クリストファー・リー

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クリストファー・リー
Christopher Lee
Christopher Lee
本名 Christopher Frank Carandini Lee
生年月日 (1922-05-27) 1922年5月27日
没年月日 (2015-06-07) 2015年6月7日(93歳没)
出生地 イングランドの旗 イングランド ロンドン ウェストミンスター ベルグレイヴィア
国籍 イギリスの旗 イギリス
身長 196cm
職業 俳優
配偶者 Birgit Kroencke(1961年 – 2015年)
主な作品
フランケンシュタインの逆襲』(1957年)
吸血鬼ドラキュラ』(1958年)
バスカヴィル家の犬』(1959年)
ミイラの幽霊』(1959年)
三銃士』(1973年)
ウィッカーマン』(1973年)
007 黄金銃を持つ男』(1974年)
ロード・オブ・ザ・リング』三部作(2001年 - 2003年)
スター・ウォーズ』新三部作(2002年 - 2005年)
ホビット』三部作(2012年 - 2014年)
 
受賞
英国アカデミー賞
フェローシップ賞
2010年
その他の賞
備考
大英帝国勲章(CBE)
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サー・クリストファー・フランク・カランディーニ・リー(Sir Christopher Frank Carandini Lee, CBE1922年5月27日 - 2015年6月7日)は、イギリス出身の映画俳優怪奇映画の大スターとして名を馳せ、90歳を超えても生涯現役で活躍した名優である。

出演作は250本以上にも上る(インターネット・ムービー・データベースによれば278本)。ギネス世界記録として、世界で最も多くの映画に出演した俳優、2007年に存命するクレジットタイトル最多登場俳優記録[1]、死亡したシーンを最も多く持つ俳優[2]を持っていた。『吸血鬼ドラキュラ』のドラキュラ伯爵役で有名となり、その後は『白夜の陰獣』のラスプーチン、『007 黄金銃を持つ男』のスカラマンガ、『三銃士』のロシュフォールなど、特に悪役でその魅力が際だっている。190cm以上の長身は老いてますます威容を誇り、2000年代以降、80歳を超えてからも、その威厳を『ロード・オブ・ザ・リング』や『スター・ウォーズ』などの大作で遺憾なく発揮した。

ピーター・カッシングヴィンセント・プライスと並ぶ銀幕スターとして、第二次世界大戦後のホラー映画黄金期を築いた。特にカッシングとは多くの作品で共演し、両者の組み合わせはホラー映画の名コンビとして知られている。

来歴[編集]

生い立ち[編集]

ロンドンウェストミンスターベルグレイヴィアにて、第60キングス・ロイヤル・ライフル軍団に所属する陸軍中佐の父ジェフリー・トロロープ・リー(Geoffrey Trollope Lee)とイタリアの名門貴族出身の母エステレ・マリー・リー(旧姓カランディーニ・ディ・サルサーノ)のもとに生まれる[3][4]。カランディーニ家はシャルルマーニュに遡る家系とされている[5]

幼い時に両親が離婚したため、スイスで過ごすが、その後ロンドンに戻る。語学能力に長け、英語以外に7か国語(フランス語イタリア語スペイン語ドイツ語スウェーデン語ロシア語及びギリシャ語)を自在に話すことができたとされ、実際に英語のほか、ドイツ語、フランス語で映画に出演することも多かった。

俳優活動[編集]

リー扮するドラキュラ伯爵

若い頃は193cm(196cmとも)という長身のためスタントマンや脇役が中心だった。ハマー・フィルム怪奇映画フランケンシュタインの逆襲』では、フランケンシュタイン男爵に創造される怪物を演じたが、この時は奇怪なメイクで素顔は見せず、また台詞も無かった。そのグロテスクなメーキャップに当時のマスコミには「リーは事故をして整形手術に失敗したらしい」などと揶揄される始末だった。

