EGWORD

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egword Universal
開発元 エルゴソフト, 物書堂
最新版 2.0.2 / 2007年3月29日
対応OS macOS
種別 ワープロソフト
ライセンス プロプライエタリLGPL
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EGWORD(イージーワード)は、エルゴソフトが開発、販売していた日本語ワープロソフトの名称。2017年9月現在は、物書堂が開発を進めている[1]

2008年1月28日のパッケージソフト事業終了に伴い[2]、「egword Universal 2」が最終版であった。

2017年9月4日、物書堂より、egword Universalの取得と開発が発表される[1]

概要[編集]

1984年1月のエルゴソフト設立と同時に開発が始まり、同年5月のビジネスシヨウに参考出品されたLisa用日本語ワープロソフト「Lingo」を源流とする。ウインドウシステム、プロポーショナルピッチ、マルチポイントを前提に開発され、アップルコンピュータジャパンも開発支援を行った。1984年9月のデータショウで「EGWord」Ver.1.0 が発表され、1985年9月にはEGWord Ver.2.1 のアップルコンピュータジャパンへの出荷が開始された。

姉妹製品には以下のものがある。

EGBook
1987年9月に発売されたDTPソフト。EGWordの機能充実に伴い、1990年10月発売のVer.1.5 を最後にEGWordに統合された。
EGLight
1989年12月に発売された、PC-9800シリーズ(NEC)、PC-286シリーズ(EPSON)用の日本語ワープロソフト。J-3100シリーズ(東芝)、FMRシリーズ(富士通)、Panacom Mシリーズ(松下電器)、PS/55シリーズ(IBM)、DOS/Vと対応機種を増やし、Windows用EGWORDへ繋がるが、Windows版は1995年7月のVer.6.5 をもって開発が終了した。
EGWORD PURE
1996年7月に発売された機能制限廉価版。Macintosh用のほかに、ピピンアットマーク用(EGWORD PURE for Pippin)があった。

2006年7月には、EGWORDとEGWORD PUREを統合したうえで、製品名が「egword Universal」に改められた。バージョンナンバーもリセットされ1.0となっている。egword Universal 2 では、電子辞書とegbridge Universal 2 を省いた廉価版「egword Universal 2 solo」が設定された。

評価・受賞[編集]

Macintoshが日本語化される以前から日本語を扱ってきたワープロソフトであり、EGBRIDGEの高い変換効率や軽快な動作などにより多くのMacユーザに支持された。

「egword Universal」では、ユニバーサルバイナリ形式を採用し、開発環境のXcodeへの移行とともにCocoaフレームワークを使用して内部を大幅に書き直したことにより動作速度が劇的に向上した。一方でエディタモードやシナリオモード、Keynote書き出しなどの機能が削除されており、ユーザの間では賛否両論のバージョンアップとなった。全体的にはワープロとしての性格を強め、JIS組版ルールに準拠するなどDTPを強く意識した作りになっている。

受賞[編集]

  • 1986年2月 - 日本経済新聞社 「'85日経・年間優秀製品賞」 (現「日経優秀製品・サービス賞」)
  • 1987年5月 - International Computer Programs, Inc.(ICP、アメリカ・インディアナ州) 「One Million Dollar Award」
  • 1993年4月 - アスキーMACPOWER Product of the year '92
  • 1993年11月 - 日経BP 「第6回 30万読者が選ぶパソコン・ベスト・ソフト」 日経MAC 文書作成部門賞
  • 1994年2月 - エクシードプレス 「MACLIFE GRAND PRIX '94」 ワープロ部門 グランプリ
  • 2001年10月 - 日本産業デザイン振興会 「2001年度 グッドデザイン賞」 商品デザイン部門
  • 2003年10月 - 日本産業デザイン振興会 「2003年度グッドデザイン賞」 商品デザイン部門
  • 2004年10月 - 日本産業デザイン振興会 「2004年度グッドデザイン賞」 商品デザイン部門
  • 2006年10月 - 日本産業デザイン振興会 「2006年度グッドデザイン賞」 商品デザイン部門

製品履歴[編集]

