OASYS

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OASYS
開発元 富士通
最新版 10 / 2006年12月4日(9年前) (2006-12-04
対応OS Microsoft Windows
種別 日本語ワードプロセッサ
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト ワープロソフト OASYS
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OASYS SuperOffice
開発元 富士通
最新版 10 / 2007年3月16日(9年前) (2007-03-16
対応OS Microsoft Windows
種別 オフィススイート
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト ワープロソフト OASYS
テンプレートを表示
OASYS Viewer
開発元 富士通
最新版 8
対応OS Microsoft Windows
種別 ビューア
ライセンス プロプライエタリ
公式サイト OASYS Viewer V8
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OASYS(オアシス)は、富士通神田泰典らによって開発された、日本語ワードプロセッサ(以下ワープロ)専用機および現在販売されているワープロソフトの名称である。

本項ではOASYSを含むオフィススイートであるOASYS SuperOffice(オアシス スーパーオフィス)やビューアであるOASYS Viewerについても記述する。

特徴[編集]

OASYSは特にプロユースにおいて大きなシェアを誇り、他社製品と比較して仕様の個性が強かった。その強い個性故、ワープロを評する場合はOASYS対それ以外という視点になりがちで、実際にはシェアが第1位であったにも関わらず、「OASYS使用者は少数派」という矛盾したイメージを抱く者も多かった。

以下に特徴を列記する。

親指シフトキーボードの採用[編集]

OASYSでは親指シフトキーボードと呼ばれる独自開発のキーボードを採用した(旧JIS配列や新JIS配列、また50音順配列の製品もある。親指シフト配列のパーソナルワープロ製品に、50音順マスクという付属品を付けた時代もある)。他社も日本語ワープロ黎明期には様々な入力方法を模索したが、OASYS以外は速やかに(旧)JISキーボードに収束した。その中で親指シフトキーボードを採用し続けたOASYSは異彩を放っていた。

堅実な漢字変換機能[編集]

他社が文法処理の高度化・漢字変換の自動化を積極的に進めたのに対して、OASYSは消極的であった。

日本語ワープロの先駆けとなった東芝のJWシリーズではワープロ販売初期の日本語ワープロであるJW-10の時点ですでに単文節変換を実現していたのに対し、OASYSは後発にも関わらず一号機であるOASYS100では単語変換のみとし、その後の製品でも単文節変換を基本とした。後に他社との競合上複文節変換をサポートはしたものの、単文節変換のみに切り替える設定を残し続けた。

単文節変換では他社製品で起こりがちだった文節の区切り間違いが原理的に発生しなかった。また複雑な文法処理をしないことと相まって奇天烈な誤変換をしにくい利点をも生んだ。これを指して愛用者は「OASYSは日本語として無意味な変換をしない」と評した。しかし、使い込まなくては理解できない利点であり、カタログスペックでは見劣りした。

また、学習機能も単純で、単に直近に使用した語が第一候補になるものであった。他社製品では文脈や長期的な使用頻度への配慮が裏目に出て「先ほどと同じ語を変換したのになぜか違う漢字が出てくる」ことがあったが、OASYSではそのようなことは基本的に無かった。同音異義語がある語であっても「先ほど変換して正しい候補を選んだ」記憶があれば変換結果を確認する必要がなく、慣れればキーはおろか画面すら時々しか見ずに原稿に集中できる操作が可能であった。

後には複文節変換をサポートし、「AI辞書」と称する文法処理もするようになったが、積極的に宣伝することは無かった。カタログで高度な文法処理を誇らしげに謳う他社とは対照的であった。複文節変換は操作性が練り込まれておらず、他社との対抗上一応搭載しただけのように感じさせるものであったため、単文節変換に切り替えて使う者も多かった。

OASYSの漢字変換機能は良く言えば素直で単純明快、悪く言えば技術的に遅れたものであった。しかし、愛用者にはその単純明快さを好む者も多かった。

レスポンスへのこだわり[編集]

上記のごとく複雑な文法処理をしない方針と併せて、変換キーを押さずともキー入力の時点で辞書を先読みすることにより、初期の製品でも十分に高いレスポンスを示した。キーに触れるたびに辞書の先読みのためにフロッピーディスクドライブが動作し、キーからアクセス音が聞こえてくるかのような錯覚を覚えるほどだった。どんなに速い操作をしても正しい操作である限り必ず追随してくることによりオペレータは安心して操作に専念できた。

