エラディケーター (DCコミックス)

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エラディケーター
出版の情報
出版者 DCコミックス
初登場 Action Comics Annual #2 (1989年5月)
クリエイター ロジャー・スターン
作中の情報
出身地 クリプトン星
パートナー スーパーマン
スーパーボーイ
サイボーグスーパーマン
ゾッド将軍
著名な別名 クリプトンマン
ラスト・サン・オブ・クリプトン
バイザースーパーマン
デビッド・コナー

エラディケーター: Eradicator)は、DCコミックスの出版するアメリカン・コミックススーパーマン』に登場する架空の兵器。ロジャー・スターンによって創造され、1989年の"Action Comics Annual #2"で初登場した[1]

概要[編集]

エラディケーターは小型の兵器として"Action Comics Annual #2"(1989年5月)で登場した。正体はクリプトン星の大戦中にクリプトン人によって作られた兵器で、クリプトンの文化や種を守る仕組みになっていた。クリプトン星の崩壊後、スーパーマンはクリプトン人と交流のあった宇宙人聖職者(クレリック)からエラディケーターを託され地球へ持ち帰る。エラディケーターは地球を第二のクリプトンにする過程で「孤独の要塞」を作り出し、スーパーマンをクリプトン人のあるべき姿にしようと洗脳する。その後、エラディケーターはスーパーマンによって太陽に投棄されるが、エネルギー体となって"Superman: The Man of Steel #1"(1991年7月)で再登場した。『デス・オブ・スーパーマン』ではバイザーを付けたスーパーマンとなり、本来の目的であるクリプトンの保護を遂行し、死亡していたスーパーマンの蘇生に貢献した[2]

歴史[編集]

クリプトン人の保護を目的に作られたエラディケーターは、クリプトンを訪れたクレリックの手に渡りクリプトン人の団体と共に移住するため旅立った。しかし、クリプトン人は次々に死滅していきクレリックのみが20万年も生き続けた。スーパーマンはウォーワールドで捕らわれていた際にクレリックと出会い、エラディケーターがクリプトン星のものであることを明かされ託される。エラディケーターの影響で寿命を延ばしていたクレリックは直後に死亡する。スーパーマンはエラディケーターを持ち帰り、滅亡したクリプトンの数少ない遺産として自宅で保管していたが、身の回りで不可解なことが起き始める。S.T.A.R.ラボで調査するとエラディケーターが起動し爆発現象を起こしたため、スーパーマンはエラディケーターを南極大陸のクレバスの底へ投棄する[3]

孤独の要塞[編集]

エラディケーターは南極を訪れていた調査員を洗脳し、巨大なタワーを組み立て地球を第二のクリプトンに作り変えようとする。スーパーマンがタワーを破壊するが、地下へ向かうとケレックスと同じ型のロボットやファントムゾーンへの入り口が作られ、地下空間にはクリプトン由来の機械が運び込まれていた。ホログラムで現れた先祖のケム゠エルからエラディケーターを止める方法を教わったスーパーマンだったが、直後に気を失ってしまう。スーパーマンが目を覚ますとエラディケーターは活動を停止し、「孤独の要塞」が完成していた[4]

クリプトンマン[編集]

エラディケーターはスーパーマンの精神に干渉してクリプトンの歴史や文化を記憶に埋め込んでいった[5]。スーパーマンは自身のコスチュームがクリプトン人の物に変わる幻覚を見るようになり、徐々にクラーク・ケントの人格を失っていく。スーパーマンとして活動しながらも性格は冷淡なものへと変わっていった[6]。テレビでその様子を見たジョナサン・ケントマーサ・ケントはクラークを心配してメトロポリスへ向かう。クラークは「孤独の要塞」へ2人を連れて行き、カル゠エルとしてクリプトン人の歴史を説明し始める。ジョナサンとマーサが説得していると、エラディケーターがウォースーツや執事ロボットを使い2人を排除しようとしたため、クラークは反射的に2人を助け記憶を取り戻す。クラークはヒートビジョンでエラディケーターを活動停止させ、太陽へ投棄する[7]

太陽へ投棄されたエラディケーターはエネルギー体となって再びスーパーマンの前に現れる。身体を得たことで自身をクリプトン人の生き残りだと思い込み、異常気象を引き起こし、メトロポリスを破壊してクリプトン星の環境に変え始める。妨害してくるスーパーマンを不要と判断して排除しようとするが、エミール・ハミルトン博士が所有していたクリスタルに閉じ込められる[8][9][10][11]

バイザースーパーマン[編集]

デス・オブ・スーパーマン』でスーパーマンがドゥームズデイに殺害された後、エラディケーターは「孤独の要塞」で執事ロボットによって再構築される。再びエネルギー体となったエラディケーターはメトロポリスの地下墓室へ向かい、そこに安置されているスーパーマンの遺体と融合して物理的な肉体を得る。その過程で自身をスーパーマンだと思い込み、本物のスーパーマンがリジェネレーション・マトリックスで蘇生されるまでの間、メトロポリスで新たなスーパーマンとしてサイボーグスーパーマンスーパーボーイスティールと同時期に活動し始める[12]

モングル英語版が地球へ現れコースト・シティを壊滅させる。エラディケーターはコースト・シティへ向かうが、事件の首謀者であるサイボーグスーパーマンに隙を突かれ致命傷を受ける[13]。身体を修復するためエラディケーターは「孤独の要塞」へ戻り身体と記憶を再構築し、そこで初めて自身が本物のスーパーマンでは無いことを知る[14]。身体を修復するとサイボーグスーパーマンとモングルの拠点であるエンジン・シティへ向かい、復活した本物のスーパーマンと共闘する[15]。サイボーグスーパーマンが放つクリプトナイトの攻撃から身を挺してスーパーマンを庇い、エラディケーターは活動を停止する[16]

書誌情報[編集]

タイトル 収録内容 刊行日 ISBN
Superman: Eradication! Action Comics #651-652, Adventures of Superman #460, 464-465 and Superman #41-42 1995年11月 978-1563891939
Superman: Reign of the Supermen Action Comics #687-688, Adventures of Superman #500-502, Superman #78-79, Superman Annual #5, Superman: The Man of Steel #22-23 and Superman: The Man of Steel Annual #2 2016年4月 978-1401266639

その他のメディア[編集]

アニメ[編集]

レイン・オブ・ザ・スーパーメン (アニメ) (2019年)
声 - チャールズ・ハルフォード英語版

ゲーム[編集]

レゴ®DCスーパーヴィランズ

脚注[編集]

  1. ^ スコット・ビーティほか 赤塚京子ほか訳 (2011). 『DCキャラクター大事典』. 小学館集英社プロダクション. ISBN 978-4796870795. 
  2. ^ Action Comics #687
  3. ^ Adventures of Superman #459
  4. ^ Adventures of Superman #461
  5. ^ Adventures of Superman #464
  6. ^ Superman vol.2 #42
  7. ^ Action comics #652
  8. ^ Superman: The Man of Steel #1
  9. ^ Superman vol.2 #57
  10. ^ Adventures of Superman #480
  11. ^ Action comics #667
  12. ^ Action comics #687
  13. ^ Superman vol.2 #80
  14. ^ Action comics #690
  15. ^ Action comics #691
  16. ^ Superman vol.2 #82