※注記のないものはMacintosh用。

  • 1984年5月 - プロトタイプ「Lingo」をビジネスシヨウに参考出品。
  • 1984年9月 - EGWord Ver.1.0 をデータショウで発表。
  • 1985年9月 - EGWord Ver.2.1 をアップルコンピュータジャパンに出荷。
  • 1986年4月 - EGWord Ver.2.2 発売。
  • 1988年4月 - EGWord Ver.3.0 発売 (漢字Talk 2.0対応)。
  • 1989年3月 - EGWord Ver.3.1 発売 (漢字Talk 6.0対応)。
  • 1989年9月 - EGWord Ver.4.0 発売 (漢字Talk 6.0.2対応)。
  • 1990年10月 - EGWord Ver.4.1 発売 (漢字Talk 6.0.4対応)。
  • 1990年12月 - EGWord Classic 発売。
  • 1991年8月 - EGWord Ver.4.2 発売。
  • 1991年11月 - EGWord Classic Ver.1.1 発売。
  • 1994年6月 - EGWord Ver.6.0 発売。
  • 1995年7月 - Windows用 EGWORD Ver.6.5 発売。
  • 1996年2月 - EGWord Ver.6.7 発売。
  • 1996年7月 - EGWORD PURE Ver.1.0 発売。
  • 1996年11月22日 - セガサターン用 EGWORD (キヤノン製プリンタ BJC-210J付属) 発売[3]
  • 1997年2月 - EGWORD Ver.7.0、EGWORD PURE Ver.2.0 発売。
  • 1997年3月28日 - セガサターン用 EGWORD Ver.1.02 発売[3]
  • 1997年7月25日 - セガサターン用 EGWORD Ver.2.00 (デジタルカメラ対応版) 発売。フルセットと旧バージョンのユーザ向けのアップグレードキットの2種類あり。[3]
  • 1997年11月 - EGWORD Ver.8.0、EGWORD PURE Ver.3.0 発売。
  • 1998年11月 - EGWORD Ver.9.0、EGWORD PURE Ver.4.0 発売。
  • 1999年11月 - EGWORD Ver.10、EGWORD PURE Ver.5.0 発売。
  • 2000年9月 - 「ハローキティラブリーワープロ for Windows」 発売[4]
  • 2001年2月 - EGWORD Ver.11、EGWORD PURE Ver.6.0 発売。Mac OS X 向けベータ版の提供開始。
  • 2001年7月 - EGWORD Ver.11、EGWORD PURE Ver.6.0 発売 (Mac OS X対応)。
  • 2002年3月 - EGWORD Ver.12、EGWORD PURE Ver.7.0 発売。
  • 2003年3月 - EGWORD13、EGWORD PURE 8 発売。電子辞典を標準搭載。
  • 2004年10月 - EGWORD14、EGWORD PURE 9 発売。文脈解析技術「スマート・インライン変換」を採用。
  • 2006年7月 - インテルプロセッサ搭載Mac対応「egword Universal」 発売。
  • 2007年3月 - egword Universal 2、egword Universal 2 solo 発売。
  • 2008年1月28日 - 販売終了[2]
  • 2009年1月末 - ユーザサポート終了[2]
  • 2017年9月4日 - 物書堂より、egword Universal 2のmacOS High Sierraへ向けた改修発表[1]

脚注[編集]

  1. ^ a b c “egシリーズの開発資産取得のお知らせ” (プレスリリース), 株式会社物書堂, (2017年9月4日), https://www.monokakido.jp/news/2017/09/eg-series-license.html 2017年9月5日閲覧。 
  2. ^ a b c “egword、egbridge パッケージソフト事業終了のお知らせ” (プレスリリース), 株式会社エルゴソフト, (2008年1月28日), オリジナル2008年1月29日時点によるアーカイブ。, http://megalodon.jp/2008-0129-0024-59/www.ergo.co.jp/news/withdrawal.html 
  3. ^ a b c セガサターン用の販売元は光栄 (現・コーエーテクモゲームス
  4. ^ エルゴソフト、ハローキティをフィーチャーしたワープロソフトを発売」 ASCII.jp、2000年7月18日。

関連項目[編集]

外部リンク[編集]