GMOペパボ
GMOペパボ本社が入居するセルリアンタワー | |
種類 | 株式会社 |
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市場情報 | |
略称 | ペパボ |
本社所在地 |
日本 〒150-8512 東京都渋谷区桜丘町26番1号 セルリアンタワー4F |
設立 |
2003年(平成15年)1月10日 (有限会社paperboy&co.) |
業種 | 情報・通信業 |
法人番号 | 5011001042496 |
事業内容 |
ホスティング事業 EC支援事業 コミュニティ事業 |
代表者 | 佐藤健太郎(代表取締役社長) |
資本金 | 1億5,967万円 (2019年12月期) |
発行済株式総数 | 5,434,600株(2019年12月期) |
売上高 |
89億43百万円 (2019年12月期) |
営業利益 |
7億83百万円 (2019年12月期) |
純利益 |
5億42百万円 (2019年12月期) |
純資産 |
17億69百万円 (2019年12月期) |
総資産 |
63億71百万円 (2019年12月期) |
従業員数 |
327名 (2019年12月期) |
決算期 | 12月31日 |
主要株主 |
GMOインターネット 61.09% 日本トラスティ・サービス信託銀行(信託口)3.08% GMOアドパートナーズ 1.98% (2019年12月期) |
関係する人物 |
熊谷正寿(取締役会長) 家入一真(創業者) |
外部リンク |
pepabo |
特記事項:届出電気通信事業者(旧一般第二種電気通信事業者)A-16-6544 |
GMOペパボ株式会社(ジーエムオーペパボ、GMO Pepabo, Inc.)は、東京都渋谷区桜丘町に本社、福岡県福岡市中央区に支社を置くインターネット関連サービスを提供する会社である[1]。GMOインターネットの子会社。愛称はペパボ。
レンタルサーバー「ロリポップ!」、グッズ注文サービス「SUZURI」、ハンドメイド作品売買専用フリマアプリ「minne」などを提供している。かつてはブログサービス「JUGEM」も運営していた。
JPX日経中小型株指数の構成銘柄の一つ[2]。
概要
[編集]企業理念「もっとおもしろくできる」、ミッションとして「インターネットで可能性をつなげる、ひろげる」を掲げている。
旧社名の「paperboy&co.」は、新聞配達少年という意味の「paperboy」におしゃれっぽいローマ字表記の「&co.」を付したもの。これは創業者で当時社長であった家入一真が、学生時代に住み込みの新聞配達で奨学金を得る新聞奨学生制度を利用して東京芸術大学を目指していたことに由来し、初心を忘れないという思いで命名したものである[3]。
GMOインターネットグループ入りにあたり、旧社名の略称「ペパボ」に「GMO」を冠し、新社名を「GMOペパボ」とした。グループ全体でブランドイメージ向上を積極的に進めており、GMOインターネットグループの認知度や信用力を最大限活用し、さらなる成長の加速をはかるためにグループコーポレートブランド「GMO」を冠した[4]。福岡県で設立された企業であるが、GMOインターネットグループ入りに伴い、本社を東京都渋谷区へ移転している。
会社で提供するサービス名については、ネーミング会議や社員同士の雑談などから生まれており、「ロリポップ!」や「JUGEM」など独特で利用者に親しみやすくユニークなネーミングが付けられることが多い[5]。そのため社内にネーミング担当は特に設けていない。
役員構成
[編集]沿革
[編集]- 2001年(平成13年)10月23日 - 家入一真が合資会社マダメ企画(マダメきかく)を資本金30万円で福岡県福岡市中央区に設立。
- 2002年(平成14年)7月 - 本社を福岡県久留米市へ移転。
- 2003年(平成15年)1月10日 - 有限会社paperboy&co.(ペーパーボーイアンドコー)を出資金300万円で設立し事業継承。
- 2004年(平成16年)