『フランケンシュタインの逆襲』が大ヒットすると、ハマー・フィルムは続いて『吸血鬼ドラキュラ』を制作する。ここでリーはドラキュラ伯爵役を得、『吸血鬼ドラキュラ』もまた大ヒットしたことから、一躍スターとなった。この時、『フランケンシュタインの逆襲』でフランケンシュタイン男爵を、『吸血鬼ドラキュラ』でヴァン・ヘルシングを演じたのが、ハマー・フィルムのもうひとりの看板名優ピーター・カッシングである。リーはさらに翌年『ミイラの幽霊』でもミイラ男を演じ、3年連続で西洋怪談のメジャーな怪物を演じわけたが、フランケンの怪物とミイラは1本ずつで終わった。リーの最大の当たり役はドラキュラであり、ハマー・フィルムでは合計7本の作品にドラキュラ役として出演した。 しかしホラー映画やドラキュラのイメージのみになることを避けるため、1977年より活躍の場をアメリカに移し[6]、数多くの映画に出演した(のち、1985年にイギリスに帰国)。

カッシングとは22本の映画で共演したが、『吸血鬼ドラキュラ』を含め、リーがドラキュラを、カッシングがヴァン・ヘルシングを演じた共演作は3本しかない。今もなお、このリーのドラキュラ、カッシングのヴァン・ヘルシングを超える組合せはないとするホラーファンも多い。また二人は親友でもあり、その友情は変わることがなかった(カッシングは1994年に没した。なお共演こそしていないが、カッシングはリーが出演する以前、『スター・ウォーズ エピソード4』にターキン総督役で出演している)。

小説『シャーロック・ホームズシリーズ』を基にした映画にも出演した。リーはマイクロフト・ホームズシャーロック・ホームズの兄弟双方を演じた史上唯一の映画俳優でもある。また、ハマー・フィルム制作の『バスカヴィル家の犬』では、ヘンリー・バスカヴィル卿を演じている(この時ホームズを演じたのはピーター・カッシングである)。

若い頃から剣術馬術に優れており、無名の頃にはスタントマンとしてその技量を発揮したが、1989年オリヴァー・リード主演の『新・三銃士/華麗なる勇者の冒険』にロシュフォール役で出演した際にも見事なアクションを披露した。

従兄弟に『007シリーズ』の原作者イアン・フレミング、姪にハリエット・ウォルターがいる。このフレミングとの親戚関係もあって、『007シリーズ』第1作『007 ドクター・ノオ』の映画化に際してフレミング自身がリーに敵方のノオ博士役を望んでいたが実現せず、結果としてジョセフ・ワイズマンがこの役を得た。リーは、『007シリーズ』第9作『007 黄金銃を持つ男』で演じた悪役スカラマンガについて、ボンドのダークサイドを演じた、と語った[7]

ティム・バートン監督のお気に入りの俳優の一人となり、1999年の『スリーピー・ホロウ』から2012年の『ダーク・シャドウ』まで、5作品に出演した。

ロード・オブ・ザ・リングシリーズとホビットシリーズ[編集]

ロード・オブ・ザ・リング』の出演者の中で、唯一原作者のJ・R・R・トールキンと面識があった[8][9]。『ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還』での出演シーンがエクステンション版以外でカットされたことについて、ピーター・ジャクソン監督に「裏切られたとは思わないが、ただ理解出来ず、理由の説明も筋が通るものではなかった。」と語っている [10]。 また自身はガンダルフを演じたかったが、「製作側がガンダルフ役には歳を取りすぎていると考えたようだ。」とも語った。その後、どうやってサルマンがサウロンによって暗黒サイドに引き込まれたのかを演じたいと語っており[11] 、『ロード・オブ・ザ・リング』シリーズの前日譚、『ホビット 思いがけない冒険』、『ホビット 決戦のゆくえ』の二作品に出演したが、高齢でニュージーランドへの飛行機での渡航が困難であったため[12]、ロンドンでの撮影のみに参加、出演シーンも限定された。

スター・ウォーズシリーズ[編集]

2002年『スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃』、2005年『スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐』に出演、2008年のアニメ映画『スター・ウォーズ/クローン・ウォーズ 』でも声の出演をした。リーはスター・ウォーズについて、「新しい映画の時代を創った作品であり、映画に与えたインパクトはとても大きい」と語り、「出演するのがものすごく楽しみだ」と、出演に対しての喜びを語った[13]スター・ウォーズ・シリーズでは79歳を過ぎていたが、可能な限りのライトセーバーでの戦いのシーンは彼自身がこなしたが、激しいアクションシーンは代役(あるいはコンピュータ・グラフィックスや映像加工によって、頭の部分だけ代役と挿げ替えている)である[14]。また、ドゥークーという役の名前は、日本語の毒という言葉が由来であると自身の自伝に記した[15]