上書きモードが基本[編集]

他社のワープロが現在のパソコンと同じ挿入モードを速やかに採用したのに対し、OASYSは挿入モードの採用が遅れた。

罫線機能[編集]

いわゆる罫線モードへの移行なしに、いきなり機能シフト+矢印キーで一筆書きのように罫線を引ける。失敗した場合も機能シフト+シフト+矢印キーで消しゴムのように消せる。だからあらかじめ表の全体が頭に浮かんでなくても、下書きしながら表を作っていくことができる。OASYSの罫線機能は直観的な分かりやすさから支持者が多く、テキストエディタマクロで操作法を模倣したものが多数ある。取っつきが良い反面、OASYSの罫線は行間罫線ではなく文字罫線であり、見栄えが間延びするのを嫌う場合は、表の作成後に行間を半分に設定するという、良くも悪くも場当たり的な対処法が取られる。

罫線機能のキー操作はOASYS/winでも継承された。そのため一般的なWindowsアプリケーション、及びMS-DOS時代からのMicrosoftのアプリケーションでは「Shiftキー + 矢印キー」でカーソル位置からの「範囲選択」になるのに対し、OASYS/winでは罫線を引くことになった。利用者が勤め先企業でのみで富士通製のPC上で富士通製のアプリケーション(主にOASYS)を使用しているならば問題とならないものの、自宅でもPCを保有しているようなPCマニア(当時としては先進的ユーザー)だと、Windowsならマニュアルを読まなくても使用できるはずの「共通インターフェース」「共通操作」が通用せず、自宅より勤め先の方が作業効率が落ちるという現象が生じた。

同様のことは、OASYSで再使用されている「親指シフトキーボード」でもいえることである。

豊富な機能キー[編集]

Microsoft Wordのようなスタイルシートベースの文書の構造化を志向するワープロに対して、日本のワープロ専用機は場当たり的な操作体系を特徴とするのであるが、それゆえ凝った文書を作ると全体の手間数が増える(たとえば見出しの変わり目で左端設定(インデント)などを設定し直さねばならない)のを見越したように、豊富な機能キーで機能を一発で呼び出せるよう配慮がしてある(ゆえに文書作成中に画面がメニューで埋まってしまうことが無く、文書作成に集中できる効果もある)。あまり頭のよいやり方ではないかもしれないが、OASYSの支持者の多くは、テキストエディタの延長のような愚直な身軽さを好んだのである。

0ページ[編集]

OASYSでは書式設定をするのに1ページ目で「前頁」キーを押すと現れる「0ページ」と呼ばれる画面を使った。

歴史[編集]

ビジネス機シリーズ[編集]

OASYSは日本語ワープロとして決して先発ではなかった。OASYS一号機であるOASYS100は、ワープロ販売初期の日本語ワープロである東芝JW-10(1978年9月)に遅れること2年近く、1980年5月に発表された。当時はすでに東芝とシャープが製品を販売しており、発表だけならば他にも数社がしていた。

後発にも関わらず堅実な機能と低価格でビジネス市場でシェア第1位を獲得した。初めて100万円を切る価格を打ち出した My OASYS(1982年)はイメージキャラクター高見山を起用。またキャッチコピーは「ザ・文房具」とし、体の大きな高見山関との対比したコンパクトさや親しみやすさが強調された。また日本語ワードプロセッサの略語として「ワープロ」という言葉を広告の中で用いて、この言葉が一般に定着するきっかけとなった。

OASYS 300A(1988年)は本格的なDTPソフトを内蔵した。

パーソナル機シリーズ[編集]

家庭用ワープロの市場にも積極的に進出した。大胆な機能削減で22万円という当時としては画期的な低価格を実現したOASYS Lite(1984年)のような低価格攻勢で、家庭用市場でもシェア第1位を獲得した。

OASYS Liteシリーズ[編集]

OASYS Liteは液晶8文字という極端に小さなディスプレイで、他社からは「おもちゃ」「ワードプロセッサ(文書処理機)とは言えない」と評されたが、市場には受け入れられた。富士通が当初称していた「日本語電子タイプライタ」としては OASYS Lite の機能でも不十分ではなかったとも言える。実際、打った文字をその都度印字していく「逐次印刷」の設定での動作はまさにタイプライタそのものだった。CM展開は、女優の秋吉久美子が同機を持ってアメリカの砂漠を行くというもので、キャッチコピーは「思わず言葉でカメラしました」。可搬性とパーソナル製、リアルタイム入力機械であることを強調し、当時一部に残っていた「ワープロは清書機械」というイメージを払拭しようとした。