- 3月2日 - GMO(現GMOインターネット)を対象として第三者割当増資、同社の連結子会社となる。株式会社paperboy&co.へ組織変更。
- 5月 - 本社を東京都渋谷区へ移転。
- 2008年(平成20年)12月19日 - ジャスダックに上場。
- 2009年(平成21年)3月25日 - 佐藤健太郎が代表取締役社長に、家入一真が代表取締役CCOに就任。
- 2010年(平成22年)
- 2011年(平成23年)3月24日 - 創業者の家入一真が任期満了に伴い取締役を退任。
- 2012年(平成24年)
- 2014年(平成26年)4月1日 - GMOペパボ株式会社へ商号変更。
- 2016年(平成28年)1月18日 - 株式会社ブクログの全株式をブックオフコーポレーション株式会社に譲渡。
- 2019年(令和元年)12月24日 - 東京証券取引所第二部へ市場変更。
- 2020年(令和2年)12月11日 - 東京証券取引所第一部へ指定替え。
- 2022年(令和4年)4月4日 - 東京証券取引所の新市場区分への移行に伴い、東京証券取引所プライム市場へ市場変更[6]。
- 2023年(令和5年)10月20日 - 東京証券取引所スタンダード市場へ市場変更[7] 。
事業所
[編集]特徴
[編集]会社の特徴
[編集]社員の創作活動などを積極的に支援する「プレゼンテーション大会」、「ペパ研」、「お産合宿」などを行っている。
- P-1グランプリ
- 多くのスタッフや役員の前で、個人またはグループで新サービスのアイデアを披露するプレゼンテーション大会である。プレゼンテーションを通し、自ら創造する力、ユーザー目線でサービスの在り方を考える力などを養うことを目的としている。この大会で生まれて正式サービスになったものとして「30days Album」や「パブー」などがある。
- ペパ研
- 企業理念とミッションを形として残すための取り組みであり、インフラや資金面などを支援する。また、企業理念やミッションの社外広報、成果を社内へフィードバックし、将来的な利益を生みだすことを目的としている[8]。この制度で生まれて正式サービスになったものとして「ブクログ」などがある。
- ペパ研お産合宿
- 2007年(平成19年)から年1回ずつ1泊2日で行われている開発合宿である。職種の制限を設けず個人または任意の複数の開発グループに分かれ、合宿中に各グループが協力して自由にサービスを完成させることが目的のもの。合宿中は特設サイトにて合宿の様子や開発状況をテキスト又はUstreamで随時公開している。この合宿で生まれて正式サービスになったものとしては「2manji」「ザ・インタビューズ」などがある。
- タンパク
- 2005年(平成17年)より、社内での社員同士のコミュニケーションと業務の円滑化を目的として社内SNSを活用している。
- 社内勉強会
- 「はじめてのPHP講座」など、技術向上や取得に繋がる様々なジャンルの勉強会がスタッフの自主開催で行われている。基本的に部署や職種の制限を設けないことで、スタッフの交流の場にもなっている。
サービスの特徴
[編集]低価格・高機能・ハイセンス・オープンソーシャルなインターネットサービスが特徴であり、クリエイティブな個人をターゲットとしている。
- マスコットキャラクター
- ロリポップ!のロリポおじさん、ムームードメインのツッキー、グーペのミンチなど、一部サービスではマスコットキャラクターが存在する。それぞれのサービスサイトやイベントに登場し、エイプリルフール企画では彼らが主役になることが多々ある。また、ムームードメインとグーペについては複数のキャラクターが存在しており、グーペはサービスサイト内に、ムームードメインは特設サイトで、キャラクターや相関関係などを紹介している[9][10]。
サービス一覧
[編集]ホスティング事業、EC支援事業、コミュニティ事業の3部門を柱に個人向けのインターネットサービスを提供している。ホスティング事業が、売上構成69.9%、利益構成67.8%と大多数を占めている。
現行サービス
[編集]ホスティング事業
[編集]- ロリポップ! - 学生や若年層向けのレンタルサーバー
