フェアリーテール・シアター
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『フェアリーテール・シアター』(原題: Faerie Tale Theatre)は、1982年から1987年まで製作されたアメリカ合衆国のオムニバス・テレビドラマである。
概要
[編集]同作品は1982年からアメリカ合衆国でテレビ放映されたオムニバスドラマである。第6シリーズまで製作され、各エピソードには著名なゲスト陣が数多く出演しており、それぞれが単発の物語の構成となっている。また、フランシス・フォード・コッポラやロジェ・ヴァディムといった監督から、まだ有名になる前のティム・バートンが1エピソードを監督するなど、製作サイド側にも豪華な顔ぶれが多い。内容はグリム童話やアンデルセンなど、一般的にも広く知られた童話をベースとした物語で、ストーリー自体もわりと忠実に製作されている。
『シャイニング』などで知られるシェリー・デュヴァルが番組のホストを務めており、アメリカのタイトルは『シェリー・デュヴァルのフェアリー・テイル・シアター』というタイトルで放送されていた。デュヴァル自身も数エピソードに登場人物として出演したり、ナレーションを務めたりもしている。全部で27エピソードあるが、近年、日本でもDVDが発売されてそのうちの12エピソードを見ることができる。
エピソード
[編集]受賞
[編集]備考
[編集]- 同番組のホストであるシェリー・デュヴァルは、これ以前に出演したこのことのあるティム・バートン監督の『フランケンウィニー』でバートンの才能を認め、『ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ』(日本DVD発売時のタイトル)の監督に抜擢し、バートンを飛躍させるきっかけを作った。
ソフト化
[編集]DVD
[編集]2009年に株式会社トランスフォーマーから『フェアリーテール・シアター』の題名でDVDの6枚ボックスが発売されたほか、単品でも発売されている。発売された邦題およびエピソードは以下の通り。
- 『ティム・バートンのアラジンと魔法のランプ』
- 『ジーナ・ローランズのラップンゼル』
- 『フランシス・フォード・コッポラのリップ・ヴァン・ウィンクル』
- 『マルコム・マクダウェルの赤ずきんちゃん』
- 『ロビン・ウィリアムズとエリック・アイドルのカエルの王子さま』
- 『クラウス・キンスキーとスーザン・サランドンの美女と野獣』
- 『ミック・ジャガーのナイチンゲール』
- 『エリオット・グールドのジャックと豆の木』
- 『フランク・ザッパとクリストファー・リーのこわがることをおぼえようと旅に出た男』
- 『ライザ・ミネリのえんどうまめとお姫さま』
- 『キャロル・キングの3匹の熊』
- 『ジェフ・ゴールドブラムの3匹の子豚』
VHS
[編集]また、サンリオからも各1エピソードが収録されたVHSも発売されたことがあり、カセットには英語学習でも使用できるようにと、字幕版と日本語吹替え版の両方を収録する方法がとられている。