OASYS Lite F・ROM7 / F・ROM9(1986年)で機能拡張用にICメモリカード(「F・ROMカード=フロムカード」)を採用した。このカードはPCMCIAの規格発行以前のもので、現在のPCカードとは形状が異なる。

OASYS 30シリーズ[編集]

OASYS 30AF(1986年)は把手が着いて電源コードも掃除機のように本体内に収納できる縦型の「トランスポータブル」デザインで、ニフティサーブへアクセスするパソコン通信機能を装備。「ワープロ通信」と呼んでいた。30AFに始まる30シリーズのワープロ通信機能メニューからは、MS-DOSプロンプトに降りることが出来た。機種によりBIOSに細かい差異があるが、おおよそFMR互換であったので、FMR用のソフトがわずかな修正で走った。30シリーズのICカードは Type II のPCカードの初期の規格と互換性があり、市販のSRAMカードがほぼ使えた。フラッシュメモリは使えない。

30AXIIやAX-CD(CD-ROMドライブ搭載)ではDTP機能がオプションで用意された。
後継の30AX301・401(CRTモデルの30SX301・401やラップトップモデルの30LX651を含む)ではDTP機能が標準搭載された。ただし、その後の機種には搭載されなかった。

30AP101(1994年5月発表)では、記憶媒体としてハードディスクが初搭載(パーソナル向けモデルとして)された[1]

OASYS Pocketシリーズ[編集]

PDAとしての機能を持ったポケットサイズワープロ[2]である。

1991年に初代のOASYSポケットが商品化された。印刷機能はオプション(印刷カード別売り)であった。
シリーズ第二弾のOASYS Pocket 2で印刷機能が標準内蔵され、シリーズ第三弾のOASYS Pocket 3(1994年)でMS-DOSモードが内蔵された。

DOS/Vパソコンの顔をもつOASYS[編集]

OASYS 35DX-101(1993年)はDOS/Vが正式サポートされた。
PC/AT互換機としてハードウェアのコストを削減し、また OASYS 48V の一部機種でWindows 3.1を採用するなど、PCとの融合路線をアピールした。

OASYS Vシリーズ[3](1994年)では、30AXシリーズのような外観のモデルの他、FMVと共通の筐体を持つモデルも登場し、ハードウェアの差異は、キーボードとハードディスクの領域の一部をOASYS区画としている程度であった。

LXシリーズ[編集]

1989年3月にOASYS30シリーズのラップトップモデルとして、OASYS 30LX[4]が登場し、その後、LXシリーズは普及機の主力シリーズに成長した。

LX-2100/3100/3100C(1995年)で液晶画面がVGA相当の縦480ドットに拡大。
3100CではDSTNカラー液晶も搭載され、タッチパネルユーザインタフェース搭載と相まって、ワープロ専用機の枠をはみ出して行くことになる。
LX-4500NT(1996年)で「ゆびタッチ」操作のウェブブラウザを搭載。「タッチインターネット」と称していた。
しかし、当時の普及価格帯ワープロ専用機では快適なWebブラウズは難しく、販売も振るわなかった。

ワープロ専用機の終焉[編集]

このように業務用・家庭用の両分野でシェア第1位を獲得したOASYSも、パーソナルコンピュータが高性能化するに従いワープロソフトというやや異なる分野の競争相手との戦いで劣勢に立たされ、次第に販売量を落としていき、2001年2月には、ワープロ専用機の生産中止を発表した。
2008年5月には、印刷用リボンカセットの販売も終了している[5]

ワープロソフトのOASYS[編集]

OASYSシリーズの操作性をできるかぎり忠実に再現したワープロソフトとして販売されている。富士通製パソコンFMRシリーズFM TOWNSシリーズで動作するワープロソフトFM-OASYS」として商品化され、現在のWindowsをプラットフォームとするワープロソフトOASYSにつながっている。

FM-OASYS[編集]

PC-9800シリーズの独走を止めるべく投入したFM-16βが商業的に失敗し、再起を図ったFMRシリーズの全機種共通の柱の1つとして、ワープロ専用機市場におけるOASYSの優位が活用された。MS-DOSFEPOAK(オアシスかな漢字変換)が標準装備され、キーボード配列もOASYSと親和性を持たせてあり、そしてワープロソフトFM-OASYSが用意された。