ピーター・カッシングスター・ウォーズシリーズの帝国軍のターキン総督役で出演することになった際に、リーは「グランドモフって何者?」という内容の手紙を送った。リーはカッシングから「僕もわからない」という返事を受け取ったという[16]

リーは『ロード・オブ・ザ・リング』3部作ではサルマン・ザ・ホワイトを、『スター・ウォーズシリーズ』のエピソード2とエピソード3ではドゥークー伯爵を演じているが、リーはサルマンとドゥークーを比べて次のように語っている。「『ロード・オブ・ザ・リング』では、私が魔法使いだが、『スター・ウォーズ』では全てが不思議な力、魔法の世界であり、私はその一部にすぎない」[17]

最期[編集]

90歳を迎えても出演オファーは途切れることはなく、ユマ・サーマンとの映画が準備中であるなど[18]、老いてなお多忙な日々を迎えていたが、2015年に呼吸器疾患心不全のためロンドンの病院へ入院、同年6月7日に他界した。俳優としての最後の仕事は、2016年に公開された独立系作品の映画「ノッティングヒルの天使たち」となった。

「生きる伝説」であるクリストファーの突然の訃報は関係者に大きな衝撃を与え、晩年に仕事をしたピーター・ジャクソンイアン・マッケラン、盟友ロジャー・ムーアなどが追悼コメントを発表した[19][20]

歌唱活動[編集]

俳優としての活動のほか、その深く重々しい美声を生かした朗読、歌唱も多かった。トールキン・アンサンブルとのコラボレーションCDや、エドガー・アラン・ポー作品の朗読が有名。また、コメディ映画『キャプテン・ザ・ヒーロー』では、悪の首魁ミスター・ミッドナイトを演じるに際し、その歌声と妙にノリノリのダンスを披露している。

晩年は、イタリアのメタル・バンドラプソディー・オブ・ファイアの要請を受け、アルバム『Symphony Of Enchanted Lands II-The Dark Secret』にナレーションで参加。また『The Magic Of The Wizard's Dream』では歌唱で参加している。

さらにアメリカのメタル・バンドマノウォーのアルバム『Battle Hymns MMXI』に曲中の語りとして参加。これは同バンドのデビューアルバムのセルフ・カヴァーアルバムであり、クリストファー・リーは、かつてオーソン・ウェルズが行った部分を担当している。

ヘヴィメタルシンガーとしても活動しており、2010年に『Charlemagne: By the Sword and the Cross』、2013年に『Charlemagne: The Omens Of Death』と2枚のアルバムを、2012年に『A Heavy Metal Christmas』と『Let Legend Mark Me As the King』というシングルをリリースした。

声優活動[編集]

声優としての仕事もこなし、ストップ・モーション映画コープスブライド』、ゲームソフト『キングダム ハーツII』(英語版)『World of Warcraft』などに出演した。

戦争[編集]

軍人時代のリー(1944年、バチカン

1939年ソ連フィンランドに侵攻し冬戦争が勃発した時、リーは学友と共に義勇兵としてフィンランドに渡った[21]。彼らはロシア人からフィンランドを救うのだと意気込んでいたものの、実際には戦線を遠く離れた安全な場所の警備を命じられただけで、2週間後に帰国を命じられるまで1度もロシア人を見ないままだったという。

その後、リーは市役所職員とホーム・ガードを経てイギリス空軍に入隊した[22]。リー自身はパイロットを志願したが、視力不足で断念せざるを得なかった。地上勤務要員となったリーはローデシア警察隊にしばらく勤務した後、第260飛行隊英語版付の情報将校としてエジプト方面へと派遣された。以後、シチリアイタリアで転戦し、北アフリカで終戦を迎えた。除隊時の階級は大尉であった。

伝えられるところでは、彼は1941年より長距離砂漠挺身隊(LRDG)に出向してドイツ空軍の飛行場への攻撃に関与したとも、多言語に堪能であったことから特殊作戦執行部(SOE)による終戦後の戦犯容疑者の捜索にも参加したとも言われている。そうした特殊部隊に参加したことはリー自身も認めていたが、任務の詳細については「話すことを禁じられている」としてほとんど語らなかった[23]

私生活[編集]

「世界女性賞」に妻ギッテと出席するリー(2009年)

