長 田中典尚
資本金 91億9650万円
売上高 843億5500万円
(2022年03月31日時点)[2]
営業利益 5000万円
(2022年03月31日時点)[2]
経常利益 ▲14億3100万円
(2022年03月31日時点)[2]
純利益 ▲15億2600万円
(2022年03月31日時点)[2]
総資産 861億8500万円
(2022年03月31日時点)[2]
決算期 3月末日
所有者 Lenovo Group Limited(2023年9月29日 - )[1]
外部リンク www.fcnt.com ウィキデータを編集
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FCNT合同会社(エフシーエヌティー、: FCNT LLC)は、「arrows」や「らくらくスマートフォン/らくらくホン」といったブランドの携帯電話スマートフォン及びフィーチャーフォン)の開発・販売を手掛けている企業である。

2021年4月に富士通グループから独立し、「富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社」から「FCNT株式会社」に社名変更。経営不振のため、2023年9月に中国レノボ傘下の現社名の企業へ事業継承した。

沿革

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  • 2015年12月24日 - 富士通がPC事業、並びに携帯電話事業の分社化を公表[3][4]
  • 2016年2月1日 - 富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社として発足。
  • 2018年
  • 2021年4月1日 - 旧英社名である「FUJITSU CONNECTED TECHNOLOGIES LIMITED」の略からFCNT株式会社に社名変更[7][8][9][10]。「FCNT」の語は旧社名時代も用いられていたが、今後は正式な社名となる[8][9]
    • ポラリスグループの100%出資会社となり、富士通グループとの資本関係は解消され、富士通も携帯電話事業から完全撤退した。
  • 2023年5月30日 - 持株会社のREINOWAホールディングス、兄弟会社のジャパン・イーエム・ソリューションズ(FCNT商品の製造を担当)と共に、東京地方裁判所民事再生法の適用を申請した[11][12]。負債総額は3社合計で約1431億円[12]
    • 8月22日 - スマートフォンを含む携帯電話事業を中国のパソコン大手聯想(レノボ)グループに譲渡する契約を締結[13]。同月中に譲渡を完了の上で、レノボ出資による『FCNT合同会社』に事業引継の予定[14]
    • 10月1日 - 上述の事業譲渡に関する9月29日付の公式発表[1]に基づき、FCNT合同会社が事業開始[15]
    • 10月6日 - 旧法人のFCNT株式会社(法人番号7010001189049)は大和管財株式会社に商号変更。

事業所・関連施設

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脚注

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  1. ^ a b c LenovoがFCNTの事業を承継、新会社設立へ”. ケータイ Watch (2023年9月29日). 2023年10月3日閲覧。
  2. ^ a b c d e FCNT株式会社 第5期決算公告
  3. ^ 会社分割(簡易新設分割)による子会社設立に関するお知らせ』(プレスリリース)富士通株式会社、2015年12月24日https://pr.fujitsu.com/jp/news/2015/12/24.html2021年3月31日閲覧 
  4. ^ 山口恵祐,ITmedia (2015年12月24日). “富士通、PC・携帯事業を分社化 新会社設立へ”. ITmedia Mobile (アイティメディア株式会社). https://www.itmedia.co.jp/pcuser/articles/1512/24/news135.html 2021年3月31日閲覧。 
  5. ^ a b 携帯端末事業の再編に関する株式譲渡契約の締結について』(プレスリリース)富士通株式会社、2018年1月31日https://pr.fujitsu.com/jp/news/2018/01/31.html2021年3月31日閲覧 
  6. ^ FCNT株式会社の情報国税庁 法人番号公表サイト
  7. ^ 社名変更のお知らせ』(プレスリリース)富士通コネクテッドテクノロジーズ株式会社、2021年3月12日https://www.fujitsu.com/jp/group/fcnt/about/resources/news/20210312.html2021年3月31日閲覧 
  8. ^ a b 井上翔,ITmedia (2021年3月29日). “arrowsの富士通コネクテッドテクノロジーズが「FCNT」に社名変更 4月1日付”. ITmedia Mobile (アイティメディア株式会社). https://www.itmedia.co.jp/mobile/articles/2103/29/news137.html 2021年3月31日閲覧。 
  9. ^ a b 大泉 勝彦 (2021年4月1日). “富士通コネクテッドテクノロジーズ、社名を「FCNT」に変更”. ケータイ Watch (株式会社インプレス). https://k-tai.watch.impress.co.jp/docs/news/1315714.html 2021年4月16日閲覧。 
  10. ^ ASCII (2021年4月1日). “富士通コネクテッドテクノロジーズ、社名を「FCNT株式会社」に変更”. ASCII.jp (株式会社角川アスキー総合研究所). https://ascii.jp/elem/000/004/049/4049842/ 2021年4月2日閲覧。 
  11. ^ FCNT株式会社など3社 「arrows」のブランドで有名な携帯端末メーカー 大手スマートフォンメーカーで初の倒産 民事再生法の適用を申請”. 株式会社帝国データバンク (2023年5月30日). 2023年5月30日閲覧。
  12. ^ a b 古屋敷尚子 (2023年5月30日). “「らくらくホン」民事再生法適用申請 負債総額1431億円”. 毎日新聞. 2023年5月30日閲覧。
  13. ^ 「らくらくスマホ」のFCNT、プロダクト&サービス事業をLenovoへ「譲渡予定」”. 東京商工リサーチ(TSRデータインサイト) (2023年9月1日). 2023年9月2日閲覧。
  14. ^ FCNTの携帯事業、レノボへ 月内にも譲渡完了”. 共同通信社 (2023年9月1日). 2023年9月2日閲覧。
  15. ^ レノボの出資で経営破綻の「FCNT」が復活、「arrows」や「らくらくホン」ブランド維持」”. BCN+R (2023年10月2日). 2023年10月3日閲覧。

関連項目

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  • 富士通クライアントコンピューティング - 「FMV」ブランドのパソコンを製造、販売する。FMVでも使用される富士通の「インフィニティマーク」(∞)のロゴはarrowsでもSIMフリーのメーカーブランド製品に以前は使用されていた。現在はレノボの子会社となっている。

外部リンク

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