多くの機種でフロッピー版とハードディスク版があった。高機能化により、フロッピー版は容量の制限から印刷などの作業のたびにフロッピーを交換せねばならず大変不便であった。FMR-50NB1のようにROMカードで提供される機種もあった。FM TOWNS版はTownsOSではなくFMR-50互換の16色モードで動作し、FM TOWNSに内蔵された辞書ROMを活用するが、MS-DOS上のOAKよりユーザー辞書が強化されていた。

ファイル形式もMS-DOSと異なる独自のものであり、半角8文字までというMS-DOSの制限にとらわれず、OASYS専用機と同様、日本語で長い文書名を付けることができた(文書名を付けないと自動的に1行目が文書名になる)。反面、ハードディスク上にMS-DOSからアクセスできない独自の区画を設定する必要があった。

OASYS for Windows[編集]

Windows版OASYSの歴史はFMVよりも古い。家庭市場を狙ったFMVデスクパワーの登場により、OASYS/Winプレインストールモデルが用意された。
FMVのデスクトップ機は台湾メーカー製のマザーボードを採用した機種が多いが、OASYS専用機のフロッピーを読み書きするために、FDDコネクタケーブルを制御線が1本多い独自仕様とし互換性を確保していた。

富士通以外でもOASYS専用機のフロッピーが読める機種が一部確認されている。

また、富士通製(動作保証はFMVのみ)またはロジテック製の一部のUSBフロッピードライブにOASYS付属のドライバを組み込むことによっても、OASYS専用機フロッピーを読み書きすることができる。
また、Vista以降のWindows上では内蔵ドライブを使ったOASYS専用機フロッピーの読み書きをサポートしないため、こちらの方法を使う必要がある。しかし、2社ともUSBフロッピードライブの生産を終了しており、入手は困難である。
OASYS付属ドライバの供給元であるアンテナハウス製「リッチテキスト・コンバータ」を別途購入すれば、2社以外のドライブでの読み込みも可能になる。アンテナハウス社の動作確認FDDの一覧には、オウルテックやアイ・オー・データ、イメーション製のドライブがいくつか掲載されている(但し2016年2月現在、大半は販売終了品である)。

但しWindows10では、ワープロ専用機のディスクの読み書きについて動作保証外であるとのアナウンスがなされている[6]

アイコンやパッケージには、万年筆のペン先がデザインされている。

罫線機能の項でも述べたように、OASYS/winでは一般的なWindowsのキー操作である「Shift + 矢印」が「範囲選択」ではなく「罫線作成」になっている。

主なバージョン[編集]

Windows 3.0/3.1はMS-DOSと同様にファイル名の長さに制限があるが、OASYS/WinおよびOASYS for Windowsは、DOS上のファイル名は6桁の文字列を生成し、OASYSの文書選択画面で日本語の文書名を見せることで、専用機同様の使い心地を実現していた。
ワープロソフトと同時に「富士通フォントシステム」もインストールされ、WIFEフォント形式のモトヤ製フォントが多種使えた。

OASYS for Windows 95 V4.0以降でWindows 95に、4.1以降でWindows NTに対応した。
Windows 95とWord 95を同日発売したマイクロソフトに対して、ジャストシステム一太郎7)とロータス(ワードプロ)は32ビット化と同時にソフトを全面的に再設計したため、開発スケジュールに無理がありバグが十分取れずに出荷しシェアを失ったのに対して、OASYS for Windows V4.0は、同V3.0の事実上の32ビット版という手堅いバージョンアップであったのが幸いして、大きな苦情は聞かれなかった。

OASYS V5(1998年)は、FMV-DESKPOWER DCに搭載の「新OASYS」(Windows95上で動作した)とOASYS for Windows95を統合したソフトとして発表された。
専用機のカルク(表計算)などの資産が活用できるOASYS Office V5も用意され、非常に大規模なソフトウェアとなった。
また、ワープロ専用機の縮小にともない開発部隊を統合し、以後のバージョンアップを行うことになる。

OASYS V6(1999年)では、OASYS Officeに代わり、OASYSとロータス・スーパーオフィスIBM ロータス)のカスタマイズ版を搭載した(ワードプロを除く)、OASYS SuperOfficeが販売されるようになった。
これにはOASYS 1-2-3、OASYSアプローチ、OASYSオーガナイザーが含まれる。後のバージョンで若干構成が変更され、OASYS プレゼンテーションが追加されたり、ロータスオーガナイザーがそのまま搭載されたりしている。