従兄弟に『007シリーズ』の原作者イアン・フレミング、姪にハリエット・ウォルターがいた。

妻はデンマーク人のモデル、画家のギッテ・クロエンケ(Gitte Kroencke)。『ゴーメンガースト』の原作者マーヴィン・ピークとも面識があった。

主な出演作[編集]

公開年 邦題
原題
役名 備考 吹き替え
1948 ハムレット
Hamlet
クレジットなし
南極のスコット
Scott of the Antarctic
バーナード・デイ
1951 鷲の谷
Valley of Eagles
ホルト
艦長ホレーショ
Captain Horatio Hornblower R.N.
スペイン籍ナティビダッド号艦長
1952 赤い風車
Moulin Rouge
ジョルジュ・スーラ
1955 王女アナ・メンドーサ
That Lady
大佐
生き残った二人
The Cockleshell Heroes
グリーヴス
1956 戦艦シュペー号の最後
The Battle of the River Plate
マノロ
1957 フランケンシュタインの逆襲
The Curse of Frankenstein
クリーチャー
豹の爪
Beyond Mombasa
ジル・ロッシ
にがい勝利
Bitter Victory
バーニー
1958 吸血鬼ドラキュラ
Dracula
ドラキュラ伯爵 松宮五郎(テレビ朝日版)
V1号作戦
Battle of the V-1
悪魔の白衣
Corridors of Blood
ジョー
1959 バスカヴィル家の犬
The Hound of the Baskervilles
ヘンリー・バスカヴィル卿
ミイラの幽霊
The Mummy
ミイラ男カリス
1960 地獄の罠
Too Hot to Handle
ノヴァク
狂っちゃいねえぜ
Beat Girl
ケニー
死霊の町
The City of the Dead
アラン・ドリスコル
ジキル博士の二つの顔
The Two Faces of Dr. Jekyll
ポール・アレン
1961 恐怖
Taste of Fear
ピアース・ジェラード
ヘラクレス 魔界の死闘
Ercole al centro della terra
リコ
1962 血の河
The Pirates of Blood River
ラロシュ
1963 顔のない殺人鬼
La vergine di Norimberga
エリッヒ
白い肌に狂う鞭
La frusta e il corpo
クルト
1964 生きた屍の城
Il castello dei morti vivi
ドラゴ伯爵
女ヴァンパイア カーミラ
La cripta e l'incubo
ルドヴィク
海賊船悪魔号
The Devil-Ship Pirates
ロベレス船長
妖女ゴーゴン
The Gorgon
カール
1965 テラー博士の恐怖
Dr. Terror's House of Horrors
フランクリン・マーシュ 小林恭治(フジテレビ版)
怪人フー・マンチュー
The Face of Fu Manchu
フー・マンチュー
1965 姿なき殺人者
Ten Little Indians
Mr.オーウェンの声
炎の女
She
ビラリ 西山連(フジテレビ版)
がい骨
The Skull
マシュー・フィリップス卿 嶋俊介(日本テレビ版)
1966 パリの連続殺人
Theatre of Death
フィリペ 穂積隆信
凶人ドラキュラ
Dracula: Prince of Darkness
ドラキュラ伯爵
白夜の陰獣
Rasputin: The Mad Monk
ラスプーチン
グレゴア
Circus of Fear
グレゴア
怪人フー・マンチュー/連続美女誘拐事件
The Brides of Fu Manchu
フー・マンチュー
1967 怪人フー・マンチューの復讐
The Vengeance of Fu Manchu
フー・マンチュー
高熱怪物の恐怖
Night of the Big Heat
ゴドフリー・ハンソン
ドラゴン捜査網
Five Golden Dragons
ドラゴン
ドラキュラの生贄
Die Schlangengrube und das Pendel
フレデリック・レグラ伯爵
1968 悪魔の宴
Curse of the Crimson Altar
モーリー
悪魔の花嫁
The Devil Rides Out
リシュリュー公
女奴隷の復讐
The Blood of Fu Manchu
フー・マンチュー
帰って来たドラキュラ
Dracula Has Risen from the Grave
ドラキュラ伯爵 千葉耕市(テレビ朝日版)
1969 呪われた棺
The Oblong Box
Dr. J. Neuhart
マジック・クリスチャン
The Magic Christian
吸血鬼
1970 ドラキュラ 血の味
