スーパーボーイ
スーパーボーイ | |
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出版の情報 | |
出版者 | DCコミックス |
初登場 | More Fun Comics #101 (1945年1月) |
クリエイター | ジェリー・シーゲル ジョー・シャスター |
作中の情報 | |
本名 | クラーク・ケント コナー・ケント ジョン・ケント |
『スーパーボーイ』(英: Superboy)は、DCコミックスの出版するアメリカン・コミックスのタイトル、または架空のスーパーヒーロー/スーパーヴィランの名称。ジェリー・シーゲルとジョー・シャスターによって創造され、1945年の"More Fun Comics #101"で初登場した。
キャラクター
[編集]カル゠エル/クラーク・ケント
[編集]スーパーマンのスモールヴィルに住んでいた少年時代の名前。1940年代から1980年代まで個人誌が刊行された。この設定は1986年のリブート『マン・オブ・スティール (コミック)』で一度消えるが、2009年の『Superman: Secret Origin』『Legion of Super-Heroes』では再びスーパーマンは少年時代、スーパーボーイとして活躍していたという設定が復活する。
コン゠エル/コナー・ケント
[編集]プロジェクト・カドモスにより生み出されたスーパーマンのクローン[1][2]。プロジェクト・カドモスの責任者ポール・ウエストフィールドは、スーパーマンのクローンを作るため、遺体を盗み遺伝子を採取する[3][4][5]。12回の失敗の後、13回目の実験で誕生したのがコン゠エルであり、誕生して1週間で10代の容姿になるほどまでに成長した。
1992年の『デス・オブ・スーパーマン』の際、バイザード・スーパーマン(エラディケーター)、サイボーグスーパーマン(ハンク・ヘンショウ)、ザ・マン・オブ・スティール(ジョン∵ヘンリー・アイアンズ)とともにスーパーマンのクローンを名乗り後継者争いを行った。出現した当初は「スーパーボーイ」と呼ばれることを強く拒否して「スーパーマン」と呼ぶように言っていたが、後に復活したスーパーマンから直々に「スーパーボーイ」と名付けられスーパーマン・ファミリーの一員として活動する。ティム・ドレイクと出会い、インパルスと共にヤング・ジャスティスを創設し、ティーン・タイタンズにも参加する。
2006年の『インフィニット・クライシス』で、スーパーボーイ・プライムとの戦いの末に命を落とす。2009年の『ファイナル・クライシス』でスーパーマンと同様に「孤独の要塞」のリジェネレーション・マトリックスを使い復活する[6]。
スーパーボーイ・プライム
[編集]別次元の「アースプライム」出身のカル゠エル[7]。「アースプライム」は『スーパーマン』などがコミック作品として知られる世界で、スーパーヒーローやヴィランは基本的に存在せず、クラーク・ケントも『スーパーマン』にあやかって名付けられたものだが、クラーク・ケント自身は実際にクリプトン星の生き残りだった。
ハレー彗星接近の影響で力に目覚め、アース1のクラーク・ケント(スーパーマン)に接触する[7]。その直後の『クライシス・オン・インフィニット・アース』事件で、アンチモニターによって自分の住む場所が消滅してしまう。その後の彼はアレクサンダー・ルーサー・Jrとともに行動するようになり、消滅した「アースプライム」を復元するために多次元宇宙の再生に加担する。ジャスティス・リーグの基地ウォッチタワーを破壊しメンバーを誘拐、「ラーン星」をサナガー星系へと動かし「サナガ―星」と「ラーン星」の星間戦争を起こす。さらに惑星オアを宇宙の中心点からずらし、『インフィニット・クライシス』事件を起こす。
その過程でスーパーボーイ・プライムはコナー・ケントに嫉妬し接触する。ティーン・タイタンズとジャスティス・ソサエティとドゥーム・パトロールに襲いかかられ、力を持て余し残虐行為を行いタイタンズのパンサを殺してしまう。その後、ザ・フラッシュやキッド・フラッシュなどのスピードスターによりファントムゾーンに封印される。しかし、ファントムゾーンから脱走し、コナー・ケントをついに殺害した後、グリーンランタンによって捕縛され隔離される。
ジョン・レイン・ケント
[編集]New 52の世界でスーパーマンとロイス・レインの間に生まれるが、4歳になる前に死亡[8]。30世紀になってその死体は未来技術によって復活し、大量虐殺兵器としての生を受ける[8]。『スーパーマン』の代表的なヴィランの1人ダークサイドの部下として描かれる事が多い。
ジョナサン・サミュエル・ケント
[編集]他のバージョン
[編集]- カーカン
1972年のイマジナリー・ストーリーのスーパーボーイ。カル゠エルは、アフリカの西海岸に落ちてしまい、ゴリラに育てられる[10][11][12]。その後、人間に発見されメトロポリスに招かれ、一時的にスーパーボーイを名乗る[12][13]が、文明的なメトロポリスには馴染まず、すぐにジャングルに帰っていく[14]。
- ブラック・ゼロ
『デス・オブ・スーパーマン』のスーパーマンが復活しなかった世界で、その後ヴィランとなったスーパーボーイ[15]。
書誌情報
[編集]タイトル | 刊行日 | ISBN |
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Superboy: The Greatest Team-Ups Ever Told | 2010年1月 | 978-1401226527 |
Adventures of Superboy | 2010年8月 | 978-1401227838 |
Superboy: The Boy of Steel | 2011年5月 | 978-1401227739 |
Superboy Vol.1: Smallville Attacks | 2011年12月 | 978-1401232511 |
Superboy and the Legion of Super-Heroes Vol.1 | 2017年6月 | 978-1401272913 |
Superboy and the Legion of Super-Heroes Vol.2 | 2018年7月 | 978-1401280857 |
Superboy Book One: Trouble in Paradise | 2018年1月 | 978-1401275136 |
New 52 | ||
Superboy Vol.1: Incubation | 2012年8月 | 978-1401234850 |
Superboy Vol.2: Extraction | 2013年6月 | 978-1401240493 |
Superboy Vol.3: Lost | 2014年1月 | 978-1401243173 |
Superboy Vol.4: Blood and Steel | 2014年7月 | 978-1401246853 |
Superboy Vol.5: Paradox | 2015年1月 | 978-1401250928 |
脚注
[編集]- ^ Adventures of Superman #500
- ^ Teen Titans vol.3 #1
- ^ Action Comics #685
- ^ Superman Vol.2, #76
- ^ Legacy of Superman #1
- ^ Final Crisis: Legion of 3 Worlds #4
- ^ a b DC Comics Presents #87
- ^ a b Superboy vol.6 #19
- ^ Convergence: Superman #2
- ^ Superboy vol.1 #183
- ^ Superboy vol.1 #188
- ^ a b Superboy vol.3 #60
- ^ Superboy vol.3 #61
- ^ Superboy vol.3 #64
- ^ Superboy Vol. 4 #61