OASYS 2002 (V9相当、2001年) でWindows XPに対応した。

OASYS V10(2006年)ではWindows Vista(32bit)に対応し、現在も発売中である。
さらに発売後のアップデートで

にも対応する。
ただし、ロータス・スーパーオフィスの開発が打ち切られており、Vista以降のWindowsに対応したバージョンが存在しないため、OASYS SuperOfficeに含まれるソフトウェアのうち、OASYS、Japanist以外はVista以降のWindowsに対応しない。
このためSuperOffice版のユーザーは、Vista以降のWindowsにインストールする際に非対応ソフトウェアを外すため、特殊な手順をふむ必要がある[7]
また、V10ではOASYSから「英文法チェック機能」および「英文スペルチェック機能」がライセンス期間満了のため削除され、OASYSプレゼンテーションからMicrosoft PowerPointのデータ変換機能が削除されている。

携帯OASYS[編集]

V8以降のOASYSに付属するCD-ROM。インストールしなくてもOASYSの基本機能を実行することができる。OAKやJapanistは含まれない。ディスクメディアであるため修正パッチの適用が不可能で、後発のOSに対応することができない。

V8の対応OSは、Windows 95、98、Me、NT4.0、2000。2002ではWindows XPが追加される。

V10では対応OSが大幅に変更され、Windows 2000、XP、Server 2003のみとなった。なお、出荷時期によってはレーベル面にVistaの文字が追加されているものがあり、この版であればVista、さらに7[8]でも使用できる。

OASYS Viewer[編集]

ハードディスク内のOASYS文書を検索、表示、印刷できる無償のソフトウェア。表示に必要なフォントも付属している。編集はできず、サポートもない。 対応ドライブが必要だが、OASYS専用機のフロッピーを読み込み、文書の表示、印刷、変換ができる「OASYSフロッピィビューア」も付属する。

最新版はV8。特にファイルフォーマットに変更がないため、2002やV10のファイルでも読み込める。ただし、無償配布されているものはWindows XPまでのOSにしか対応していない[9]

OASYSの主な歴史[編集]

通常版[編集]

  • 1980年5月 - OASYS100を発売。単語変換、最新使用語優先学習方式を採用。FDD2基、親指シフトキーボードを搭載。270万円。
  • 1982年11月 - OASYS100Gを発売。画面サイズが拡大。
  • 1984年5月 - OASYS100G2を発売。ハードディスク搭載、単語変換に加えて文節変換機能を搭載。
  • 1986年11月 - OASYS100GXを発売。
  • 1987年6月 - OASYS100GX-CDを発売。CD-ROMが使用可能、複文節変換機能を追加。

廉価版[編集]

  • 1981年8月 - OASYS100Jを発売。小型軽量化、低価格化(159万円)を実現。
  • 1983年11月 - OASYS100Fを発売。単語変換に加えて文節変換機能を搭載。
  • 1985年10月 - OASYS100F2を発売。
  • 1987年6月 - OASYS100FXを発売。複文節変換機能を追加。

ポータブル版[編集]

  • 1982年5月 - My OASYSを発売。小型軽量化、低価格化(75万円)を実現。
  • 1983年4月 - My OASYS 2を発売。低価格化(48万円)を実現。
  • 1984年7月 - My OASYS 2sを発売。低価格化を実現。
  • 1986年11月 - OASYS30AFを発売。小型軽量化、低価格化(24万8千円)を実現。液晶大画面を搭載。単語変換に加えて文節変換機能を搭載。
  • 1987年6月 - OASYS30AF2を発売。複文節変換機能を追加。

ラップトップ版[編集]

  • 1984年5月 - OASYS Liteを発売。小型軽量化、低価格化(22万円)を実現。
  • 1985年7月 - OASYS Lite Sを発売。50音入力用キーボードカバー、単語変換に加えて文節変換機能を搭載。低価格化(8万2千円)を実現。
  • 1985年9月 - OASYS Lite Fを発売。画面サイズ(40字×5行)。キーボード部とプリンタ部を分離できた。
  • 1985年11月 - OASYS Lite Kを発売。画面サイズ(20字×2行)
  • 1986年4月 - OASYS Lite F2を発売。
  • 1986年11月 - OASYS Lite F-ROM7を発売。FROMカードをサポート。
  • 1987年10月 - OASYS Lite F-ROM10を発売。画面サイズ、JISキーボードを追加。