Taste the Blood of Dracula
ドラキュラ伯爵 千葉耕市(テレビ朝日版)
吸血のデアボリカ
Count Dracula
ドラキュラ伯爵
ジュリアス・シーザー
Julius Caesar
アーテミドーラス
悪徳の快楽
Eugenie
ドルマンス
シャーロック・ホームズの冒険
The Private Life of Sherlock Holmes
マイクロフト・ホームズ 千葉耕市(TBS版)
血のエクソシズム/ドラキュラの復活
Scars of Dracula
ドラキュラ伯爵 家弓家正 (日本テレビ版)
バンパイアキラーの謎
Scream and Scream Again
フレモント
1971 ブラッド・ゾーン
The House That Dripped Blood
ジョン 寺島幹夫(テレビ東京版)
怪奇!二つの顔の男
I, Monster
チャールズ・マーロウ/エドワード・ブレイク
女ガンマン 皆殺しのメロディ
Hannie Caulder
ベイリー 北川国彦(テレビ朝日版)
1972 地獄のサブウェイ
Death Line
Stratton-Villiers, MI5
デビル・ナイト
Nothing But the Night
チャールズ・ビンガム
ドラキュラ'72
Dracula AD 1972
ドラキュラ伯爵 北村弘一(テレビ朝日版)
1973 ゾンビ襲来
The Creeping Flesh
ジェームズ
新ドラキュラ/悪魔の儀式
The Satanic Rites of Dracula
ドラキュラ伯爵 家弓家正(フジテレビ版)
ゾンビ特急地獄行き
Horror Express
アレクサンダー・サクストン 佐々木勝彦
三銃士
The Three Musketeers
ロシュフォール伯爵 西沢利明(テレビ朝日版)
ウィッカーマン
The Wicker Man
サマーアイル卿
1974 四銃士
The Four Musketeers
ロシュフォール伯爵 西沢利明(テレビ朝日版)
007 黄金銃を持つ男
The Man with the Golden Gun
スカラマンガ 千葉耕市(TBS版)
佐々木梅治(DVD/BD版)
1976 ダイヤモンドの犬たち
Killer Force
チルトン 千葉耕市(テレビ朝日版)
悪魔の性キャサリン
To the Devil a Daughter
マイケル神父
1977 エアポート'77/バミューダからの脱出
Airport '77
マーチン・ウォレス 阪脩(日本テレビ版)
坂口芳貞(テレビ朝日版)
エンド・オブ・ザ・ワールド/死を呼ぶエイリアン脱出計画
End of the World
Father Pergado/Zindar
スターシップ・インベーション
Starship Invasions
ラメセス
1978 続・星の国から来た仲間
Return from Witch Mountain
ヴィクター
キャラバン
Caravans
Sardar Khan
サイレントフルート
Circle of Iron
Zetan
1979 ザ・パッセージ/ピレネー突破口
The Passage
ジプシー
ジャガーNO.1
Jaguar Lives!
アダム・ケイン
オーロラ殺人事件
Bear Island
レチンスキ 寺島幹夫(テレビ朝日版)
1941
1941
ウォルフガング・フォン・クラインシュミット大佐 千葉耕市(TBS版)
不明(ソフト版)
1981 香港コネクション
An Eye for an Eye
モーガン
1982 爆笑!サファリ3000
Safari 3000
ボルジア伯爵
1983 キャプテン・ザ・ヒーロー/悪人は許さない
The Return of Captain Invincible
ミッドナイト
魔人館
House of the Long Shadows
コリガン
1984 ローズバッド・ビーチ・ホテル
The Rosebud Beach Hotel
クリフォード・キング
フェアリーテール・シアター
Faerie Tale Theatre
キング・ブラディミア5世 TVオムニバスドラマ
1985 仮面の殺意
Mask of Murder
ジョナサン・リッチ
ハウリングII
Howling II: Stirba - Werewolf Bitch
ステファン 筈見純
1986 魔・少・女/ザ・ガール
The Girl
ピーター・ストーム
1987 パッコン学園
Jocks
ホワイト
ミオとミラミス 勇者の剣
Mio min Mio
カトー 小林清志(旧VHS版)
瑳川哲朗(新VHS・DVD版)
1989 青春探偵/ファースト・キッスは殺人現場で
Murder Story
ウィラード・ホープ
1989 新・三銃士/華麗なる勇者の冒険
The Return of the Musketeers
ロシュフォール伯爵
1990 ホドロフスキーの虹泥棒