- heteml(ヘテムル) - クリエイター向けの高機能レンタルサーバー
- ムームードメイン - ドメインを取得・登録・移管・売却ができるドメイン総合サービス
- 30days Album - 合い言葉で共有できるオンラインアルバムと、バックアップに便利なフォトストレージが利用できる写真・動画の共有・保存クラウドサービス
- おさいぽ
EC支援事業
[編集]- カラーミーショップ - ショッピングカートASPサービス
- カラーミーリピート
- Goope (グーペ)- 店舗向けホームページ作成サービス
- SUZURI
- Canvath
ハンドメイド
[編集]- minne(ミンネ) - ハンドメイド、手作り作品の通販・販売サイト
終了したサービス
[編集]- プチ・ホームページサービス - 2020年1月31日にサービス提供終了。
- キヌガサ - 2009年11月13日にサービス提供が終了したSNS。
他社へ譲渡したサービス
[編集]ブログサービス「JUGEM」を運営していた。株式会社paperboy&co.時代の2004年2月にベータ版、同年7月6日に正式版をサービス開始した。
GMOペパボは2021年4月1日付で、エムティーアイの子会社である株式会社メディアーノに「JUGEM」事業を譲渡した[11]。
受賞歴・記録
[編集]- 第1回アソシエイトコンテスト 「ベストアソシエイト大賞」(ブクログ)[12]
- WISH2010 「WISH2010大賞」「毎日.jp賞」(パブー)[13]
- Spikes Asia 2010 「デジタル部門Bronze賞」(カラメル「世界1周雑貨バイヤー」)[14]
- 就活アワード2012 「就活アワード」[15]
脚注
[編集]- ^ フィスコ企業調査レポート
- ^ JPX日経中小型株指数構成銘柄一覧 (2021年9月30日時点) jpx.co.jp 2021年10月4日公表 2021年10月8日閲覧。
- ^ ITmedia News (2006年3月20日). “ひきこもりからIT社長に “paperboy”の軌跡”. 2010年7月30日閲覧。
- ^ ITmedia News (2014年1月10日). “paperboy&co.が「GMOペパボ」に社名変更”. 2014年4月2日閲覧。
- ^ 株式会社paperboy&co.. “ペパボの特徴 FEATURE”. 2010年7月31日閲覧。
- ^ 『新市場区分「プライム市場」選択に関する取締役会決議のお知らせ』(プレスリリース)GMO ペパボ株式会社、2021年9月21日 。2023年11月24日閲覧。
- ^ “東証、スタンダード移行企業177社で確定”. 株式会社日本経済新聞社 (2023年10月13日). 2023年11月24日閲覧。
- ^ 株式会社paperboy&co.. “ペパ研”. 2011年10月23日閲覧。
- ^ グーペ. “グーペ・キャラクター紹介”. 2010年8月6日閲覧。
- ^ ムームードメイン. “熊まとめ -KUMATOME-”. 2010年8月6日閲覧。
- ^ エムティーアイの100%子会社メディアーノがGMOペパボから人気ブログサービス『JUGEM』を事業譲受 株式会社エムティーアイ プレスリリース、PR TIMES、2021年4月6日、2022年8月15日閲覧。
- ^ Amazon.co.jp (2007年5月16日). “第1回アソシエイトコンテスト 受賞サイト”. 2010年10月11日閲覧。
- ^ WISH2010 (2010年8月30日). “WISH2010 受賞結果を発表します”. 2010年9月22日閲覧。
- ^ カラメルスタッフブログ (2010年9月22日). “カラメルの「世界1周雑貨バイヤー」がアジアの広告祭 Spikes Asiaブロンズを受賞しました”. 2011年12月10日時点のオリジナルよりアーカイブ。2010年9月22日閲覧。
- ^ 就活アワード2012 (2011年1月13日). “就活アワード受賞企業(株式会社 paperboy&co.)”. 2011年1月11日閲覧。