OASYSパソコン(OASYS Vシリーズ)[編集]

  • 1996年8月30日 - OASYS V-5166D6/5133D6を発売[10]

OASYS for Windows[編集]

  • 1996年1月 - OASYS for Windows V3.0を発売[11]
  • 1996年5月24日 - OASYS for Windows V3.0Aを発売[11]
  • 1996年7月下旬 - OASYS for Windows95 V4.0(OASYS95 V4.0)を発売[11]
  • 1997年2月14日 - OASYS for Windows95 V4.1(OASYS95 V4.1)を発売[12]
  • 1998年1月23日 - OASYS V5、OASYS Office V5を発売[13]
  • 1998年9月18日 - OASYS V6、OASYS SuperOffice V6を発売[14]
  • 1999年11月19日 - OASYS V7、OASYS SuperOffice V7を発売[15]
  • 2000年11月10日 - OASYS V8、OASYS SuperOffice V8を発売[16]。日本語入力ソフトOAKが付属する最後のバージョン。
  • 2001年12月7日 - OASYS 2002、OASYS SuperOffice 2002(V9相当)を発売[17]。日本語入力ソフトがOAK由来のJapanistへ変更。
  • 2006年12月4日 - OASYS V10を発売。
  • 2007年3月16日 - OASYS SuperOffice V10を発売。
  • 2007年11月23日 - OASYS V10がアップデートによりWindows Vistaへ対応。
  • 2009年12月11日 - OASYS V10がアップデートによりWindows 7(32ビット版)へ対応。
  • 2012年3月30日 - OASYS V10がアップデートによりWindows 7(64ビット版)へ対応。
  • 2015年10月30日 - OASYS V10がアップデートによりWindows 10に対応。

その他[編集]

  • 」をMS-IMEなどでは「おなじ」にて変換するがOASYSでは「のま」と入力すると変換できたことは有名である。ちなみにwnnでも「のま」で「々」と変換可能。
  • OASYSの命名は公募によるもので、応募者は「OFFICE AUTOMATION SYSTEM」の頭字語であるとしている。ちなみに、砂漠にあるオアシスのつづりはOASIS。他の候補には「キーポン」「JET富士」「Sum」などがあったという。
  • 富士通のPCであるFMVは、初期のころにはプリインストールのワープロソフトとしてOASYSを選ぶことも出来た。しかし、1999年頃からOASYSを選ぶことが出来ないモデルが増え始め、現在ではOASYSをプリインストールしたPCはない。

出典[編集]

脚注[編集]

[ヘルプ]
  1. ^ OASYS 30AP-101 -コンピュータ博物館
  2. ^ OASYS Pocket -コンピュータ博物館
  3. ^ OASYS Vシリーズ -コンピュータ博物館
  4. ^ OASYS 30LX -コンピュータ博物館
  5. ^ ワープロ専用機OASYS用リボンカセットの販売終了について - 富士通、2008年6月2日
  6. ^ リッチテキスト・コンバータ20 Windows10対応について
  7. ^ OASYS SuperOffice V10 インストール方法 - 富士通
  8. ^ 7の文字は記載されていない版もあるので、Vistaの文字列の有無で判断する必要がある。
  9. ^ 2002やV10のパッケージ版に付属するビューアは除く。
  10. ^ 新 OASYSパソコン「OASYS V-5166D6/5133D6」発売 - 富士通、1996年8月1日
  11. ^ a b c Windows95 完全対応! 32ビット版ワープロソフト「OASYS95 」新発売 - 富士通、1996年5月22日
  12. ^ WindowsNT4.0に対応した日本語ワープロソフト「OASYS95 V4.1」新発売 - 富士通、1997年1月14日
  13. ^ Windows用ワープロソフト「OASYS V5」新発売 - 富士通、1997年11月12日
  14. ^ 富士通とロータスの連携ソフトウェア製品 新発売 - 富士通、1998年8月20日
  15. ^ Windows用ワープロソフト「OASYS V7」新発売 - 富士通、1999年10月12日
  16. ^ Windows用ワープロソフトウェア「OASYS V8.0」新発売 - 富士通、2000年9月25日
  17. ^ ワープロソフト「OASYS 2002」と日本語入力ソフト「Japanist 2002」を販売 - 富士通、2001年11月6日

外部リンク[編集]