The Rainbow Thief
ルドルフ 日本では2016年に公開[24]
ハネムーン・アカデミー
Honeymoon Academy
Lazos
グレムリン2 新・種・誕・生
Gremlins 2 The New Batch
カテーテル博士 大木民夫(ソフト版、テレビ朝日版)
1991 サンタリアの復活/血塗られた暗黒大陸
Curse III: Blood Sacrifice
ピアソン
兜 KABUTO
Kabuto
フィリップ王 北村弘一
1993 テロリスト・ゲーム
Death Train
ベニン将軍 テレビ映画 城山堅(ソフト版)
小林清志(テレビ東京版)
1994 ポリスアカデミー'94/モスクワ大作戦!!
Police Academy: Mission to Moscow
ラコフ警察署長 加藤精三(ソフト版)
丸山詠二(テレビ東京版)
ファニーマン/血染めのジョーカー
Funny Man
カルム・チャンス
1995 十戒
Moses
ラムセス2世 テレビ映画
1996 ステューピッド/おばかっち地球防衛大作戦
The Stupids
Evil Sender
1998 タロス・ザ・マミー/呪いの封印
Talos the Mummy
タークル 佐々木敏
1999 スリーピー・ホロウ
Sleepy Hollow
ニューヨーク市長 篠原大作(ソフト版)
糸博(テレビ東京版)
2001 ロード・オブ・ザ・リング
The Lord of the Rings: The Fellowship of the Ring
サルマン 家弓家正
2002 スター・ウォーズ エピソード2/クローンの攻撃
Star Wars Episode II: Attack of the Clones
ドゥークー伯爵 羽佐間道夫
ロード・オブ・ザ・リング/二つの塔
The Lord of the Rings: The Two Towers
サルマン 家弓家正
2003 ロード・オブ・ザ・リング/王の帰還
The Lord of the Rings: The Return of the King
サルマン エクステンデッド版のみ
2004 クリムゾン・リバー2 黙示録の天使たち
Crimson Rivers II: Angels of the Apocalypse
ヘメリッヒ 村松康雄
2005 ユアン少年と小さな英雄
Greyfriars Bobby
ロード・プロヴォスト(市長)
ウィリアム・チェンバース
スター・ウォーズ エピソード3/シスの復讐
Star Wars Episode III: Revenge of the Sith
ドゥークー伯爵 羽佐間道夫
チャーリーとチョコレート工場
Charlie and the Chocolate Factory
ウィルバー・ウォンカ 家弓家正(ソフト版)
久米明(日本テレビ版)
ティム・バートンのコープスブライド
Corpse Bride
ゴールズウェルズ牧師 ストップモーション・アニメ映画、声の出演 家弓家正
2007 ライラの冒険 黄金の羅針盤
The Golden Compass
第一評議員 藤本譲(劇場公開版)
真田五郎(テレビ朝日版)
2008 スター・ウォーズ/クローンウォーズ
Star Wars: Clone Wars
ドゥークー伯爵 アニメ映画、声の出演 羽佐間道夫
2009 ギャラリー
Boogie Woogie
アルフレッド・ラインゴールド
戦場カメラマン 真実の証明
Triage
ホアキン・モラレス
ブラック・レコード〜禁じられた記録〜
Glorious 39
ウォルター・ペイジ 日本劇場未公開
2010 アリス・イン・ワンダーランド
Alice in Wonderland
ジャバウォッキー 声の出演 稲垣隆史(劇場公開版)
長克巳(フジテレビ版)
2011 デビルクエスト
Season of the Witch
ダンブロワーズ枢機卿 坂元貞美
ヒューゴの不思議な発明
Hugo
ムッシュ・ラビス 長克巳
ヒラリー・スワンク ストーカー
The Resident
2012 ダーク・シャドウ
Dark Shadows
サイラス・クラーニー 家弓家正
フランケンウィニー
Frankenweenie
ドラキュラ アーカイヴ出演
ホビット 思いがけない冒険
The Hobbit: An Unexpected Journey
サルマン 家弓家正
2013 ホビット 竜に奪われた王国
The Hobbit: The Desolation of Smaug
サルマン
リスボンに誘われて
Night Train to Lisbon
バルトロメウ神父
2014 ホビット 決戦のゆくえ
The Hobbit: The Battle of the Five Armies
サルマン 大木民夫
Extraordinary Tales オムニバス式アニメ映画、声の出演

