Siag Office

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Siag Office
作者 Ulric Eriksson
初版 1997年 (27年前) (1997)[1][2]
最新版
3.6.1 / 2006年11月10日 (17年前) (2006-11-10)[1][2]
リポジトリ ウィキデータを編集
プログラミング
言語
C, Scheme
対応OS Linux, Mac OS X, BSD
種別 オフィススイート
ライセンス GNU GPL
公式サイト siag.nu
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Siag Officeは、Unix系オペレーティングシステム (OS) のための、よく統合されたフリーソフトウェアのオフィスパッケージである。表計算ソフトSIAG ("Scheme In A Grid")、ワープロソフトのPathetic Writer (PW)、アニメーションプログラムのEgon AnimatorテキストエディタXedPlusファイルマネージャXfiler、プレビューアーのGvuからなる[3]

Siag Officeは軽量なことで有名で、i486CPUに16MBのメモリを搭載する古いシステムでも動作する。しかし、この軽量さを保つために、LibreOffice、Calligra Suite、Microsoft Officeにある多くの機能を欠いている。Siag OfficeはGPLライセンスで配布されている。

バージョン3.6.0は2003年にリリースされ、最新のバージョン3.6.1は2006年にリリースされた[1][2] 。また、Siag Officeは軽量LinuxディストリビューションのDamn Small Linuxに含まれている[4][5]

コンポーネント[編集]

Siag[編集]

Siagは、X Window SystemとSchemeプログラミング言語を基にした表計算ソフトである。プログラムはいくつかのシステム向けに存在する。SunOSへのテキストベースのもの、AtariのためのGEMベースのもの、XlibベースのLinux向けのもの、XtベースのPOSIX互換システム向けのものなどである。

PW[編集]

PW (Pathetic Writer) はXをベースとしたUnixのためのワープロソフトである。RTFをサポートし、これはPathetic Writerと古いWindowsアプリケーションの間でドキュメントを交換することを可能にしている。

Egon Animator[編集]

Egon Animatorは、XをベースにしたUnixのためのアニメーションの開発ツールである。"オブジェクト"(矩形、線、ピクスマップなど)観念を用いており、MagicPointファイルを用いることもできる。

関連項目[編集]

脚注[編集]

出典[編集]

  1. ^ a b c Siag Office - All changes”. 2010年3月27日閲覧。
  2. ^ a b c Siag Office - on Freshmeat”. 2010年3月27日閲覧。
  3. ^ Peter Enseleit (2007年7月10日). “Siag Office is far from pathetic”. Linux.com. 2010年3月27日閲覧。
  4. ^ Featured Desktop applications used in Damn Small Linux”. 2010年3月27日閲覧。
  5. ^ Siag Office” (2006年6月18日). 2010年3月27日閲覧。

外部リンク[編集]