日本語吹き替え[編集]

主に担当したのは、以下の三人である。

千葉耕市
リーの専属(フィックス)として知られ、『007 黄金銃を持つ男』『帰ってきたドラキュラ』などの代表作を担当。[25]最も多く吹き替えている。
家弓家正
千葉の次に多く吹き替えており、『ロード・オブ・ザ・リング』のサルマンを吹き替えてからは専属に近い形で担当した。
大木民夫
上記二名に次いで多く担当。家弓の死後は『ホビット 決戦のゆくえ』でサルマンを引き継いだ。

このほかにも、小林清志長克巳北村弘一寺島幹夫斎藤志郎なども複数回、声を当てている。

スター・ウォーズシリーズのドゥークー伯爵羽佐間道夫が吹き替えを担当した。

出典[編集]

  1. ^ Sir Christopher Lee 1922 -2015: A look back over an incredible record-breaking acting career ギネス世界記録
  2. ^ Most deaths in a movie career” (英語). Guinness World Records (2019年2月8日). 2023年8月15日閲覧。
  3. ^ Christopher Lee Biography (1922–)”. Filmreference.com. 2010年10月4日閲覧。
  4. ^ “Merchant of menace”. The Daily Telegraph (London). (2002年5月19日). http://www.telegraph.co.uk/opinion/main.jhtml?xml=/opinion/2002/05/19/do1910.xml 2010年4月30日閲覧。 
  5. ^ 【評伝】クリストファー・リー氏:「怪奇俳優」を超える欧州の大俳優”. 鈴村裕輔 (2015年6月12日). 2015年6月12日閲覧。
  6. ^ “Sir Christopher Lee interview: 'I’m softer than people think'”. telegraph. (2015年6月11日). http://www.telegraph.co.uk/culture/film/baftas/8316999/Interview-Christopher-Lee.html 2017年6月25日閲覧。 
  7. ^ Christopher Lee interview”. Gamesradar (2005年5月1日). 2017年6月11日閲覧。
  8. ^ Lee 2003, p. 274.
  9. ^ Lee 2003, p. 337.
  10. ^ The Total Film Interview - Christopher Lee”. Total Film (2005年5月1日). 2017年6月11日閲覧。
  11. ^ “Christopher Lee on The Hobbit. Empire Online. (2008年6月4日). http://www.empireonline.com/news/story.asp?NID=22681 2017年6月24日閲覧。 
  12. ^ “Looks Like Christopher Lee Might Not Return to Middle-Earth”. Cinematical. (2008年7月13日). オリジナルの2008年7月14日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20080714193424/http://www.cinematical.com/2008/07/13/christopher-lee-wont-return-to-middle-earth/ 2017年6月24日閲覧。 
  13. ^ Christopher Lee passes away”. Lucas Film (2015年6月11日). 2017年6月17日閲覧。
  14. ^ The Total Film Interview - Christopher Lee”. Total Film (2005年5月1日). 2017年6月3日閲覧。
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  16. ^ 偕成社『スター・ウォーズ エピソード2 クローンの攻撃 データ・ブック』15ページ。
  17. ^ 偕成社『スター・ウォーズ エピソード3 シスの復讐 データ・ブック』13ページ。
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  19. ^ 「最後の伝説」クリストファー・リーさん死去、映画界から追悼コメント続々[リンク切れ]
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  23. ^ Christopher Lee: The untold life of the SAS soldier who spoke several languages and almost died twice in WWII”. The Independent (2015年6月12日). 2015年6月23日閲覧。
  24. ^ “鬼才A・ホドロフスキーの「ホドロフスキーの虹泥棒」、26年越しの日本公開決定!”. 映画.com. (2016年9月13日). https://eiga.com/news/20160913/17/ 2016年9月14日閲覧。 
  25. ^ 究極ポイント12 超豪華声優の共演による、テレビ放映当時の日本語吹替音声収録”. ユナイト・マカロニ究極選. スティングレイ. 2021年12月27日閲覧。

外部リンク[編集]